ニコラス・ケイジ主演の映画。2月公開。
ここ数年『ノウイング』『バンコック・デンジャラス』『NEXT』『ナチ親衛隊の狼女』『ウィッカーマン』『ゴーストライダー』などスチャラカ小学生脳映画をわざと選んでいるとしか思えない狂い咲き状態のニコラス・ケイジなので、これも悪徳刑事がコカインを押収して自分でやっちゃったり売春婦を彼女にしたり黒人ギャングと取引したり、最後ギャグみたいにすべてが丸く収まったり、スラップスティックなピカレスク・コメディだと思って見ていたのですが、作っている側はシリアスな映画として作っていたことを見終わった後、ネットで初めて知りました。
しかもニコラス・ケイジ映画という以外予備知識ナシで見たので(最近のニコラス・ケイジ映画はハズレ無しというか全部ハズレというか、それだけで見る価値があります)、監督がヴェルナー・ヘルツォークだということ、見終わるまで気付きませんでした。『アギーレ神の怒り』と『ノスフェラトゥ』以降見ていなかったので真面目な映画を作る人だと思っていたのすが、こういう人になっていたのですか。ああ不勉強さ、悪かったな。
「ワニの斜め後ろからの視点」「イグアナの斜め後ろからの視点」「射殺されたけどまだ魂だけが生きていてブレイクダンスを踊っているのでもう一発撃ってとどめを刺す」など、トリップシーンも面白いです。