SPRINGROOVE’08 @幕張メッセ

Ne-Yo / Kanye West / Rihanna / N*E*R*D / Kreva / Keyshia Cole / Sean Kingston

ふとっちょ黒人ショーン・キングストンは1曲目が「D’yer Mak’er」にラップを乗せた曲で、クライマックスが「Stand By Me」に「スーイサイダル、スーイサイダル」という節を付けた曲でした。キーシャ・コールは歌が超うまかったです。「When Doves Cry」もちょっと歌っていました。最初は前半だけ見るつもりだったのですが、あまりにうまくて見とれていたらTERIYAKI BOYZが終わっていました。さらにKREVAが駄洒落の人にしか聞こえなくなりました。N*E*R*Dは元々プロデューサーだけあってスタジオ盤の方が面白い気がしましたが、ステージも楽しめました。最後に「Another One Bites The Dust」をやっていました。リアーナはプロフェッショナルだしかっこいいけど、もっと腰回りに肉をつけて声にドスを効かせた方が良いかも。カニエは約1時間出ずっぱりでゲストラッパーとかダンサーとかいなくて、自分のラップだけで世界の中心になっていました。Ne-YoはスリックなR&Bシンガーで「Unforgettable」も歌っていました。

思い入れのあるアーティストがいなくてダレたらどうしようかと思っていましたが、なんのなんの。どれももっと見たい!と思う面々でした。

キーシャ・コールの『JUST LIKE YOU』を早速購入しました。

2008-04-03

クラウス・ディンガーが亡くなったそうです。

4月1日付でVELVET REVOLVERからスコット・ウェイランドが解雇されたそうですが、既に不仲説がさんざん報道されているし、エイプリル・フールじゃないんですよね?

おそらく後任はセバスチャン・バックで、1枚アルバムとワールド・ツアーをやった後、「俺よりこのバンドに向いたシンガーがいるだろ!」と勇退。2010年ぐらいにアクセル・ローズが加入することになると思います。もちろん『CHINESE DEMOCRACY』はその時点で出ていません。

【ネタバレ】新バイオレンスジャック

第一部完。スカルキングの正体は不動明で、牧村美樹がオッパイウォリアーになってケルベロスにまたがっていました。

BEAT CRUSADERS presents AC/DCトリビュート・ライヴ殺人事件 @新宿LOFT

BEAT CRUSADERS / 少年ナイフ / Fed MUSIC / TUCKER

日本人アーティスト達によるAC/DCトリビュート・アルバム『THUNDER TRACKS』発売記念ライヴ。

ELECTRIC EEL SHOCKは見れませんでした。

ところでソニー公式AC/DCサイトのクイズ100問が遂に完結したので、何問正解できるか?試してみて下さい。

ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美 @東京都美術館

ルイ15世・16世の宮廷で使われた装飾品や調度品の展示に行ってきました。公式サイト

ポンパドゥール夫人はロカイユ装飾大好き

マリー・アントワネットのフランス革命時の逃亡用携帯品入れが一番人気でした。

ムートン・ロスシルド ワインラベル原画展 @六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー

ムートン・ロスシルドのワインは毎年一人ずつアーティストがラベルを描くことになっていますが、そのラベル原画が一堂に会した展覧会

ジョルジュ・ブラック、サルヴァドール・ダリ、マルク・シャガール、アンディ・ウォーホル、ヘンリー・ムーア、ホアン・ミロなど、錚々たる顔ぶれが新作を描き下ろしています。一覧はこちら

特に気に入ったのがフランシス・ベーコンベルナール・セジュルネジョルジュ・マチューでした。

ラベル原画を見たら飲みたくなったので六本木ヒルズ向かいの明治屋でムートン・ロスシルドを見たら、1本が6万2,000円でした。(◎_◎;)ヒエー

2008-03-28

6月18日に『LIVE AT XM SATELLITE RADIO』日本盤がリリースされるデイヴ・メイソンに電話インタビューしました。

本人の活動はもちろん、THE BEATLES「Across The Universe」やTHE ROLLING STONES「Street Fighting Man」、THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE「All Along The Watchtower」などのセッションについても語ってもらいました。

1995年4月にFLEETWOOD MACの一員として来日した彼ですが、思い出は?と訊いたら「ジャン・マイケル・ヴィンセントが同じホテルに泊まっていた」だそうです。

2008-03-27

今日はアリス・クーパー大阪公演だけど最高に楽しいので、どうしようか悩んでいる大阪の人は行った方がいいですよ。

1100からデイヴ・メイソンへの電話インタビューの筈だったけど延期に。

Rolling Stone: Cover To Cover

米『Rolling Stone』誌の縮刷版DVD-ROM『Cover To Cover』が凄まじいです。

3枚のDVD-ROMに1967年の創刊号から2007年5月号までの30年ぶん、約98,000ページを収録。しかもキーワード検索できるというもの。

おそらく全ページ読破するのは一生かかっても無理でしょうが、「Altamont」「Charles Manson」「South Park」「Melvins」などキーワードで記事を拾っているだけで多幸感に襲われます。

残りの一生、このDVD-ROMをいじくって過ごしても良いぐらいです。

おまけの豪華カラー・ブックはあんまり要らないけど、この資料性の高さに対し、値段も安すぎ。

さらに『MAD』50年ぶんの縮刷版などという超弩級のDVD-ROMも出ているので、ドル安に乗じて注文しちゃいました。

NADJA関連いろいろ

Archive RecordingsからNADJAの『THAUMOGENESIS』2ndプレスと『THAUMORADIANCE』が到着しました。

“新作”『THAUMORADIANCE』は『THAUMOGENESIS』と『RADIANCE OF SHADOWS』の世界観が交錯する美しいまでの荘厳エレクトロ・ドゥーム。最初は歌もの…?と思わせて、あっという間に細胞がしゅわしゅわ拡散、天空の果てまでとばされます。

と思ったら、4月に早くも完全ニュー・アルバム『DESIRE IN UNEASINESS』が出るそうです。ぉぃ

2008-03-23

ボブ・ディランがパーソナリティを務めるラジオ番組『Theme Time Radio Hour』、ここ数週間遅れをとっていて、ようやくS2-E15『Around The World Part 2』を聴きました。

THE INK SPOTSの「When The Swallows Come Back To Capistrano」がオンエアされましたが、それで思い出したのが『ブレードランナー』のこと。

ハリソン・フォードがレプリカントのゾーラを射殺した後に青島ビールで一杯やりますが、その時BGMとして流れているのがヴァンゲリスによるTHE INK SPOTSそっくりの「One More Kiss, My Dear」。ワークプリントでは本物のTHE INK SPOTSの「If I Didn’t Care」がそのまま使われていたのを差し替えしたそうです。DVDボックスにそっちのヴァージョンも入っているのだそうで、欲しいけど高いので買っていません。いずれ米盤を買うかも。ていうか”限定”1万セットって (´Д`)。

ところで『ブレードランナー』といえばジャマイカ弁で同性愛者を指すbattyという名前の男が海パン一丁で迫ってきて、最後に白いものを飛び放たせて死んでいきます。

ハリソン・フォードもちんこの象徴であるユニコーンの夢を見たり、相棒が折り紙で雄鳥cockを折ったりして、隠れゲイであることを暗示させます。レプリカントは同性愛者のメタファーだったのですね。ついでに原作者がdickだし。

さらに挙げていくと男同士のチューシーンもあるし、相手がレプリカントかを確認するテストの質問も「砂漠でカメがいました。どうしますか?」とかです。ショーン・ヤングには「これってレズビアン判別テストなの?」と突っ込まれています。

↑ブレランヲタの人は異常に深読みするので、とっくに指摘してそうですが。

2008-03-22

4月23日にニュー・アルバム『GOOD TO BE BAD』が発売されるWHITESNAKEのデヴィッド・カヴァーデイルに電話取材しました。

すごく人当たりのいい人で、質問への返しも過不足なくプロ。紳士的な中にも時折イギリスのおっさんな雰囲気を覗かせたりして、素敵な殿方でした。外見は婆さんみたいだと思っていたけど、超好感度アップ。普段の話し声も”いい声”でした。

The Final Countdown: The Story Of The Glasgow Apollo

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1985年に閉鎖したグラスゴーのライヴ会場『Glasgow Apollo』の栄枯盛衰をドキュメントしたDVD。2005年制作。

AC/DCのライヴ・アルバム名盤『IF YOU WANT BLOOD』のかなりの部分はこの会場で録られたと言われています(マルコムとアンガスのヤング兄弟が生まれた地ということもあり)。

ナレーションが元ALTERED IMAGESのクレア・グローガンたんです。とは言ってもいいおばさんです。

元ULTRAVOXのミッジ・ユーロ、元MARILLIONのフィッシュ、NAZARETHのダン・マッカファティとピート・アグニュー、BIG COUNTRYのブルース・ワトソン、BAY CITY ROLLERSのアラン・ロングミューア、THE STRANGLERSのヒュー・コーンウェルらが思い出話を語っています。

ステージが妙に高くて最前列の観客はドラマーが見えなかったとか、観客が飛び跳ねると二階バルコニーがグラグラ揺れて危なかったとかいうエピソードも面白いのですが、THE ROLLING STONESやマイルス・デイヴィス、ゲイリー・グリッター、ルー・リード、STATUS QUOなど会場でプレイしたバンド達の逸話も興味深いです。

約90分にわたって思い出話が続きますが、なにぶん20年以上前になくなったライヴ会場を当時の関係者が思い起こすので、全員爺さん婆さんです。しかもスコッティッシュ英語のヒアリングはかなり難易度が高いです。さらにバンドの演奏シーンなど皆無でひたすら談話が続くので、よっぽど好きな人以外は手を出すと火傷します。

「ミック・ジャガーの誕生日で楽屋に花がいっぱいあって、チャーリー・ワッツの体調が悪くて…」という談話がありますが、STONESが『Apollo』でやったのは1973年9月16-17日、1976年5月10-12日、1982年5月27日なので、7月26日が誕生日のミックとは合いません。キースは12月、チャーリーとロンは6月、ビルは10月、ミック・テイラーは1月。メンバーの誰とも誕生日が重なりません。変なの。

TONE4月号で写真家のジル・ファーマノフスキーが「ロンドンの『Rainbow』でマイルス・デイヴィスを撮ったとき、観客に背を向けていて写真を撮りづらかった」と言っていましたが、グラスゴーでもやっぱり背を向けていたそうです。

なお『Glasgow Apollo』については『You Don’t Have To Be In Harlem – The Story Of The Most Celebrated Rock Venue In Britain』という本が出ていて、とてもためになります。

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しかしこの本の表紙、ミックが白目で怖いです。『BETWEEN THE BUTTONS』でブライアン・ジョーンズの白目写真を使ったバチが当たったのでしょうか。

VARIOUS ARTISTS: WWE RAW GREATEST HITS THE MUSIC

WWEのTV番組『RAW』15周年記念アルバム。日本盤CDはちょっと遅れて3月26日発売。MOTORHEADのオリジナル・アルバム未収録曲が2曲入っています。ライナーノーツを書きました。えへっ。

2006年に出た『WWE: WRECKLESS INTENT』でもライナーノーツを書いています。ひとつよろしくお願いします。