2008-06-01

というわけでJUDAS PRIESTの『NOSTRADAMUS』なのですが。

最初に音源公開された「Nostradamus」がアルバムで一番かっこいいとか、あまり要らない繋ぎインストがいくつもあるとか、何をいまさらノストラダムスだとか、文句をつけようと思えばいくらでもつけられるわけです。

でも元々JUDAS PRIESTは長髪・マチズモ至上主義のヘヴィ・メタル界において、フロントマンがハゲのハードゲイという異端を貫きながらメタル・ゴッドとして君臨してきたバンドです。

時代性もファッションも超越した存在ゆえ、2008年にノストラダムスねたをやるというのも何ら問題ではありません。むしろ1999年にやっていたらダサイです。

正直眠い曲もあったりして、全面肯定するわけにもいきませんが、このアルバムは鋼鉄の修練の場として、全メタル・ファンが通過せねばならない作品でしょう。もう何曲かキラー・チューンが欲しかったというのも本音ではあるものの、面白いとか面白くないとか言ってるようじゃまだまだだよ!

というかイタリアとかギリシャとかの鼻糞メロスピ・バンドですら恥ずかしがりそうなことを堂々やってのけるこの貫禄!案外若いアキバメタラーに支持されるポテンシャルも十分!とにかく9月の来日公演は超楽しみです。

オジーの『ラスプーチン』もこんな感じになるんでしょうか。