●驚異のドキュメント 日本浴場物語 @阿佐ヶ谷ラピュタ
映画『驚異のドキュメント 日本浴場物語』を見ました。
阿佐ヶ谷ラピュタの企画上映“驚異のドキュメント 中島貞夫ニッポンをえぐる! 1968-1973”の一環。
これだけニュープリント&2週間上映。
野々村一平は帝王切開で母親が死んで、自分が産湯に浸かるのと母親が湯棺されるのが同時だった原体験から、日本各地のお風呂を行脚するというライフワークを志す話。
恐山の温泉で母親の幻影を見て「おっかちゃん!」と言ったりします。
セックス道場の黒騎進も出てきます。
若い女性の裸もたくさん出てきますが、浴場という性質上、おっさんの裸とか婆ちゃんの裸も出てきます。
1970年のトルコ風呂というのは、普通のマッサージもしてくれたのでしょうか?
で、トルコ風呂でレズプレイとM男プレイをやった後、野々村一平が「俺が求めているのは全身を包んでくれる風呂なんだ!」と宣言して、胎内に回帰して終わります。
DVDも出ています。
ちなみに野々村一平を演じているのは俳優の大木正司で、『魔人ハンターミツルギ』(1973)で服部半蔵をやっていたそうで、YouTubeで見直してみたら、カクカクストップモーションがプリミティヴですねえ。
1915年の『The Dinosaur And The Missing Link』よりプリミティヴというのは如何なものかとも思えますが、それはそれで美味でもあります。