Die Blonde Mit Dem S〓ssen Po (1972)

邦題『淫蕩処女』の筈。

これも別題『Blutjunge Verführerinnen 3』というだけあってオムニバス形式。修道院から脱走したイングリッドがヒッチハイクをして、運転していたおっさんに「うちの修道院にいる娘たちは、こんな乱れたことをしていたのよ!」とさまざまなエピソードを披露します。最後のイングリッドとおっさんのカラミがちょっと良いです。でもそろそろオムニバス形式に飽きてきました。

Die Betthostessen (1972)

しかしまたもオムニバス形式。窓ふきの男が映画プロデューサーの元を訪れ、「こういう経験談があるんです」と売り込みを図るという話です。窓から部屋の中を覗いたら裸の女がいて、誘われてやっちゃったとか。

さすがに面倒臭くなったのでメモはとっていませんが、最後の方の「体育部のジャージ男6人がランニング中に美女と出会い、小屋でサタンの声がして全員で車座になって女とセックス、女の股間を蛇が這う」というのは幻想的でちょっと良かったです。

これは英語吹き替えがなくて、ドイツ語音声に英語字幕がつくというものでした。

Die Stewardessen (1971)

邦題『スチュワーデス(秘)SEX/花弁地帯をむしる』。

世界を股にかけて飛び回るスチュワーデスの奔放な性を描いた作品。ニューヨーク編は景色だけアリ物を使って撮影はてきとうに近所で済ませたっぽいですが、チューリヒ編とローマ編とコペンハーゲン編はちゃんと現地ロケしています。まあいずれも西ドイツから遠くはないですが、要するにこれもオムニバス系ということです。

コペンハーゲン編では快楽主義者たちがたむろしているアパートの部屋をスチュワーデスが訪れていろんな人とセックスするわけですが、そのうちの一人が「コペンハーゲンを案内するよ!」と言って、人魚像の前で「あの腰つきがたまらないねぇ」と唸るのはまだしも、あとは市内のポルノショップばかり案内します。あと『冷凍凶獣の惨殺』に出てくるなんとか広場にも通りかかります。

ところで竹書房版『スターログ』によると『冷凍凶獣の惨殺』オランダ版DVDには原始獣レプティリカスが空を飛ぶシーンが収録されているそうですが、見た方いらっしゃいますか。

そういえば何作かでウド・キアーをだらしなくしたような顔のラファエル・ブリテンという男優が出てきます。またこいつかよ、と思わせます。

Die Blonde Sex Sklavin (1971)

イングリッド演じるイギリス娘が奴隷商人に捕まって、チュニスのスルタンに売られます。彼女はハレムに入りますが、なかなか言うことを聞かないので、全裸で吊されて鞭打たれたりします。で、結局スルタンに処女膜を破られます。でも最後、なびいたフリをしたイングリッドにポコチンを切断されて胸も刺されて死にます。宦官たちが彼女を捕らえようとしますが、スルタンは死の直前に「これでよいのだ。彼女は余を解き放ってくれた」とかなんとか言って、無罪放免となります。イングリッドは同じく奴隷商人に売られていたフィアンセと再会、初夜で痛いフリをして処女だとごまかします。そうして切断されたスルタンのポコチンはホルマリン漬けになってイギリスに持ち帰られたのでした。

…という話をエロ姉ちゃんが別のスルタンにする、という『千一夜物語』の1エピソードみたいな映画。

他愛のない話ですが、イングリッドの全裸吊り鞭打ちがエロいです。自然乳と腋がすこぶるよろしく、抜ける度からするとトップかも。抜きませんでしたが。

ムードミュージックみたいなBGMに非情なファズ・ギター・ソロが被って奇妙なコントラストを織りなすレイプのテーマ、それから宦官役のおっさん達が裏声で歌うパーティー・ソングと、音楽的にもけっこう良いです。

本BOXでは『獣色乱行』に次いで、一見の価値のある作品でしょう。これもドイツ語版に英語の字幕を入れたやつ。

2009-10-10

特に反響があるわけでもないインタビューmp3データベースを更新しました。

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LED ZEPPELIN写真集『Good Times, Bad Times』に載っているジミー・ペイジとウィリアム・S・バロウズのツーショット。ここから。

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ところでQuicktimeの新しいロゴはかっこ悪い。

2009-10-09

ひとつお仕事が上がったので、自分へのごほうびとしてジム・プロトキン『THE JOY OF DISEASE』中古盤CDを買いました。アヴァンから出た日本盤。まだ聴いていません。

お昼に中野ブロードウェイで打ち合わせ。あとはずっとテープ起こし。

トレード希望

家が超手狭です。CDやDVDや本がしょっちゅう雪崩を起こします。そこで、DVDを持っているとかもう絶対見ないという理由で不要になったVHSビデオ10本を放出します。どなたか欲しい人、あなたの不要CD1枚とビデオ10本全部をトレードして下さい。僕が持っていなければ、別にレア物とかではなくて良いです。「このCDを放出するからビデオくれ」メールをmail@yamazaki666.comまでお願いします!あとビデオを送る送料はご負担下さい。

  • 『シン・リジイ/ライヴ・アンド・デンジャラス』
  • 『パンテラ/3』
  • 『John Mayall / Turning Point』(PAL)
  • 『スター・ウォーズ/エピソード1』
  • 『マーズ・アタック!』
  • 『ナチュラル・ボーン・キラーズ』
  • 『ラストサマー』
  • 『ラストサマー2』(米版)
  • 『猟奇島』(米版)
  • 『世界残酷物語』(米版)

2009-10-08

検便うんこ×2を提出しに、隣の駅にある診療所へ(この日の話の続き)。台風18号のあおりで電車ストップのため、ひと駅うんこを持って徒歩。10月2日と10月6日のうんこを持っていったのですが、2日の方がどんな状態になっているか恐ろしくて、見ないで受付に渡しました。

ボブ・ディランのクリスマス・アルバム『CHRISTMAS IN THE HEART』が全然おめでたい気分にならないわん。いやーーーん

2009-10-07

CATHEDRAL『ENDTYME』アナログ盤、Throne Recordsでプレオーダー受付開始。全部で666枚プレスで、500枚が黒盤、166枚がパープル&ゴールドスプラッター盤だそうです。UK盤CD・日本盤CDとも異なったエルゾンビジャケが良いですね。

2009-10-05

ANVILのリップスに来日直前電話取材しました。来週末ラウドパーク09で来日するのですが、日本に来てから対面でやったら〆切に全然間に合わないのでした。

和気藹々というか、最初から最後までゲラゲラ笑いながら話していました。愉快な人です。

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谷津嘉章日本デビュー戦の前座でドン星野ウィルソンとバンドー空手の総帥アシュラフ・タイのプロ空手試合が組まれていたそうですが、ラジャ・ライオンはその弟子にあたるのでしょうか?教えてエロイム人

そういえばロブ・カーマンだかデル・クックだか忘れたけど、やたらと「ドン星野ウィルソンよ俺の挑戦を受けろ!」と執拗に迫っていたけど、あれはムービースターをぶちのめすと一気に有名になれるからだったのでしょうか?まあデル・クックも映画スターになったわけですが

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まあカラヤンのグラモフォン240枚組CDとかモーツァルトの170枚組CDが凄いとか言いながらも買う気はまったく起こらなかったわけですが、最近ではペンデレツキ『MASTERWORKS OF 20TH CENTURY』が5枚組CDで1,475円、リゲティ『THE LIGETI PROJECT』が5枚組CDで2,670円とか、手を出さずにいられないブツが。

ペンデレツキの方に入っているのは『ウトレンニャ』『ポーランド・レクイエム』(2CD)『ルカ受難曲』『テ・デウム~合唱作品集』。ジャケがロック・ファンを対象にしているような気がします。

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Boris『Vein』ミスプレスピクチャーディスク仕様盤が

2009-10-04

ETERNAL ELYSIUMの皆さんに新子安ジョナサンで取材。岡崎さんとは10年ぐらい前からライヴ会場で挨拶とか雑談とかしていたのですが、インタビューするのは初めてで、緊張しました。とても面白く貴重な話を伺いました。

帰りの電車の中で頭がグラグラして平衡感覚がなくなって、周囲の人間の声とか物音に気持ちが悪くなって、家に帰ってゲロを吐いて寝込みました。夕ご飯はうれしいプリン480gと明治ブルガリアヨーグルト低脂肪ブルーベリー味でした。

2009-10-03

今日は新大久保アースダムでETERNAL ELYSIUM新作『WITHIN THE TRIAD』発売記念ライヴです。みんなで行きましょう!

対バンはBLACK GANION / BAREBONES / GALLHAMMER。1900開演で、チケット代は当日2,300円+ドリンク500円。この顔ぶれなら安い。

ETERNAL ELYSIUM / BLACK GANION / BAREBONES / GALLHAMMER @新大久保アースダム

4バンドいずれもライヴ内容が良く、それぞれまったく違った個性を持っていて、こういうライヴ企画なら毎日見たいと思いました。

2009-10-02

今日は区民健康診断に行ってきました。2日ぶん検便をとって持っていくことになっているのですが、きのうとるのを忘れて今朝のぶんだけを持っていったら「もう1日ぶんを明日以降とって、揃えて持ってきて下さい」と言われ、現在部屋に持ち帰ってきたうんこがあります。冷蔵庫に入れるのは嫌だし、腐敗してしまわないか心配です。

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あと仕事もしました。

猪木&馬場デビュー記念日

映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』の監督サーシャ・ジャヴァシ(本人曰くガバシではないらしい)に電話取材しました。

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ISIS / BARONESS来年3月来日! 3日:大阪クラブクアトロ、4日:名古屋クラブクアトロ、6日:渋谷O-EAST だそうです。

2009-09-29

LIMP BIZKITのフレッド・ダーストはサマソニで「今日は俺の嫁さんのバースデーだ!」とか言っときながら、さっそく離婚したそうです。ツイッターでもやたらとラブラブコールをしていましたが、外部に向けてラブラブぶりをアピールしなければならないということは、そうしなければならない理由があるということなのですね。ぶひーん卍

2009-09-26

FLOORのLP10枚+7”1枚+CD8枚+ブックレット+Tシャツ超絶ボックス、遂に予約開始。送料込みで約3万2,000円。THE BEATLESはスルーしましたが、こちらは欲しい!どうする!?答えはひとつだ!

【追記】FLOORボックス制作ブログ

f:id:yamazaki666:20090927075825j:image

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後で読む。BARONESSインタビュー

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大黒寿司でごはん。おいしい

THE DOOBIE BROTHERS / THE DEREK TRUCKS BAND @東京国際フォーラムホールA

デレク・トラックスが70分、30分の休憩を挟んでドゥービーが90分。終わって即帰宅したらテレビで『ベン・ハー』をやっていました。おなかいっぱい。

mixi『ベン・ハー』コミュ入ってください m(__)mペコリ

Bang Rajan: The Legend Of The Village Warriors

2000年作品。IMDB

1765~66年、アユタヤ王国はビルマ王国による侵略の影に怯えていたのですが、強力な軍備を誇るビルマ軍の攻撃を8度にわたって撥ねつけていたのがバンラジャン村の数百人の勇士たちでした。彼らはパンツ一丁で勇猛果敢に戦いますが、最後には力及ばず全滅…という、史実にのっとったストーリーです。槍や矢でブスッと貫かれたり刀で斬首されたりして、要するに『300』と『アポカリプト』を合わせたような映画ですが、その両作よりもずっと前に作られたもの。勇士たちが村人たちを一丸にたばねて戦いに赴くというのは『七人の侍』っぽいかも知れません。合戦シーンも迫力があり、嫌味でない程度でCGも使っていたり、タイ語が判らないまでも勇士たちの故郷と仲間への愛と忠誠がひしひしと伝わってきて、とても良かったです。

なおバンラジャン村が落ちてから1年もしないうちに、アユタヤ王国はビルマの支配下に落ちてしまうのでした。

タイトル不明 タイ地獄拳(てきとう邦題)

タイトル読めません。1971年作品のはず。2人のタフガイが中島ゆたか似ヒロインにラブコールを送りながら悪漢相手に大立ち回り。でもジャケットのバイク大爆破!ボート大激突!はありませんでした。言葉が判らなくてもそれなりに楽しめました。