FLEETWOOD MACといえば、ピーター・グリーン率いるブリティッシュ・ブルース期、あるいはスティーヴィ・ニックスとリンジー・バッキンガムが加わって全米市場で大成功を収めた『RUMOURS』期のどちらかに人気が二分されると思いますが、両者に挟まれる1970年~1974年の7枚のアルバムが紙ジャケットCD化されました。山崎が全7枚のライナーノーツを書かせていただきました。
- 『THEN PLAY ON』(1970)
- 『KILN HOUSE』(1970)
- 『FUTURE GAMES』(1971)
- 『BARE TREES』(1972)
- 『PENGUIN』(1973)
- 『MYSTERY TO ME』(1973)
- 『HEROES ARE HARD TO FIND』(1974)
わずか4年のあいだに、発狂!セックス教団による拉致!不倫!解雇!偽物バンドの登場!など、とにかく波瀾万丈な時期の作品。それぞれのアルバムの音楽性も異なっていて、大ヒットこそないものの、ピーター・グリーン、ジェレミー・スペンサー、ダニー・カーワン、クリスティン・マクヴィー、ボブ・ウェルチらが良い曲を書いています。
“書く側”にとっては一番面白い時期なので、ライナーノーツを書けて幸せです。さまざまな書籍やメンバー本人に聞いた話などを盛り込み、日本初公開の情報がかなり盛り込まれている筈です。