ピィタ・ブワッカチン

またの名をピィタ・ブワッカルァン。

THE DEREK TRUCKS BAND『ALREADY FREE』日本盤CDライナーノーツより引用。

この原稿の中のカタカナ表記がぼくにしても変わっているとお感じになる方がいると思います。これには訳があります。日本で長年まかり通っている多くの間違った英語発音は昔から気になるものですが、その事態をマス・メディアが助長していることが最も気がかりです。先日英語発音についての本を出版したばかりですが、そのこともあって今回は普段よりも表記にこだわりました。それでも中途半端なのですが、これ以上やったら余計に読みにくくなる恐れがあるので、妥協しました…

その「表記にこだわりました」という結果がどんなものかと思ったら、”ベイシスト”とか”ディザイン”とか”サムシング・トゥ・メイク・ユー・ハピ”とか。わぁすごいですねー。

さらにこの人、『ブルース&ソウル・レコーズ』誌No.90でもわざわざ「本誌通例表記とは異なります」と但し書きを付けさせて、”サ二・ボイ・ウィリアムスン”とか”ブラインド・ウィリ・ジョンスン”とか表記させています。肩書きは”ブロードキャスター/英語教育革命家”だそうです。

この人の”英語教育革命”というのは、自分の生まれ育った地域の発音だけを絶対的なものとして教育することなのでしょうか。Sonnyをソニー、Happyをハッピーと言ったら革命的に間違いなんでしょうね。

僕は直接会話したことがないので、そもそもこの人が本当に英語を話せるのかすらも知りません。だいたい、この人が英語圏のメディアで英語の記事を書いているのを見たことがありませんし。まあ「ロンドンで育った英語のできる人」なんて、イギリスには掃いて捨てるほどいるので当然ですが。

ピート・フレイムとかが日本語を話せなくて、本当に良かったですね。素直にC-3POの中にでも入ってればいいのに。

投稿者:

yamazaki666

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