オー

ジャンボ鶴田の初期入場テーマ曲が「チャイニーズ・カンフー」。

1975年秋から1980年までこのテーマ曲を使っていて、その後1983年までが「ローリング・ドリーマー」、1983年8月31日・蔵前国技館のみ「T.T.バックドロップ」、そして1984年以降はおなじみ「J」でした。

「チャイニーズ・カンフー」はバンザイなるフレンチ・ディスコ・グループが1974年に発表したレコードです。

バンザイというグループのことはよく判りませんが、他にも「Viva erica」のヒットがあり、セッションマンの集まりなのではないかと。

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で、フランスではこのシングルは「Banzai avec les Clodettes」名義でリリースされています。

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グループ名よりクロデッツの方が大きく印刷されていますね。

クロデッツというのは、クロード・フランソワ(愛称クロクロ)のバック・ダンサー軍団だったそうです。

ダンサー軍団が参加しているというだけで、クロクロ本人はこのシングルには関わっていませんが、フランスでは切手になるほどの人気歌手で、「マイ・ウェイ」の作曲者でもあります。

彼は1975年に滞在していたロンドンのヒルトン・ホテルがIRAのテロで爆破され、それは生き延びたものの、1978年に風呂場で濡れた手で電球を替えようとして感電死してしまったそうです。

いやぁ、インターネットってちょっと調べるだけでいろんなことが勉強できますね。

シーホースコーポレーション

関西エレキ・バンド、ザ・リンド&リンダースは「銀の鎖」などをヒットさせますが、GSブームの終焉と共に失速して解散。

ギタリストの加藤ヒロシは新天地を目指して渡英します。

そうして彼が元キング・クリムゾンのゴードン・ハスケルらと結成したバンドがジョー(JOE)でした。

で、「WWWF J.ヘビー級タイトルダッシュという藤波選手の快挙に共感し、VTRで彼のファイトぶりを見た時の印象をもとにして作ったファンキーなオリジナル・ナンバー」(ライナーノーツから)が「ドラゴン・スープレックス(ドラゴン藤波のテーマ)」です。

この時点でハスケルは脱退済ですが、その後任としてベースを弾いているのがクマ原田。

さらにジョーのライヴにしばしば参加していたというメル・コリンズがサックスで参加しています。

あとブライアン・フェリーのソロやワム!、ゲイリー・ムーアなどの作品でプレイしているセッションマン、マーティン・ドローヴァーも参加しており、ブリティッシュ・ロックの秘められた一面を知ることが出来る一枚だといえるでしょう。

その後、藤波は伝説の「マッチョドラゴン」などテーマ曲を数回変えていますが、最終的にこの「ドラゴンスープレックス」に戻しています。

高円寺在住

映画『カンフーハッスル』イメージソングとして「カンフー・ファイティング」が再注目されているカール・ダグラスですが、こういう曲もやっています。

ところでロビンソンはウィガンのビリー・ライリー・ジム、またの名を”蛇の穴(スネークピット)”で鍛え上げたことで知られています。

ウィガンといえば英国ノーザン・ソウルのメッカ、ウィガン・カジノがあった都市なので、ロビンソンのテーマ曲が”ブルー・アイド・ソウル”というタイトルなのは非常に納得がいきますね。

ウィガンはザ・ヴァーヴの故郷でもありますが、日本で彼らについて書かれた文章ではたいてい「何もない地方都市」となっているのが残念です。

追記。A面が「ダンス・ザ・カンフー」、B面が「ソウル・ドラゴンのテーマ」(=「人間風車」)の日本盤7″シングルです。

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ノアだけはガチ

さっきホーガンのレコードを引っ張り出してきたら、『スパルタンX』テーマ曲シングルも発掘されました。

三沢光晴の入場テーマ曲としても有名だったこの曲、その前には上田馬之助の入場テーマ曲でしたね。

ついでにいえば”赤い怪鳥”ベニー・ユキーデはメガデスのデイヴ・ムステインの師匠でもあります。

しかしこの映画にアマゾネス軍団が出るとすっかり勘違いしてましたが、それは『サンダーアーム龍兄虎弟』でしたね。

もう一度ちゃんと見なければ。

人生について知るべきことはすべてこの男から学んだ(うそ)

Ichiban, Hogan

Hogan, champion

Axboomba is your fate

Just one Ax and it’s too late

Hansen, the Giant and the Butcher too

Just one Ax and they are through

From Tokyo to Rocky III

Hogan is too strong for me

Action, action is Hogan’s game

Action gave him fortune and fame

Hogan is Japan’s number one

Hogan is our rising sun

Ichiban is his name

Hogan is our champion

Ichiban, Hogan

Hogan, champion

Ichi ban

BLACK SABBATH

ゲイリー・シャープ・ヤング著の『Black Sabbath – Never Say Die! 1979-1997』を読みました。

オジー・オズボーンが解雇されてから復帰するまでという、今ではあんまり語られることがない時期に焦点を当てた本です。

ロニー・ディオ期やトニー・マーティン期についての知られざる情報も多く、大好きなバンドでありながらあまりに自分が無知だったことに驚きましたが、やはり目からウロコが落ちまくりだったのが1980年代中盤の混迷期についての記述。

イアン・ギランの脱退からロン・キール加入説、デヴィッド・ドナートは何者だったのか?グレン・ヒューズが参加したアメリカ・ツアーの裏模様などを、コアに追いかけています。

日本ではこんなに詳しい資料は皆無なので、サバス信者の皆さんには無理してでも洋書で押さえていただきたいところです。

特に面白かったのが”自称ブラック・サバス元メンバー”のジェフ・フェンノルト Jeff Fenholt についてのネタ。

このシンガーはヨシュアの『サレンダー』で歌ったことでも知られていますが、現在はTV伝道師として活動。

「昔は酒とドラッグと女にハマリまくりで、悪魔を崇拝していた。しまいにはサタニストの集まりであるブラック・サバスに加入してしまった。しかしある日、俺は神に目覚めたんだ!」

とかほざいています。

ただ、子供の頃に両親に虐待されたと言ったせいで両親から告訴されるなど、どこか眉唾臭い奴としても知られています。

こいつは「元ブラック・サバス」という触れ込みで説法会をやったりしているので、以前からその真偽についてメーリングリストなどで話題になっていたのですが、本書ではそのへんのいきさつがかなり細かく記されています。

一応『セヴンス・スター』リリース前のデモで歌っているようですが、あのアルバムは元々トニー・アイオミのソロ作だったので、「元ブラック・サバス」というのは大嘘ですね。

さらにデモで歌っただけで、正式メンバーになったわけでもありません。

なお、この音源は裏流出していて、ブートレグCD『STAR OF INDIA』で聴くことが出来ます。

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通常リハ音源は曲が未完成だったりして、二度聴くことは稀なのですが、このCDに収められているテイクは曲の体裁が出来ているので、それなりに聴けます。

フェンノルトのヴォーカルは高音部の伸びが良く、なかなか聴かせます。

『セヴンス・スター』ではグレン・ヒューズが歌っているので、フェンノルトは百億歩ぐらい劣るのですが、一聴の価値ありでしょう。

本書には書かれていませんが、フェンノルトはなんとサルヴァドール・ダリの奥方、ガラの若いツバメだったそうです。

ただでもフカシ野郎といわれている彼なので、その話がどこまで本当かは判りませんが、その頃ガラは70歳ぐらいだった筈では(;´Д`)

EYEHATEGOD

アイヘイトゴッドのデビュー・アルバム『IN THE NAME OF SUFFERING』は当初フランスのインディーズIntellectual Convulsionから出て、その後Century Mediaからアメリカ盤が出ましたが、フランス盤オリジナルCDを入手することが出来ました。

まあ中身は同じなのですが、ジャケットが異なっています。

現行盤のCDブックレット表4と同じデザインで、ただし色あいがCentury Media盤より鮮やかです。

潰瘍(?)跡とかチンとかマンが載っていて汚いデザインなので、変更になったのは仕方ない気がします。

アイヘイトゴッドに関しては下記でどうぞ↓

http://www.yamazaki666.com/eyehate.html

そういえば最近再発された『DOPESICK』アナログ盤のジャケは緊縛女バージョンなのですが、これが表ジャケになっているCDって見かけたことがありません。

お持ちの方、情報お願いします。

OFF THE DISK RECORDSついでに

OFF THE DISKはSIEGEのデモを勝手に7″化した「DROP DEAD」も出しています。

(あとで了承をとったらしい)

現在ではずっと音質が良いものを簡単に入手できますが(最近ではDEEP SIXがLP化した)、RELAPSE盤、LOST & FOUND盤も押さえてしまうようなSIEGEオタの方はぜひ。

300枚限定で、緑盤・青盤・赤盤それぞれ100枚ずつだそうです。

OFF THE DISK RECORDS

で、FEAR OF GODのErichがやっていたレーベルがOFF THE DISK RECORDSです。

1988年から1992年のあいだにわずか20枚のレコードをリリースして終わった短命レーベルですが、ご存じSLEEP『Vol.2』やSIEGE、INFEST、RUPTUREなど、実に美味なラインアップです。

ちなみにこのレーベルはMORBID ANGEL「Thy Kingdom Come b/w Abominations」を同じくスイスのSplattermania Recordsからスプリット・リリースしていたりもします。

この7″はデモをレコード化したブートレグだとも言われていますが、Erich曰く「正規盤だ!」とのこと。

良いバンドだけどメンバーの性格が最低だったのでOFF THE DISKの単独リリースとはせず、Splattermaniaとのスプリット・リリース扱いにしたんだとか。

レーベルのサイトはここです:

http://www.megawimp.ch/otd/otdstart.html

ちなみに基本的に在庫はないので、通販は難しそうです。

ところでサイトに記載されていないOTD04はANTIDOTE、MOB、CFA、ABUSEDの7″音源をコンパイルしたブートレグLPなのだそうです。

FEAR OF GOD

スイスの1980年代グラインド神FEAR OF GODのディスコグラフィLP『ZEITGEIST』を入手しました。

2003年に出たはずだから今更ですが。

二枚組で全95曲と、激烈グラインドにつぐ激烈グラインドの嵐で、聴きごたえがあるどころか、あまりの消耗度にグッタリして何もできなくなります。

リプロ盤や再発で聴くことが出来た音源もありますが、一気に聴くと大量虐殺です。

ブラジルのAbsurd Recordsから出たもので、限定800枚。

うち100枚にはバッヂ、Tシャツ、ポスター、ステッカーが付けられていたそうですが、僕が入手したのは”U$Aエデエィション”です。

これもポスターとステッカー付きで限定200枚ですが、この200枚がブラジル盤の800枚に含まれるのかは判りません。

いちおうCDバージョンがIpecacから出ることになっているらしいですが、2004年初頭リリース予定から1年、何の音沙汰もありません。

とにかく最高にカッコ良いので、出るかも判らないCDを待たずに、今のうちのゲットしておくことをお薦めします。

ちなみに元FEAR OF GODのErich Kellerのサイトはここです。

http://www.megawimp.ch/

現在はUNDER CONSTRUCTIONですが、FEAR OF GOD情報はこちらで見ることが出来ます。

http://www.megawimp.ch/fog/fogstart.html

リキテンシュタインについて語るクールな俺(海外旅行自慢つき)

yamazaki666.comのトップ壁紙をロイ・リキテンシュタインの『Tall Mountains』にしてみました。

1996年、73歳という最晩年の作品です。

1960年代にアメコミを取り入れた作風で有名になったリキテンシュタインですが、1995年ぐらいから中国の山水画テイストを取り入れたスタイルの絵をいくつも描いていました。

1995年といえばバブル期がとっくに終わっているというのに、東京現代美術館が6億円出して60年代の『ヘアリボンの少女』を買って、バッカじゃねえの~と言われましたが、リキテンシュタインはそれから百億歩ぐらい前を行っていたわけです。

リキテンシュタインといえばアメコミ一発芸人みたいに言われることが少なくありませんが、初期のヘタクソなミッキーマウスから60年代のアメコミ路線、その後抽象モノに走って、90年代に入るとヘタクソミッキーとアメコミをカットアップした抽象風の集大成に到達したのでした。

1994年にニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催された懐古展ではあの螺旋状ギャラリーに初期から当時の最新作までが時系列順に展示されていて、なんだか「そうか!そうだったのか」と納得しました。

そういう”突然すべてが判った気がする”感覚は人生何度か経験したことがありますが、アシッドに通じるものがあります。

関係ないけどその日はLimelightでロブ・ハルフォード率いるファイトとヴォイヴォドのライヴがあって、アンコールでセバスチャン・バックが飛び入りしていました。

で、集大成に到達したリキテンシュタインがとった次のステップが山水画スタイルでした。

それで彼は1997年に死んじゃったわけですが、去年マドリッドの国立ソフィア王妃芸術センターでこういうのをやっていました。

http://www.idealista.com/lichtenstein/panorama01.html

ちょうどマドリッドにいたのですが、山水画スタイルの絵をナマで見て、あまりのかっこよさに思わず脱糞ガッツポーズしてしまいました。

オチはないけど、要するにリキテンシュタインは死ぬまで凄かったということなのです。

SUNN 0)))

ヘヴィ・ドローン・ミュージックといえば、ヘヴィなギターがズーーーーンと延々と続くやつです。

おそらく一生”カート・コベインが自殺した猟銃を買った男”と呼ばれてしまうであろうディラン・カールソン率いるEARTHが有名ですが、日本のborisもドローンものをやっているし、最近ではジュリアン・コープもそっち側に足を踏み込みつつあります。

そんな中で現在カルト宗教的な人気を得ているのがSUNN 0)))です。

初期はEARTHの模倣?という感じもした彼らですが、現在では不動の音楽性を確立。

もちろん”不動の音楽性”といっても、ヘヴィなギターがズーーーーンと延々と続くものです。

そんなの聴いててどこが面白いんだよ、と訊かれそうですが、最高なんですよ。

大音量で轟音に身を委ねると、忘我の境地に達して、脳が弛緩してきます。

あまりに脳が弛緩してしまって、超限定盤をプレミア価格で買ってしまうようになります。

彼らの作品は100枚とか200枚とかしか作られないことが多く、ライヴ会場でしか売られなかったりするので、入手するのは激困難です。

メンバーであり、エンペラーやSIGHのアートワークも手がけるスティーヴン・オマリーのサイトideologic.orgには載ってないけど、サンプラー『LIVE AKTION SAMPLER』にはKHANATEバージョンとSUNN 0)))バージョンがあり、どちらも限定60枚です。

でもSUNN 0)))にハマった人たちは脳が汚染されていて、もはや何だかわからない状態に陥っているので、プレミア価格を支払うことも辞さず買い漁ります。

そして聴いてみるとヘヴィなギターがズーーーーン。

もちろん曲の区別などつきません。

ふと冷静に考えると、音の拷問を受けているようなものです。

でも、SUNN 0)))信者は何だかわからない状態なので、ただただ轟音に身を委ねるばかりなのです。

というか、1曲ごとの区別がつくようだと、この手の音楽は効果を失ってしまうから、これでいいのです。

そのSUNN 0)))のオフィシャル・ブートレグ『LIVE WHITE』が昨年12月に出ました。

5″CDと3″CDの二枚組です。限定200セット。

もちろんヘヴィなギターがズーーーーンと延々と続くもので、過去の作品との区別はつきません。

それでもいいのです。最高。ズーーーーン。

今年の春、SUNN 0)))はヨーロッパ・ツアーをやるそうですが、3月のオランダ公演ではborisと対バン予定とか。

…それは行かねばならないという天啓か!?

ズーーーーーーーーーーン。

フィル・ライノット19周忌

シン・リジイというバンドの最大の魅力はその音楽だったのですが、そのフロントマンでありリーダーのフィル・ライノットという人物のカリスマ性に負うものも大きかったわけです。

鼻が詰まったような歌声は巧いとは言い難いものでしたし、ビッグアフロに褐色の肌、ワイシャツにネクタイをした上に革ジャンを着込んでスタッドのついたレザー指無し手袋と、そのファッションも何だかわからないものでした。

しかし、そんな訳のわからなさを強引に力技でカッコ良さに転じてしまったのがフィルでした。

「Breakout!」のかけ声と共にモニターに飛び乗り、大股開きでベースをかき鳴らせばすべてがオッケー!!

そんなフィルに魅了されてしまったファンは現在でも数多く、ダブリン郊外のサットンにある彼のお墓を訪れる人は後を絶ちません。

僕も十周忌の1996年、巡礼をしてきました。

雨がザーザー降っていました。

お供えをしようと近所の花屋でバラを買ったら、店のお姉さんに「スプレーで黒く塗りましょうか?」と言われました。

なんだかすごく感動しました。

ビニール・ジャンキーズ

ブレット・ミラノ著『ビニール・ジャンキーズ』の邦訳が河出書房新社から出ました。

ずいぶん前に原書を買ったのに読んでなかったのですが、日本語版をぺらぺら立ち読みしたら面白そうだったので、年末年始に暇を見て読んでみました(せっかく買ったので原書のほう)。

ロバート・クラムが黒人住宅街の家を一軒一軒たずねて「78回転のSPレコードがあったら売ってください」と回ったエピソードや、ビーヴァス・フロンドのニック・サロマンが値段が高騰する以前のヴァーティゴ盤を買いあさってセドった話、サーストン・ムーアやピーター・バックのオタねた、コレクターの精神分析(蒐集癖はセロトニン分泌不足という説もあり)まで、レコード・コレクターの業の深さを面白おかしく、それでいてかなり正確に記した本で、全編楽しく読めました。

ただ、ひとつ???と思った箇所が。

ニック・サロマン(本書ではずっとサラモンと書かれている)がマッド・リヴァーのアルバムをなんと4枚所有している!と、とてつもなく奇異なことのように書かれていますが、その内訳が

  • オリジナル盤LP(盤質悪し)
  • オリジナル盤LP(盤質良し)
  • CD(スピード正しい)
  • CD(スピード速し)

というもので、そんなの普通でしょ…?と思いました。

ちょっとした音楽ファンだったら同じ内容のCD&LPを4枚持っているのはおかしくも何ともありませんよね。

ところで、文中でピーター・バックがこう発言しています。

「ジューダス・プリーストの最初の4枚のアルバムのボーナス・トラック入りCDがあるけど、欲しければあげるよ。(サンプル盤だから)売れないけど、家に置いておきたくないからね」

2枚目以降は最高じゃん!という意見はさておいて、”最初の4枚”という括りは、

Gullからの2枚とCBSからの2枚を指しているのでしょうか?

それともCBSからのリマスター再発第一弾4作?

そんな想像をめぐらすことが出来る所を含めて、面白い本でしたよ。

日本でもディスクユニオン廃盤セールに徹夜で並ぶ人たちとか、ヤフオク転売ヤーとかについての本を出してもらいたいです。

さらにもうひとつ。

ベイカールーのアルバムについてちょびっと言及されていますが、何故か前身バンドのベイカールー・ブルース・ラインと表記されていました。

著者のミラノはボストン在住だそうです。

ボストンといえば二度行ったことがありますが、Newbury Comics他けっこう中古盤屋が充実していて、レコード・コレクター向きの都市でした。

ハーヴァード大学、マサチューセッツ工科大学、ボストン大学など、大学都市ということもあるのでしょうね。

豪雪の中、気合いで回ったことがあります。

そのわりにビリー・アイドル『サイバーバンク』フロッピー付きCDとかWax Traxもの12″多数とかザ・フー関連雑誌/新聞記事をリストアップした本とか、あんまり大したものは買わなかった記憶が。

でも当時はまだ音楽知識も今よりずっと乏しかったので、またレコード狩りに行ってみたいです。

韓流

年末はNHK-BSで『冬のソナタ』をやっていたので、若者文化に追いつこうと思ってちょびちょび見ました。

思いのほか面白かったです。

ヨン様はけっこういい家の息子なのですが、アメリカ留学に行く直前の大晦日、ジウ姫と商店街のバーガーキング前で待ち合わせて、ダンプカーにはねられます。

記憶喪失となったヨン様はそのままアメリカ留学に出かけ、数年後帰国します。

そのときミニヨンと名乗っていますが、小さくなったわけではありません。

どう見てもヨン様なのですが、ジウ姫や友達のサンヒョクなど周囲の人たちは、メガネとマフラーのせいで、「似た人だな」と納得しています。

で、ヨン様はもう一度ダンプカーにはねられて、そのせいで盲目となりました。おわり。

大久保に韓国刺身を食べにいったら、そこいら中にヨン様のポートレートが飾られていました。

ところで『燃えよドラゴン』のハンって、”韓”なんでしょうか。

THE CANDY SNATCHERS

仕事デスク周辺を片付けたら、紙資料の山の中からキャンディ・スナッチャーズの7″「Fuck My Family b/w Now Who’s Crying」が発掘されました。

4枚目のシングルで、中古盤屋で買ったまま埋もれていたものです。

聴いてみたらすごくかっこよかったです。

お片付けをして良かったと思いました。

ハイスクールドリームについて熱く語るクールな俺

『ロックンロール・ハイスクール』といえばラモーンズ出演で知られるロック映画の名作ですが、その続編が『Rock’N’Roll Highschool Forever』なわけです。

かつてラモーンズが演奏して生徒が暴動を起こし、大炎上したロナルド・レーガン・ハイスクール。

それ以来、毎年その日は”ロックンロール・ハイスクール・デイ”記念日として、生徒が何をやってもいいという伝統になっています。

よって生徒たちは全校舎の便所の水を一気に流して、パイプを壊したりします。

しかし新任の副校長がやってきて、騒音のロックは禁止!という事態に。

コリー・フェルドマン率いるエラディケイターズは果たしてプロム・パーティーで演奏できるのか…!?

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ラモーンズが出ない『ロックンロール・ハイスクール』という、誰も興味を持たない可哀想な作品です。

前作で小ネタギャグをちりばめていたジョー・ダンテも不参加。

よって日本でビデオ発売されたときは全く関連のない『ハイスクールドリーム』というタイトルになっています。

特にコリー・フェルドマンのやっているバンドの音楽がショボイというのは大きなマイナスです。

B-52’sやディーヴォをへなちょこに腐らせたような1970年代後期アメリカン・ニューウェイヴ風で、彼らが目の敵にする軟弱バンドと差別化が図られていません。

しかしまあ、ダメはダメなりの魅力がある映画なのですよ。

前作に出てきた女副校長が、隻腕でパワーアームみたいなのを付けた”ヴェイダー先生”として復活したり、やっぱり学校が炎上して終わったり、笑いのツボは押さえています。

あと”ロックンロールの精霊”としてモジョ・ニクソンが出てくるのもポイントが高いです。

そんなわけで、この映画までは元子役としてそれなりにプッシュされてきたフェルドマンですが、1990年代に入るとドラッグ禍もあったりして、落ち目になっていきます。

でも最近ではハワード・スターンのラジオ番組や『ビキニ・バンディッツ』に出たり、トロマ絡みの仕事をやったり、違った意味で素敵な芸歴を重ねています。

これからも生暖かくヲチしていきたい俳優です。

もろびとこぞりて

世間の人々が自分たちの抱えている問題をなおざりにして浮かれているクリスマスイブ。

そんな聖夜に新宿ディスクユニオン・プログレ館を訪れるお客さんは相当濃厚でエグイ強者に違いない!と思い、見学に行ってきました。

でも会社帰りのお父さんらしきお客さんが多くて、グレービー臭そうな筋金入りプログレ漢はいませんでした。

ちょっと拍子抜け。

御茶ノ水ユニオンHR/HM館に行ったほうが良かったかなあ。

で、ホークウィンド『WARRIOR ON THE EDGE OF TIME』再発CDが出ていたので購入しました。

以前一度CD化された本作ですが、気がついたら廃盤で、プレミア付きになっていたのです。

まあLPを持っているので要らないっちゃ要らないのですが(変形ジャケで、開くと勇者の楯の形になる)、大好きな作品だし、久々の公式?CD再発なので、押さえておきました。

しかし本作を出したドイツのRock Fever Musicって、どんなレーベルなのでしょうか。

http://www.rock-fever.de は繋がらないし、本当に「公式」再発なのかちょっと首を傾げてしまいます。

初期ホークウィンドの名盤といえば『SPACE RITUAL』『IN SEARCH OF SPACE』などがありますが、本作も素晴らしい作品なので、今回も廃盤になる前に、皆さんにもぜひ聴いていただきたいです。

それから中古コーナーで、同じくホークウィンドの『QUARK STRANGENESS AND CHARM』英Virgin盤CDが普通に1,200円で売られていました。

あまり良いアルバムではないので、まあ妥当な価格のような気もするのですが、英Virgin盤CDはebayなどで無駄な高値を呼んでいたので、普通の中古価格なのはちょっと意外でした。

もしかしてリマスター再発された(される)とかの理由で、価格が暴落しているのでしょうか?

あとはバークレイ・ジェイムズ・ハーヴェストの初期4作品を紙ジャケに入れたCDボックス(1996年にイギリスで出たやつ)を中古価格で入手しました。

これから鶏の丸焼きを食べます。

今年も良いクリスマスでした o(^∇^)o

パチものコング

『クイーンコング』『KONG ISLAND』の2作が入ったDVD『THE KONG COLLECTION』を購入しました。

『ハリウッド・チェーンソー・フッカーズ』でおなじみ巨乳好き厨房映画監督フレッド・オーレン・レイ率いるRetromediaからのリリースです。

ウンコ映画を山ほどDVD化しているという点ではSomething Weird社と共通するものがありますが、Something Weirdみたいにマメではないので、レアな特典映像とかはありません。

でも『クイーンコング』にはフランク・アグラマvsフレッドという、夢のコメンタリー対決が入っています。

それほど狂った発言の応酬はなく、フレッドが案外きちんとした人で拍子抜けしますが、さまざまな職業の女性たちが「クイーン・コングを自由に!」とデモするシーンを見て、フレッドが「超大作ですね!」と喜んでいるのが印象的です。

さらに

フレッド「あまりに盛りだくさんの映画で、出てこないのはバイクとUFOぐらいなものですね」

アグラマ「1970年代にはまだそんな物、発明されてなかったんだよ」

というベタな会話も楽しめます。

映画本編はたぶん日本で公開されたのと同内容ですが、シネスコになったりTVサイズになったりするのを直したのだそうです。

日本語ふきかえはもちろん入っていません。

『KONG ISLAND』は『KING OF KONG ISLAND』と同じ映画です。

特典映像はフレッドのドライブイン・シアター・コント2分半だけ。

そのコントでも言っていますが、KINGもKONGもISLANDも出てこない映画です。

マッドサイエンティストがゴリラを脳手術して手下にして、女性を拉致してくるというストーリー。

一応女ターザン(エヴァという名前)は出てきますが、DVDパッケージとは全然違う人です。

音楽がラウンジっぽくて気に入る人もいるかも知れません。

ディック・ヘクストール・スミス(1934-2004)

アレクシス・コーナーズ・ブルース・インコーポレイテッド。

ジョン・メイオールズ・ブルースブレイカーズ。

グレアム・ボンド・オーガニゼーション。

コラシアム。

ジャック・ブルース・バンド。

高校生の頃、ブリティッシュ・ブルースを聴き始めた僕が徐々に迷宮に深入りしていき、図書館で新しいアルバムを借りると、その裏ジャケットにはほとんど必ず、ディック・ヘクストール・スミスの禿頭が控えめに載っていました。

彼が本気になったら凄いということは、後にリーダー作品(ジャック・ブルースとかと一緒にやってるジャズっぽいやつ)を聴いて知りました。

ブリティッシュ・ロックの初期を彩るバイプレイヤーとして、その名前は永遠に留められるべきだと思います。

残念ながら彼と話す機会は一度もありませんでしたが、今年の秋に出た彼の自伝をもう一度じっくり読み返します。

STRONGER THAN ALL

1990年代以降のロック界において、ダイムバッグ・ダレルはトム・モレロと並んで、最も独創的なギタリストでした。

(ヘヴィ・ロックという枠だけでなく、ロック全体で)

が、そんなことを抜きにしても、PANTERAは最高にかっこいいバンドだったと思います。

僕にとっては、メタル・ファンであることを最も誇りに思わせてくれるバンドがPANTERA(とMACHINE HEAD)でした。

どっかの馬鹿のせいで、そのダイムバッグのギターを二度と聴けなくなってしまったことは残念でなりません。

安らかに眠れ、なんていうセリフは、ダイムバッグには似合わないので、超絶ヘヴィなギター・リフで地獄の炎を吹っ飛ばしてRAISE HELL AND KICK ASSして欲しいです。

僕はダイムバッグとは一度、電話で話しただけでした。

2003年12月23日、ギターマガジン誌向けインタビューでのことです。

たぶん2004年3月号掲載だと思います。

やたらとファッキンと言うので、会話している僕もつられて「ファッキン・ツアーはいつから開始するんですか?」とか言ってしまいました。

記事からはカットしたのですが、

「『COWBOYS FROM HELL』以降の音楽性の変化について、EXHORDERからの影響はあったか?」

という問いに対し、

「そんなバンド聴いたこともねえ。そういう下らねえ噂は誰が触れ回してやがるんだ!」

とムッとしていました。

「ひょっとしたらフィルが影響を受けたかも知れないけど、俺とはまったく関係ない」

と、当時断絶状態だったフィル・アンセルモに責任転嫁しているのが微笑ましかったです。

韓国盤その3

韓国ではパンテラの『SELECTED IN “COWBOYS FROM HELL” & VULGAR DISPLAY OF POWER』というアルバムが出ています。

なんか文法がヘンです。

曲目は『COWBOYS FROM HELL』『VULGAR DISPLAY OF POWER』から選んだもので、下記の『VULGAR DISPLAY OF COWBOYS』とまったく同じです。

『VULGAR DISPLAY OF COWBOYS』はLPとCD両方が出ていましたが、『SELECTED IN~』はLPオンリーではないかと思われます。

(確証なし)

ライナーノーツが93年8月に書かれたものらしいので、同年10月~12月頃に出たものでしょうか?