『SHADOWS IN THE AIR』収録の「Milonga」は名曲で、聴くたびに泣きます。 ジャックがデヴィッド・トーン、ミロスラフ・タディチ、マーク・ナウシーフと共演した「Politician」は禍々しいアレンジが素晴らしく、CREAMを含む全ヴァージョンでベストといえるものです。ジャック本人にそう言ったら「そうかなー、まあ良いヴァージョンではあるけど」と、さほど高評価している感じでもなかったです。 こちらはオリジナル・アルバムには収録されておらず、コンピレーション盤『COLLECTOR’S EDITION』で聴くことが出来ます。 1997年発売の日本盤は山崎がライナーノーツを書いています。
故“マッチョ・マン”ランディ・サヴェージがステファニー・マクマホン(当時17歳)とやっちゃったという都市伝説があります。 それがヴィンス・マクマホンにバレたせいでランディはWWEホール・オブ・フェイムに殿堂入りすることがなく、単体DVDも出なかったといわれていますが、弟ラニー・ポッフォへのインタビューによると、実際には殿堂入りのオファーがあって、それに対して「自分と父アンジェロと弟ラニーの3人での殿堂入りじゃなきゃ嫌だ」と主張したため、なくなったそうです。 また、11月に単体DVD『Macho Man: The Randy Savage Story』が出ることも決まりました。 はたしてステファニーとの噂についても言及されているでしょうか。
THE EMPTY HEARTSのライヴを見ました。 ベテランのおっさん達が良い演奏で聴かせる良い曲のロックで、自然と笑顔になってしまいました。 THE ROMANTICSのウォーリー・パルマーはかつてはMTVイケメンだった筈だけど、晩年のゲイリー・ムーアみたいな顔と体型になっていました。 でも「Talking In Your Sleep」もばっちりキメてくれました。
アルバムを出すたびに『COME MY FANATICS』や『DOPETHRONE』、『SUPERCOVEN』という神すぎる名盤と比較されることになるELECTRIC WIZARDですが、いかなるバンドであっても、彼ら自身であっても、あの境地に再び達することは不可能に近いと思います。 でも今回は再び神の領域にリーチをかけています。 言っとくけど彼らの近年の作品も最高です。
どうしても批判されそうなのは、1曲目「Incense For The Damned」に即効性のパンチがないことですが、この曲は煙を吸い込んで、肺に溜めている状態の曲で、言ってみればベートーヴェン『第九』の第1楽章みたいなものなので、これで良いのです。2曲目「Time To Die」からガツンと効いてきます。 THC濃度が高すぎると幻覚を見ることがありますが、「Funeral Of Your Mind」「SadioWitch」「Lucifer’s Slaves」はそんな感じです。「I Nothing」もだ。要するに全部です。 ちょっとくぐもったヴォーカルが電波で脳に直接命令されているみたいで、中枢神経が揺らぎます。ふと気付くと何故か勃起しちゃったりします。
ジョン・ガルシアの『JOHN GARCIA』でヴォーカルにフィルターがかかっているみたいなのが気になるのですが、皆様如何でしょうか。 最初は自分の耳のせいか、iPodで聴いているせいかとも思ったのですが、CDで聴いても同じだし、iPodでVISTA CHINOを聴いてももっとナマな声に聞こえます。 VISTA CHINOがKYUSSを頑張って再現していたのに対し、このアルバムはあくまでジョン・ガルシアの声が主人公なのであって、それゆえにヴォーカルの艶気が大事なのですが、何だか1枚薄紙が挟まっているようで、フラストレーションが溜まるのです。 歴史的名曲とかはないけど、良いアルバムです。 THE DOORSのロビー・クリーガーが1曲でゲスト参加しています。
そんなときはUNIDAの『COPING WITH THE URBAN COYOTE』を聴けばもうエクスタシーなので、人生単純なものです。 元々1999年に出たアルバムですが、今年5月にCobraside Productionsから再発されたCDは紙ジャケ仕様で、2013年4月27日ロンドンDesertfestでのライヴが7曲も追加収録されているので超マストです。ジョン・ガルシアの声はやはり素晴らしいです。 ただ今回の再発盤には、オリジナルMan’s Ruin盤に“CDボーナス・トラック”として収録されていた「Plastic」が入っていないです。 ただ、UNIDAとしては“並”の曲なので、今回のCobraside盤をおすすめします。
ところでUNIDAのセカンド・フルレンス・アルバムが2001年にDef Americanから出る筈だったのは有名な話ですが、結局お蔵入りになり、2003年にライヴ会場でCD-Rが売られました。 そのときは11曲仕様でしたが、コンピレーション『HIGH VOLUME – THE STONER ROCK COLLECTION』に収録されていた「Left Us To Mold」を追加して、12曲仕様のCD-Rが2008年頃にライヴ会場で売られています。この2008年ヴァージョンには『FOR THE WORKING MAN』というタイトルが付けられています(ジャケットなし、CD-R盤面に記載)。 とても素晴らしいアルバムで、LEAF HOUNDの「Stray」をカヴァーしたりもしています。たぶん全曲ネットで聴けます。
そういえばジョン・ガルシアは2008年ぐらいにGARCIA VS GARCIA名義で何かレコーディングしたという話だったのですが、やはりお蔵入りになってしまったのが残念です。