THE HEADS / WHITE HILLS: COLLISION V.01

スプリットLPが出ました。黒盤750枚・オレンジ盤ポスター付き150枚・オレンジ盤ポスターなし150枚。プロモのみでCDも存在します。

WHITE HILLSのヴォーカル入りトラック「I Will Find Peace Of Mind」も良いですが、THE HEADSの「Camden Brain Slurry」が執拗な繰り返しと目まぐるしい変化が渾然一体となった超絶ヘヴィ・サイケ・インスト・トリップで飛びまくります。THE HEADSへの崇拝がさらに深まりました。

2009-05-02

本日アシュリーちゃん最終回

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ISIS公式サイトをチェックしようと思ったら間違ってここに。誰だ貴様ら。

ところで今日時点で前作『IN THE ABSENCE OF TRUTH』日本盤アナログ2LPの在庫がアマゾンにまだあるんですね。赤盤500枚クリアー盤500枚。

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えおー

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5月1日

聞け万国の労働者 とどろきわたるメーデーの

示威者に起る足どりと 未来をつぐる鬨の声

汝の部署を放棄せよ 汝の価値に目醒むべし

全一日の休業は 社会の虚偽をうつものぞ

永き搾取に悩みたる 無産の民よ決起せよ

今や廿四時間の 階級戦は来りたり

起て労働者奮い起て 奪い去られし生産を

正義の手もて取り返せ 彼らの力何物ぞ

われらが歩武の先頭に 掲げられたる赤旗を

守れメーデー労働者 守れメーデー労働者

…といいながら朝5時に起きて働いています。昼寝はするけど。

映画『スター・トレック』試写会 @ヤクルトホール

打ち合わせからその足で『スター・トレック』試写会に行ってきました。

未来の宇宙人が時間を遡って下のような宇宙船(かなりソックリ)に乗って地球を破壊しようとする話。ぃゃいくら何でも偶然の一致だとは思いますが、『真ゲッターロボ』の最後の方っぽいです。

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たぶんトレッキー(=スタトレヲタ)に突っ込まれないように設定とかそうとう気を遣っているのだと思います。若き日のカーク船長が鼻持ちならなくて感じ悪いムカツク若僧で、何度も高いところから落ちそうになるクリフハンガー癖があることを除けば。そしてミスター・スポックの母親がウィノナ・ライダー。

USSエンタープライズ号のクルーそれぞれに出番があります。プリークエルだからあの人もこの人も死なないのは判っていても、けっこうドキドキハラハラしました。

あと殴り合いのケンカの視覚効果とパンチがガツンと入る音が妙にリアルです。

で、ジョージ・ドラクリアスが”音楽コンサルタント”。ガキの頃のカーク船長がTHE BEASTIE BOYS「Sabotage」をカーステで聴いている以外、何をどうコンサルタントしたのかよく判りません。

SONS OF OTIS: EXILED

SONS OF OTIS『EXILED』ようやく届きました。後半「Oxazejam」「Tales Of Otis」、ズブズブ沈んでいきます。相当にエグイです。ダルダル(良い意味で)のMOTORHEADカヴァー「Iron Horse」に続くラストのドローンも良いです。

2009-05-01

午後、銀座で打ち合わせ。

地下鉄銀座駅の構内でハゲ&アゴ髭の外人が歩いていて、よく見たらルドルフ・エバーでした。

彼が大阪でSUNN O)))の前座をやったときバクゼンと話したのを覚えていてくれて、少し立ち話しました。銀座ヴァニラ画廊で5月4~16日に展覧会をやるそうです。

初日の5月4日(月)には彼によるパフォーマンスも予定されています。裸の女は出ないそうです。

JACK BRUCE: AUTOMATIC

ジャック・ブルース翁が1983年に出したソロ・アルバム『AUTOMATIC』が英Esotericから世界初CD化されます。

この時期はいろいろなミュージシャンがテクノロジー路線に迷い込む傾向がありましたが、ジャック翁も本作ではフェアライトを使いまくりの一人録音。キップ・ハンラハンとやった「Make Love」のリメイク「Make Love (Part II)」みたいに良い曲もあるし、ヴォーカルも良いのですが、チャカポコ打ち込みは2009年に聴くとかなりかっこ悪いです。これまでCD化されなかったのもそれが理由でしょうか。しかし一言で失敗作と斬ってしまうにはもったいないし、イマイチ作品であるがゆえの倒錯した快楽を与えてくれることも、また事実なのです。RAVENの『THE PACK IS BACK』を愛する人ならこの気持ち、判ってくれるでしょう。

なお、TV番組『Rockpalast』を収録したDVDに本作発表後のライヴが入っていますが、人間がプレイしていて、同じ曲でも全然かっこいいです。

今回のCDはオリジナル独盤ジャケ準拠となりますが、我が家にあるLPは1987年にイギリスで出た別ジャケのやつで、洗濯機の中に地球があるという困ったものでした。

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『剣劇女優とストリッパー』『アナタハン島の眞相はこれだ!!』 @東京国立近代美術館フィルムセンター

行ってきました。観客動員はまったく予想できませんでしたが、かなりの大入り。ふこをさんもいました。

『剣劇女優とストリッパー』はタイトルがそのものズバリの内容ですが、現在/現在の映画撮影/回想/回想の舞台という4つの虚実が26分にわたり交錯。セリフの音質が悪いせいもあり、かなり集中して見ました。

『アナタハン島の眞相はこれだ!!』で描かれているアナタハン島事件についてはこことかこことかここが詳しいですが、この映画のツボは当事者である比嘉和子(通称カズちゃん)を本人が演じているところ。生まれてから演技というものをしたことのないであろう小太り(決して美人とは言い難い)素人がぽつねんと突っ立ったり、ぎこちない踊りを見せたり、何の躊躇もなくミミズを食べるシーンは、見てはいけないものを見た気がしました。

A STORM OF LIGHT / NADJA: PRIMITIVE NORTH

またもやNADJA怒濤のリリースラッシュが始まっています。カヴァー・アルバム『WHEN I SEE THE SUN ALWAYS SHINES ON TV』や日本特別編集盤『NUMBNESS』、5月発売の『BELLES BETES』、6月発売の『UNDER THE JAGUAR SUN』など。ひー。どうすれば良いのでしょうか。と言いながら全部押さえますが。

NADJAのやるカヴァー曲は原曲を生かしながらNADJA色に消化されていて、しかも彼らのルーツを窺わせていたりして、面白いです。ほとんど一発ネタとなっているものもあり、『NUMBNESS』に入っているクリスマス・ソング「God Rest Ye Merry Gentlemen」(ロニー・ディオとトニー・アイオミも『METAL XMAS』で極ヘヴィなヴァージョンでやっていました)は「こんなのクリスマス時期に聴きたくねえ!」と思わせるナイスなものでした。その一方で『NUMBNESS』のラスト、22分のタイトル曲は前頭葉を飽和させる素晴らしいトリップ体験で、どの作品も息を抜くことが出来ません。

で、今春のNADJA一連のリリースで現時点まで出ているものでベストなのは、A STORM OF LIGHTとのスプリット作『PRIMITIVE NORTH』でした。23分におよぶ「I Make From Your Eyes The Sun」はいつ終わるとも知れぬ反復リフと重低音ドローン・ノイズが襲い来る、初NADJAの人を籠絡するのにも十分な神曲です。しろくまたんアートワークが溜息の出るほど美しく、黒赤まだらの2LPと同内容のCDを収録したパッケージも秀逸。

【追記】さらに5月には『CLINGING TO THE EDGE OF THE SKY』というアナログオンリー500枚限定アルバムがBis Aufs Messerから出るそうです。そのうちプレオーダー盤100枚はシルバービニール。(´Д`)

LOCRIAN: DRENCHED LANDS

前にもさらっとブログに記したことがありましたがLOCRIANの『DRENCHED LANDS』、聴けば聴くほど深みに嵌っていきます。ダンテ『神曲』にも通じる冥界への旅路。

ダークでヘヴィなギター・アンビエント・ポスト・ドゥームの奥底から響く苦悶の呻き声をフィーチュアしながらも、拷問度は低め。クラシカルな風味も漂わせ、1曲目「Obsolete Elegy」のフレーズが変奏され繰り返される5曲目のクライマックスが鳥肌ものです。

ボーナス・トラックとして以前アナログ盤のみでリリースされていた「Greyfield Shrines」の別ヴァージョンが収録されています。30分に及ぶこの曲はエレクトロ・テイストも交えたナンバーで、内容も良く、『DRENCHED LANDS』本編とあわせて2枚分の涅槃楽に浸ることが出来ます。

シカゴ出身の2人組で、過去に出したCD『RHETORIC OF SURFACES』と7″『Plague Journal』も聴きましたが、本作がダントツの出来映えです。おすすめ。

RAMESSESとかUNEARTHLY TRANCEとか

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KTLの件

今回のSUNN O)))ツアー物販で売られていたのがKTL『IV』アナログ盤。日本のInoxia Recordsからのリリースで、45回転12″二枚組+7″です。日本盤CDに付いているボーナス・ディスクの音源はないものの、CDよりズズンと腰のある音(我が家比)を堪能できます。AB面に分かれてしまっていますが、アナログで聴く「Paratrooper」は圧巻!

今日時点でまだInoxiaサイトには掲載されていないようですが、メールすれば通販できるはずです。

ところでKTLのファースト・アルバム『KTL』アナログ盤のsilkscreen editionというのが出ています。レコードそのものは通常盤2LPと同じですが(白盤)、ジャケ違い、ポスター付きで、何と限定20枚!

今年2月にAurora Bolearisレーベル・サイトで売られるや、一瞬でソールドアウトになったという超絶レア・アイテムです。コレクターの人は見かけたら何が何でも押さえましょう。

SUNN O))) Shoshin / Grimmrobes Japan 2009大阪編postscript

ハード・ロック・カフェのメモラビリア収集担当で、”ロック界のインディアナ・ジョーンズ”という異名をとったドン・バーンスティン氏が先週末(4月18-19日)にフロリダの自宅で亡くなったことを今日知りました。彼を題材としたDVD『ハード・ロック・トレジャーズ』日本盤解説用に2007年10月の来日時、取材したことがありました。嫌味なく、目を輝かせながら自慢話の数々をしていたのが記憶に残っています。その後、何度かメールを交換していました。享年53歳。お悔やみ申し上げます。

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SUNN O)))ツアーが終わって虚脱状態。雨。朝ごはんは金龍ラーメン。

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TV大阪ローカルの『ノアぷー』といえば、あまりに見ている人が少なくてyoutubeとかニコ動にも動画が上がらず、最近では2ちゃんのスレでも番組内容がレポされなくなって、放送中にして既に幻の番組となっていますが、その番組の唯一のスポンサーがたこ焼き屋『くれおーる』。やはり番組打ち切り前に一度は行っておかんと。道頓堀店は思ったより大きかったです。

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店内には芸能人やスポーツ選手ご来店写真が飾られていました。星野仙一、TRF、名城信男、高見盛、佐々木健介、4代目タイガーマスク…ノアの選手が一人もいません。来店していないのか、飾る価値がないと思われたのか。

たこ焼き自体は他店と較べてこれはッ!というものはありませんが、サイズはけっこう大きいです。でも柔らかいので自重で崩れてしまい、なんか汚い食べ方になってしまいました。

そして新大阪駅でおみやげを買いました。

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で、新幹線で東京に帰ってきました。部屋が荒れていて、空き巣に入られたのかと思いました。

SUNN O))) / RUNZELSTIRN & GURGELSTOCK (RUDOLF EB.ER) @大阪鰻谷Sunsui

このツアー、BorisのTakeshiがSUNN O)))の機材クルーをやっているという、何気ない豪華さ。

RUDOLF EB.ERは大阪在住のスイス人ノイズ・アーティストで、ハゲ&アゴ髭がアントン・ラヴェイっぽい人。豚鼻つけて乳放り出した女2人ヴォーカルと豚鼻つけて乳放り出した女バイオリン奏者と一緒にステージに上がってきました。いろいろな種類のパフォーマンスをやっているそうですが、この日のは昭和のアングラ演劇っぽかったです。女2人ヴォーカル(というか、ギョエーと叫ぶ)のうち、左側は乳首が黒かったです。右側は乳首はピンクでしたが、妙に上のほうにあって、乳自体は小さかったです。あと胸の真ん中に自傷っぽい傷があったのがマイナス。女バイオリン奏者は暗い中で演奏していて、乳がなかったので、もしかしたら長髪の男だったのかも知れません。

SUNN O)))の演奏中、あまりの音圧にステージ後ろの照明ライト電球がひとつ割れました。

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朝ごはんは大阪中央卸売市場の『ゑんどう寿司』。おいしかったです。おまかせにすると1皿に5つ乗ってきます。

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昼間は奈良国立博物館の鑑真和上展を見に行きました。

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鹿。携帯カメラを近づけると、鹿せんべいをくれるのかと思って寄ってきます。

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国宝の梵天立像は台座の裏に当時の人夫がチンとかマンのいたずら描きをしていたそうです。罰当たりな。

ついでに中谷堂のよもぎもちも1つ買い食いしました。高速餅つきは見れませんでした。

大阪に戻ってメイド街でちょっとレコード屋散策。FOREVER RECORDSは以前1F・2Fを使っていたのに規模縮小。2Fはメイドリフレになってしました。WILD ONE RECORDSでは存在自体すっかり忘れていたSPACE AGE PLAYBOYSの『LIVE IN LONDON』を購入。サウンド・パックにはMOTORHEADの中途半端なのがいっぱい入荷していました。

GRAVEは臨時休業でした。

デルフィンアリーナは飲み屋街に違和感なく溶け込んでいました。

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ライヴの後は(⊃ω⊂)ネムだったので、ネオンに誘われずによい子でさっさと寝ました。

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宿に戻る途中、こんな建物がありました。『SHINSAIBASHI MONOLITH』。

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『MONOLITHS & DIMENSIONS』ツアーでまた会いましょう。

SUNN O))) / BLACK GANION @大阪鰻谷Sunsui

最前列確保だッ!と勇んで会場に行ったら全然人がいなかったですが、徐々に増えてきて、SUNN O)))の出番になるとかなり入っていました。とはいってもスモークで場内の様子はほとんど判らなかったのですが。

BLACK GANIONはグラインドしながらも曲間をダブっぽいフレーズで繋いでシームレスにしたり、起伏に富んでいて良かったです。音源も買おうと思いました。

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昼過ぎに大阪到着後、Time Bomb Recordsとキングコングに行きました。

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ライヴ後、夕食はラーメン神座で。大阪名物のラーメンだとお薦めされましたが、実は新宿・渋谷・池袋にも支店があるそうです。

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なお4月23日・24日にSPARKSの来日公演が行われましたが、SUNN O)))来日で行けませんでした。

SUNN O))) Shoshin / Grimmrobes Japan 2009東京編その2

プロジェリアのアシュリーちゃんが亡くなったそうです。享年17歳。きっと天国でボーイフレンドのジョンくんや、猫に食べられてしまったカマキリと再会しているでしょう。天国の獣医さんになれるといいですね♪

【訂正】犬に食べられてしまったナナフシ でした。

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前回の来日でも思ったことですが、あれだけ音がでかくてライヴ終演後に全身がガクガクするぐらいなのに、翌朝になると後遺症がほとんどなくスッキリ気分なのは何故でしょうね。

SUNN O))) / COFFINS @新大久保EARTHDOM

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音量が死因たりえることを思い知らされました。

ライヴ前、デイメアの首魁氏から「今日は気をつけて下さい」と警告。

そう言われたら引き下がるわけにもいかず最前列。Leave Them All Behindの10倍はでかい音量でした。いつ終わるとも知れぬ轟音の壁で脳も鼓膜も弛緩、すべての思考が停止した状態でしたが、地球時間で1時間半が経過していました。

音量10倍×ライヴ時間2倍=涅槃度20倍。叡智の大海に身を浸して、すべての真実が判りました。

明日もアースダムに向かいます。皆さんもぜひ。覚悟があるなら。

物販はTシャツ各種、初心ライヴカセット、『THE GRIMMROBE DEMOS』3LP、KTL『IV』Inoxia盤2LP+7″、バッヂなど。

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SUNN O)))新作『MONOLITHS & DIMENSIONS』の「Hunting & Gathering (Cydonia)」ハンガリー語歌詞の部分を翻訳するのを、ゲイリー・ムーアヲタ仲間のZoli君に手伝ってもらいました。

Mick Taylor @ @Billboard Live東京

Secret Affair / Twisted Sister / Losing My Faith / Fed Up With The Blues (OV Wright) / ミック退場、I Ain’t ReadyだかPlease Don’t Fail Meだか知らない曲~インストジャム、ミック復帰 / Can’t You Hear Me Knocking // No Expectations ~ 最後のジャムでちょっとBrown Sugarっぽいリフ

Mick Taylor (g,vo) / Max Middleton (key) / Kuma Harada (b) / Jeff Allen (ds) / Denny Newman (g)

2009-04-20

朝起きて仕事 → ISIS全員に取材 → SUNN O)))二人に取材 → 国立新美術館『ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち』 → ミック・テイラーのライヴ

ルーヴル展は子供にテーマを絞ったもの。子供ミイラとかも含みます。西洋絵画のガキはおっさんみたいで見事に可愛くないです。でもフラゴナールの『子供を抱く若い女性』の赤たんだけはカワユスでした。