映画『シャイニング』予告編で流れる曲がすごくかっこいいので、一体何だろうと思っていたら、ウェンディ・カーロスが映画用に書いたけど本編では使われなかった曲だそうです。
この「Clockworks (Bloody Elevators)」という曲、現在では『REDISCOVERING LOST SCORES VOLUME ONE』で聴くことが出来ます。
まだ撮影開始前に書かれた曲が大半だそうで、オープニングを想定して書かれた「Colorado」が史劇物風のゴージャスな曲調だったり珍なところもありますが、その違和感も楽しめます。『時計じかけのオレンジ』で使用されなかった曲も3曲収録されています。
スタンリー・キューブリックは鬼なので、苦労してスコアを書いたのに出来合いのクラシック曲に差し替えてしまうこともしょっちゅうあったそうです。
一方『REDISCOVERING LOST SCORES VOLUME TWO』には『シャイニング』タイトル曲のイントロにビッグなオーケストレーションが加えられたヴァージョンや「Clockworks (Bloody Elevators)」にジミー・オーエンスがジャズ・トランペットをかぶせた面白ヴァージョンなどが収録されています。
さらに『トロン』用に書いたのにJOURNEYの曲に差し替えられてしまった可哀想なボツ曲も聴くことが出来ます。
ところで『シャイニング』DVDって980円なんですなぁ。見てない人は今すぐ見ないと死ぬので見ましょう。