SEE NO EVIL

WWEスーパースター、ケインがサイコ殺人鬼を演じるホラー映画。

プロレスラーのタレント映画でしょとナメていたら、予想外にとても面白かったです。

腕を切断して血がブバーと出たり後頭部の穴からウジがうじゅるうじゅる出てきたり眼球をほじくり出したり、空いた眼窩に野良犬が小便を垂れたり、ほどよく短い本編中に見所がいっぱい。

ケインが檻に閉じ込めた女を前にチンコしこしこするシーンもあります(チンコは出てきません

当然セックルしてるカップルが優先的に殺されるとか、狂信的な母親が出てくるとか、お約束事も守られています。

ノベライズ本なんちゅうのも出ていました。

SONS OF OTIS: STONER HANDS OF DOOM VI (DVD)

SONS OF OTISのライヴDVDが出ました。50枚限定のDVD-Rという自家製盤です。

思ったほどドロドロではなく、タイトかつ丁寧な演奏でしたが、ドゥーム者だったらグッと来るでしょう。

なおギター兼ヴォーカルのKen Balukeがやっているドローン・プロジェクトOXの12″『AFTERMATH』も出ました。

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全編ズズズーンというヘヴィなドローンが続きますが、特にB面に聴く人を怖がらせる要素があって、10″よりもグレードアップしています。

どちらも公式サイトから買えます。 ←というか、Kenに直接メールして売ってもらいます。

でも公式アルバムを聴いていない人は、奥の細道に足を踏み入れる前にまず最新作『X』を押さえておきましょう。

2007-01-07

『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』最後に出てきた人を見て「新キャラ?」と思ってしまったのは秘密です。覚えてねーよみんな海賊のかっこしてるし外人だし。

「あっ!お前は×××で×××して×××だった×××!」ぐらいのフォローをして欲しかったですわ

Little Britain: The First Season

マット・ルーカスとデヴィッド・ウォリアムズのTVシリーズ『リトル・ブリテン』ファースト・シーズンをDVDで見ました。

英語の言葉遊びや文化の壁でギャグが判りづらい箇所もあるものの、ゲイや女装など誰でも笑えるネタが多く、いかにもイギリス臭ただよう雰囲気も日本人ウケしそう。

現在WOWOWで放映中ですが、『サウスパーク』のチンポコモンの回をおクラ入りにした前例もあるし、たぶんハンセン病差別ネタは放映しないんでしょうね。

ツタヤで第1話のDVD(日本語字幕つき)を無料レンタルしているという噂なので、気になる方はぜひ。

特典映像の『ROCK PROFILES』もジョージ・マイケルやエルトン・ジョン、ジェリ・ハリウェル、ABBA、BEE GEES、TAKE THATなどをおちょくっていて面白いです。

アマゾン・アフィリエイト乞食報告2006年10~12月

うちのサイトではアマゾンのアフィリエイト(アマゾンではアソシエイトというけど)をやっていて、うちのサイトからクリックしてアマゾンに行った人が何かを買ってくださると、僕の懐にいくばくか(CD一枚で数十円)入るようになっています。

皆様のおかげで毎四半期ごとに何枚かCDをタダでもらえるわけです。有り難うございます。サイトに反映させていきたいと考えています。

払いはギフト券なので、結局アマゾンでCDとか本とかDVDを買うことになって、大企業がさらに儲けるという仕組みになっているのですが、2006年10月~12月に本サイト経由で売れた作品のランキングを発表します。

(国内盤・輸入盤はまとめています)

4枚以下は割愛しますが、大半が1枚でした。

“お買い得で中身が最高”という作品に人気が集まるという、当然といえば当然の結果でした。

それにしても『EARTH 2』強し!2006年を通して、本サイト経由でダントツ最高位の23枚が売れました。さすが歴史的名盤の貫禄、あと安いということもあるのでしょうか。

黒薔薇忌2007

THIN LIZZYのフィル・ライノットが亡くなってから21年が経ちました。

今日は彼の遺した作品に聴き浸る一日です。

んで、しみじみと実感するのは、フィルのアメリカへの憧憬。

子供の頃から西部劇大好きだった彼は「Cowboy Song」や「Southbound」でグッとくる西部の漢の世界を歌っていますが、アメリカン・ロックからインスピレーションを得ることもしばしばありました。

「Dancing In The Moonlight」と「Romeo And The Lonely Girl」はそれぞれブルース・スプリングスティーンの「Spirits In The Night」「Blinded By The Light」(両曲とも『GREETINGS FROM ASBURY PARK NJ』収録)を意識したもの?

また「A Night In The Life Of A Blues Singer」はボブ・ディランの「Ballad Of A Thin Man」(『HIGHWAY 61 REVISITED』収録)が元ネタではないかと。

J. GEILS BANDの「Hard Drivin’ Man」とかボブ・シーガーの「Rosalie」といった、アメリカ泥臭ロックのカヴァーもツボを突いていて良いです。

ちなみにMOTORHEADは2006年ツアーで「フィルに捧げる」と言って「Rosalie」を孫カヴァーしていましたね。

なお今春、THIN LIZZYのデッカ時代の3作『THIN LIZZY』『SHADES OF A BLUE ORPHANAGE』『VAGABONDS OF THE WESTERN WORLD』がリマスター再発されるとのことです。しかも『THIN LIZZY』は2枚組エクスパンデッド・エディション!

デビュー・シングル「The Farmer b/w I Need You」とか昨年発掘されたデモ音源とかが追加されるのでしょうか。楽しみです。

2007年初夢音楽メディア大予想

●2007年以降、音楽メディアの様相はさらに激しい変化を迎えることになると予想されます。

まずCDは元々パッケージ媒体として非常に魅力に乏しいものだったため、ダウンロードに取って代わられることになるでしょう。

ただ、iTune StoreとかNapsterに金を払うのはアホ臭いと感じている音楽リスナーが少なくないことも事実。

ではどうするかというと、リスナーは音楽を無償でダウンロードして、それを聴くのと同時に広告を見せられることになります。

YahooとかYouTubeとかと同じで、ミュージシャンはCDの売り上げではなく、広告を収入源にしていくことになるでしょう。

バナークリックと同じで、ダウンロード回数(あるいはストリーミングされた回数)によって収入がアップしていくことになります。

●一方、かつてCDが普及したとき「CDなんてウンコ!やっぱりレコードだよ!」と言い続けてきたアナログ盤マニアが存在したのと同様に、あくまで音楽をモノとして所有することにこだわる一種フェティッシュな人々も、マイノリティながら存続していくでしょう。

とはいえ前述したとおり、CDはパッケージ媒体として魅力が乏しいものです。

2006年までは紙ジャケCDがマニアのハートを捕えましたが、やっぱりCDサイズではモノを所有するという実感が湧きません。(でかジャケCDというのもありましたが…)

そうなるとやはりフェティッシュな人々はアナログ・レコードに戻っていくことになります。

事実、THE CLASHのアナログ・シングル・ボックスは生産が追いつかないほどの売れ行きらしいし、テイチクも2月からT REXやTHE DAMNED、THE ZOMBIES、EVERYTHING BUT THE GIRLなどのアナログ盤を限定復刻するそうです。

英米では新譜でもアナログ盤が限定扱いで根強くリリースされ続けていますが、日本でもSUNN O))) & Borisの『ALTAR』やISISの『IN THE ABSENCE OF TRUTH』がアナログ盤リリースされます。

CDであっても、エアメールレコーディングスが出したAFFINITYボックスのような、フェティッシュな体裁のリリースが増えていくことに。

それに加えて、ヴィンテージなオリジナル原盤LPやシングルの値段高騰も激化することが予想されます。

2007年はダウンロード派とブツ所有派の二極化がさらに顕著になっていく1年でしょう。

クリスピアン・ミルズはアナログ盤好き

THE JEEVAS『COWBOYS AND INDIANS』(2003年)収録曲「Girl Without A Name」の一節:

She only buys on vinyl / Cos she hates those cheap CD’s / Just for that alone / I begged her ‘marry me’

ADRIFT IN THE ETHER

昨年12月31日のBEGGARS FARMについてのエントリー、ネットで検索してもあまりネタが見つからなかったのですが、クリストファー・ウィリアムス著の『Adrift In The Ether – The Current State Of The British Underground』を調べたら出てきました。

この本は1997年に『Tapestry Of Delights』こちらの日記もご参照のこと)でおなじみのBorderline Productionsから刊行された書籍で、1980年代から90年代までイギリスで活動していたサイケ系バンドをアルファベット順に並べて紹介した資料本です。

HAWKWIND、OZRIC TENTACLES、PORCUPINE TREE、THE HEADSといったそれなりに知名度のある面々から、名前を聞いたことすらないバンドまで、200以上のバンドが掲載されていて、自主制作カセットとかまで網羅されています。好事家の方は重宝する一冊なのでは。

今日現在アマゾンでは14,603円というアホな値段が付いていますが、もっと安ければ押さえておく価値は十分あると思います。

BEGGARS FARM: THE DEPTH OF A DREAM

(独SPM-WWR-CD-0064)

イギリスのワイト島出身のハード・サイケ・バンドが1984年に出したアルバム。オリジナル盤LPにはWhite Rabbit Records 1001という番号が付けられていますが、実質自主制作と考えていいかと。CDはSPM/World Wide Recordsから出たもので、ジャケのレイアウトが異なります。

まあ曲も演奏もあまりパッとせず、特にヴォーカルは素人丸出しですが、面妖なアングラさが好き者ごころをそそります。

いわゆるNWOBHMにカテゴライズされれば少しは再評価された可能性もなきにしもあらず。いやダメかも。

なお、このバンドは1986年にSWEET TOOTHと改名、よりメタルっぽい音になって3枚アルバムを出した後、91年にBEGGARS FARMに名前を戻したそうです。

このアングラ臭さ、いかにもBlack Widow Recordsあたりが好きそうだと思っていたら、1995年に出たセカンド?の『BENEATH THE MOON OF ILSACON』はやっぱりBlack Widowから出ていました。アナログオンリーの限定700枚だそうです。マーク・ボランに捧げたフォークっぽい作品とのことで、いずれ何かの機会があれば聴いてみたいところです。

ROBERT JOHN GODFREY: THE FALL OF HYPERION

ロバート・ジョン・ゴドフリーが1974年に発表した『THE FALL OF HYPERION』はオリジナルLPや15年ぐらい前に出たヴァージン・ジャパン盤CDがどちらも廃盤で、プレミア価格に手が出ませんでした。

今年ついにWHDから紙ジャケCD再発されたので、ようやく聴くことが出来たわけですが、いやぁ素晴らしいです。

「もし、この世に”ラファエル前派の音楽”というものがあったなら、この作品は限りなくそれに近い」と帯にあるそのままの音。

安っぽく大英帝国大英帝国と騒ぎ立てるのではなく、地味ながらじんわりと抑えの効いたシンフォニック・サウンドがいにしえのアルビオンにいざなってくれます。

今回発売盤はヴァージン・ジャパン盤CDの板起こしだそうですが、再び廃盤の彼方に消え去る前にご一聴いただきたい作品ですよ。

今ロンドンに行っても、こんな古色蒼然たる雰囲気に浸らせてくれるのはテイト・ブリテンみたいな美術館ぐらいでは。

さらに「ゴドフリー」という名前も、シャーロック・ホームズ物に同名の人が何人か登場することもあり(アリアドネ・アドラーの旦那とか)、イングリッシュ・ティーのお茶っ葉が脳内で開きます。

ところで紅茶で思い出したけど、FMWに来ていた外人レスラー、グラジエイターの別名Mike Awesomeの日本語表記がマイク・アッサムで、必殺技がアッサム・ボムとなっていました。

痛くなさそうな名前の技だなぁと思っていましたが、WWE対WCW&ECWのインヴェイジョン・アングルのときライノを鉄ハシゴに叩きつけた一撃は強烈でした。引退して不動産屋になってしまったそうですが残念です。

LITTLE BRITAIN

マット・ルーカスとデヴィッド・ウォリアムズのTVシリーズ『リトル・ブリテン』パイロット・エピソードを見ました。イギリスではお茶の間においても『Kerrang!』がネタ雑誌として浸透しているのですね。

TV EYE DVD MAGAZINE ISSUE 4

『TV EYE DVD MAGAZINE』の第4号が出ました。第1号と第2号はビデオテープで出て(後に2in1でDVD化)、第3号はDVDで出ましたが、今回は紙雑誌+DVDというフォーマット。なんと季刊で出すと宣言しています。

特集はSUNN O)))、MELVINS、ISIS、HIGH ON FIRE、COMETS ON FIREなど、もはや無敵の域に達しています。

広告を出しているのもHydraHeadとかSouthern LordとかNeurot RecordingsとかAlternative TentaclesとかTeePeeとか、オイシイレーベルばかり。

DVDには上記のバンドに加えてSUNN O))) & Boris『ALTAR』のミックス風景とかMURDER CITY DEVILSのライヴとかも入って天国です。

テキストは英語ですが、カラー写真満載だし、DVDだけでも元をとれます。

公式ウェブサイトはhttp://www.tveyemagazine.com/ 。直販で定期購読を申し込むと1年で$38.85、2年で$68.95とかなり割安ですが、本当に季刊で出せるのか?という不安もなきにしもあらず。

とりあえずアマゾンでも買えるので、2,3冊ほど様子を見てから定期購読に踏みきろうかと考えています。

ところでこれを出しているJennyさんって、NEBULAのエディのガールフレンドでしたっけ?違ったらごめんなさい。

『DOA デッド・オア・アライブ』

こういう映画でした↓

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『モータルコンバット』とだいたい同じような話で、お色気ビキニ姉ちゃんが必要最小限の理由で殴りあったり蹴りあったりします。

やはりゲームが原作で、最新作はコレ。やったことないので中身は知りません。

お色気とバトルだけで話が成り立っているという、ある意味理想的な映画ですが(90分弱の作品のくせに水着ビーチバレーに妙に時間をかけたり)、気になるのはビキニ姉ちゃんたちの肌質。

デボン青木はもはやどうでもいいとして、一番エロエロなホリー・ヴァランスも白人特有の肌のキメの荒さが目立ちました。

「プロレスはフェイク」みたいなセリフが何度も出てきます。ケヴィン・ナッシュも出演。

この中に入るとケイン・コスギの演技が上手いような気がしてくるから不思議です。

2007年2月10日公開。公式サイト

SUNN O))) & Boris JAPAN TOUR 2007

「WIZARD’S CONVENTION ~Japanese Heavy Rock Showcase~VOL.7/8/9/10」

5月13日(日) 新潟LOTS

5月16日(水) 名古屋CLUB QUATTRO

5月17日(木) 心斎橋CLUB QUATTRO

5月20日(日) 川崎CLUB CITTA’

2006-12-27

ジェラルド・フォード元大統領が亡くなりましたが、若いロック・ファンにはドラッグ・リハビリで有名なベティ・フォード・センター設立者の旦那さんとしての方がなじみがあるかも知れません。

オジー・オズボーンは奥方シャロンにここが「酒の飲み方を教えてくれる施設」だと言われて、バーかと思ってやってきたら入院させられたそうです。