2015-03-16

TOTOのマイク・ポーカロが亡くなったそうです。

nazoranai去年11月に、灰野敬二+スティーヴン・オマリー+オーレン・アンバーチの共演ユニットNAZORANAIのセカンド『一番痛い時は 一度だけ それは もう 訪れているのかな…/he most painful time happens only once has it arrived already..?』が出ていましたが、皆様聴かれましたでしょうか。 僕は昨日ようやく聴きました。 もっと早く聴けば良かったと思いました。 ファースト『なぞらない』(2012)は2011年にパリでレコーディングされたライヴ盤でしたが、今回も2013年7月にバーミンガムのCBSOセンターでライヴ・レコーディングされたインプロヴィゼーション作品です。 前作同様、灰野敬二が他の2人からインスピレーションを受けながら暴れる作風ですが、1曲目からサイレンのような不穏なサウンドとエレクトロニクスで19分突っ走り、4曲目はトリオ編成のヘヴィ・ロックかと思わせて徐々に脳を蝕まれて崩壊していくさまが恐ろしいです。 特にこの4曲目ではそれぞれの個性が際立っていて、この3人が組んだ“意味”が伝わってくる気がします。
northwinds
あとフランスのドゥーム・バンドNORTHWINDSが2012年に出した『WINTER』、出て一度聴いてそのまま放置していたのですが、改めて聴いてみると良いですね。 メタルとプログレの狭間の中途半端さがさすがイタリアBlack Widow Recordsで美味です。 ANGEL WITCHの「Gorgon」をカヴァーしているのもセールスポイントです。 このアルバムを出した後も活動を続けていて、もうすぐボルドー出身のMARBLE CHARIOTとのスプリット10″が出るそうで、200枚限定というのでぜひ押さえたいです。 あと初期デモ集LPも出るのだとか。