Bad Acid TAB7

去年11月に公式サイトで売り出されたのと同時に購入したのに何故か届かず、再送してもらってようやく入手することが出来ました。

2枚組DVD仕様で、1枚に105分ぶんの映像、もう1枚に204曲のMP3と180ページぶんのPDFマガジンが収録されています。DVDにはジェイムズ・プロトキンのPHANTOMSMASHERビデオ、MELVINSやCELTIC FROSTインタビュー、ISISやRAMESSESのライヴなどなどが収録されています。ISISはDVD『CLEARING THE EYE』にも入っている2005年2月、東京での「Grinning Mouths」。

MP3は半分以上知らないバンドです。サンプラーとはいえ、短い曲ばかりではなく、ALDEBARANの「Sightless And Silent Into Blackened Gulphs」は19分あります。まだ全部チェックしていないので、もっと長い曲もあるかも。

新しいバンドをチェックするのに役立つし、これ1冊あれば死ぬまで見て聴いて楽しめます。しかも英ポンドが壊滅状態なので、送料込みで1,700円ぐらいで買えます。

山上たつひこ:中春こまわり君

山上たつひこ『中春こまわり君』単行本、遂に出ましたね。

2004~08年、ビッグコミック誌に何度か短期集中連載されていたエピソードをまとめたもの。普段ビッグコミックは読んでいないので、初めて読む回もありました。

かつての登場人物たちが社会人となり平凡な日常生活に埋没していくというのは『劇画・オバQ』にも通じるものがありますが、すっかり地味なサラリーマンとなったこまわり君、かつての秀才ぶりが影を潜めて同じ会社で机を並べる西城君、バツ2となったジュンちゃん、すっかり老けたとーちゃんかーちゃんなど、切なすぎます。ストーリーも落ち着いたものとなり、宴が終わった後の寂寞感でいっぱいです。

ギャグも抑えが効いたものが多く、とても面白いのですが、本作の中では動きを伴うギャグの『光る風』セルフ・パロディ(というかアシを務めた人たちが焚き付けたんだろうけど)がすべっているのは、現在の山上に”あの日々”を求めるのは酷かとも思い、ちょっと寂しくなりました。

もちろんそんな昭和『がきデカ』とのコントラストが効果的で、単なる続編ではない21世紀の『がきデカ』像を創りだしているのですが。今なおクリエイティヴであり続ける山上、さすが天才です。

また、『劇画・オバQ』は輝ける少年時代が戻らないという残酷な事実を突きつけて終わるのに対し、42歳となったこまわり君が痛風を患い、病院であべ先生と再会する『痛い風』ラストは懐かしさを肯定していて、大人になりそびれた自分としては救われました。

いつの日か、『がきデカファイナル』で旅に出たこまわり君が帰ってきて、就職するまでの空白の時期も描いて欲しいです。うしろすがたのしぐれてゆくか。

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スキャナCanoScan LiDE200を購入しました。2001年1月以来CanoScan N1220Uを使っていたのですが、Classic環境が使えなくなったので。

PETER GABRIEL: XPLORA (CD-ROM)

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1994年に出たピーガブCD-ROMのアイテム探しのヒント。メモっておいたんだけど、結局全部は見つからなかったです。

>1.花             USのスクリーン右下

>2.ギターピック         Womadエントリ&チケッティング左下隅

>3.青色パス(Womadバックステージ用)ドラマーズオブブルンジ右下隅

>4.鍵              ナバール(楽器)右下隅

>5.緑色パス(Brit Awardsパス)  Steam左中央

>6.ネクタイ状の紐?       Steamのオブジェクトの扉を開いた右下

>7.赤い金魚のおもちゃ?    Digging in the Dirtのオブジェの箱の左下

>8.かじりかけリンゴ       Blood of EdenのPeterの会話の中央下

>9.赤色パス(Brit Award Rehearsals) SteamのPeterの話の右上隅

>10.白色カード        Production Roomのミキサーの右下隅

>11.赤色パス(Grammy Award) Peterのアルバムなどが入っている箱の中

>12.赤い紙の箱?        同上

1997年に出たCD-ROM第2弾『EVE』は買わなかったです。

STEPHEN O’MALLEY: KEEP AN EYE OUT

アマゾンアフィリエイト乞食報告を最近サボっているのは、アマゾン側の〆が以前の四半期でなく毎月になってしまったのと、大半が1枚なので報告してもあんまり意味がないという理由があったのですが、2009年1月、本サイト経由で一番売れたのが12枚、スティーヴン・オマリーの『KEEP AN EYE OUT』でした。12″アナログ・オンリーで片面のみ音源を収録(もう片面はSAVAGE PENCILによるアートワーク彫り込み)。内容は全12分、オシレーターのビーーンという持続音にアコースティック・ギターが軽くベーーンと重なるドローンものです。良いとか悪いとかそういう音ではなく、内腑に染みいる音に身を委ねるのみ。しかしみんなソマたんが好きなんだなあ。

マスタリングで久々にジェイムズ・プロトキンと再合体しています。

クリアビニールとオレンジビニール盤が存在するそうで、我が家にあるのはクリアの方です。たぶん一回限りの限定盤だと思いますが、プレス枚数は判りません。

同じTable Of Elementsレーベル設立15周年シリーズではオーレン・アンバーチとかフェネスの片面12″も出ていますが聴いていません。