オレンジ・サンシャインのファースト・アルバム『サイケデリック』日本盤が出ました。
『リーフハウンド・レコード』あいかわらず良い仕事をしています。
ブルー・チアー系のモンスター・サイケ・ロックで、巨人に延髄をつままれて引っ張り上げられるような浮遊感、鼻血が出る直前の鼻の奥がツーンとくる平衡感覚の揺らぎ、すべてが凄いです。
聴くと頭がバカになります。
受験生や妊産婦は聴かないほうがいいかも知れません。
『LOVE=ACID SPACE=HELL』も最高なので、まだの方はぜひ。
そういや、このバンドのGuy Tavaresがこんなことを言っていました。
「オランダが自由な国だって?違う、その正反対だ。確かにオランダではマリファナも売春も同性結婚も空き家の占拠も合法だ。でもそれは、すべて政府がギチギチに管理している。日本ではどれも非合法だから、国民が勝手に出来るだろ?だから日本の方が自由だよ」
「動物を食べるのは仕方ないと思う。でも狭い場所に牛や鶏を詰め込んで、工場みたいな流れ作業で殺していくのは彼らの尊厳を踏みにじっている。俺はそれには耐えられない。だからベジタリアンなんだ」
ヒッピーとヘッズとオランダ人発想のハイブリッドな考えの人で、面白かったです。
僕はオランダは日本やアメリカよりもはるかに自由度が高いと感じます。それは日本では国民の思想ががんじがらめに画一化されていると感じるからです。一つの政党が60年も政権を握っているあたりがそうでしょう。
しかし、オランダがソフトに規制・管理しているという見方も面白いです。相対する意見かもしれませんが、参考にトラバさせてもらいます。