2016-12-17

午前零時からロックの伝説の人に電話インタビュー。

————-

●ベン・ハー 【軽度のネタバレ】

映画『ベン・ハー』2016年版を見ました。 日本ではビデオスルーみたいです
1959年版『ベン・ハー』が映画史上最高レベルの偉大な大傑作なので、2016年版は何をやっても批判されるのは仕方ないですが、やはり「『ライフ・オブ・ブライアン』の悪質なパロディ」とか言われています。
まったくの別物と考えればそれなりに楽しく見ることが出来るものの、1959年版が4時間なのに対して2時間だし、音楽もまったく記憶に残らないし、ジュダ・ベン・ハー役のジャック・ヒューストンは普通のイケメン君だし、あらゆる意味で薄味です。
なお1959年版にはイエス様が後ろ姿とか影とかだけで顔出しNGですが、今回はバッチリ最初から顔出しして、セリフもあります。
イエス様を演じているのは『300』でつるっぱげピアスばりばりクセルクセス王だったロドリゴ・サントロで、『パッション』ばりに血まみれになって十字架にかけられて槍で刺されてブバーと流血します。
(ところでメル・ギブソンは『パッション』続編を作るそうですが、聖ペトロが逆さ十字架にかけられたりするのでしょうか)
戦車競走は21世紀ならではの撮影や視覚効果を使っていて迫力があるし、いちおう事前に覚悟して見れば、そんなに怒ることもない気もします。
1959年版と異なる最後のどんでん返しはけっこうビックリしました。 原作でどうだったか完全に忘れたので、再読してみるつもりです。

————-

●スター・トレック BEYOND

映画『スター・トレック BEYOND』を見ました。
THE BEASTIE BOYS「Sabotage」が宇宙を救うという『ビルとテッド』みたいな映画でした。
もちろん視覚効果は凄いですが中盤、どっかの星をうろうろしていろんな宇宙人とコントをするのが初期『宇宙大作戦』ぽい気がしました。

————-

●われらが背きし者

映画『われらが背きし者』を見ました。
恥ずかしながらジョン・ル・カレの小説は『ロシア・ハウス』までしか読んでいなかったのですが、それ以前のスマイリー三部作とかのイメージで、冷戦時代に華のない公務員のおっさんが地味な諜報合戦をするのかと思ったら(『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を映画化した『裏切りのサーカス』も地味でしたね)、ロシアンマフィアが銃撃戦をやったり青姦したり、意外と派手でした。
とはいえユアン・マクレガーは主役の筈なのに勝手に巻き込まれて大した役に立たないです。 むしろステラン・スカルスガルド萌えする作品です。
ジョン・ル・カレといっても若い人は知らないかもですが、いしいひさいちも影響を受けた(と言っていいのか)スパイ作家ですよ。

投稿者:

yamazaki666

凸(--)凸(--)凸(--)凸(--) 玄関:http://yamazaki666.com twitter:http://twitter.com/yamazaki666 facebook : http://www.facebook.com/yamazaki666

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください