MacOS 10.5.7でBuffaloの外付けHDDが認識されない件

バッファローのカスタマーサービスに電話したら「そういう事案は存じません」としらばっくれるので、「それは企業としての公式見解と考えていいのですね?」と訊いたら無償修理になりました。なんなんだ。

映画『Day Night Day Night』

タイムズ・スクエアで自爆テロをやろうとする若い女性が主人公。顔つきからしてあっちの宗教の人を想起させますが、あえてそのへんは触れず、会話も全部英語で行われます。タイムズ・スクエアに向かうところの緊張感がピリピリ皮膚を刺し、彼女だけでなく見ている側まで失禁しそうです。そのぶんラストが脱力な気もします。インディペンデント映画だから仕方ないんだけれども、「インディペンデント映画だから仕方ないんだぴょん」という開き直りが感じられる気がして。

各世紀を象徴するコンビ

ふと頭に浮かんで「俺ってカクイー」と思ったネタ。忘れないうちにメモっておきます。

  • 18世紀:ワシントン&ジェファーソン → 「政治の世紀」
  • 19世紀:マルクス&エンゲルス → 「思想の世紀」
  • 20世紀:レノン&マッカートニー → 「文化の世紀」

2009-05-21

BBC4は番組編成の人が発狂したらしく、5月1日には『Blues Britannia』と『Blues At The BBC』を立て続けに放映。

5月2日には『Blues At The BBC』を何度も再放映したあげく、ボビー・ブランドのドキュメンタリー番組、ジョン・メイオールのドキュメンタリー番組、FLEETWOOD MACのドキュメンタリー番組、ロング・ジョン・ボールドリーのドキュメンタリー番組、ジュールズ・ホランドが司会の『Later…』ブルース特番、『Blues Britannia』の再放映など、まる1日ブルースづくしでした。

さらに5月9日にはピーター・グリーンのドキュメンタリー番組、エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッドのライヴを放映。スゲエ。

Blues On Later

5月2日、BBC4で放映された『Later… With Jules Holland』のブルース特番。ジュールズ・ホランドが司会を務めて、ゲスト・ミュージシャンとの共演スタジオ・ライヴを行うこの番組にはポール・マッカートニーからビョーク、PORTISHEADまで多彩なアーティストが出演してきましたが(一覧はwikipediaに載っています)、その中からブルース系のものをピックアップ。

こんな内容でした:

1. BBC Intro

2. BB King – Let The Good Times Roll – 1997

3. Otis Rush – Homework (1994)

4. Katie webster – A Little Meat On The Side (1992)

5. Jimmy Vaughan – Boom Bapa Boom (1994)

6. Cassandra Wilson – You Don’t Know What Love Is (1994)

7. Eric Clapton – Reconsider Baby (1995)

8. Bo Diddley – I’m A Man (1996)

9. ZZ Top – Stop Breakin’ Down Blues (1996)

10. Alvin Youngblood Hart – Illinois Blues (1998)

11. Robert Cray – There’s Nothing Wrong (1999)

12. Taj Mahal – The Hoochie Coochie Coo (2000)

13. Buddy Guy – Look What All You Got (2003)

14. Jeff Beck – Drown In My Own Tears (2002)

15. The Big Chris Barber Band with Andy Fairweather Low – Gin House (2008)

16. Seasick Steve – Dog House Boogie (2006)

17. Jools Holland with Ruby Turner – St Louis Blues (2008)

全員素晴らしいけど、ジェフ・ベックとオーティス・ラッシュのギターが研ぎ澄まされていて良かったです。シーシック・スティーヴは意外に淡泊な演奏でした。クリス・バーバーは元気すぎ。

Blues At The BBC

今年5月1日22:30~23:30にBBC4で放送されたブルース系秘蔵映像満載のTV番組『Blues At The BBC』を見ました。昨日の日記に書いた『Blues Britannia: Can Blue Men Sing The Whites?』に続いて放映。BBC4、凄いです。

当日放映されたのはこんなラインアップ。いずれも1曲完全演奏で、下にちょっとしたものしり知識テロップが出る程度です。

1. BBC Intro

2. John Lee Hooker – Boom Boom (1964)

3. Champion Jack Dupree – Chicken Shack Blues (1964)

4. The Kinks – I’ve Got Love If You Want It (1964)

5. T-Bone Walker – Hey Baby (1965)

6. The Pretty Things – Midnight To Six Man (1966)

7. Long John Baldry – Stormy Monday Blues (1968)

8. Delaney & Bonnie (feat. Eric Clapton) – Poor Elijah (1969)

9. Fleetwood Mac – Like Crying (1969)

10. Son House – Death Letter (1970)

11. Stone The Crows – Big Jim Salter (1971)

12. Tony McPhee – Write Me A Few Short Lines (1973)

13. Freddie King – Woke Up This Morning (1975)

14. Eric Clapton – Double Trouble (1977)

15. BB King – The Thrill Is Gone (1989)

16. Pops Staples – Glory Glory Hallelujah (1992)

17. Buddy Guy – Damn Right I’ve Got The Blues (1991)

この手の映像を真面目に追っていないからかも知れないけど、見たことがあるのはFLEETWOOD MACぐらいでした。クラプトンもOld Grey Whistle Test映像っぽいから見たかも。でもかなりレア度が高げな映像が次々と飛び出します。BBCの底力を見せられました。

Blues Britannia: Can Blue Men Sing The Whites?

今年5月1日21:00~22:30にBBC4で放送されたブリティッシュ・ブルースのTVドキュメンタリー番組『Blues Britannia: Can Blue Men Sing The Whites?』を見ました。

90分番組で、以下の人たちがインタビューを受けています。

Keith Richards / Chris Barber / Bill Wyman / Paul Jones / Ian Anderson / Mike Vernon / Pete Brown / Tony McPhee / Dave Kelly / Mick Fleetwood / Jack Bruce / Chris Dreja / Tom McGuiness / John Mayall / Val Wilmer / Phil Ryan / Bob Brunning / Phil May / Dick Taylor / B.B. King / Mick Abrahams

第1部はブリティッシュ・ブルースの原点について。

第二次大戦後の荒廃と再興の時代、規制だらけで若者が抑圧されていた暗い時代(キース・リチャーズが「俺たちゃ戦争に勝ったんじゃなかったのかよ」とこぼします)を背景に、ロンドンの”テムズ・デルタ”でブルースが育まれた話。

1957年にイギリスにはロックンロールの火が燃え上がったけれど、早くも翌58年にはエルヴィスの軍隊入り+リトル・リチャードのキリスト教ボーン・アゲイン+ジェリー・リー・ルイスのロリ近親婚のせいで停滞。その代替品としてブルースが燃え上がったそうです。

当初ブルースはポール・ジョーンズが「ブルースには知識も情報も要らない」、クリス・ドレヤが「ブルースを聴きながら踊りたければ踊ればいい。ファックしたければファックすればいい」、マイク・ヴァーノンが「とにかく一度虫に噛まれたら逃げられない」と語るような、理屈抜きで楽しめる音楽という扱いでした。でも飛びついた観客層はロックンロールのファン層よりも教養のある、ネクタイをして左がかったミドルクラスの白人だったそうで、「秘密サークルのようなものだった」と、サブカル的なものになっていきます。

クリス・バーバーがジャズで成功してからブルースやゴスペルをイギリスに紹介して、シスター・ロゼッタ・サープやマディ・ウォーターズを招聘するなど、ブルースはどこか経済的余裕のある人が扱う音楽みたいな感じだったのですね。

なお1958年、マディが初渡英したとき、アコースティックでなくテレキャスを弾いていたため、”純粋な”ブルース・ファンからブーイングが飛んだそうです。それで2度目に渡英した際にアコースティックを持ってきたら、観客はすっかり電化ブルースに慣れていたため、「アコースティックなんて地味じゃん」とブーイングされたとか。

1964年に訪英したマディがマンチェスター駅ホームで演奏するビデオ・クリップも作られたそうで、その一部を見ることが出来ます。

あとブルースが支持された理由として、マディ・ウォーターズとかハウリン・ウルフとかブルースメンの名前がかっこいいから、というものも挙げられています。また、歌詞が判らないのも魅力だったとか。キースがブルースメンの変な歌い方を真似しますが、あんたの話し方も十分変だと思います。

そんなわけでロンドンのチャイナタウンの機械部品屋の地下でブルースのレコードを売り始めたりして、ブルース文化は広がっていきます。その最大の貢献者はシリル・デイヴィス、そしてアレクシス・コーナーでした。ポール・ジョーンズは「アレクシスはギタリストよりもシンガーよりもcatalyst(触媒)として重要だった」と語っています。

第2部はTHE ROLLING STONESらの成功によるブルースのメインストリーム化について。

1964年11月、TV番組『Ready Steady Go!』で彼らが「Little Red Rooster」を演奏したのが発火点だったと論じています。

そしてTHE ANIMALS、THEM、THE YARDBIRDSらが台頭しますが、そのうちアメリカ黒人のブルースを模倣するのに留まらず、イギリスならではのヒネリを加えるようになっていきます。THE PRETTY THINGSは「Big Boss Man」を3倍速でプレイしたり、THE YARDBIRDSは意識的にSTONESと異なった音楽をやるのだと「The Train Kept A Rollin’」を演ったり、マンフレッド・マンもブルースとメインストリーム・ポップをクロスオーヴァーさせたりしました。

当時はまだレコーディング・エンジニアが白衣を着ていたような時代だったため、フィードバックとかディストーションを修正されたりして大変だったようです。

イギリスの若手ミュージシャン達は研究熱心でもあり、アメリカ黒人ブルースメンが訪英するとバックを務めて、本場のブルースを吸収しています。THE GROUNDHOGSはジョン・リー・フッカーと演奏して一種テレパシーのようなものを感じたそうです。また、ハウリン・ウルフは2小節ぐらいリハして、「いいんじゃないの」とそのまま本番ライヴに及んだそうです。

彼らはまたアメリカの公民権運動にも関心を持っていました。

イギリス全土にブルースが広まったのは、評論家のポール・オリヴァーや写真家のヴァル・ウィルマーの功績も大きいそうです。

こうしてブリティッシュ・ブルースはアメリカへの逆輸入を果たすのでした。

第3部はイギリスの若手ミュージシャン達が自作曲を書くようになったことによる、ブルースとロックの分岐点について。

筆頭に挙げられるのはエリック・クラプトンで、JOHN MAYALL’S BLUESBREAKERSでの『BLUESBREAKERS WITH ERIC CLAPTON』(1966)によって、第1次よりもコアな第2次ブルース・ブームを巻き起こしますが、「ブルースに敬意を払いながら新しいイギリス音楽を創る」ことを主眼とするCREAMを結成します。

クラプトンの後任としてBLUESBREAKERSに加入したピーター・グリーンは脱退後FLEETWOOD MACを結成しますが、初期はピュアなブルース路線でTHE BEATLESやSTONESを凌ぐセールスを記録しながらも、サイケデリアの到来によって異なった方向に進んでいきます。

JETHRO TULLも最初はブルース色が濃かったけれど、よりプログレッシヴな方向を志すイアン・アンダーソンと純ブルースを愛好するミック・エイブラムズに亀裂が生じ、エイブラムズは脱退するのでした。

そうして1960年代が終わり、TEN YEARS AFTERやLED ZEPPELINによってブルースの舞台はスタジアム規模になっていくのでした。おわり。

とても面白く勉強になったので、ぜひDVD化して大勢の人が見れるようになって欲しいです。

NADJAディスコグラフィ

作ってみました。暫定版。

「NADJAはいろいろありすぎて、どれが良いのか判らん」という方、少しでもヒントになったら嬉しいです。

ここ2ヶ月ぐらい完成させようとしていたのですが、ちっともはかどらないので、未完成のまま公開します。これから少しずつ穴を埋めていきます。すみません。

同じタイトルのアナログ盤を除けば、だいたいこれで網羅しているのではないかと思いますが、抜けがあったらぜひご指摘下さい。ご意見やご質問などもどうぞ。

エイダン・ベイカーのソロとかは何枚か押さえたけど全然フォローしきれていないのでパス。

MONO / PELICAN / LITE / world’s end girlfriend @ Raid World Festival 恵比寿リキッドルーム

もの言わずとも雄弁な4バンド。満喫。楽しかったです。

PELICANのライヴ会場限定CD『EPHEMERAL』にEARTHのカヴァー「Geometry Of Murder」(オリジナルは『SUNN PS AND SMASHED GUITARS』収録)が入っていておおっ!と思ったら、ライヴでもやってくれました。PELICAN流に咀嚼されていて見事。なお『EPHEMERAL』のTokyo Raid World Versionは50枚限定。うちのは#32です。僕が17:20分頃に買ったときはまだありましたが、終演後人だかりがしていたので、たぶん売り切れたと思います。全部で1,000枚プレスしていて、他会場ヴァージョンも作られるのでしょうが、それが別ジャケなのか、単にインサートが異なるだけかは判りません。あとアナログ盤がSouthern Lordから出るそうです。

Bliss In Concrete / Embedding The Moss / Ephemeral / Far From Fields / Geometry Of Murder / Australasia / The Woods

EAGLE TWIN / NIGHT TERROR split 7”

ICEBURN~ASCENDのジェントリー・デンズリーの現在のバンドEAGLE TWINと、やはり元ICEBURNのジャレド・ラッセルのNIGHT TERRORのスプリット7″が出ました。両方ともこれが初リリースだと思います。Red Light Soundレーベルから限定200枚オレンジ盤。

ジェントリーは現SUNN O)))のグレッグ・アンダーソンと浅からぬ縁で、ICEBURN時代にグレッグのENGINE KIDとスプリットを出したり、2人でASCENDを結成して『AMPLE FIRE WITHIN』を出したりしていますが、EAGLE TWINの初フルレンス作もSouthern Lordから出るのだそうです。スローでドゥームな、しかしメタル色の薄い「I Dreaded That First Robin, So…」を提供していて、バンドの方向性を予見させます。でも録音のせいかマスタリングのせいか盤質のせいか、とにかく音が悪いです。同曲がアルバムに収録されるならばこの7″は要らない気がしますが、収録されるかどうか、されたとしてもテイクが同じかまだ不明です。

一方のNIGHT TERRORの「Feral Children」はアナログの針を変なところに下ろしてしまったのかと一瞬思ってしまうノイズ音源。ご丁寧に最後が無限ループになっています。

CRANK: HIGH VOLTAGE

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たぶん邦題は『アドレナリン2』とかになるでしょう。2006年ベスト映画『アドレナリン』の続編!

アクション運転ハゲの名を欲しいままにするジェイソン・ステイサムが今回も主演。あれっ前作の最後で高所から落ちて死んだじゃん!と思われるでしょうが、人工心臓を移植して生き返ります。でもこの映画が素晴らしいのは、「それってなんて『キングコング2』?」とかツッコむような賢明な映画ファンではなく、イエーとかガッデムとかファックとか言っている頭の悪い人を対象にしているところです。ストーリーも前作をまんま踏襲。前作は絶えずアドレナリンがハイな状況でなければ死んでしまうという話でしたが、今回は絶えず人口心臓に電流を注入しないと死んでしまいます。というわけであちこちで充電するわけですが、どこにも電源がない!とすると摩擦で静電気を起こすしかない!…となれば、前作の中華街のシーンを覚えている方なら容易に想像がつきますね。もちろん前作同様ストリートギャングとか裸の姉ちゃんとかがたくさん出てきます。最初の手術シーンの無茶苦茶ぶりだけで気が遠くなるエクスタシーを感じます。そして今回は睾丸殴打が超増量です。『スタートレック』でカーク船長が崖から落ちそうになるぐらいしょっちゅう睾丸を蹴られたり殴られたり階段の手すりで打ちます。血もいっぱい出ます。超くっだらない昭和怪獣特撮映画のパロディもあります。

アクション運転ハゲの脇を固めるキャストも豪華です。彼の心臓を狙うチャイニーズ・マフィアの長老がデヴィッド・キャラダインなのはいいとして、AV地位向上デモに出くわすシーンではロン・ジェレミー、ニック・マニング、ジェナ・ヘイズという本職の方々がデモを繰り広げます。関係ないけどジェナ・ヘイズは公式サイトのビデオで流れる曲が超かっこいいです。あと『ビキニ・バンディッツ』のポコチンサタンでもおなじみTOOLのメイナード・キーナン、前作にも出ていたLINKIN PARKのチェスター・ベニントン、あとUFC常連のキース・ジャーディンがチョイ役で出ています。ロイド・カウフマンも出ているそうですが、どこだか判りませんでした。そして少年時代のアクション運転ハゲのママがSPICE GIRLSのジェリ・ハリウェル!

それで唐突に音楽はマイク・パットンです。ちゃんとした映画スコアですが、コード進行とかでパットン節の香りが漂います。サントラ盤も出ています。

しかし最強のインパクトを誇るのはクラブのシーンで流れるDICKHEADZ「Suck My Dick」です。一瞬しか流れないけど、この曲が主題歌みたいなものです。聴いてみて気に入ったら、この映画は絶対気に入ります。というかこのブログでネタにしているようなものをお好きな方なら見ないと心肺停止の超傑作。絶対見ましょう。前作も絶対見ましょう。卍サックマイマザファッキンディック卍

(⊃ω⊂)ねむねむ

Wikipediaもオープンになったものですね。「恥丘」「陰核」「陰裂」「女性器」の項目、いずれも思い切りマン写真が出ています。パイパンが多いのは管理人の趣味でしょうか。

わっこんなのも。探していたらキリがないなあ。やたらと辞書で「性交」とか「陰唇」とかひもといていた小学生の頃を思い出しました。(^д^)ハハハ