音楽がなんだか難しい昨今。原点に返ってピュアでシンプルな音楽を聴こうと思って、MOSS『SUB TEMPLUM』とフランク・シナトラ『NOTHING BUT THE BEST』を聴きました。
MOSSは地獄へとつづく音楽。一筋の光も入り込む隙のないドス黒さが清々しいほどです。フリーメイスンやラヴクラフト大好きだったり、1曲目「Ritus」はJACULAのドリス・ノートンからインスパイアされたそうですが、ELECTRIC WIZARDのような古典へのオマージュ度は低く、ひたすら純轟音に浸ることが出来ます。なお英デジパック盤CDは初回のみだそうです。
シナトラはポップ音楽が七面倒臭くなる以前の、”良い歌を良い声で聴かせる”ことに専念するエンターテイナーぶりが素晴らしいです。私生活ではマフィアとの交際があったり、相当ドス黒かったという噂もありますが。