CANDLEMASS



NEMESIS (pre-CANDLEMASS)
THE DAY OF RETRIBUTION
(1982 / Metal Blade 7-73441-2)
melodic epic doom metal

CANDLEMASS結成前夜のレイフ・エドリングが在籍していたバンドの5曲入りミニアルバム。共通するメンバーこそレイフのみだが、音楽的に事実上CANDLEMASSの"前身バンド"と言える。
全曲をレイフが作曲しており、CANDLEMASSのデビュー作と呼べるサウンドを聴くことが出来る。彼自らのヴォーカルは『NIGHTFALL』から加入するメサイア・マーコリンにははるかに及ばないものの、既にCANDLEMASSならではのエピック・ドゥーム・メタル・サウンドはほぼ確立されており、楽曲もあなどれない完成度。
絶望・孤独・死を描いた大仰な歌詞世界も本作で既に築かれている。
現行CDにはCANDLEMASS名義で録音したデモ2曲「Blackstone Wielder」「Demons Gate」が収録されており、やはりレイフ自らが歌っているが、こちらも一聴の価値あり。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★



EPICUS DOOMICUS METALLICUS
(1986 / Black Dragon BDCD013)
melodic epic doom metal

正式デビュー・アルバム。
BLACK SABBATHのヘヴィ・サウンドをさらに劇的に、ヨーロッパならではの哀しみを加えたレイフ・エドリングの美学をふんだんに味わえる秀作。1曲目、アコースティックで始まる「Solitude」には息を呑む。
バンドはレイフ(b)、マッツ・ビュークマン(g)、マッツ・エクストロム(ds)を正式メンバーに、リード・ギターでクラス・ベリウァル、リード・ヴォーカルでヨハン・ランドクイストが起用されている。
ヨハンのヴォーカルは後任のメサイア・マーコリンとは比較にならないものの、曲をクサイまでにドラマチックに盛り上げている。日本盤がリリースされず、メタル・ファンの間での評価はさほど高くない作品だが、全盛期に勝るとも劣らない見事な1枚だ。
NEMESISのCDに収録されていた「Blackstone Wielder」「Demons Gate」も再演され、圧倒的なスケールで魅了してくれる。
『Black Dragon』からはピクチャー・ディスクLPもリリースされている。
2000年12月にボーナス・ライヴCDを加えてリマスター再発された(Powerline Records PLRCD2)。このライヴ盤は1988年3月にバーミンガムで録音されたもので、既にメサイア・マーコリンは加入している。音質は大したことはないし、時折音がヨレるものの、全盛期の白熱した演奏は素晴らしい。BLACK SABBATHメドレーも白熱。

(01/01/08)
★★★★★ ★★★★



NIGHTFALL
(1987 / ポニーキャニオンPCCY 00674)
melodic epic doom metal

CANDLEMASSの美学は本作、メサイア・マーコリンを得たことにより完成。
サモアの相撲取りのような体躯にサイババのような髪型という異形のシンガーであるメサイアだが、そのヴォーカルはバンドのサウンドのドラマチズム・ダイナミズムを見事に盛り上げ、本作をCANDLEMASS史上最高傑作というだけでなく、エピック・ドゥーム・メタルというスタイルを確立させた重要な作品に昇華させている。本作におけるヘヴィでダークで耽美的なサウンドはリリースから13年が経とうとする今日でも孤高の位置にあり、序曲「Gothic Stone」から「The Well Of Souls」、ショパンの「葬送行進曲」、ラスト「Black Candles」まで壮大なスケールの叙事詩には今でも胸がときめく。
本作を"ストーナー・ロック"と呼べるかは疑問でもあるが、ドゥーム・メタルの最高峰と言って過言でないこのアルバムを本ディスコグラフィに収録しないわけには行かないだろう。とにかく超名盤。
バンドは本作を引っ提げて初のイギリス・ツアー、そして当時は2万人規模だった『Dynamo Open Air』フェスティバルに出演する。
英国生まれでニューヨークに移住した画家トーマス・コール(1801-1848)の4連作「The Voyage Of Life」から「Old Age」を用いたジャケットも美しい。
邦題『ナイトフォール』。
2001年にボーナスCD付きのリマスター盤(紙スリップケース入り)がリリースされた。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★★★



ANCIENT DREAMS
(1988 / ポニーキャニオンPCCY 00675)
melodic epic doom metal

前作で確立したエピック・ドゥーム・サウンドを継承する3rdアルバム。同じメンバーで制作され、ジャケットも再びトーマス・コール「The Voyage Of Life」の抜粋(今回は「Youth」が使われた)。前作の続編と言えるかも。
本作のサウンドはSABBATH直系のドゥーム・リフを受け継ぎながらよりドラマチックに、よりメロディアスになっており、ストーナー度はさらに低い。とは言っても前作同様のヘヴィ・メタル史上に残る名盤だ。
メサイア・マーコリンの絶唱は血管がぶち切れそうな熱さ。
『ビルボード』誌のトップ200に5週間チャートイン、短期のツアーによってアメリカでもその名を轟かせた記念碑的アルバムだ。
日本盤CDにはボーナスとしてBLACK SABBATHメドレーが収録されている。プレイされたのは「Symptom Of The Universe」「Sweet Leaf」「Sabbath Bloody Sabbath」「Into The Void」「Electric Funeral」「Supernaut」「Black Sabbath」。
なお『The Encyclopedia Of Swedish Hard Rock And Heavy Metal』のオマケCDには「Dark Are The Veils Of Death」のギター・ミックスを大きくしたリミックスが収録されている。
邦題『エインシャント・ドリームス〜太古の夢』。
2001年にボーナスCD付きのリマスター盤(紙スリップケース入り)がリリースされた。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★★★



TALES OF CREATION
(1989 / ポニーキャニオンPCCY 00676)
melodic epic doom metal

さらに同じメンバーで録音された4th。
2nd〜3rdのメロディアス・エピック・ドゥーム・メタルをさらに劇的かつ大仰に転化させた傑作。
「Into The Unfathomed Tower」は7部構成のインスト組曲ということでドキドキ期待するが、3分のイングヴェイばりのネオクラシカル・ギター・インスト・ナンバー。短すぎ!
アルバムの完成度は高い一方で、あまりに"正統派メタル"過ぎてドゥーム色が薄く感じることも確か。
邦題『テイルズ・オブ・クリエイション〜創生神話』。
2001年にボーナスCD付きのリマスター盤(紙スリップケース入り)がリリースされた。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★★



LIVE
(1990 / ポニーキャニオンPCCY 00677)
melodic epic doom metal

'90年6月、ストックホルムで収録されたライヴ・アルバム。
あまりに完成度が高く余裕すら窺わせた『TALES OF CREATION』に対し、本作はオーヴァーダブも少なく緊張感がある。メサイア・マーコリンのヴォーカルはスタジオ盤と較べるとラフで伸びもないが、1stの曲は前任者を上回る素晴らしさだ。
スタジオ作と甲乙つけがたい秀作。本作リリース後メサイアは脱退、MEMENTO MORIに加入するが、有終の美を飾った作品だ。
2枚組LPは14曲仕様、CDは13曲(「Crystal Ball」をカット)、米『Metal Blade』盤CDは12曲(さらに「Bells Of Acheron」をカット)。
邦題『ライヴ〜呪われた祭典』。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★★



CHAPTER VI
(1992 / ポニーキャニオンPCCY 00678)
melodic epic doom metal

ドゥーム的イメージから脱却しようとするレイフ・エドリングとメサイア・マーコリンの間に亀裂が生じ、メサイアが脱退(僧衣を脱げと言われて拒絶したとも言われる)。新シンガーにトマス・ヴィクストロムを迎えた6thアルバム。
元TALK OF THE TOWN、その前にはOCTAGONというグラム・メタル・バンドにいた彼はメサイアよりストレートな歌唱法のシンガーで、伸びのあるヴォーカルを聴ける。ただ、メサイアほどのアクがないため、やけに大味に感じてしまうこともあるのが残念。
楽曲はドラマチックなエピック・ドゥームからやや距離を置き、正統派メタルへと接近しているが、「Temple Of The Dead」などドゥーム色を残したナンバーも多く、内容的にも悪くない。
ただメサイアという強烈なキャラクターを持ったシンガーを失い、「普通のメタル・バンド」になってしまったことは大きな損失だった。バンドは本作を最後に自然消滅への道をたどる。
なおヴィクストロムはソロ転向するが成功を収めることが出来ず、ディズニーTV番組(くまのプーさん他)のスウェーデン語版主題歌を歌っているらしい。
邦題『チャプターVI〜第六章』。

(00/01/16)
★★★★★ ★★



THE BEST OF CANDLEMASS - AS IT IS, AS IT WAS
(1994 / ポニーキャニオンPCCY 00673)
melodic epic doom metal

正式発表こそなかったものの、事実上解散状態だった彼らの軌跡を総括する2枚組ベスト盤。
『EPICUS DOOMUS METALLICUS』から『CHAPTER VI』までまんべんなくベスト選曲されており、初心者がまずゲットするには最適のアルバムだ。音質もアップしているような気がする。
アルバム未収録テイクは3曲。12"収録だったメサイア・マーコリン・ヴァージョンの「Solitude」、同じく12"収録の「Crystal Ball」、そしてスウェーデン語のパーティー・ソングを歌ったシングル『CANDLEMASS SJUNGER SIGGE FURST』('93)からの「Bullfest」が収録されている。「Bullfest」は企画物としては楽しめるものの、CANDLEMASSがこういうことをやるとは何だか悲しくなってくる。
マニアにはやや食い足りないが、ベスト盤としては文句なしの内容。一家に一枚ぜひ。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★★



ABSTRAKT ALGEBRA
ABSTRAKT ALGEBRA
(1995 / ゼロコーポレーションXRCN-1227)
90s modern doom metal

レイフ・エドリングの新プロジェクトによるデビュー・アルバム。
本作でレイフの相棒を務めているのがマイク・ウェッド。CANDLEMASSの『NIGHTFALL』で一部リードを弾いたギタリストで(何故かノークレジット)、メサイア・マーコリンがバンド脱退後加入したMEMENTO MORIに在籍するなど、因縁浅からぬ仲だ。
ヴォーカルは元SWEIDSH EROTICA〜TREATのマッツ・レヴィンが取っている。
サウンドはCANDLEMASSのヘヴィさを維持しながらマイクのザクザクしたギターが切り込む純正ヘヴィ・メタルで、ドゥームっぽさは「Nameless」「Bitter Root」のリフ、また大仰な「April Clouds」などに面影を残すのみ。メサイア在籍期CANDLEMASSの美学よりもヘヴィネスが耳に付く内容だ。よってCANDLEMASSファンからは黙殺されているが、楽曲は充実している。
インダストリアル風の「Vanishing Man」にはただ驚き呆れるばかり。
なお本作を聴いたイングヴェイ・マルムスティーンがマッツ・レヴィンの声を気に入って自分のバンドに引き抜いた。

(00/01/16)
★★★★★ ★★



DACTYLIS GLOMERATA
(1998 / ポニーキャニオンPCCY 01245)
90s modern doom metal

ABSTRAKT ALGEBRAの2ndアルバムとして制作が開始されたが、レコード会社からの圧力で再びCANDLEMASSを名乗ることになった曰くつきのアルバム。
ギタリストのマイク・ウェッドがMEMENTO MORIに戻ったため、本作では助っ人としてマイケル・アモット(SPIRITUAL BEGGARS、ARCH ENEMY)が全編プレイしている。ただ残念ながら彼のキャラを生かした部分は少なく、あくまでセッション参加といった感じ。
新シンガーのビョルン・フロドクイストはかつてGONEなるバンドでミニCDを発表、スノボー映画サントラへの曲提供もしていたらしい。
さすが元々ABSTRAKT ALGEBRAの新作として予定されていただけあり、80年代のエピック・ドゥーム・サウンドは微塵も感じられない。ヘヴィでダークな音楽性は共通しているものの、耽美主義は消え失せむしろ荒廃した雰囲気が特徴となっている。
当然往年のファンからは総スカンだったが、完成度はABSTRAKT ALGEBRAのアルバムよりかなりアップしている。事実90年代ヘヴィ・スタイルのファスト・ナンバー「Lidocain God」などはカッコ良い。
とはいえ何度も聴くようなアルバムでないこともまた事実。
なお日本盤ボーナストラック「Container」「Thirst」は両者とも凡曲。
邦題『暗黒への飛翔』。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★



Wiz EP
(1999 / Froghouse FROG001)
90s modern doom metal

レイフ・エドリングが自ら設立した『Froghouse』レーベル第1弾リリース。
『DACTYLIS GLOMERATA』からの「Wiz」をリーダー・トラックに、同作の日本盤ボーナス曲だった「Container」「Thirst」、そして未発表曲「Bug Queen」を加えた4曲入り赤盤10"。
「Wiz」は気合いの入った秀曲だが、他3曲はいずれもオマケ的な出来。本10"でしか聴けない「Bug Queen」はブルータルな速いパートとゴスっぽい暗く静かなパートの明暗、後半のスラッジーな展開が面白いが、お遊び的要素が強い。
内容的には決してベタボメは出来ないものの、やっぱり限定カラー10"だし、見かけたらゲットしておくことをお薦めしたい。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★



FROM THE 13TH SUN
(1999 / Music For Nations CDMFN253)
90s modern doom metal

'99年10月にリリースされた、現時点での最新アルバム。最初からCANDLEMASSの作品として作られたアルバムとしてはなんと7年ぶりとなる。
レイフ・エドリング流の初代BLACK SABBATH解釈といった感じの作品で、「史上最高のバンドBLACK SABBATHに捧げる」と記されているだけあり、2曲目「Tot」は雷鳴と教会の鐘のイントロ、スローな曲展開と「Black Sabbath」まんま。
「Symptom Of The Universe」に通じるアップテンポ・ナンバー「Elephant Star」、分厚いスロー・ドゥーム・リフの「Blumma Apt」「NG891」など初代SABBATHからインスパイアされた楽曲が満載で、好き者にはもう堪えられない内容だ。
前作同様ヴォーカルはビョルン・フロドクイストが取っているが、歌唱スタイルがオジー風に変化している。わざとらしく感じる箇所もあるのが難ながら、アルバムの作風にはうまくフィットしている。
新ギタリストにはビョルンと同じく元GONEのマッツ・スタールが加入。彼はエフェクトも担当しており、随所でHAWKWINDを思わせるスペーシーなヒュンヒュン音を加えることによってCANDLEMASSサウンドに新しい奥行きを持たせている。特にインスト曲「Zog」はストーナー・スペース・ドゥーム・トリップにいざなってくれる。
曲の途中でドラム・ソロをフィーチュアした9分強の大曲「Cyclo F」も70年代テイストにあふれていてナイス。
作品としての充実はもちろん、CANDLEMASSが初代SABBATH路線を取ったという事実は"事件"だったりする。

(00/01/16)
★★★★★ ★★★★



Nimis b/w Rock'n'Roll
(2000 / Trust No One nr.14)
90s modern doom metal

『FROM THE 13TH SUN』と同じメンバーで録音された7"。
2000年10月に録音された音源。
「Nimis」はアルバムと同様の初期BLACK SABBATH路線だが、スラッジ色とカオス感が増した秀曲。メサイア・マーコリン在籍期の彼らとはまったく異なる魅力を感じさせる。
「Rock'n'Roll」(オリジナル曲で、LED ZEPPELINのカヴァーではない)は現在のENTOMBEDを連想させるデス・ロックンロール。破壊力は申し分なし。
わずか2曲と物足りないが、はっきり言って強力。限定盤(500枚)のためか都内の店では見かけたことがないが、見かけたら押さえておく価値はあり。
本作リリース後、メサイア・マーコリンが復帰する。

(01/09/27)
★★★★★ ★★★★



THE BLACK HEART OF CANDLEMASS - LEIF EDLING DEMOS & OUTTAKES '83-'99
(2002 / Powerline PLRCD008)
doom metal

2002年、メサイア・マーコリンを含む黄金ラインアップのCANDLEMASSが再結成したことにより、次々と関連作品がリリースされた。
本作はデモ・未発表音源を集めた2枚組お蔵出し盤。
CANDLEMASSの前身バンドNEMESISの1983年デモ・ライヴから1985年のCANDLEMASSデモ、1995年のABSTRAKT ALGEBRAデモ、ビョルン・フロドクイストが歌う1998〜2000年未発表音源など、レイフ・エドリング所蔵のレア音源が目白押し。
上記シングル「Nimis」B面曲「Rock'n'Roll」も収録されている。
但し全22曲中メサイア・マーコリンは1曲も参加しておらず、初期音源は音質も良くなく、マニア以外にはややキツイ内容かも。
「Oil」は"日本盤用ボーナストラック"だと書いてあるが、日本盤CDに収録されたことはない筈。

(03/03/05)
★★★★★ ★★



DOOMED FOR LIVE - REUNION 2002
(2002 / Powerline PLRCD009)
doom metal

2002年、メサイア・マーコリンが復帰して行ったヨーロッパ・ツアーから8月31日、ストックホルムのクラブ『Klubben』でのステージを収録した2枚組ライヴ盤。
1990年の『LIVE』でも聴くことが出来た名曲の数々に加え、「Ancient Dreams」「Black Stone Wielder」「Somewhere In Nowhere」なども収録されており、おそらく当日のライヴ全曲を収録。
音質・演奏ともに素晴らしく、メサイアのヴォーカルは相変わらずド迫力。
再結成だからといって全く衰えは感じられず、初めてCANDLEMASSを聴く人の入門編としてもオススメ出来る。
ジャケット・デザインも秀逸。
でも"良いメンバーが集まった良いバンドが良い曲をプレイしている"という何ら破綻のない状況に不満を感じてしまい、アホ度を求めてしまうのは贅沢というものだろうか。だろうな。

(03/03/05)
★★★★★ ★★★



DOCUMENTS OF DOOM
(2002 / Escapi 513030)
doom metal

2002年後半のリリース・ラッシュの最後を飾る2枚組DVD。
1枚目『LIVE AT FRYSHUSET 1990』はライヴ・アルバム『LIVE』とおそらく同じ日のステージ(まだ比較していない)。
曲目は『LIVE』CD版と同じで、アナログ盤に収録されていた「Crystal Ball」は未収録。
素ライヴで余計な加工がされていないため演奏をじっくり見ることが出来るが、何の工夫もないので途中で飽きる人もいるかも。
2枚目『DOCUMENTARY OF DOOM』は1987年、メサイア・マーコリン加入後初のライヴから88年のイギリス/ヨーロッパ・ツアー、89・91年のアメリカ・ツアー、2002年の再結成ツアーなど、世界各地のライヴとツアー中のオフショットを収めたドキュメンタリー。
バンドの演奏はもちろん、SOLITUDE AETURNUSがプレイする「The Well Of Souls」やHALFORDのステージを一瞬見れて興味深い。
さらにメサイアが腹の上にビールジョッキを乗せ、メロイックサインを出しながらハイトーンのスクリームをかますという悪夢のような光景も収録されている。
2枚目の方には副音声コメンタリーもあり、メサイアとレイフ・エドリングが与太話をしている。
リージョン2・PAL仕様なので、日本の普通のDVDプレイヤーでは見れない。
(但しパソコンでは見れる筈。我が家ではオールリージョンDVDプレイヤーとマルチビデオデッキの組み合わせで見ている)

(03/03/05)
★★★★★ ★★★