CATHEDRAL
Cathedral Coven
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IN MEMORIUM
(1991 / Rise Above RISE8MCD)
doom metal

'89年7月のNAPALM DEATH来日公演直後に脱退したシンガー、リー・ドリアンが結成した新バンドのデビューEP。
NAPALM DEATHのグラインドコアとは打って変わったスローなドゥーム/スラッジ・サウンドで、現在の彼らとはかなりイメージが異なる。
収録されている4曲は本作のみ収録の「Mourning Of A New Day」、PENTAGRAMのカヴァー「All Your Sins」、1stアルバムで再演された「Ebony Tears」、インスト「March!」といずれもキャラクターが際立っており、新たなる旅立ちに相応しい好作品。
1999年10月に、'91年5月の発掘ライヴ(かつてブートレグLP『ECHOES OF DIRGES FROM THE KNAVE』で聴けたものとは別テイク)を加えた新装盤がリリースされた。ジャケットが一新されたのですぐに分かる。こちらのタイトルは何故か『IN MEMORIAM』(日本盤はビクターVICP-60967)。

(99/11/26)
★★★★★ ★★★★



TWYLIGHT SONGS
(1991 / Ultimatum/Earache BRILL01)
doom metal

「Reaching Happiness, Touching Pain (Autumn Jade Mix)」と「Solitude (Inebriation Mix)」を収録。
coming soon。

(--/--/--)
★★★★★ ★★★



FOREST OF EQUILIBRIUM
(1992 / トイズファクトリー TFCK-88570)
doom metal

正式なデビュー・アルバム。
『IN MEMORIUM』の完成度をさらに高めた作品で、2ndアルバム以降とは方向性がかなり異なる。"世界最遅"を目指したという触れ込みだが、「Soul Sacrifice」では2nd以降の路線に通じる速いパッセージが聴かれるなど、決してスロー一辺倒ではない。
BLACK SABBATHやSAINT VITUSらの影響が聴かれるが、それを消化して独自のサウンドを構築しているのはさすが。
アルバムの白眉はフルートをフィーチュアした哀ドゥーム・ナンバー「Reaching Happiness Touching Pain」。
現在のCATHEDRALファンからは敬遠されがちな作品だが、引きずるようなヘヴィさがたまらない快感をもたらしてくれる傑作だ。
ギャズ・ジェニングスが本作以降アルバム毎のspecial thanks欄にクレジットしている英国アンダーグラウンド・ロック・バンドの数々にも注目。

2009年春に新装再発盤がリリースされた。デジパック仕様で、リマスター盤CDとドキュメンタリー『Return To The Forest』DVDを表裏に収めたデュアル・ディスクに『SOUL SACRIFICE』EPの紙ジャケCD、ポスター式折り込みインサートが付いている。
やはり目玉は映像で初期CATHEDRALを語る42分のドキュメンタリー『Return To The Forest』。リー・ドリアン、ギャズ・ジェ二ングス、マーク・グリフィス、アダム・レーハンの4人が酒場でビール(ギャズだけ透明の液体。水?ジン?)を飲みながら、当時のことを語る。
NAPALM DEATH加入の話から始まって、ドゥーム・メタル創生やら初期ライヴやら「Ebony Tears」ビデオのメイキングやら、当時の映像や写真を随所に交えながら和気藹々と話している。
16'30"のところで「we used to torture ourselves with Pan's People videos」と語っている。Pan's Peopleは昔イギリスのTVチャート番組『Top Of The Pops』で、ヒット曲のビデオクリップが存在せず、ミュージシャンも出演できない場合、まるまる1曲かけながら踊っていたお姉ちゃんグループ。
CATHEDRALの初期ライヴでは持ち歌が少ないため、ディアマンダ・ガラスの「Litanies Of Satan」を延々と流しながらステージに立ち尽くすというパフォーマンスもやっていたらしい。
昔から気心の知れた仲間たちだけあり、「『Ebony Tears』のビデオは気に入っている。その後ショボイビデオも作ったけどね...」とリーが言うと、グリフが遠慮なく「あの空飛ぶ絨毯のやつ?あれはひどい」とツッコミを入れる。もちろん「Midnight Mountain」のこと。リーが「わざとショボく作って、レコード会社に無駄遣いさせた。奴らに対するファック・ユーの意味合いがあった」と説明しているのが興味深い。

(99/03/26、補足10/04/20)
★★★★★ ★★★★



Soul Sacrifice EP
(1992 / Earache MOSH40)
doom metal

coming soon。

(--/--/--)



THE ETHEREAL MIRROR
(1993 / トイズファクトリー TFCK-88620)
doom metal

名盤揃いのCATHEDRALの作品でも最高傑作のひとつである2nd。
大地を揺るがすリフの「Ride」、ヘヴィさとキャッチーさを兼ね備えた名曲「Midnight Mountain」、1stの延長線上にある8分半のスロー・ドゥーム大曲「Phantasmagoria」など全編惚れ惚れとする名曲が並んでいる。
リー・ドリアンのエキセントリックなヴォーカルもいよいよ本領発揮。
ラストの「Planet Caravan」ばりの「Imprisoned In Flesh」にも涙だ。
ちなみに「Midnight Mountain」はデモ時にはフルートをフィーチュアした、まるでJETHRO TULLのようなアレンジだったらしい。
なお『THE ETHEREAL MIRROR』は当初『RIDE THROUGH THE DECAY』というタイトルになる予定だったのだとか。

2009年7月には新装再発盤がリリースされた。デジパック仕様で、リマスター盤CDとドキュメンタリー『Ethereal Reflections』DVDを表裏に収めたデュアル・ディスクに『STATIK MAJIK』EP(UK仕様)の紙ジャケCD、ポスター式折り込みインサートが付いている。
目玉は38分のドキュメンタリー『Ethereal Reflections』。おそらく前作のドキュメンタリーと同時に撮ったもので、同じ酒場でリー、ギャズ、グリフ、アダムが飲んでいる。今回も酒場トーク中心ながら、ニューヨークCBGBやロンドンタワレコ、大阪、「Midnight Mountain」ビデオ撮影シーンなど、貴重映像も断片的に収録。「Ride」「Midnight Mountain」ビデオも収録されている。

(99/03/26、補足10/04/20)
★★★★★ ★★★★★



Ride
(1993 / Earache/Columbia CSK5171)
doom metal

『THE ETHEREAL MIRROR』のアメリカ市場でのプロモーションのために作られた1曲入りCD。非売品。
バンドの代表曲である名曲だが、アルバムと同内容のため、あくまでコレクター向け。

(10/04/20)
★★★★★ ★★



Cosmic Requiem EP
(1993 / Earache/Columbia CSK64326)
doom metal

coming soon。

(--/--/--)



STATIK MAJIK
(1994 / トイズファクトリー TFCK-88682)
doom metal

『THE ETHEREAL MIRROR』からの「Midnight Mountain」をリーダー・トラックとしたEP。
やはり目玉となるのは22分の大曲「The Voyage Of The Homeless Sapien」。70年代プログレッシヴからの影響をぶち込んだこの曲は彼らのキャリアにおいても最も意欲的なナンバーだ。ただそんな意欲が100%効果を出しているわけではなく、から回りしている部分も。8部構成からなる各パートの繋ぎがまずいところもあるし、裏声ヴォーカルなどはかなり気恥ずかしい。
常々"ストーナー"という言葉を避けてきたリー・ドリアンだが、この曲では「stone man」「the man with the silver pipe」「nature and smoking be our mate」など、巧みにダブル・ミーニングを使いながらもマリファナに言及しているのが面白い。
日本盤にはEP「Soul Sacrifice」(同内容の音源がコンピレーション『GODS OF GRIND』にも収録)からの表題曲を除く3曲、そして'93年の日本公演から2曲を追加収録。「Soul Sacrifice」のEPヴァージョンはアルバムとは異なるので、そちらも収録して欲しかったが、本作の日本盤はミニアルバム扱いながら全9曲71分という超豪華盤なので、贅沢は言うまい。BLACK SABBATHのカヴァー「Sweet Leaf」ライヴも見事にハマっている。買うなら絶対日本盤!

(99/03/27)
★★★★★ ★★★★



CARNIVAL BIZZARE
(1995 / トイズファクトリー TFCK-88758)
doom metal

彼らの3rdアルバムは最もBLACK SABBATH色が濃いサウンドに仕上がっている。御大トニー・アイオミが「Utopian Blaster」でゲスト参加しているが、一聴すると区別がつかないほどギャズ・ジェニングスのSABBATH度は高い。リー・ドリアンも「Blue Light」ではオジー風のヴォーカルを披露。
ただ彼らの凄さはそんなSABBATH色をレトロに留めることなく、90年代のリアルタイム音楽として再解釈していること。しかもPANTERAなどとは全く異なったブリティッシュ・スタイルで押し通しており、それがメタル・ファンから絶大な支持を集める要因となっている。本作のSABBATHぶりもそれが楽曲を表現するのに最も適したスタイルだからであって、単にスタイルだけを真似する凡百のフォロワーの百段上を行っている。
ギャズ・ジェニングスのthanksクレジットはマイナー度全開。なお彼に英国アンダーグラウンドを教え込んでいるのが同じくthanks欄に名前が載っているピート・サーファス。BLACK SABBATHのファンジン発行人で現在『Audio Archive』レーベルの主宰者である彼とギャズは'89年にBLACK SABBATHのライヴ会場で会ったそうだ。『Audio Archive』は本ディスコグラフィーでも何度か名前が出てくるレーベルだが、PATTOの幻の4thやNECROMANDUSなど貴重な音源を発掘する一方で、再結成CIRKUSのクズアルバムなどもリリースしているので要注意。
「Night Of The Seagulls」は同題のスペイン・ホラー映画(邦題『テラービーチ/髑髏軍団美女虐殺』、原題『La Noche de las Gaviotas』1975年制作)からインスパイアされたもの。アマンド・デ・オッソーリオ監督による"ブラインド・デッド"サーガ第4作となるこの映画だが、第1作『エルゾンビ落武者のえじき』も『ENDTYME』で「Templars Arise!」として取り上げられた。

(99/03/27)
★★★★★ ★★★★★



Hopkins (The Witchfinder General)
(1995 / トイズファクトリー TFCK-88776)
doom metal

『CARNIVAL BIZZARE』からのナンバーをリーダー・カットとした6曲入りミニ・アルバム(英国盤は5曲)。
CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN「Fire」、SANDROSE「Copper Sunset」、CURVED AIR「You Know」と3曲のカヴァーが収録されている。いずれも曲構成はオリジナルとあまり変わらないが、CATHEDRALならではのヘヴィなヴァージョンとなっている。
またオリジナル曲もキーボード主体の「Purple Wonderland」、ホーンをフィーチュアしたファンキーな「The Devil's Summit」とB面ならではの異色曲をフィーチュア。特に後者は実験的というよりも"遊び"の要素を出したものだ。こんな余裕が出来たのもリー、ギャズ、レオ・スミー(b)、ブライアン・ディクソン(ds)とメンバーが固定したせいだろうか。
ちなみに「Hopkins」の歌詞は映画『Witchfinder General』('68年、日本未公開)を下敷きにしており、曲中で使われているセリフも同作からのものだが、最後の「She rides to the sabbath, she danced with the devil, she is a witch」という箇所のみは『残酷!女刑罰史』('70年、原題『Hexen Bis Aufs Blut Gequalt』、英語題『Mark Of The Devil』)から取ったものだ。

(99/03/27)
★★★★★ ★★★



SUPERNATURAL BIRTH MACHINE
(1996 / トイズファクトリー TFCK-88776)
doom metal

CATHEDRALのキャッチーな側面が目立つ4thアルバム。
『THE ETHEREAL MIRROR』以降常にフックのある曲を書いてきた彼らだが、本作はCATHEDRAL節を生かしながら聴きやすさを前面に押し出している。「Birth Machine 2000」「Fireball Demon」「Suicide Asteroid」などはいずれもメロディが分かりやすく、"歌える"コーラスが印象的だ。そのせいでやや淡泊に感じることは事実だが、英国ヘヴィ・メタル作品として超一級品であることもまた確か。
本作においてもうひとつ顕著なのはSFへの傾倒。トータル・コンセプトまでは行かないものの、SF/ファンタジー志向の歌詞が目立つ。その代表例として、イントロに続くファスト・ナンバー「Urko's Conquest」は『猿の惑星』を題材にとった曲だ。映画版の主人公テイラー(チャールトン・ヘストン)とテレビ版の登場人物ウルコー将軍(ザイアス博士は両作に登場)が混在しているのは故意だろうか。
日本盤ボーナス曲「Tuckers Ruck」はファンキーなインスト。
日本盤は先行発売されたが、コンプリートなCDブックレットが間に合わなかったため、間に合わせのジャケでリリースされた。買った人は応募券を送るとコンプリートなブックレットが送られてきた。なお初回盤にはそのおわび(?)として日本盤がリリースされた全作品のジャケット・ステッカーが付けられていた。
ちなみにアメリカ盤のジャケットは裏ジャケを使ったもので、まるでアイドルのCDのよう。現在もファンの間ではこのジャケは不評だ。

(99/03/27)
★★★★★ ★★★★



OUR GOD HAS LANDED
(1998 / トイズファクトリー TFVR-68538)
doom metal

coming soon。

(--/--/--)



OUR GOD HAS LANDED
(1999 / Earache MOSH245)
doom metal

『CARNIVAL BIZZARE』英国再発盤CDとのカップリングとしても入手可能。
coming soon。

(--/--/--)



CARAVAN BEYOND REDEMPTION
(1999 / トイズファクトリー TFCK-87164)
doom metal

オープニングの「ヴードゥー!ファイヤー!」というシャウトのダサさに思わずズッコケる5thアルバム。とはいえ、力づくでダサさをダサカッコ良さに昇華してしまう離れ技は彼らならでは。
聴きやすさの目立った『SUPERNATURAL BIRTH MACHINE』に対して、本作のキーワードは"グルーヴ"。ギター・リフを前に出したミックスによってサウンドのうねりがより顕著に感じられ、「Freedom」などはブラック・ロック的ですらある。また「Heavy Load」はデザート・ロックに対する彼らの返答とも言えるナンバーだ。
ただ、そんなグルーヴ路線は確固たるCATHEDRALサウンドの上に立脚しており、圧倒的にクオリティが保証されている。これまでの作品を愛するファンが失望することはまずないだろうし、本作から聴き始めても彼らの魅力は十分に堪能できる。スローな「Dust Of Paradise」にはドゥーム・オンリーのファンも納得だろう。
そんな中で納得がいかないのが軽量級の「Kaleidoscope Of Desire」。ポップ狙いなのか、彼らにとっての実験なのかは何とも言えないが、アルバムの中で浮いてしまっており、さらに曲としても大したことがない。
「The Omega Man」はリチャード・マシスン原作、チャールトン・ヘストン主演の映画からタイトルを借りたものだが、人類最後の男というコンセプト以外は映画と歌詞に共通点がない。既存のコンセプトから独自の世界観を発展させていくというやり方はある意味IRON MAIDEN的かも。
コーラスは「I am Frankenstein - One Million Years B.C./Dinosaurs Rule the Earth - All for you to see」というもの。
なお彼らは本作とほぼ同時期に「Revolution (Part1)」「Astral Queen」「Ultra Earth」の3曲を収録した10"を『Man's Ruin』レーベルから出す予定になっていたが、『Earache』からストップがかかり、お蔵入りになってしまった。

(99/12/31)
★★★★★ ★★★★



ENDTYME
(2001 / トイズファクトリー TFCK-87241)
doom metal

1曲目「Cathedral Flames」の激重イントロがすべてを物語る、CATHEDRAL史上最もヘヴィな6thアルバム。続く「Melancholy Emperor」はお馴染みのスタイルのアップテンポ・ナンバーだが、ここ数作のグルーヴ感や70年代ロック臭は薄められ、その代わりにズシンと重いスラッジ・リフが核となっている。
NEUROSIS、EYEHATEGOD、SLEEP、BRUTAL TRUTH、HELLCHILDなどを手がけたビリー・アンダースンをプロデューサーに起用したことからも窺える通り、彼らがモダンなスラッジ感を追求していることは明らか。そのアプローチは初期のドゥーム・メタル志向とは一線を画しており、GOATSNAKEやWARHORSEなどの現代スラッジ・ドゥームを彷彿とさせる。
一部では「原点回帰」などの評価もある本作だが、それはややピントがズレているように思える。本作と『FOREST OF EQUILIBRIUM』が共通している点といえばサウンド面よりも、よりヘヴィな音楽を追求しようというアティテュードだろう。前作の「Heavy Load」でのデザート・ロック風アレンジにしてもそうだが、CATHEDRALは孤高の存在でありながら案外ドゥーム/ストーナー・シーンの流れを意識しているのでは。
リー・ドリアンのヴォーカルも荒さ・激しさを増し、迫力のある歌声を聴かせてくれる。
ただ彼らが過去をないがしろにしているかというとそうではなく、全編"CATHEDRAL節"は健在だし、「Melancholy Emperor」「Whores To Oblivion」はリフ、メロディ共に彼らの独壇場だ。それに彼らの原点であるBLACK SABBATHからの影響も「Alchemist Of Sorrows」中盤の速いパッセージが「Electric Funeral」風だったり、「Astral Queen」が「Planet Caravan」を思わせるなど継承されている。
そんな新旧サウンドが見事なまでに融合しており、本作はCATHEDRAL史上1、2を争う傑作に仕上がっている。ファンキーな要素があまり感じられないのは寂しいものの、容赦のない苛酷なスラッジ・リフはそれを補って余りあるだろう。
アルバムのラスト2曲はスペインのホラー映画監督、アマンド・デ・オッソーリオの作品をテーマとして取り上げている。「Templars Arise! (The Return)」は『エルゾンビ落武者のえじき』(原題『La Noche del terror ciego』、英語題『Tombs Of The Blind Dead』1971年制作)を下敷きにしているし、「Sea Serpent」も同題の映画('84年、原題『Serpeinte De Mar』)がネタだ。
英国オリジナル盤はアートワークをスティーヴン・オマリー(EMPERORやSOLSTICE、EARTHのブートレグなどのデザインで知られ、BURNING WITCHのメンバーでもある)が手がけ、これまでのCATHEDRALとは異なるところをアピールしていたが、日本盤のみ過去の作品同様デイヴ・パチェットが描いている。どちらも甲乙つけがたい好デザイン!
また、日本盤にはボーナス曲「Gargoylian」を収録。『Southern Lord』レーベルからの7"に収録されていたナンバーだが、CDで聴けるのは嬉しい(しかも7"よりも長いヴァージョン)。日本盤初回プレスは特別パッケージでポスター付きということもあるので、英日盤両方をゲットしておいて損はないだろう。
2009年末にスペインThrone Recordsからアナログ盤が出る予定だったが、Earacheからの横やりで中止となった。限定666枚(500枚が黒盤、166枚がパープル&ゴールドスプラッター盤)となる筈だった。エルゾンビジャケットがシンプルながら秀逸で、中止となったのが残念。

(01/03/01、補足10/04/20)
★★★★★ ★★★★★



Gargoylian b/w Earth In The Grip Of A Skeletal Hand
(2001 / Southern Lord SUNN9.5)
doom metal

米『Southern Lord』レーベルからリリースされた7"。
A面「Gargoylian」は『ENDTYME』日本盤ボーナストラックとして収録された曲だが、本7"で聴けるのは後半をカットしたエディット・ヴァージョン。「Ride」を思わせるビートの秀曲で、アルバム同様ビリー・アンダースンのプロデュースだが、本編よりブルータル味は抑え気味。
B面「Earth In The Grip Of A Skeletal Hand」は当初『ENDTYME』の最後にシークレット・トラックとして収録される予定だったが、結局収録されなかった。こちらは最近のCATHEDRALらしからぬファスト・ハードコア・ナンバーで、一瞬誰かのカヴァーか?と戸惑うほど。
"エルゾンビ"が登場するジャケットは『テラービーチ/髑髏軍団美女虐殺』(『CARNIVAL BIZZARE』の項目参照)から。ジャケット下にはアマンド・デ・オッサーリオ監督の名前も書かれている。
通販のみのブルー・ビニール盤と通常の店頭販売用の黒盤が作られた。
あくまで『ENDTYME』の外伝的リリースだが、1、000枚の限定盤。

(01/03/14)
★★★★★ ★★★



THE VIITH COMING
(2002 / トイズファクトリー TFCK-87295)
doom metal

coming soon。

(--/--/--)



THE SERPENT'S GOLD
(2004 / トイズファクトリー TFCK-87373)
doom metal

coming soon。

(--/--/--)



THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS
(2005 / トイズファクトリー TFCK-87396)
doom metal

coming soon。

(--/--/--)



THE GUESSING GAME
(2010 / トルーパー XNTE-0018/19)
doom metal

coming soon。

(--/--/--)