2007年パーソナルベスト10

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1. BARONESS: RED ALBUM

2. ALABAMA THUNDERPUSSY: OPEN FIRE

3. ROBERT PLANT & ALISON KRAUSS: RAISING SAND

4. MACHINE HEAD: THE BLACKENING

5. NADJA: RADIANCE OF SHADOWS

6. QUEENS OF THE STONE AGE: ERA VULGARIS

7. TURBONEGRO: RETOX

8. CLUTCH: FROM BEALE STREET TO OBLIVION

9. SUNN O))): ORACLE

10. Boris with栗原ミチオ: RAINBOW BOX 他

2007年はヘヴィなロックがとても刺激的だった1年で、毎日CDをプレイヤーに入れたりレコードに針を下ろすたびに、新鮮な驚きと喜びに遭遇することが出来ました。

そんな1年を象徴するのがBARONESSの初フルレンス作で、次の一瞬何が起こるか予測させないハイテンションかつプログレッシヴな展開に、どこまでも持っていかれました。

“良くて当たり前”という中堅的ポジションから脱却して超弩級ヘヴィ・アルバムで横殴りするMACHINE HEAD、ポスト・ドゥームで五臓六腑を揺さぶるNADJA、怒涛の毎月リリースの連打の嵐でダウンを許さないBORISなどにもドキドキしっぱなしでした。

ライヴではSUNN O)))とELECTRIC WIZARDが待望の初来日!

あとMODEST MOUSE『WE WERE DEAD BEFORE THE SHIP EVEN SANK』とかTHE SHINS『WINCING THE NIGHT AWAY』といった、普通に良いロックを普通に良いライヴで聴かせるというノーギミックのバンドの作品がきっちり売れるという、きわめて健全な状況に安心しました。

LED ZEPPELIN再結成に隠れてあんまり話題にならなかったけど、ロバート・プラント&アリソン・クラウスの共演作が胸に染み入る良作でしたよ。

2008年も良い音楽に出逢える年になりますように。

1年遅れの2006年パーソナルベスト10

おわび

山崎智之です。

このたびは大変申し訳ございませんでした。実は生きております。

昨日より短いながら旅に出ておりまして、その出がけにネタとして書いたものですが、関係者、友人、そして山崎の記事を愛読してくださる皆様にご迷惑をかけ、平伏低頭して謝罪いたします。

本件に関しましては何度謝っても謝りきれませんが、より良い記事をご提供することで、少しでも埋め合わせいたしたく存じます。

なお、今回の件でさまざまなメッセージを下さった皆様、ひとつひとつ拝読させていただき、猛省すると同時に、感謝の気持ちでいっぱいです。

大変あつかましいお願いですが、これからも応援していただけたら幸甚です。

2007年12月20日

山崎智之

おしらせ

2007年12月18日夜、音楽ライターの山崎智之が永眠しました。

故人の意思で葬儀は内々の近親者のみで行わせていただきます。

関係者と友人、そして山崎の記事を愛読して下さった皆様に感謝いたします。

妻・山崎裕子

2007-12-17

HERMANOの新作『…INTO THE EXAM ROOM』、相変わらずジョン・ガルシア(言うまでもないけど元KYUSS~UNIDA)の声に艶気があって良いです。

公式サイトを見たらアルバムのリリースについてJapan late December/early January 2008と書いてありましたが、日本盤も出るんですか?誰も僕には教えてくれません。

2007-12-13

All Tomorrow’s Partiesで演奏されているPORTISHEADの新曲がすごく良いですよ。2008年3月ぐらいリリースの噂の新作に超期待。

「Wicca」「Peaches」など動きのある曲が目立っています。

新作に備えて過去2作『DUMMY』(1994)『PORTISHEAD』(1997)は押さえておいたほうがいいですよ。安いし。

RADIOHEAD: IN RAINBOWS

12″二枚とCD二枚が入った豪華ボックスが到着。日本向けの発送作業は日本盤CDを出すホステスが担当していました。

卒業アルバムみたいでずっしり所有欲を満たしてくれます。

早速アナログ盤を大音量で聴いています。ぁぁ。

LED ZEPPELIN音源早くウpしれ

Good Times, Bad Times / Ramble On / Black Dog / In My Time Of Dying / For Your Life / Trampled Underfoot / Nobody’s Fault But Mine / No Quarter / Since I’ve Been Loving You / Dazed And Confused / Stairway To Heaven / The Song Remains The Same / Misty Mountain Hop / Kashmir // Whole Lotta Love / Rock’n’Roll

LIPSTICK & DYNAMITE: THE FIRST LADIES OF WRESTLING

アメリカ女子プロレスに関するドキュメンタリー映画『LIPSTICK & DYNAMITE』を見ました。【公式サイト

先日亡くなったファビュラス・ムーラの眼光が鋭く威圧感があったり、若き日のメイ・ヤングの試合中に対戦相手が死亡したり、エラ・ワルデックが現役時代”ポリスマン”といわれて女木こりとかの道場破りを相手にしていたというようなエピソードが満載です。

ラストで流れるケリー・ホーガンの「Grandma vs The Crusher」で涙ぽろぽろ。REVEREND BILLY C. WIRTZの『SERMON FROM BETHLEHEM』でビリーの男声ヴァージョンは聴けるけど、ケリーの女声ヴァージョンの方が泣けます。CD化されていないのでしょうか。

ところでSomething Weirdから『Wrestling Women USA』というDVDが出ていますね。ホシス

あと『French Wrestling』というDVDが出ていたので、エリゼ・モンマルトルでロゴスキーとかカシモドとかジーン・フェレが戦うDVDかと思ったら、全然違うようです。

2007-12-09

シュトックハウゼンが亡くなったそうです。

突如発掘されてフランスでオンエアされたLED ZEPPELINの1969年10月10日、パリのオランピア劇場でのライヴが凄いです。そして曲の途中でしゃべくるフランス人DJ死ね。別に海賊盤対策になってないんだよ!

「Good Times, Bad Times」イントロから「Communication Breakdown」に突入という1曲目がかっこよすぎ。こういう”イントロのみ→別の曲”というスタイルは「Out On The Tiles」→「Black Dog」とか「Immigrant Song」→「Wanton Song」に受け継がれていますね。

池袋で打ち合わせ。私もおごってもらえるような大物になりたいもんですよね( -.-) =зフウー

TODD’S×UOMO Luxe Night In Omotesando

表参道TOD’Sでシャンパンを飲んでつまみを食ってきました。

髪が薄くなったらバーコードで隠すのでなくツンツンに立てる侠気が必要だと思いました。

オーロラエンカウンター

アメリカにはMake A Wish Foundationという非営利チャリティ団体があって、難病の子供が「あの女優とセックスしたい」とか「あの女優のウンコを食べたい」というと願いをかなえてくれます。

普通の人間よりも10倍の速さで歳をとってしまうという病気、プロジェリアを患っているミッキー・ヘイズ君の夢は、ハリウッド・スターになることでした。

それで作られたのが映画『オーロラエンカウンター』です。

1897年にテキサス州オーロラで実際に起こったUFO墜落事件を元にした作品で、ミッキー君は宇宙人役で出てきます。

昔『悪魔の植物人間』とかと一緒にビデオレンタルして超つまらなかった記憶がありましたが、先日ELECTRIC WIZARDライヴを見に行ったとき新大久保のレンタル落ち中古ビデオ屋で250円で売られていたので買ってみました。

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『ET』のプロジェリア版といった感じで、やっぱり面白くなかったです。

ミッキー君の夢をかなえるために作ったもので、作っている側にエクスプロイテーション意識がないぶん、娯楽的要素に欠けています。

『スターマン/愛・宇宙はるかに』は『ET』のヒゲづらおっさん版でしたが、あちらの方が1億倍面白いです。

ミッキー君はあまり演技という演技もしておらず、前に手を出してうーと歩いているばかりです。あと酒を飲んだりチェッカーをします。

あと失礼ながら、ルックスがあまり良くないです。同じプロジェリアっ子でもアシュリーちゃんはフォトジェニックなのだという事実を再確認しました。

IMDBによるとミッキー君は1972年生まれで92年に亡くなったそうなので、享年20歳。普通の人間に換算したら200歳!なので、かなり長生きしたようです。

なお酔っ払い親爺の役を演じたピーター・ブラウンの公式ファンサイトにキャプ画像がいっぱい載っています。

たぶん未DVD化。なってても買いません。

ところでmixiのプロジェリアコミュもよろしくね!

シスコの思い出話

シスコが12月10日で店舗販売を止めて通販オンリーになるそうで。

思えばシスコに通い始めたのは1983年頃、御茶の水店でした。当時は輸入盤のレコードジャケットを眺めて喜んでいる耳年増な子供でした。

でも当時からコンプリート癖があって、Music For Nationsは全部買う!とかやっていました。早くもROXとかで挫折しましたが。早すぎ。

【追記】よく考えたらさすがにROXでは挫折していませんでした。その頃から疑問を抱きはじめ、Q5とかALASKAがあまりにへなちょこなので挫折しました。MFN4は欠番かと思っていたら、パンク系コンピレーション『THE KIDS ARE UNITED』でした。

あとジョン・サイクスの「Please Don’t Leave Me」7″シングルがデッドストックで突然入荷したので買いました。1,200円で2曲だからかなり痛かったです。

あと新宿三丁目にあったお店にもお小遣い(後にバイト代)をかなり投じました。たまに不良在庫セールをやっていたので、TYSONDOGとかTAIPANの12″を買いました。

TAIPANの12″ジャケイラストはPICTUREのアルバムと同じイラストだったのですが、権利フリー物だったのでしょうか?

隣のビルが総合風俗ビルで、最初ディズニーという名前でドナルドダックのパネルとかを貼っていたのですが、すぐにティスニーという名前になって、さらにワンダラーという名前になりました。その後なくなりました。

で、御茶の水店はメタル兄ちゃんがいて、手書きのフリーペーパーを置いていました。失礼ながら貧弱な内容でした。

その後御茶の水店は上野に移転。1987年ぐらいでしょうか。初めてCDというものを買ったのが上野店でした(STEVE MORSE BANDの『THE INTRODUCTION』)。

上野店があったビルの1Fはぴあステーションだったので、YESの『THE BIG GENERATOR』ツアー来日公演のチケットを買うので早朝並んだこともあります。

それからはるか後ですが、ぴあステーションがなくなった跡がカフェバーみたいなやつで、女性と飲んでいていかに終電を逃させようかと画策したこともありました。タクシーで帰られてしまいました。(ρ_;)エーン

上野店は当初は普通にメタルとかパンクも置いていたのですが、徐々に減っていき、最後にロック物一掃セール。その際に買ったWHITESNAKE「Now You’re Gone」7″に「50円」というシールが今でも貼ってあります。100円でGENE LOVES JEZEBELの『DISCOVER』とかSIGUE SIGUE SPUTNIKの『FLAUNT IT』プラモ付きLPも買いました。その後は二度と行かなくなりました。

一方新宿店は三丁目からアルタ内に移転。当初はやはりロック物があり、BRAINIACのなんだか忘れたやつを買いましたが、やはり徐々にメタルやパンク枠は縮小していき、行かなくなりました。

あと渋谷店は元々あまり行かなかったけど、ゲイリー・ムーア『BALLADS AND BLUES』アナログ盤をここで買ったので、1995年ぐらいまではたまに行っていたことになります。その頃はディスクユニオン渋谷店が1Fで、シスコが2Fだったので、価格比較を出来ました。

そんなわけで90年代後半以降は全然行かなくなりましたが、いざなくなるというと寂しいですね。卍ピャウ卍

2007-12-03

イーヴル・クニーヴルが11月30日、特発性肺線維症で亡くなったそうです。享年69歳。

不死身の男でも死ぬのですね。

イーヴル・クニーヴルの名前を初めて認識したのは4歳か5歳ぐらいのときに読んだ『テレビマガジン』だと思います。

ヒーローがバイクに乗るおもちゃが紹介されていて、仮面ライダーストロンガーとかと並んでイーヴル・クニーヴルも売り出されていたので、この人は同じぐらい強いのだと考えていました。

その後ベルギーに引っ越したら外人のガキも知っていたので、よっぽど凄い人なのだなと。

その後マネージャーを野球のバットでぶん殴ったという話を聞いて、あんまり正義のヒーローというわけでもないと知りました。

彼の主演映画『ビバ・ニーベル』(見てない)では表記がニーベルになっていますが、テレビマガジンではクニーブルとなっていて、外人のガキもクニーヴルと呼んでいたので、たぶんクニーヴルなんだろうと思います。

【追記】FATSO JETSONが12月9日、パーム・デザートのMcCallum Theaterでのライヴで「Too Many Skulls」をイーヴル・クニーヴルに捧げていました。