sHEAVY

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AFTER FOREVER (pre-sHEAVY)
DEATH OF ONE
(1994 / Jolly Roger Productions JRP039)
metal/doom

sHEAVYを結成するダン・ムーア(g)がやっていたバンドの唯一のアルバム。
『REPUBLIC?』でバンドに加入するケヴィン・ドミニク(ds)も在籍。
もちろん同名のゴシック・メタル・バンドとは無関係。
NWOBHMっぽさを漂わせるオールドスクールなメタルを演奏している。
本作ではヴォーカルもとっているムーアの歌い回しがジェイムズ・ヘットフィールドに似ている箇所があるため、初期METALLICAを思わせたりも。
過剰な期待さえしなければ、なかなか楽しめるメタル・アルバムだ。
最後に収録されているシークレット・トラック3曲もなかなかの佳曲で、なんだか得をした気にさせられる。
おそらく流通した枚数は少なかったと思われるが、中古で安価だったら押さえておく価値は十分あり。
本作をリリースした時には既にサイド・プロジェクトとしてsHEAVYが始動しており、そちらがメイン・バンドへとなっていく。

(05/09/14)
★★★★★ ★★



DALLAS TARR 7"
(1994 / Mag Wheels 番号なし)
metal/doom

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★



BLUE SKY MIND
(1995 / Dallas Tarr DT001)
metal/doom

カナダからやって来た驚異のSABBATHクローン、本作が初のフルレンス・アルバム。
スティーヴ・ヘネシーのオジーなりきりヴォーカルは7"やデモからさらに磨きがかかっている。
ただクローンに終始することなく「Sea Of Tomorrow」では全編ウィスパー・ヴォイスを聴かせたり、「Cosmic Overdrive」のようなファスト・ナンバーもあり、『THE ELECTRIC SLEEP』と比較すると一歩劣るものの十分楽しめるアルバムだ。
アルバム本編は7曲で終わるが、ライヴ1曲、そしてシークレット・トラックとしてデモ『SLAVES TO FASHION』から8曲が収録されており、合計66分以上という豪華盤。
7"のナンバー「Dallas Tarr」も11曲目で聴ける。
シークレット・トラックは以下の通り:
First / Shining Path / Dallas Tarr / The Everlasting / Dreamer's Mind / Lonely & Me / Crock / Month Of Sundays
元々デモに入っていた「Psycho Universe(スタジオ・テイク)」「Boogie Woogie Baby」の2曲、そしてポルノ映画などから取った効果音はCD収録の際にカットされた。

(99/09/28)
★★★★★ ★★★



THE ELECTRIC SLEEP
(1998 / ポニーキャニオンPCCY-01253)
metal/doom

ドゥームなサウンドとオジー丸出しのヴォーカルから彼らをBLACK SABBATHクローンと切ってしまうのは簡単だが、このレベルの高さはハンパではない。
初期SABBATHが全盛期の体力・気力のまま再結成したらこうなる、という見本のフルレンス2作目で、スティーヴ・ヘネシー(vo)はトニー・アイオミのソロアルバムのセッションに招かれたほど。
パクリもここまで極めてしまえばオリジナルと遜色ない魅力を持つという、いい見本だ。
2曲目にアコースティック・ナンバー(しかも長い)を入れてしまったため、せっかく1曲目で盛り上がったのが冷めてしまうのが残念だが、架空のSABBATHワールドに遊べる希有な作品だ。
なおレン・スクワイアーズ(ds)は『Dallas Tarr』という通販レコード屋を営んでいる。
ストーナー系に強く、発送も速い。但し入荷ペースが遅く、やや高めの価格設定か?。 ---→ 閉店してしまった。

(99/01/30)
★★★★★ ★★★★



sHEAVY / CHURCH OF MISERY
BORN TOO LATE
(1998 / Game Two G2-09)
metal/doom

日本のCHURCH OF MISERYとカナダのsHEAVYによるドゥーム対決一本勝負。
CHURCH OF MISERYはチャールズ・マンソン、チャールズ・ホイットマン、ジム・ジョーンズの3人を題材にしたオリジナル曲、そしてSAINT VITUSのカヴァー「War Is Our Destiny」を収録している。
初期BLACK SABBATHへのオマージュ(「All right now, won't you listen」という歌詞の一節にニヤリ)を含む「Spahn Ranch」ではヒッピー・ジェネレーションの崩壊を、「Road To Ruin」では真夏のテキサス・タワーを思わせる気だるいグルーヴ感、「Reverend」では集団自殺直前の混沌をサウンドで体現している(ような気がする。歌詞の題材による先入観もあるのだろうが)。
カヴァー曲「War Is Our Destiny」は彼らとしては珍しいアップテンポのナンバー。
さほど極端なアレンジはしていないものの、ボトムエンドがヘヴィなCHURCH色に塗り替えられており、聴いた後に胸にしこりが残る。

一方のsHEAVYは『THE ELECTRIC SLEEP』に収録された「Destiny's Rainbow」の'96年デモ・ヴァージョン、4曲のライヴ・テイク、そしてBLACK SABBATHのカヴァー「War Pigs」を収録。
ニュー・スタジオ・トラック4曲で勝負してきたCHURCH OF MISERYと較べると既発曲のデモやライヴなど"有り物"が多く三文安ではあるものの、演奏のクオリティに関しては文句なし。ライヴ音源はまだ見ぬ彼らの演奏にドキドキ。
「War Pigs」はもはや名曲を超えた聖曲なのでアレンジは変えておらず、イントロのカウントとトチリ(?)を除くと完コピ。
カナダのBLACK SABBATHと異名を取る彼らならではの再現をしている。
ただ、常々"平成のオジー"と呼ばれるほどのなりきりぶりのスティーヴ・ヘネシーはやはりオジー本人とはけっこう声質が異なるのだという事実を実感。
両バンドとも甲乙つけがたい好内容。よってこの勝負、両者の手を挙げたい。
ジャケットはBLACK SABBATH『BORN AGAIN』の転用(あちらも映画『ローズマリーの赤ちゃん』の転用だが)。

(01/03/14)
★★★★★ ★★★



CELESTIAL HI-FI
(2000 / ビクター VICP61029)
metal/doom

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★



SYNCHRONIZED
(2003 / ビクター VICP62192)
metal/doom

coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★



REPUBLIC? AT THE MASONIC TEMPLE
(2005 / 自主制作 番号なし)
metal/doom

2005年5月10日、カナダのセント・ジョンズにあるMasonic Temple Ballroomで収録されたライヴDVD。
『REPUBLIC?』全曲演奏+代表曲が目玉のステージだが、コンサートというより仲間うちでのアットホームなお披露目、といった感じ。
オジー・クローンの最高峰とうたわれたスティーヴ・ヘネシーは短髪で普段着で歌っており、スターっぽいオーラは意外なほどに感じられないが、そのヴォーカルにはハリがあって、思わず身を乗り出させるものがある。
特に後半に入ってぐいぐいテンションが上がっていき、「Firebird 350」のヴォーカルは必殺。
「Last Chance Gremlin X」イントロでは「次の曲もSABBATHパクリだ」とあっさりカミングアウト。
新加入のドラマー、ケヴィン・ドミニクはポルノ男優のロン・ジェレミー似。
セカンド・ギタリストとしてトミー・ボランドが参加。
本編に3か所挿入される『HISTORY REEL』では1993年のバンド結成以来のホームビデオ映像を見ることが出来て、オールド・ファンなら涙物。
特に凝った映像処理などはなく、淡々とプレイする素ライヴのため、初心者向きではないが、日本では見ることの出来ないsHEAVYのフル・ライヴを見ることが出来るのは貴重だ。
既にsHEAVYの音楽にハマっているリスナーならば、十分に楽しめる。
自主制作盤のため、一般の店舗では売られないが、バンドのウェブサイトから購入可能。
特典映像として、アルバムのレコーディング時のフォト・ギャラリー付き。
会場のMasonic Temple Ballroomが本当にフリーメイスンの集会所の舞踏室なのか、それともそういう名前のクラブなのかは不明。

(05/09/14)
★★★★★ ★★★



REPUBLIC?
(2005 / Rise Above RISECD58)
metal/doom

coming soon。

(--/--/--)



THE MACHINE THAT WON THE WAR
(2007 / Dallas Tarr DT002)
metal/doom

最初の1,000枚には2007年3月3日、ニューファウンドランドのセント・ジョンズ『ホーリー・ハート・シアター』で収録されたライヴDVDが付けられた。
6曲目「Rings Of Saturn」で音飛びがあるが、プレスされたCDすべてがそうらしい。追加プレスの予定がないため、「次のアルバムのボーナス・トラックとしてちゃんとしたヴァージョンを追加収録する」とのこと。
coming soon。

(--/--/--)