3月6日、イギリスのDJトミー・ヴァンスが心不全で亡くなりました。享年64歳。
先日「ジョン・ピールの功績は知識として知っているが、実際にラジオ番組を聴いたことがないからピンとこない」というようなことを書きました。
それに対し、僕がイギリスに住んでいた頃にラジオでトミー・ヴァンスの声はしょっちゅう耳にしていました。
BBCラジオの全英トップ40のパーソナリティであり、『フライデイ・ロック・ショー』のホストだった彼は、少年時代の僕にとって理想的な英語発音の持ち主でした。
「This week’s brand new entry… Thin Lizzy.」と淡々と、それでいて力強く曲を紹介するトークが今でも記憶に残っています。
僕の中で
イギリス英語>>>>>>>>>>>>>アメリカ英語
という前提があるのも、ピーター・カッシング、アレック・ギネス、ロジャー・ムーア、デヴィッド・ニヴン、そしてトミー・ヴァンスからのスリコミだと思います。Tourのことを「トー」と発音するのは、明らかにヴァンスからの影響ですね。
彼のトークはもう20年以上耳にしていないし、亡くなったからといって「ガーン!」「ショックだった」などと煽りたてるつもりもありません。
でも、少年時代の僕に「あんな風に英語がしゃべれたらいいな」と思わせた人物として、この場で感謝を表しておきたいと思います。
アメリカの下品な連中はイギリス英語を聞くとイヤミに感じるそうですが、それで困ったことはありませんか?
あたしは英語じゃなくてカタカナを喋ってるレベルだから、テープ起こしとなるといや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん。ただでさえ自分の声は大嫌いなのに。
イギリスに数年間留学してた知人がペンギンカフェ・オーケストラの通訳を担当したところ、“この人、アッパークラス臭いイヤミなしゃべる方をするから、別の人にしてくれ”と言われたそうです。カタカナくらいがかえって安心出来るのかしらん??????
僕はイギリス英語>>>アメリカ英語と思っているだけで、イギリス英語を話せるわけではないので、困ったことはありません。もっと英語うまくなりたいです!
他人に自分の声とヘタな英語を聞かれるのが嫌なので、英語テープ起こしは絶対自分でやります!知人さんがどんな英語を話されるのか知りませんが、「オー、ブライミー」とか「ウプシーデイジー」とか言うのはイヤミだと思います!