サマソニ往復で京葉線の中、レコードコレクターズ9月号を読んでいました。
表紙がボズ・スキャッグスの“特集:黄金時代のAOR”、気合いが入っていてたいへん面白かったです。
僕はリアルタイムではAORはほとんど聴いていなくて、けっこうな名盤でも未だに聴いていないものが多いので、この特集とアルバム選をガイドにしていろいろ聴いてみたいと思います。
電車内で読んでいて思ったことを自分用メモ。
● 後にマイケル・シェンカーと合体してスーパー・ロック’84に出演するレイ・ケネディの『RAY KENNEDY』がアルバム選に入っています。
「日本ではアルバムのタイトル曲がCMに使われ〜」とありますが、当時のアルバム邦題『ロンリー・ガイ』とCMに使用された「You Oughta Know By Now(邦題ロンリー・ガイ)」が記載されていないため、そのまま読むと誤解されそうです。 「Ray Kennedy」という曲がCMに使われたわけではないです。
残念ながら2014年に亡くなってしまいましたが、存命だったら今週のマイケル・シェンカー・フェストにも参加して欲しかったですね。
● アルバム選には“AORで知られているのではない人がAORをやってみたアルバム”(ポール・アンカとかドクター・ジョンとかレオン・ラッセルとか)がけっこう紹介されていますが、それはAORの世界の拡がりを示すためなのか、それともAORアーティストの層が案外薄かったのか。
● 僕の中でAIR SUPPLYというとAORの代表バンドのひとつみたいな気がしていたのですが、そういう訳でもなかったのでしょうか?
あるいは特集がアメリカの地域別になっているので、オーストラリア出身のバンドである彼らははじかれてしまったのでしょうか。
● それに加えて、“AOR”という言葉の日本以外での使われ方にも興味を持ちました。
金澤寿和さんがイギリスのGods Of AORフェスティバルに行ったらTENとかDAREとかが出てきてビックリされると思います。
● ちょうど7月にボビー・コールドウェルが来日したけど、インタビューとかは載っていません。
●原題と邦題。 ボビー・コールドウェル『BOBBY CALDWELL』の「What You Won’t Do For Love」は『イヴニング・スキャンダル』の「風のシルエット」。
書いておかないと忘れます。
● 最近アメリカとかだと雑誌の表紙でも喫煙はNGだと聞いたことがありますが、日本ではそれほどうるさくないのですね。
ちなみにこの号には僕は何も書いていないです。