ライナーノーツを書きました。 JOHN MAYALL『FIND A WAY TO CARE』。
メイオールの近年のアルバムというと、それなりに知名度のあるブルースマンの知られざる曲を掘り起こしてくれるイメージがありましたが、今回は比較的よく知られている曲をピックアップしています。
「I Feel So Bad」は僕もエルヴィスとかロリー・ギャラガーのヴァージョンで知っていましたが、本作では作曲が“サム・ホプキンス”(ライトニン・ホプキンスの本名)とクレジットされていて、あれっ??と思いました。
実際には本作の「I Feel So Bad」はチャック・ウィリス作で、ライトニンの「Feel So Bad」は同名異曲です。 要するに作曲者のミスクレジットですが、何故こういうことが起こったのかというと、メイオールが下敷きにしたであろうリトル・ミルトンのヴァージョンで作曲クレジットがライトニンになっているからではないかと、BSMFのキャプテンブルースさんが教えて下さいました。
リトル・ミルトンが「Feel So Bad」をリリースしたのが1966年だから50年越しのミスクレジットということになります。 ライトニンの遺族には知らない曲の印税が入り続けているということでしょうか。
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ライナーノーツを書きました。 KIM SIMMONDS & SAVOY BROWN『THE DEVIL TO PAY』。