と思ったら今度はバックアップ用のノーパソがブラックアウト。心が折れました。(これは携帯で書いています
仕事の遅れなど、ご迷惑おかけします。
と思ったら今度はバックアップ用のノーパソがブラックアウト。心が折れました。(これは携帯で書いています
仕事の遅れなど、ご迷惑おかけします。
スコセッシ/ディカプリオ/アイオミ/ディオ/アピス (後半嘘
パソコンが修理に。現在ノーパソで書いていますが、ネット接続設定とかメール設定とかなかなか出来なくて、原稿書くにも変換がうまくいかなくてボロボロでふてくされています。
サマーソニック2010出演アーティスト第1弾が発表されましたね。
出演が決まったCOHEED AND CAMBRIAが4月に出す新作『YEAR OF THE BLACK RAINBOW』、けっこうツボだったりします。
COHEED AND CAMBRIAといえばキャリアを通じてThe ory Warsという虚無戦記を描いていて、コヒード&カンブリア・キルガノン夫婦(と息子クラウディオ)を中心に進めています。2005年にクラウディオ・サンチェスに電話取材したときに予習としてThe ory Warsコミック版に目を通してみたのですが、驚いたのはコヒードがガチムチ熊先生だったことでした。
ちなみにカンブリアの方は幸薄そうな女です。
当初このコミックはWes Abbottという人が描いていたのですが降板。今では別の人が描いています。読んでないけど。髪の毛が伸びたり少しスリムになったりして、あまりガチムチ熊先生ではありません。きっと残念がっているマニアの方もいる筈です。
これも『Maniac Love』から。2002年製作。短中編映画が4本入ったオムニバス。
『Here Comes Your Man』はエイズに感染した男が死ぬ話。『Aftermath』は高校銃乱射事件の後、残された高校生たちが日常生活に戻ろうとする話。『Again』は嫁の友達の家で「ここには来たことがある!」とデジャヴュー現象に悩まされる男の話。『More Than Money’s Worth』はゴルフ部主将が大会前にフラレたので、後輩たちが別の女子学生にバイト代を渡してデートに付き合わせる話。
いずれも面白くもなくつまらなくもなく。
このボックス、DVD4枚組で「映画5作品収録」と銘打たれていますが、このDVDが2作品扱いのようです。4作品入っているのに。どういう計算なのやら。
昨日の続き。『Maniac Love』に入っていたやつ。2006年製作。
1995年のリンダ・ソベック(Linda Sobek)殺人事件を映画化。米プレイボーイ誌グラビアに載ったこともあり、LAレイダースのチアリーダーだった経験もあるセレブの彼女がカメラマンにレイプ殺人された事件は当時National Enquirer誌を騒がせていました。
簡単に事件の概要を知ることが出来るという点では便利な作品ですが、だからといって映画として面白いわけではありません。既に殺害済の彼女が映画の進行を務めるという、別に斬新でもなく面白くもない手法も小賢しくすらなく、何も心に残さないです。
なんでわざわざ徹夜してまでこんなDVDを見るのかというと、時に自分を穢してみたくなる衝動がある、とだけ申しておきましょう(てきとう
いつの間にか買っていたコンピレーション。2004年に出たもので、収録曲が良いです。
1. Death Disco – Public Image Ltd
2. Haile Unlikely – Steel Leg Vs The Electric Dread
3. I Love A Man In A Uniform – Gang Of Four
4. Journey – Delta 5
5. Warm Leatherette – The Normal
6. United – Throbbing Gristle
7. The Jezebel Spirit – Brian Eno/David Byrne
8. Yashar (John Robie Remix) – Cabaret Voltaire
9. Bob Hope Takes Risks – Rip Rig & Panic
10. Put The Punk Back Into Funk Parts I and II – The Higsons
11. Do The Wrong Thing – Lounge Lizards
12. Meccanik Dancing (Oh We Go!) – XTC
13. Why Can’t I Touch It? – The Buzzcocks
14. Theme For Great Cities – Simple Minds
15. Hard Times – The Human League
16. (We Don’t Need This) Fascist Groove Thang – Heaven 17
17. Let’s Be Adult – Arto Lindsay & The bitious Lovers
パソコン修理に出す時間などないので、日々状態は悪化していくばかり。メールソフトが立ち上がらなくなったり、宿命の日は近そうです(´;ω;`)。
OSを入れ直したりして、パソコンの前にいながら仕事にならないので、CDを聴いたりDVDを見たり本を読んだり、一見優雅な休日でした。でも胸の中には仕事のことがドロドロ渦巻いていました。
同じくボックス『Maniac Love』に入っていたやつ。1997年製作。
アラサー女が連続殺人鬼に「あたしも連続殺人鬼になりたい」と弟子入りします。特に面白くないです。手堅く作られているぶん、よけいにつまらないです。自主短編映画のリメイクで、短編の方も収録されていますが、もちろんつまんないです。よっぽど自分好きなのか、わざわざ30分のメイキングフィーチャレットまで収録しています。米版ファンゴリアで4ページ記事が組まれたそうです。よかったですね青春の思い出ができて。
RATTのスティーヴン・パーシーがキャンプ場で若者を殺しまくる?映画『Camp Utopia』をDVDで見ました。2005年製作。
『Maniac Love』という、安物映画が5本入ったDVDボックスに入っていました。
極めて安い一発ネタ映画なので、特に見なくても失うものはありません。ちなみにオチは『13日の金曜日』と同じで、本当は犯人がスティーヴン・パーシーではなかったというものですが、それもまあどうでもいいです。
そういえば4月にRATTの新作『INFESTATION』が出るそうです。
リゲティ『WORKS』、オペラ『Le Grand Macabre』編を聴きました。これで9枚完聴。
真面目に物語とかフォローせず、仕事しながらBGMで聴いていたのが悪いかも知れないですが、全9枚の中でもとっかかりがなかった気が。他の7枚がいずれも良かったので、あくまでそれらと較べたら、ですが。
昨日の話の続き。アンソニー・アウスガングはAPOLLO 440の2003年のアルバム『DUDE DESCENDING A STAIRCASE』アートワークも手がけているのでした。
APOLLO 440といえばVAN HALENをテクノ・アレンジした「Ain’t Talking ‘Bout Dub」で一躍その名を知らしめたグループで、映画『ロスト・イン・スペース』ではTV版テーマ曲をリメイク。この曲「Lost In Space」はめちゃくちゃかっこいいです。ズルイぐらいにかっこいいです。映画そのものが超絶うんこっこだったので、この曲をエンディングにしたのは、もしオープニングにしたら観客がそこだけ見て帰ってしまうからだと思います。
あとAPOLLO 440は映画『チャーリーズ・エンジェル』のテーマ曲もリメイク。この「Charlie’s Angels」も公正取引委員会にお咎めを食らいそうなまでにかっこいいです。
でも実は彼らのことはすっかり忘れていて、ぶっちゃけ昨日までこのアルバムが存在することすら知りませんでした。タイトルとアートワークはマルセル・デュシャンの「階段を降りる裸体」からとったものですね。2枚組アルバムで、1枚目はノリノリで踊れる曲が揃っています。彼らの唯一のオリジナル・ヒット「Stop The Rock」レベルはクリアしている曲が少なくないです(この曲、それほど好きじゃないです)。タイトル曲にはTHE BEATNUTSが参加。
一方、2枚目はレイドバックした内容で、正直寝ます。
彼らは今年中に『THE FUTURE’S WHAT IT USED TO BE』という新作を出すそうです。なんかフューチャーがどうしたとかいうタイトルにしちゃうあたりアイタタな内容になりそうな不安もありますが、とりあえず待とうと思います。
トム・G・ウォリアーの新バンドTRYPTYKONのデビュー作『EPARISTERA DAIMONES』、4月21日に日本盤発売。暗く重く燃える炎に焼かれます。予想以上にCELTIC FROSTの最終作『MONOTHEIST』の延長線上ではありますが、スロー地獄ドゥームからデス・テイストあふれる陰惨ブルータル・メタルまで、新たな旅立ちを飾るに相応しい、ブスブス腐食泡を噴く鮮度の高さ。
日本盤ボーナス「Shatter」は最初の3ヶ月ヴァージョンにしか入っていなくて、その後はカットされてしまうそうです。
しかも早くも6月、NILEとOBSCURAと共にExtreme The Dojoで来日が決定!
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リゲティ『WORKS』は『String Quartes & Duets』と『Vocal Works』編を聴きました。
『String Quartes & Duets』編、恐怖と癒やしの対比が圧巻で、このボックス中で現時点で一番凄いです(あと歌劇『Le Grand Macabre』が未聴)。やはりボックスだと手が出ない…という方には、820円の単品盤CDがおすすめ。
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ところで4月9日公開のスコセッシ&デカプ映画『シャッター・アイランド』の音楽はロビー・ロバートソン監修ですが、使われているのがリゲティ、ペンデレツキ、ジョン・ケイジ、ナム・ジュン・パイク、ジャチント・シェルシ、ジョン・アダムス、マックス・リヒター、ブライアン・イーノ、アルフレッド・シュニトケとかなのでした。
サントラ盤CDも出ています。アマゾンだと1枚物CDと表記されているけど、たぶん2枚物のはず。
試写会行きたいです。
最高
ちょっと前に行ってジョン・レノン・ミュージアムが潰れる前に覗いておこうと思ったのですが、17:30までしか入館できないので入れてもらえませんでした。ちっ。
ところで「In My Life」直筆歌詞メモってクリーヴランドとロンドンで見たことがあるのですが、さいたまにもあるんですよね?全部でいったい何回ぐらいメモったのでしょうか。さいたまのやつにも「Penny Lane’s one I’m missing」という一節はあるのでしょうか。
THIN LIZZYのギタリスト総登場ハマースミス・オデオンでのライヴから27年。
MGMTの新作。なんだ輸入盤1,061円って。ソングライティングもアレンジも、少なくとも年内いっぱいは遊んでもらえるアルバムで、コスト・パフォーマンス良すぎではありませんか。
ここでお薦めしなくても世界中の音楽マスコミがお薦めすると思いますが、あえてここでもお薦めします。たぶん誰もやったことがなくて、それなのにこんなにポップで良いのか。12分10秒の「Siberian Breaks」なんて、えらくキャッチーなのに解析しようとすると瓦解していきます。
「Brian Eno」というタイトルの曲もありますが、意外やポップなフックのあるパンク…かと思いきや、後半コーラスの裏に場違いなシンセが混入、混沌へと突入します。
プロデュースはソニック・ブーム。おおっ。アートワークを描いたアンソニー・アウスガングはE.A.R.『PHENOMENA 256』のカートゥンフェラジャケも手がけた人です。 ←あれ?CDだとカートゥンフェラジャケじゃないの?うちにあるのはLPなのです。
ところでソニック・ブームの去年10月の来日公演には行かなかったのです。ETERNAL ELYSIUM / BLACK GANION / BAREBONES / GALLHAMMERを見に行っていたのでした。
原稿原稿原稿の中、昼下がり新宿中村屋で打ち合わせ。
その昼下がりから鼻水が。風邪か?と思っても熱もないし、いよいよ花粉症デビューでしょうか。
そしてリゲティ『WORKS』は『Keyboard Works』編に突入。ピアノもあるけど、後半の一連のオルガン曲になると、プログレッシヴ・ロックに突入。良いです。
彼らは今回の来日を最後に無期限活動停止に入るそうで。北欧ロックンロールはHANOI ROCKSとTHE HELLACOPTERSとGLUECIFERが解散、TURBONEGROが活動停止中、THE FLAMING SIDEBURNSとSEWERGROOVESがサイト死亡中で生死不明など、寂しい限りですね。
ノルウェー爆走系のHELLRIDEは解散後、ピート・イーヴルがBLOOD TSUNAMIを結成して元気でやっていますが、HELLRIDEが成功することなく解散したのは残念です。
で、BACKYARD BABIESのライヴ(今回が11回目の来日なのだとか)は胸いっぱいのロックンロールで、このまま終わるなんて残念でならない!と思いましたが、必ずしも解散というわけではなく、あくまで活動停止なのだそうで、来たるべき復活の日に期待です。
20周年記念コンピレーション・アルバム『THEM XX』は3CD+DVD+豪華ブック仕様で、かなり欲しいのですが、買うとしたら早くとも5月に入ってからでしょう。それまでに売り切れたら一晩泣いて、それから世界の通販サイトを探します。
仕事の合間にジェルジ・リゲティの9枚組CDボックス『WORKS』を聴き進めています。
『Mechanical Music』→『A Capella Choral Works』→『Works For Piano』→『Chamber Music』今ここまで。
今年3月5日にBBC4で初回放送されたブリティッシュ・ヘヴィ・メタルのTVドキュメンタリー番組『Heavy Metal Britannia』を見ました。
90分番組で、以下の人たちがインタビューを受けています。
Rob Halford / Brian Tatler / Glenn Tipton / Tony Iommi / Bruce Dickinson / Ian Gillan / Jon Lord / Malcome Dome / Bill Ward / Dave Davies / Neal Kaye / Edgar & Steve Broughton / Arthur Brown / Burke Shelley / Geezer Butler / Mick Box / Biff Byford / Lemmy / Ozzy Osbourne(過去映像の流用)
内容はヘヴィ・メタルの原点からNWOBHMの勃興と世界進出まで。
メタルのルーツとして、THE KINKSの「You Really Got Me」が挙げられています。デイヴ・デイヴィスがインタビューを受けています。続いてTHE YARDBIRDS、JIMI HENDRIX EXPERIENCE。
ジョン・ロードが「何と言っても重要だったのはCREAMだった」と言います。グレン・ティプトンは「CREAM、それからFLEETWOOD MAC」と、さすが「The Green Manalishi」をカヴァーしただけあります。
ラヴ&ピースはバーミンガムには届かず、重労働と困窮と死とドラッグが日常だったと論じています。あとロブ・ハルフォードが「鉄鋼業が盛んだったから、毎日工場の音を聴いて、空気中を舞う鉄粉を吸い込んで育った」。このへんは先日インタビューした際にも語っていました。
60年代サイケデリア末期を飾るダーク&ヘヴィなアーティストとしてTHE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWNについて。
“ヘヴィ・メタル”という言葉を最初に使ったのがウィリアム・バロウズの『ノヴァ』三部作で、STEPPENWOLFの「Born To Be Wild」歌詞で広まったということ。
アメリカにはTHE DOORS、IRON BUTTERFLY、VANILLA FUDGEらがいたが、一番ヘヴィだったのはBLUE CHEERだったということ。ジョン・ロードとイアン・ギランは「”ロックンロール”でなく”ハード・ロック”を初めて意識したのがVANILLA FUDGEだった」。
THE EDGAR BROUGHTON BANDはヘヴィ・メタルとは言い難いが、デビュー・アルバム『WASA WASA』やセカンド『SING BROTHER SING』からの「Psycopath」などはヘヴィだった。さすがイギリスのTV番組だけあって、エドガー・ブロートンがかなりフィーチュアされています。
そして60年代末にLED ZEPPELINの台頭。
さらにブリティッシュ・ブルースのバンドだったEARTHがBLACK SABBATHと名前を変え、”匣から獣を解き放ち”ます。ギーザー・バトラーは「それまでイギリスのロックは中流階級がやっていたけど、俺たちはウルトラ貧困の中から出てきた」と語ります。BLACK SABBATHは”暗黒面の恐怖”を描いたバンドで、飾る花などなく、尻にブーツを叩き込まれるかカミソリで斬りつけられるかだったそうです。
おなじみパリでのライヴ映像や、バンド名の元ネタ映画『ブラック・サバス』トレーラーからの映像も流れます。
ジョン・ロードもヒッピー文化について「カフタンはイギリスじゃ寒いし」とさらりと批判しています。
さらにDEEP PURPLEが『DEEP PURPLE IN ROCK』で、URIAH HEEPが『VERY ‘EAVY, VERY ‘UMBLE』で登場。
その頃アメリカはベトナム戦争が続いていて、BLACK SABBATHの「War Pigs」などはリアリティあふれる歌詞で、「ライヴ会場を訪れた車椅子の観客が両脇を抱えられてスタンディングオベーションをした」と思い出すビル・ワードが思い出し涙を洩らす光景も。
ハード・ロックはイギリス全土に拡がっていき、ウェールズからはBUDGIEも登場します。今のバーク・シェリー、シワシワです。
ヘヴィ・メタルという音楽において重要なのはギター・リフでした。その手本としてブライアン・タトラーが「Paranoid」「Symptom Of The Universe」「Whole Lotta Love」「Smoke On The Water」のリフを弾いてみせます。この人、ずいぶん出番が多いです。
ジョン・ロードが「『Black Night』のリフはリッキー・ネルソンの『Sumemrtime』からいただいた」と語ります。
あとヘヴィ・メタルの特徴は大音量でした。ホルスト『惑星』が引き合いに出されます。
もうひとつヘヴィ・メタルの特徴はシンガーのハイトーン絶叫でした。ジャニス・ジョプリンが引き合いに出されます。
さらにヘヴィ・メタルの特徴は、リスナー層の大半が男だということでした。彼らはみんなレザーを着込んで首を振ります。
かくしてヘヴィ・メタルはイギリスを飛び出し、アメリカのブルーカラー層に支持されます。それはカルト教団やペイガ二ズムにも似たものでした。ここで全裸の男女が輪になって変な儀式をやる映像や、90年代ノルウェーの教会放火映像が挿入されます。そしてBGMはDIAMOND HEADの「Am I Evil」に。
1975年にニール・ケイがパブ『The Bandwagon』でヘヴィ・メタル・ディスコ「Soundhouse」を開催するようになり、イギリス中のメタル・キッズが集結します。今のニール・ケイ、超太っていて短髪です。Rob Loonhouseがエアギターの創始者として当時の映像と共に語られます。
ヘヴィ・メタルはJUDAS PRIESTがさらに激しいものにして、MOTORHEADによってパンクとのクロスオーヴァーがなされます。THE DAMNEDとかも一種メタルっぽいです。
パンクに先駆けて、DEEP PURPLEは無意味な存在となります。ジョン・ロード自身「リスナーだけでなく、バンド自身にとってもどうでもいい存在となった」と語ります。
さらにBLACK SABBATHもオジー・オズボーン、ビル・ワード脱退によって意味を失っていきます。
その一方でNWOBHMが勃興、IRON MAIDENが出現します。それは奇しくも”鉄の女” マーガレット・サッチャー政権樹立と前後していました。最初ヘヴィ・メタルは『Friday Rock Show』のようなマニア向けのラジオ番組でしか流れませんが、間もなくSAXONが『Top Of The Pops』に出演したりもします。
IRON MAIDENが『The Beast On The Road』ツアーでブレイク、メタルは世界に拡がって巨大化していくのでした。
…という内容です。
あっと驚く新事実などはありませんが、当事者たちの口から語られるヘヴィ・メタルの歴史が生々しいです。
90分番組でイギリスのヘヴィ・メタルの歴史すべてをひもとくことは不可能だし、UFOやDEF LEPPARDは出てきません。あと”ブリタニア”についての番組なので、THIN LIZZYも出てきません。
ところでこの番組で扱われている時代の後、イギリスのヘヴィ・メタルは代表バンドがTOKYO BLADEとTORMEという悲しい状況になってしまいますが、80年代終盤になってTHUNDERやTHE QUIREBOYS、SKINらオールドスクール系の台頭、90年代のTHE WILDHEARTS、TERRORVISION、SKUNK ANANSIEらブリットロックへと繋がっていきます。そしてヲタ層によるメロディアスAORアンダーグラウンドを経て、21世紀にまさかのDRAGONFORCE降臨、という流れで良いのでしょうか。
英BBCはこれまでも『Blues Britannia』『Jazz Britannia』『Prog Rock Britannia』などを放映しているので、日本でもまとめて放映あるいはソフト化して欲しいです。
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とか書いていたらDRAGONFORCEからZPサート脱退だそうです。
ジェルジ・リゲティの9枚組CDボックス『WORKS』を聴いています。
楽器構成やテーマごとに分かれており、String Quartets & Duets / A Cappella Choral Works / Works For Piano / Vocal Works / Mechanical Music / Keyboard Works / Chamber Music / Le Grand Macabreの8部構成。各CD1枚ずつ、オペラ『Le Grand Macabre』のみCD2枚です。
CD9枚組で3,488円という安さ。以前は単品で発売されていた『ソニー/BMG』音源なので内容・音質は問題あろうわけがありません。仕事しながら聴いていますが極上です。打ちのめされます。
映画『2001年宇宙の旅』で使われた「Atmospheres」「Lux Aeterna」、『シャイニング』で使われた「Lontano」などヒット曲は収録されていませんが、そんな文句を言わせない充実度。
メトロノーム100台を使った「Poeme Symphonique For 100 Metronomes」とか、飛ぶ音源も多数。
なお「Atmospheres」「Lontano」は廉価5CDボックス『THE LIGETI PROJECT』で聴くことが出来ます。両作を揃えるといきなりリゲティのCDが14枚。CDライブラリが充実して、なんだか嬉しいです。
SUNN O)))やNADJAとも地平線を同じくしているので、聴いていない方はこれを機会にぜひ聴いてみましょう。僕も初めて聴いてから30年以上経つのに未だにニワカなので、さらに掘り下げていきたいです。
WWE RAWが8月20・21日、両国国技館で来日興行。そして4月12日RAWロンドン興行のゲスト・ホストはデヴィッド・ハッセルホフ。
EYEHATEGODの現時点では唯一の来日から東京・渋谷クアトロ公演を収録したDVD。100枚限定のDVD-R。2004年に出たそうですが、ずっと後になってから存在を知って、探していました。ようやく入手。これでEYEHATEGODはコンプリートだぜ!ebayで落札、海外から送ってもらったのですが、ジャケットがこれだからか税関で開けられていました。
で内容は、クアトロの喫煙コーナーとかで映している固定ワンカメラ・ショット映像をそのままDVD化したもの。画質もあまり良くないです。ただ演奏は良いし完全収録(約60分)だし、奇跡の来日公演ということで日本のファンには思い出深いライヴです。
なおアルバム『PREACHING THE ”END-TIME” MESSAGE』にも,この日のライヴから「Jackass In The Will Of God」「Revolution Revelation」が収録されています。
ジャケに”ナネヌ”と書いてあります。どういう意味かまったく不明ですが、”ナチス”と書こうとして間違ったのかも知れません。
そういえば現在発売中のプレイヤー誌4月号のジミ・ヘンドリックス巻頭記事を書かせていただきましたが、とにかく気合いが入って時間もかけまくって、最初に2倍ぐらい書いてしまったのを情報量を損なわないように切り縮めて、そのせいで他の仕事にシワ寄せが来て吐くほどだったので、読んでいただけたら嬉しいです。
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Southern Lordの通販というと、欠品や破損があってクレームを入れても全然返事が来ないなど問題になっていましたが(幸い僕はそのような事例に遭ったことがありませんでした)、グレッグ・アンダーソンが「これからちゃんとやる」宣言。リリースする作品自体は素晴らしいものが多いので、今後に期待。あとは送料の異常な高さも見直して欲しいです。
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夕方、飯田橋で、ワンデーのコンタクトレンズを1週間ぐらい付けっぱなしだという編集者さんと打ち合わせ。ここ最近急激に視力が落ちたのだとか。本気で失明しないのでしょうか。