B.B. KING / GARY MOORE @WEMBLEY ARENA

『B.B.’S FAREWELL UK TOUR』と銘打たれた、イギリスさよならツアー。

B.B.は最初から椅子に座っていて、ギターもかなりのエコノミー弾き。トーク部分も多めで、やはり衰えたという印象がありましたが、それでもキング・オブ・ザ・ブルースは不滅。

その歌声とギターは艶気を失うどころか、一音だけで観客を釘付けにしてしまう凄みを増しています。

それでも軽妙なショーマンイズムは健在で、

「糖尿病を患ったし、膝も悪い。腰も痛いし、頭もボケた」

「12ヶ月ぐらい前、白内障の手術をしたんだ。最初に片目を手術したんで、女の子をジロジロ見るときはもう片方の目で見なくてはならなかった」

などという自虐的なトークも、微笑みをもって暖かく迎えられていました。

後半「3 O’Clock Blues」「How Blue Can You Get」「Rock Me Baby」「The Thrill Is Gone」など、自分の軌跡を踏みしめるメドレーを経て、「Guess Who」のイントロを奏でたときは思わずジワッと来ました。

B.B.にとっても最後のイギリス・ツアー最終日ということもあり、ありったけの感情を込めた最高のライヴでした。

ぜひともさよなら日本ツアーも行って欲しいものです。

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ゲイリー・ムーアはダブル・ヘッドライナーという役柄ながら、やはりB.B.を前にすると”前座”感がありました。

演奏曲もB.B.とのジョイントを意識したのか、カヴァー曲メインでした。

Oh Pretty Woman / All Your Love / Since I Met You Baby / You Know My Love / Midnight Blues / Merry Go Round / I Loved Another Woman / Too Tired / Still Got The Blues / Walking By Myself // The Blues Is Alright / Gonna Rain Today

ちなみのこの日はゲイリーの誕生日でしたが、数人の観客が「ハッピーバースデー」と歌ったのみ。

TATE BRITAIN: GOTHIC NIGHTMARES

テイト・ギャラリーで行われているゴシック展『Gothic Nightmares』が秀逸でした。

ヘンリー・フューズリ、ウィリアム・ブレイクの作品が大量展示されているのに加え、特に聖書とか神話のエピソードに基づくことなく「男がもう一人の男を縛っていたぶっている」という元祖やおい的なマリア・コズウェイ、マッチョでかっこいいサタンを描いたジェイムズ・バリーの作品など、見ていてまったく飽きない展覧会でした。

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コヴェント・ガーデンに行って、オシャレ系のお店ばっかなので中古レコード屋でもないかなーと思っていたら、アロマテラピーショップのNeal’s Yardのすぐそばにラフトレードのお店がありました。ラッキィ!

メタルコーナーがあって驚きましたが、そこはやはりラフトレード。いわゆるsubterraneanなメタルばかり置いています。

ACID MOTHERS TEMPLEもメタルコーナーに置いてあって、さすがにちょびっと違うんじゃないかなぁと思いました。

AMTはあまりにリリースが多すぎて、ほとんどフォローしていないのですが(たまに買ってる)、『GOOD-BYE JOHN PEEL: LIVE IN LONDON 2004』は伝統のブートレグ業者TAKRLをパロった二枚組LP(しかもマルチカラービニール)で、買わずにいられませんでした。

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内容はオーディエンス録音のブートみたいでしたが、演奏は良かったです。

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ロンドン中華街は料理店がたくさんあって、どれもおいしそうなので悩みますが、何軒か行った限りではDragon Innがお気に入りです。まあ店員は例によって無愛想ですが、焼きソバとレモンチキンがあれば人生はバラ色です。午前3時までやっているのでライヴ後でも大丈夫。Astoriaからだったら歩いて行けます。

ロンドン五日目

ギャル向けアクセサリー屋『Accossorize』のイメージキャラクターがケリー・オズボーンで、街のあちこちで彼女のポスターを見かけるのですが、オジーが女装しているようにしか見えないショットがあって困ります。

あとウィンザー城~ナショナル・ギャラリーに行きました。

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Queenswayにあるモロッコ料理店CousCous Cafe。店主がムスリムなので酒は出さないけど固いことは言わないので、近所の酒屋で買って持ち込むスタイル。タジンがおいしいです。2200過ぎに店じまいするので、ライヴ後は無理。

ロンドン四日目

ポートベロのストリートマーケットといえば『ノッティングヒルの恋人』『クイーンコング』などでお馴染みですが、IntoxicaRough Trade、そしてMinus Zero / Stand Out!!といったレコード屋でも知られています。

レコード屋巡りの時間が限られているとどの店に行くか取捨選択に悩まされますが、やはり金・土曜日のみ開いているMinus Zero / Stand Out!!(2店が一店舗に同居)は欠かせません。

特にオールド・ブリティッシュ・ロック好きにはStand Out!!が一番のお薦めです。

JUDAS PRIEST / SCORPIONS / IAN GILLAN & FRIENDS / BONED @ROYAL ALBERT HALL

トミー・ヴァンスに捧げるトリビュート・ライヴ。

IAN GILLAN WITH FRIENDS

1. D. J. Intro. 2. Second Sight 3. No Laughing In Heaven 4. Unchain Your Brain 5. A Day Late and a Dollar Short 6. Have Love Will Travel 7. When A Blind Man Cries 8. Bluesy Blue Sea 9. Sugar Plum 10. Black Night

Ian Gillan – Vocals Roger Glover – Bass Dean Howard – Guitar Steve Morris – Guitar Michael Lee Jackson – Guitar Harry James – Drums Sid Jones – Violin Richard Cuttle – Keyboards

SCORPIONS

1. Bruce Dickinson Introduction 2. Coming Home 3. Bad Boys Running Wild 4. The Zoo 5. Love Drive 6. Wind Of Change 7. Tease Me Please Me 8. Blackout 9. Big City Nights 10. Rock You Like Hurricane

Klaus Meine – Vocals  Rudolf Schenker – Guitars Matthias Jabs – Guitars Pawel Maciwoda – Bass James Kottak – Drums

JUDAS PRIEST

1. Roger Daltrey Introduction 2. The Hellion 3. Electric Eye 4. Metal Gods 5. Heading Out To The Highway 6. Judas Rising 7. The Green Manalishi 8. Diamonds And Rust 9. Turbo Lover 10. Breaking The Law 11. Hell Bent For Leather 12. Living After Midnight 13. Take On The World (with Scorpions & Ian Gillan)

THIN LIZZY @HAMMERSMITH APOLLO

フィル・ライノットの死から20周年、20公演を行うという”20/20 TOUR”と題された今回のツアー。

ロンドン公演はキャパ3,450人のハマースミス・アポロがほぼ満員でした。

どうせまたいつものセットリストだろうと考えていたら、けっこう順番をいじってきました。

Whiskey In The Jar / Don’t Believe A Word / Do Anything You Want To / Chinatown / Waiting For An Alibi / Cold Sweat / Jailbreak / Are You Ready / Sha La La / Still In Love With You / Suicide / Warriors / Bad Reputation / Emerald / Cowboy Song / The Boys Are Back In Town / /Dancing In The Moonlight / Rosalie / Black Rose

SKIN @CAMDEN KOKO

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SKUNK ANANSIE解散以来2枚目となるソロ・アルバム『FAKE CHEMICAL STATE』が素晴らしい仕上がりだったスキンのロンドン公演に行きました。

前座はLOST ALONEという、ド下手糞でつまらないバンドでした。

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ロンドンではBayswater近くのHoliday Villaに泊まりました。

ロンドン初日

3月29日(水)~4月12日(水)までイギリス~ベルギーに行ってきました。

詳細は少しずつ掲載していきます。

写真はイギリスの低学歴・低所得者層向け雑誌『NUTS』

BRITAIN’S 50 BEST BOOBS!とあるから25人?と思ったら、ちゃんと50人でした。

女の裸だけではなくアークティック・モンキーズや新007のダニエル・クレイグへのインタビュー、自動車記事とかWWE告知も載っているので、スコラとかGOROに近いノリかも知れません。

【お仕事】プレイヤー5月号

プレイヤー5月号でスレイドのノディ・ホルダーに取材しています。

ロバート・フリップとの逸話など、楽しいインタビューでした。

先月号ではスパークスのラッセル・メイルだし、毎月オイシイ人に取材させてもらっています。

【お仕事】TONE No.5

(ユニバーサルコンボ刊)

60年代ストーンズに関するヨタ記事を書いて、写真家のジム・マーシャルにインタビューして、UNCUT誌ブライアン・ジョーンズ記事翻訳をしました。

ストーンズに関するヨタ記事で西新宿ブート屋の品揃えのことを「旧ソ連のデパート」と書いてしまったけど、それはloveminus0さん(ロック暗黒星系ムック本のレギュラー執筆者)が使っていた表現を無意識にパクっていたことに後で気がつきました。

ごめんなさいloveminus0さん。

編集長のネ申・土曽#に記事をもっと書いていただきたい気もしますが、面白い記事がたくさん載っている雑誌なので、ぜひ本屋さんで立ち読みしてみて下さい。

アマゾンでも買えます

SAXON

3月16日にUAEのドバイで行われたDesert Rock Festivalに出演が予定されていたサクソンですが、「クルセイダー」歌詞で「十字軍がサラセン人を剣で殺しまくる」という箇所があるという事実を地元ジャーナリストが指摘。

それが反イスラム教だということで問題となって、出演が却下されてしまいました。

ここ最近サクソンがまったく来日していないのは「ウォーキング・スルー・トーキョー」のショーグン、サムライ、ゲイシャ総登場のアホな歌詞がひっかかって、入国できなくなったからかも知れませんね!

なおUAEの首長たちはみんな石油のおかげで超大金持ちで、アブダビの首長は個人で組み技格闘技の大会『アブダビ・コンバット』を主催。ドバイの首長はかつて個人で新日本プロレスを招聘したこともあります。

写真はアブダビのUAE通信公社(ETISALAT)を訪れたとき受付にかけられていた掛け軸。

「かっこいいなあ、欲しいなあ」としつこく言っていたら、「だったら君にあげよう」と言って、くれました。

アブダビではインド人と戦ったこともあります。バックドロップで勝利を収めました。

ちなみにDesert Rock Festivalでプレイしたデイヴ・ムステインはメガデスの公式サイトで「昔大ファンだったサクソンが出られなくて残念。彼らのカヴァーを演ろうかと思ったけど、ベーシストのジェイムズ・ロメンゾがバンドに加入したばかりで不慣れだったんで止めた」と言うだけに留めています。

論客のムステインにしては、ずいぶんあっさり目のコメントですね。

2006-03-23

リッチー・コッツェンにインタビューしました。

「このアルバムを、愛する者のために宇宙で戦死した彼らに捧げたい。

無駄にはしない。

君たちの信じた未来は今から始まる!」

という、

CDブックレットに書いてあるメッセージと実際の談話では、ずいぶんと温度差があったような。

当初シンディ・ローパーが「哀 戦士」を歌うと発表されていましたが、結局その案はボツに。

CDブックレットに「参加できなくてごめんなさい」と書かれた紙切れが入っていますが、事情を知らない人がCDを買ったら、なんだか突然シンディ・ローパーに謝られて困惑すると思います。

THE GREAT WOJO

昨日のエントリーの続き。

“ローラン・ボックの再来”とも謳われた幻のレスラー、ザ・グレート・ウォージョ(本名Greg Wojokowski)。

モスクワ・オリンピックの幻のレスリング・アメリカ代表で、その後プロレスラーに転向。

(学校教師をしながらの兼業説もあり)

1980年代前半、インディアナポリスWWAでの戦績がありました:

http://www.oldschool-wrestling.com/geeklog/article.php/Indianapolis-Wrestling-1981-85

ディック・ザ・ブルーザー、ボボ・ブラジル、スパイク・ヒューバーなど錚々たる名レスラーと戦っていたのですね。

特にブルーザーとはWWAベルトをめぐって抗争していたとのこと。

でもチャンピオンになった後、1986年8月にスコット・スタイナーにWWAベルトを奪われたそうです。

で、直後にレオン・スピンクスと異種格闘技戦を行い、スープレックスで完勝。

しばらく話題が途絶えた後、1991年にW★ING旗揚げシリーズ『TAKE OFF』で初来日。

9月12日、三重県の四日市中央緑地体育館で見ましたが、やはりスープレックスが凄かったです。

その後とんと噂を聞きませんが、どうしているのでしょうか。

とにかく幻想の膨らむレスラーでした。

余談ながらヒューバーの嫁さんはブルーザーの娘だったそうで、離婚したせいでヒューバーはWWAから離脱したそうです。

FANTOMAS with TERRY BOZZIO

dimeadozenで2005年7月14日、モントルー・ジャズ・フェスティバルのプロショットTVライヴを落としました。約40分。

ドラマーはデイヴ・ロンバードの代役でテリー・ボジオ!

もちろんデイヴも凄いですが、こっちも凄い!凄すぎて死ぬ!

なおスイスのどこか別の野外フェスティバルでの映像もここで見れます。

http://www.drummerworld.com/Videos/TerryBozziofantomas.html

WBC

「IBFが認可するWBC」とかいうから、ずいぶんボクシング界のパワーバランスも変わってきたなあと思っていたら、野球のことだったのか!(わざとらしい)

猪木闘魂LIVEでは当初猪木の対戦相手にマイケル・スピンクスが予定されていて、後楽園球場を借りるはずだったけど、スピンクスが日本のボクシングコミッションに認可されていないIBFのチャンピオンだったせいで借りれなかったという話を思い出しました。

今でも認可されていないのでしょうか。

結局会場が両国国技館、相手もマイケルじゃなくてレオン・スピンクスになって、しかもレフリーがガッツ石松というよく判らないイベントになりましたが、前田日明vsドン中矢ニールセンは面白かったです。

ところでその後レオン・スピンクスを異種格闘技戦で倒したグレート・ウォージョを日本語でググっても出てこないのですが、表記が違うのかな?

キューバチームは素敵な顔の選手が多かったです。

今日の杉並区には一体何人の露出狂がいるんだ

子ども安全注意報

本日午後5時頃、和泉4丁目の一本橋公園付近の路上で変質者(30~50歳位、黒いジャンパー、水色の自転車に乗った男の露出狂)が現れました。近くにいた住民の方が110番通報したため、実害はありませんでした。

ご家庭では、不審者に遭った際に備えるために大声を出す練習や具体的な状況を与えて様々な場面に備えておくことが有効です。また、子どもたちの声や防犯ブザーの音が聞こえた際には、地域の皆さんで子どもたちを見守るようご協力をお願いします。

杉並区役所危機管理対策課

今日の露出狂逮捕

露出狂犯人の逮捕について

杉並区永福の小学校付近で、たびたび目撃された露出狂については、3月16日(木)、高井戸警察署が逮捕しました。

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杉並区役所危機管理対策課

ストレート・エッジについて語るクールな俺

アダム・サンドラーの「Four Years Old」とMINOR THREATの「Out Of Step」とTHE TEEN IDLESの「Teen Idles」「Minor Disturbance」の、どれを先に聴いたのかは忘れました。

たぶんMINOR THREAT→アダム・サンドラー→THE TEEN IDLESの順番だと思います。

「俺は働かない!学校も行かない!プールのそばも行っちゃいけない!木登りもしちゃいけない!俺は4歳児!おばあちゃんにゲロ吐いた!」

「俺は酒を飲まない!タバコも吸わない!セックスもしない!でも考えることは出来る!」

「ライヴ会場におこづかいを握りしめて行った!門前払いをくらった!俺が18歳未満だから!ライヴ見せろ!」

という歌詞に、共通する未成年の悲哀と抑圧された情熱の爆発を感じたのを覚えています。

ところでNOFXのメンバー達はMINOR THREAT大リスペクトだそうですが、やっぱりストレート・エッジがツッコミどころ満載なのは判っていて、「Straight Edge」を思い切りm9(^Д^)プギャーなアレンジでカヴァーしていますね。

まあsXeを貫くことで良い音楽が出来るのならば、とても良いことだと思うし、文句はないです。

さらに言えばMINOR THREAT『COMPLETE DISCOGRAPHY』はすごくカッコイイので聴いておくべきです。安いし。

ベジタリアンvsベガン

ところで

焼き肉を食べた次の日のうんこを食べる → ベジタリアン

食べない → ベガン

という解釈は正しいでしょうか?ご存じの方、教えて下さい。