2014-04-08

記事を書きました。 BARKS『TOTOスティーヴ・ルカサー インタビュー』。 もうすぐブルーレイ/DVD『LIVE IN POLAND』が出て、今月末には来日公演もありますね。

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都内某所の内緒なやつに行きました。 → ちょっとお花見に顔を出しました。

2014-04-06

カニエ・ウェストがフジロック出演中止となったので、代わりにVENOMとEYEHATEGODがヘッドライナーになって欲しいというのは誰もが願っていると思いますが、『YEEZUS』の「Black Skinhead」では脅威とか威圧感を表現するのにゲイリー・グリッター・ビートを使っているのがさすがだと唸りました。 「I keep it 300 like the Romans」というリリックは一瞬、スパルタはローマじゃないよなと思いますが、続く一節「300 bitches, where the Trojans?」でトロイとアメリカを代表するコンドームメーカーTrojanをダブルミーニングにしているのがイルでドープですねビッチ。

それはそうとEYEHATEGODの新作『EYEHATEGOD』には「The Age Of Bootcamp」新録ヴァージョンが収録されているのですね。さらに日本盤のみ「New Orleans Is The New Vietnam」新録ヴァージョンが収録されているそうです。

A Fantastic Fear Of Everything

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映画『A Fantastic Fear Of Everything』を見ました。2012年公開。主演サイモン・ペグ。監督・脚本クリスピアン・ミルズ。たぶん日本未公開だと思いますが、DVDスルーとかで出ているかも知れません。

KULA SHAKERのクリスピアン・ミルズの映画監督デビュー作です。サイモン・ペグ演じる童話作家がビクトリア時代の犯罪実話本を書こうとして、少年時代以来のクリーニング店恐怖症と直面して…というコメディ映画。

“ロック・スターが作った映画”という感じは皆無で、すごくしっかり作られています。サイモン・ペグの『ショーン・オブ・ザ・デッド』なキャラを踏襲しているようではありますが、ブリティッシュなブラック・ギャグが満載で、たいへん面白かったです。もうKULA SHAKERは止めて、映画に本腰を入れた方が良いのではないかとすら思います。

【ネタバレ】主人公の犯罪実話本に興味を持ってくれる出版社がなくて、唯一興味を示したのが“ハーヴェイ・ハンフリーズ”という人物なのですが、主人公は「ハーヴェイといえば…殺人医師ホーリー・ハーヴェイ・クリッペンの親戚に違いない!」と被害妄想を抱いて、生命の危険を感じます。このハーヴェイさんは最後になってようやく姿を現すのですが、その顔がクリッペンそっくりというオチ。 イギリスでは何の説明もなくともクリッペンの顔が浸透しているのですね。素晴らしいことです。

なおクリッペンはエドワード7世の統治時代の1910年1月に奥さんを殺して(冤罪説もあり)、ジョージ5世の時代の同年7月に逮捕されたので、ビクトリア女王は関係ないのですが、映画中で“ビクトリア時代の殺人者”と呼ばれているわけではないので、まあ問題ないです。

クリスピアン・ミルズの家族はみんな映画業界に関わっていて、特に有名なのはお母さんのヘイリー・ミルズで、映画『汚れなき瞳』の主役を演じています。 納屋に逃げ込んだ脱獄囚のことをイエス・キリストだと子供たちが勘違いするという話。ラストシーンで脱獄囚が警官たちに身体検査されるときの両手を拡げたポーズが、十字架にかけられるキリストと同じというのが、おーっと思いました。 この『Whistle Down The Wind』、アンドリュー・ロイド・ウェバーがミュージカル化もしています。 あと平成版『まことちゃん』で、まことちゃんがイエス・キリストを匿うというエピソードがありましたが、『汚れなき瞳』が元ネタなのでしょうか?

NADJA: QUELLER

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NADJAの新作『QUELLER』を聴きました。歌とドラム・マシンが入っていて、ロックっぽい感じです。 もちろん良いものの、久々の作品で期待が高すぎたのか、僕がNADJAに求めている音とのズレがあったためか、一聴してピンと来ませんでしたが、あと何回かじっくり聴き込みたいです。 ちなみにCDは300枚、LPは353枚限定だそうなのでお早めに。

BLACK SABBATH: LIVE… GATHERED IN THEIR MASSES

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BLACK SABBATH『LIVE… GATHERED IN THEIR MASSES』、ようやく入手しました。 結局アマゾンだと入荷せず。でもHMVでまとめ買いでポイントも使って消費税が上がる前だったので、かなり安価で買えました。HMVで買い物をするのは2009年7月以来でしたが、当時のポイントがまだ残っていてラッキィ!

本編の内容は昨年オズフェスで見ることが出来たとおりで、トミー・クルフェトスに関しては批判もあろうとは思いますが、フェスとか大会場だとこういうプレイの方が伝わりやすいのかなという気もします。

デラックス・エディションのみに「Under The Sun」「Dirty Women」「Electric Funeral」のボーナス3曲の映像、それからインタビューと楽屋映像が収録されています。ボーナス3曲は、本編と同じような感じで演っていて、特に予想を裏切るわけでもないです。どうせならブルーレイだけでも本編に組み込んで欲しかったですが、別枠扱いです。

PANTERA: FAR BEYOND DRIVEN 20TH ANNIVERSARY EDITION

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PANTERA『FAR BEYOND DRIVEN』20周年記念スペシャル・エディションを聴きました。 きわめて簡単に比較してみたのですが、既発盤も元々音質が良いし、どうせ大音量で聴くので、さほどリマスタリングの効果が凄いというわけでもないです。45回転2枚組アナルドリルアナログ盤の方が音質は良い気がしますが、ちゃんと比較していないので妄想かも知れません。 もはや言うまでもないことですが、内容は超最高すぎるので、まさか聴いていない人はこれを機会に聴きましょう。

今回の20周年記念スペシャル・エディションの目玉はボーナスCD『FAR BEYOND BOOTLEG』で、1994年6月4日、『モンスターズ・オブ・ロック』でのライヴが収録されています。 この年だけ何故か『モンスターズ・オブ・ロック』は6月に開催で、4日(土)が『モンスターズ~』で5日(日)がBBMロンドン公演@ブリクストン・アカデミーということで、僕も行ってきました。 THE WILDHEARTS → PANTERA → SEPULTURAという流れで滅茶苦茶盛り上がって、その後がEXTREMEだったので、ブーイングの嵐だったのを覚えています。しかもゲイリー・シェローンがよしゃあいいのに「まあみんな、この曲を聴いて落ち着いてくれ」と「More Than Words」を始めてしまったので、こんな感じ(資料映像で直接関係ありません)になりました。

あ、その資料映像のMY CHEMICAL ROMANCEもベスト盤『MAY DEATH NEVER STOP YOU』が出ましたね。 マイケミは『THREE CHEERS FOR SWEET REVENGE』がすごく好きだったのですが、次の『THE BLACK PARADE』でかなり冷めました。バブルガム・ポップ・パンクをやらせたら最高の曲を書けるのに、俺たちってアーティストだしぃ、と頭でっかちな印象を受けたわけですが、それってBLURにも通じるものがありますね。『PARK LIFE』は傑作だと思います。

でもマイケミはあまり難しいことはしない方がいいと悟ったのか、「Na Na Na (Na Na Na Na Na Na Na Na Na)」は突き抜けていて素晴らしかったです。

2014-04-03

記事を書きました。 ヤマハサイト『ジンジャー・ワイルドハート・インタビュー/アルバム『アルビオン』、2014年6月の来日公演、そして終わりなき音楽談義』

記事には収録されていませんが、ジンジャーはイアン・ワトキンスとは面識がなかったそうです。

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記事を書きました。 プレイヤー5月号でRODRIGO Y GABRIELAとガスGのインタビュー。

ガスG、ギリシャのライヴでTHIN LIZZYの「Hollywood」を演っています。ヴォーカルはマッツ・レヴィン。

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『メタリカ スルー・ザ・ネヴァー』数量限定アルティメットエディションのおまけブックレットに、僕がやったカーク・ハメットへのインタビューテキストが入っています。 原稿として書いたものではなく、インタビューの内容を誰かがテープ起こししたものです。

GOV’T MULE @ビルボードライブ東京

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ゲイリー・ハイドニックに拉致監禁されていたジョゼフィナ・リヴェラさんの手記『Cellar Girl』が2月に出ました。関連記事

日本語wikipediaは何故か仮名になっているけど、“売春婦A”です。最初に拉致されて、殺人現場とかにも立ち会って、死体を食べさせられて、拷問を手伝って、ハイドニックの逮捕のきっかけにもなった人なので、面白そうです。到着したら読みます。

CHURCH OF MISERY『THY KINGDOM SCUM』収録の「Brother Bishop」がハイドニックの歌ですね。

あとANGERFISTの『MUTILATE』収録の「Strangle And Mutilate」がハイドニックねたです。リリックにあるBind Torture & Killはデニス・レイダーですが、それほど実際にあった出来事を忠実にフォローするわけではなく、陰惨なイメージを重視しているのだと思います。