画集『Yves Tanguy』

Editions Palantinesから2001年に出たイヴ・タンギー画集『Yves Tanguy』が到着しました。タンギー画集は意外と数が少ないようです。あと2007年に出た『Yves Tanguy : L’Univers Surréaliste』というのがあるそうですが、現物を見たことがないです。

CANDLEMASS: Don’t Fear The Reaper b/w All Along The Watchtower

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CANDLEMASS「Don’t Fear The Reaper b/w All Along The Watchtower」12″緑盤が到着しました。

ベタな選曲のカヴァーですが、ズシンとヘヴィなドゥーム化した「Don’t Fear The Reaper」、ノリの良いメタリック・チューンに変貌した「All Along The Watchtower」、どちらもなかなかのアレンジです。

ファースト・プレスは緑盤250枚、黒盤100枚。最近出たセカンド・プレス青盤350枚はまだ入手可能かも。

2011-05-28

ギル・スコット・ヘロンが亡くなったそうです。

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ドゥーム神スコット”ワイノ”ワインリックの新バンドPREMONITION 13のデビュー・アルバム『13』が813円で、KARMA TO BURNの新作『V』が1,224円とは、良い世の中になったものです。

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RARE阿佐ヶ谷店が7月17日に閉店だそうです。げーーっ。

最近ライナーノーツを書かせていただいたもの

いずれもタワーレコードでしか売られない限定ヴァージョンです。どの作品も僕にとって畏怖の対象で、背筋をまっすぐにして気合いを入れて原稿を書きました。原稿を書けたのは嬉しかったけど、消耗が激しかったです。

2011-05-26

Yowie ShowのMELVINSとファンの質疑応答。まだ最初の方しか聴いていませんが、「どうしてジョー・プレストンをクビにしたの?」という問いに対して「奴はリハに来なくなったから、まだクビを言い渡してない。リハに来たら改めてクビにする」など、バズ節全開の答えが楽しいです。全74分。後でじっくり聴きます。

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写真を撮りました。

THEE PLAGUE OF GENTLEMEN: BANISHMENT OF SERPENTS

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ベルギー幼児レイプ・ドゥーム・バンドTHEE PLAGUE OF GENTLEMENのデモCD『BANISHMENT OF SERPENTS』を入手しました。

3曲収録で、そのうち2曲はアルバム『PRIMULA PESTIS』にエンハンスド映像でライヴ・ヴァージョンが収録されていました。でもスタジオ・ヴァージョンはここでしか聴けません。Southern Lordから出た7″にも収録されていません。2001年12月に録音された音源で、CDや7″より早い時期の音源です。でも既に音楽性は確立していて、情け容赦のない苛酷なスロー・ドゥームで攻めまくります。良いです。後にCELTIC FROSTの「Dawn Of Megiddo」をカヴァーしただけあり、本作でもウッ!と言っています。

自宅プリンターで印刷したっぽいジャケットでCD-Rという自炊盤なので、あまり所有欲を満たすアイテムでもないのですが、かなり安価で入手できてとても嬉しいです。

『PRIMULA PESTIS』は内容がとても良いですが、幼児レイプのせいで永久封印だそうなので、見かけたらぜひ押さえておきましょう。

2011-05-21

“マッチョ・マン”ランディ・サヴェージが運転中に心臓発作を起こし、街路樹に車でぶつかって亡くなったそうです。享年58歳。

80年代、僕は新日~UWF系(+天龍革命)に脳を毒されていたので、サヴェージは悪しきアメプロの象徴としてあまり好きではなかったのですが、日米レスリング・サミットの天龍vsサヴェージ戦は名勝負だと思いました。天龍チョップの嵐!の後、吼える天龍に痺れました。

マッチョ・マンもエリザベスもアンドレもシェリー・マーテルも、もういないのですね。徳光和夫「何ですか、あのケバい女は!(怒)」

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長門裕之が亡くなったそうです。

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ジム・フィータス「Here Comes The Rain」ビデオ。ずいぶんと爺さんになりましたね。ご尊顔を拝見するのは1996年8月の来日時以来かも知れません。ビデオも昔懐かしい感じです。

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Borisが8月5日、新代田Feverでライヴだそうですが、それはもしやSAXON来日公演ALL TIME BESTとバッティングではありませんか。ひー

2011-05-20

お昼、ビレバンで打ち合わせ。

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きのう何故かパソコンのボイスオーバーがONになって、やたらと読み上げるのでウザくて削除したら、ATOKがえらく不安定になりました。今日Time Machineで昨日の12時過ぎの状態に戻しました。そしたら直りました。たぶん。

CRYSTAL PHOENIX: CRYSTAL PHOENIX

CRYSTAL PHOENIXのファースト・アルバムをCDで入手しました。煮え切らない系イタリアン・ハード・プログレ。

1989年にVideostarレーベルから出たオリジナル・アナログ盤は『MYRIAM』というタイトルで、どヘタクソなジャケットが伝説となり、昨年10月にebayで$474.99で落札されていましたが、そんなに払うのは狂人です。

僕はちゃらいので再発CDを中古で9.99カナダドルでゲット。

でも再発盤はBlack Widow Recordsの第1弾リリース(BWR001)という点で要チェキだったりします。

CDブックレット中に伝説のジャケットが再現されています。

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内容はNWOBHMからの影響がある中途半端メタルかと思いきや、シンフォニックな要素が混入、煮え切らないまま終わります。それもいとおかし。中古で偶然安く見つけたら押さえても良いかも知れません。

これでBlack Widowレーベルコンプリートに一歩近づいた!と思いきや、BWR002のMEN OF LAKE『LOOKING FOR THE SUN』が妙に価格面でも内容面でもハードルが高くていきなり挫折。あっさり引き下がります。

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『タンタンの冒険』予告編。実写版『ポパイ』みたいになりそうな気も。ある意味期待。

ASTRA / DIAGONAL: split 7”

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ASTRA / DIAGONALスプリット7″を入手。2010年4月14日、ロンドンScalaでのライヴで配布された300枚限定の7″(Rise Above RISE127)。ASTRAは「Empty Spaces」、DIAGONALは「Stop」と、どちらもPINK FLOYDの『THE WALL』からの曲をカヴァーしています。どちらの曲も自分たちのオリジナル曲にPINK FLOYDの歌詞を乗っけただけではないかという気もします。「Empty Spaces」エンディングはどうするのか期待したのですが、「What Shall We Do Now」パートは無しで、フェイドアウトでした。

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企画が通ったと言われました。しかし道のりは遠く険しいです。喧嘩別れしないようにいい子でいます。

GiMMiE創刊号

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“おしゃれガールのクール系カジュアル”な雑誌『GiMMiE』創刊号で”たたかうヒロイン”特集記事を書かせていただきました。武田梨奈インタビュー記事も。

たたかうヒロインとして『キング・オブ・デストロイヤー』のグレース・ジョーンズと『ポーリンの冒険』のパール・ホワイトを提案したらあっさり却下されました。  ←【訂正】『ポーリンの危難』ね。間違えました><

2011-05-15

アダム・アントが3 COLOURS REDのクリス・マコーマックとアルバムを作ったそうです。80年代に一瞬売れた人と90年代に一瞬売れた人。

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THE WANTの『5 O’CLOCK ORANGE』を入手。1996年に出たこのアルバムと翌年の『ACID MILLENNIUM』からの曲をピックアップした『GREATEST HITS VOL.5』が2000年にSouthern Lordから出ましたね。

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今年のサマソニにTinie Tempahという人が出演するそうで、どっかで聞いたことがある名前だと思ったら、今年のレッスルマニアのださいテーマ曲をやっていた奴ではないですか。たぶん見ません。ところで去年のサマソニではNICKELBACKが1曲目からWWE RAW主題歌をやっていました。

2011-05-14

THIN LIZZY『BAD REPUTATION』『BLACK ROSE』『CHINATOWN』のデラックス・エディションが6月に出ますね。『BLACK ROSE』と『CHINATOWN』は2枚組!

今回は1月に出た第1弾みたいな変なリミックスは入っていません。

●●●Bad Reputation

1- Soldier Of Fortune

2- Bad Reputation

3- Opium Trail

4- Southbound

5- Dancing In The Moonlight (It Caught Me In A Spotlight)

6- Killer Without Cause

7- Downtown Sundown

8- That Women’s Gonna Break Your Heart

9- Dear Lord

10- Killer Without A Cause BBC Session 01/08/1977

11- Bad Reputation BBC Session 01/08/1977

12- That Woman’s Gonna Break Your Heart BBC Session 01/08/1977

13- Dancing In The Moonlight (It’s Caught Me In A Spotlight) BBC Session 01/08/1977

14- Downtown Sundown BBC Session 01/08/1977

15- Me And The Boys (Soundcheck)

●●●Black Rose

Disc One

1- Do Anything You Want To Do

2- Toughest Street In Town

3- S & M

4- Waiting For An Alibi

5- Sarah

6- Got To Give It Up

7- Get Out Of Here

8- With Love

9- A Roisin Dubh (Black Rose) A Rock Legend

Disc Two

1- Just The Two Of Us B-Side

2- A Night In The Life Of A Blues Singer (longer version)

3- Rock Your Love (unreleased)

4- Don’t Believe A Word (slow version Phil and Gary vocals)

5- Toughest Street In Town (different version) –

1978 Nassau Session Versions

6- S & M

7- Got To Give It Up

8- Cold Black Night unreleased

9- With Love

10- Black Rose

●●●Chinatown

Disc One

1- We Will Be Strong

2- Chinatown

3- Sweetheart

4- Sugar Blues

5- Killer On The Loose

6- Having A Good Time

7- Genocide (The Killing Of The Buffalo)

8- Didn’t I

9- Hey You

Disc Two

1- Don’t Play Around – B-Side

2- We Will Be Strong – Single (WBS49679)

3- Sugar Blues – Chinatown 7″ single

4- Whiskey In The Jar – Nineteen 7″ single double pack

5- Are You Ready – Killers live 7″ single

6- Chinatown – Killer on the loose 7″ single

7- Got To Give It Up – Killer on the loose 7″ single

8- Dear Miss Lonely Hearts – Killers live 7″ single

9- Killer On The Loose – Thunder and Lightning bonus LP

10- Chinatown (edited version)

11- Hey You (edited version)

12- We Will Be Strong – Demo

13- Chinatown – Demo

14- Don’t Play Around – Soundcheck – Hammersmith 29/5/80

15- Sweetheart -Soundcheck – Hammersmith 29/5/80

16- Didn’t I – Soundcheck – Cork

17- Hey You – Soundcheck – Cork

ヘンリー・ダーガー展 @ラフォーレミュージアム原宿

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ゼニ勘定と自己顕示欲ばっかの”アーティスト”には辟易させられますが、それに対してヘンリー・ダーガーの何とピュアなことよ。ラフォーレ原宿のダーガー展、15日(日)まで。ピャウ。

2007年に原美術館でやったダーガー展と展示作品がけっこう重複していた気がしますが、幼女の首を絞める絵が本当に輝いていますね。幼女内臓はみ出し絵もあり。

生涯女性のマンコを見たことがなかったため、幼女を描くときに股間にチンコを生やしていたダーガーですが、本展の”EPILOGUE”近くに展示された2作品では、全裸幼女にチンコが生えていませんでした。長く書き綴った虚無戦記の最終章で、幼女にはチンコがないことを知ったのでしょうか。その時、ダーガーの胸には何が去来したのか。涙が出ました。

そういえば映画『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』も必見です。こちらで軽く感想を。

ところで、やまだないとのトキワ荘漫画『ビアティチュード』で赤塚不二夫がダーガーそっくりの幼女虐殺漫画を描いていましたが、2巻はもう出ないのでしょうか。