“音楽ライターなのに年間10枚しかCDを買わない”とか“音楽ライターの最も重要な条件は実家住まいということ”という音楽ライターねたがネットでバズっていて、清く正しく末端専業音楽ライターをやっている身としてはいろいろ言いたいことがあるのですが、もちろんそんな暇はなくて、ブログで油を売っていたら仕事を干されて音楽ライターではなくなってしまうので、また別の機会に書きたいです。
「サンプル盤CDをもらったりタダでライヴ見たりする音楽ライターはウンコ」という論調がありますが、むしろ自腹で買えるぶんの音楽しか聴かない音楽ライターなんてウンコなので、僕はきわめて土下座に近いことをしてでも可能な限りサンプル盤CDをお願いしたり、ライヴや試写会に入れていただくよう努力しています。
もちろん「誰だよお前」と門前払いを食らうことも多いので、たくさんCD/レコードを買ったりライヴに行きます。ストリーミングでも聴きます。映画も見ます。DVDやブルーレイも買います。本も買います。
サンプル盤をご恵投していただけたりライヴに入れていただけたら、そのぶんいろんなCD/レコードなどにお金を遣って、知識と経験値を増やすことが出来ます。
音楽ライターの仕事は(1)音楽の知識を持って(2)それを評価して(3)文章にして伝えることなので、法に触れない限り、いかなる手段を使ってでも音楽を聴くようにしています。
あと僕は実家住まいではないです。
なお大半の音楽ライターがウンコなのは本当のような気がします。
ちなみにサンプル盤CDはもらうのではなくレコード会社さんから貸与されるものなので、「返せ」と言われたら返却しなければいけません。
言われたことは今まで一度もないですが、昔は「使用後のサンプル盤CDはここに送るように」とどこかの倉庫の住所が送られてきたりしました。
自分のものではないので、中古レコード屋に売ったりするのは絶対ダメです。
特に続かないです。
続けて欲しいです。
糞みたいなライナーノートや批評になっていない感想文を書き散らかすライターや評論家は要らない。こういう輩はリスナーのことなど二の次なんでしょう。舐めてますよね。