RAMESSES: POSSESSED BY THE RISE OF MAGIK

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到着。RAMESSES『POSSESSED BY THE RISE OF MAGIK』アナログ盤2LP去年のベスト8位アルバムでしたが、全曲をジャスティン・K・ブロードリックがリミックス&リマスターしています。リミックスといっても曲の輪郭はあまり変えておらず、低音がよりブーストされた感じですが、細かいところはまだ比較していないので、これからじっくり検証してみます。CDとはジャケット違いで、200枚が赤盤、800枚が黒盤。Ritual Productions直販の75枚限定トートバッグ&パッチ&ステッカー3枚付きヴァージョンがまだ残っているようなので、欲しい人は急ぎましょう。送料込みで4,800円ぐらいです。

地獄バイオレンス・ドゥームの傑作なので、LPは手が出ないという人も、ぜひCDで聴きましょう。

今月中には『TAKE THE CURSE』の2度目のLP化も行われて、今回はボーナス7″が付くそうです(Roadburn 2011のライヴ「Take The Curse」「Terrasaw」)。一度目のLP化はAt War With False Noiseからで、変形ジャケットやトートバッグ付きの豪華仕様ですが、新装盤もかなり豪華っぽいです。

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ルカ・ロッコ・マニョッタによる殺人現場ではないか?といわれている1 Lunatic 1 Icepickビデオを見ました。被害者をアイスピックでめった突きして、首と両腕片脚を切断して、切断した手で自分のチンコをしごかせて、胴体だけになった肛門を犯して、切断した切り口を犬に舐めさせて、ナイフとフォークで尻肉を切り取って食べるという本当に酷いものでしたが、ずっとNEW ORDERの「True Faith」がBGMとして流れていました。おそらく『アメリカン・サイコ』サントラで使われたからだと思います。NEW ORDERからしたら迷惑もいいところでしょう。

アベンジャーズ

映画『アベンジャーズ』を見ました。ハルクはやっぱりすごい。

トニー・スタークの私服がBLACK SABBATHのTシャツでした(『NEVER SAY DIE』柄のやつ)。

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到着。MELVINS / UNSANEスプリット7″。MELVINSが「Alleged」、UNSANEが「The Bloat」という、お互いの曲をカヴァー。良いです。

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さすがにスプラッター盤(75枚限定)は手が出ないので、通常の3色盤(625枚限定)です。こちらもそれなりにレア盤ですが、相場も落ち着いてきたので、そろそろ買い時と思いました。

2012-06-07

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6月6日にMELVINS LITEの『FREAK PUKE』が発売になりました。いつものツイン・ドラムスの4人編成なのに対してトリオ編成になって、シンプルな音になるかと思いきや、まさかの新次元に突入!ライナーノーツはトシ・カサイさんと山崎のダブル編成です。MELVINSはアメリカ51州全制覇ツアーで忙しいようですが、その後に日本にも来てもらうためにも、ぜひ日本盤を押さえておきましょう。

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ジョー・ウォルシュの新作『ANALOG MAN』を聴きました。プロデュースはジェフ・リン。「One Day At A Time」とか「Spanish Dancer」とかが見事にELOしています。あと「India」はバッキングがAC/DC「Thunderstruck」似と、どこか変なアルバムですが、「Rocky Mountain Way」リメイクとか「Funk #49」の続編「Funk #50」とかも収録されていて、ビギナーでもすんなり入り込めると思います。20年ぶりの新作だそうですが、前作とか前々作とか聴いてないので、機会があったら聴いてみます。ピャウ

ザ・マペッツ

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子供の頃、毎週『マペット・ショー』を見ていました。『マペット・ショー』は人形劇でありながら、毎週ゲストがアリス・クーパーだったりリベラーチェだったりルドルフ・ヌレイエフだったり、大人の世界を垣間見せてくれました。子供の頃は子供向けのものを軽んじる傾向があるもので、「ディズニーなんて幼児向け。やっぱりマペッツだよ!」とか考えていました。

『スター・ウォーズ帝国の逆襲』が公開されたときはヨーダが「おおぉ~お」というのがフォジー・ベアーそのまんまで(両方とも声がフランク・オズだった)、マペッツの世界と『スター・ウォーズ』がクロスオーヴァーしたことに興奮しました。

それから別の国に引っ越したり、他のことに興味を持ったりしたため、マペッツから次第に遠ざかっていきました(『マペット放送局』とか『ノック!ノック!ようこそベアーハウス』はたまに見ていました)。

そうして2012年、映画『ザ・マペッツ』を見ました。ストーリーは、マペッツが時代遅れになって廃れてしまい、マペット・スタジオが取り壊し寸前。そうなる前に買い戻す予算を捻出するべく、かつての仲間たちが再集結する…というもの。マペッツ劇場映画は『ゴンゾ宇宙に帰る』以来12年間ずっと作られてこなかったので、リアルで切ないです。カーミットは隠居、フォジーはドサ回り、ミス・ピギーは海外でキャリアウーマン、しかもいつの間にかマペッツの権利は”幼児向け”のディズニーに売却されてしまい、カーミットもフォジーも違う声優になっていました。カーミットはあまり違和感がなかったけど、フォジーは全然違う声で、違和感がありすぎて苦痛ですらありました。

アメリカでの映画公開時に『WWE RAW』にマペッツが大挙出演したときは、なんだか冷めている自分がいましたが、映画は見ていて辛かったです。

とは言っても、オリジナル・キャストと声が違うとか文句を言うのは年寄りのファンであって、『ザ・マペッツ』を見る多くの子供たちは、そんなことは気にしないと思うのです。ストーリーもディズニーが真面目に作っただけあって、涙あり笑いあり友情ありハッピーエンドのちゃんとしたものでした。未来は子供たちのためにあるのであって、『ザ・マペッツ』は子供たちのための映画です。「フォジーの声が違う」とか文句を言う年寄りのために作ったのではないのです。

もちろんオールド・ファンへのサービスも随所にあって、最後の「マナマナ」は恥ずかしながら懐かしすぎてポロポロ涙が出てしまいましたが、おそらく僕が”自分のために”マペッツ物の映画を見るのはこれが本当に最後になると思います。僕は年をとってしまったので、もう空を飛べなくなってしまいました。

ところで『マペット・ショー』のマーク・ハミルがゲストの回、『スター・ウォーズ帝国の逆襲』プロモーションを兼ねてなので1980年だと思いますが、ルークとフォジーが話しているのが、ヨーダとの会話を連想させて可笑しいです。あと最後にルーク、C-3PO、R2-D2、チューバッカ(何故か全裸)がシンデレラ城?みたいなのをバックに「星に願いを」を歌うのが、後にマペット・スタジオが ディズニー帝国に乗っ取られることを予見しているかのようでした。あと花火が『ジェダイの復讐』ラストをちょっと予見しているような気もしました。さらに言えば、「星に願いを」といえば『スター・ウォーズ』よりも『未知との遭遇』ですよね。

そういえばMOTORHEADのフィルシー”アニマル”テイラーのニックネームは、『マペット・ショー』のハウス・バンドのドラマー、アニマルから取ったものです。『ザ・マペッツ』にももちろんアニマルは出演しており、さらにデイヴ・グロールが”偽アニマル”を演じていました。

プチ余談ですが、クリス・ジェリコのバンドFOZZYはフォジー・ベアーとオジー・オズボーンを合体させたもので、当初FOZZY FOSBOURNEと名乗っていましたが、短くしてFOZZYにしたそうです。

去年だか『マペット・ショー』でプレイされた楽曲をカヴァーした『Muppets: The Green Album』というトリビュート・アルバムが出て、WEEZERとかALKALINE TRIOとかEVANASCENCEのエイミー・リーとかATREYUのブランドン・サーラーとかレイチェル・ヤマガタが参加していますが、あまり良くありません。それよりも『マペット・ショー』本編のDVDを買いましょう。

LOCRIAN / MAMIFFER メール・インタビュー公開

いよいよ今週の土曜日、6月9日からEARTH Japan tour 2012 with special guest: MAMIFFERのチケットが発売になります!

==shows==

9/19(水)東京:新大久保Earthdom

open 18:30 / start 19:30

前売 \4,500 / 当日 \5,000 (ドリンク代別)

問い合わせ: チッタワークス 044-276-8841 / Earthdom 03-3205-4469

9/20(木)大阪:心斎橋Pangea

open 18:00 / start 19:00

前売 \4,500 / 当日 \5,000 (ドリンク代別)

問い合わせ: Pangea 06-4708-0061

9/21(金)愛知:名古屋池下Club Upset w/ ETERNAL ELYSIUM

open 18:00 / start 19:00

前売 \4,500 / 当日 \5,000 (ドリンク代別)

問い合わせ: Upset 052-763-5439

9/22(土)東京:新代田Fever w/ Boris

open 18:00 / start 19:00

前売 \5,000 / 当日 \5,500 (ドリンク代別)

問い合わせ: チッタワークス 044-276-8841 / Fever 03-6304-7899

==ticket==

6/9(土)より下記にて発売開始

東京/新大久保: ぴあ(P:172-224)、ローソン(L:79870)、e+、会場

大阪: ぴあ(P:172-190)、ローソン(L:57674)、e+、会場

名古屋: ぴあ(P:171-989)、ローソン(L:40558)、e+、会場

東京/新代田: ぴあ(P:172-354)、ローソン(L:近日確定)、e+、会場

この歴史的ジャパン・ツアーを記念して、LOCRIAN & MAMIFFERへのメール・インタビューを公開します

このメール・インタビューはLOCRIANとMAMIFFERのコラボレーション・アルバム『BLESS THEM THAT CURSE YOU』のライナーノーツを書くための資料として行ったものですが、かなり詳しく答えてくれています。ライナーノーツでは一部分を使いましたが、使わなかった部分も多いし、MAMIFFERがEARTHと一緒に来日するのを祝って、完全版を公開することにしました。

『BLESS THEM THAT CURSE YOU』日本盤CDライナーノーツとあわせて、読んでいただけたら嬉しいです。

EARTHのディラン・カールソンへのインタビューもあるので、ぜひ読んで下さい!

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肩痛の治療に行きました。電気&痛いマッサージ。

2012-06-04

ジョニー吉長が亡くなったそうです…

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商店街を歩いていたらパスタ屋に貼ってあるポスターが一瞬Borisに見えたのですが、全然別のバンドでした。奥の方にいる人物、wataさんかと思ったら男だし。間違ってごめんなさい。

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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を見ました。ドバイではあんな凄い砂嵐が吹くのですね。僕は昔むかし、2週間ほど同じUAEのアブダビに行ったことがありましたが、一度も砂嵐はありませんでした。当時はまだシェイク・ザイード・グランド・モスク(最高にかっこいい)がなかったので、いつの日かまた行ってみたいです。ピャウ

それにしてもこのシリーズは、設定のスケールが大きなわりにラストバトルの場所が毎回ショボい気がします。『3』では中国のどっかの民家の台所で殴り合いして終わりだし、今回もインドのどっかの駐車場でスーツケースを取り合いして終わりました。『北北西に進路をとれ』とか『逃走迷路』を見習えとは言いませんが。とはいえ、毎回面白いので良いです。

マディ・ウォーターズを研究するにあたって欠かせない書籍

別題:ネタ本。他にも良い本があったらぜひ教えて下さい。

  • 『マディ・ウォーターズ/ブルースの覇者』サンドラ・B・トゥーズ著。日本語で読める、すごく詳しいマディ伝記本。たまに”1942年12月に真珠湾攻撃”とか変な情報がありますが、必携です。
  • 『Can’t Be Satisfied – The Life And Times Of Muddy Waters』Robert Gordon著。英語。長いけど超詳しい。『ブルースの覇者』より後に出た本で、さらに深い調査で、マディ出生年をこれまでの1915年から1913年に改めています。
  • 『ディープ・ブルーズ』ロバート・パーマー著。マディを軸のひとつにして、ブルースの歴史とブルースメンの横のつながりを判りやすくひもとくことが出来ます。
  • 『十字路の彼方へ/ブルース・ギタリスト列伝』ジャス・オブレヒト編。ギタリストとしてのマディについて、他の本に載っていない情報がいろいろ載っています。マディ&ジョニー・ウィンターの同席インタビューも。
  • 『来日ブルースマン全記録1971-2002』ブラック・ミュージック・レビュー増刊。1980年5月~6月のマディ来日公演ライヴ・レポートあり。酷評。

2012-06-03

ISISが阿佐ヶ谷ダイヤ街でライヴをやる!というので、いつの間に再結成!?と思って見に行ったら、全然別のバンドでした。仕方ないので新星堂でワンワンとうーたんのDVDを物色して、でもどうせ毎日見れるから買わずに帰りました。