月: 2010年10月

ドゥーム神スコット”ワイノ”ワインリックのアコースティック・アルバム『ADRIFT』を聴きました。極厚ドゥーム・リフがなくても、ワイノの声はドスが効いていて、申し分なく”ヘヴィ”な作品でした。アコースティックといってもエレクトリックなギター・ソロも入っています。MOTORHEADの「Iron Horse」とSAVOY BROWNの「Shot In The Head」も演っています。

CD限定1,000枚は木箱入り（我が家のは#358）。”初回限定木箱入り”だそうなので、もしかしたらアマゾン入荷分も木箱入りかも知れません。以前にもこういうのがあったなあと思ったら、リリース元のExile On Mainstream Recordsは以前THE HIDDEN HAND / WOOLY MAMMOTHのスプリット『NIGHT LETTERS』木箱も出していたのでした。

ワイノといえば、先日リリースされた『LIVE AT ROADBURN 2009』も強烈でした。こちらはもちろん全編エレクトリック・ドゥームで、ソロ作『PUNCTUATED EQUILIBRIUM』からの曲に加えて、THE OBSESSED、SPIRIT CARAVAN、THE HIDDEN HANDの曲もプレイするベスト・オブ・ワイノ。SAINT VITUSの曲は、同時進行で再結成プロジェクトをやっていたせいか、それとも「自分の音楽じゃない」という意識があるためか、演っていませんが、そんな文句を言わせない極濃ドゥーム・ロックです。

Roadburnでのライヴでは、こないだ出たNEUROSISの『LIVE AT ROADBURN 2007』がかなり神でした。特に後半、「Water Is Not Enough」とラスト「The Doorway」は宗教的体験ですらあります。CHURCH OF MISERYやEARTHLESSやTHE HEADSのライヴ盤も最高だったし、Roadburnはいずれ行かねばなりますまい。

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12月のイギリスAll Tomorrow’s Parties（キュレーター：GODSPEED YOU BLACK EMPEROR!）、出演者がTHROBBING GRISTLE、NEUROSIS、アル・ヤンコビック、灰野敬二、シャルルマーニュ・パレスティン他だそうです。凄い。

うちで原稿を書いていました。

THE OCEAN『HELIOCENTRIC』の続編、『ANTHROPOCENTRIC』が11月発売だそうです。

『HELIOCENTRIC』は太陽中心主義（地動説）をテーマにして、プトレマイオスとかダーウィンの進化論を論じ、神の存在に疑義を投げかける壮大なる大風呂敷トータル・プログレッシヴ・ドゥーム・アルバムでしたが、今回は”人間中心主義”。キリスト教のあり方やニーチェ、リチャード・ドーキンス、『カラマーゾフの兄弟』を題材にしているとかで、相変わらず大風呂敷です。音的によりヘヴィになるそうで、かなり期待しています。

夕方から護国寺巡礼、梶原一騎と大山倍達のお墓参り。その後、大沢食堂でカレー。日が短くなったせいですぐ暗くなってしまったので、実りが多かったような少なかったような。しかし魂のエネルギーが注入されたので、また日を改めてもう一度行きたいです。

ん？KYLESAって普通にカイレッサあるいはカイレサと読むのだと思っていたし、来日時のMCでも「カイレッサ」って言っていたと記憶していたけど、HMVだと「キュレアー」？

アマゾンだと「カイリサ」になってました。

ところでこの『SPIRAL SHADOW』、とても良いですよ。

ピャウ

水島新司『大甲子園』、最近出ているコンビニ版だと巨人学園戦と光高校戦がほぼ1冊でまるまる収録されているのですね。そんな短かったっけ？と不思議な感覚。

ピャウ

ロバート・プラントが『Today Show』で黒人音楽のことをspook musicと呼んで論議を呼んでいます。

GRIFTEGARD / COUNT RAVENのスプリット7”のlavish version、外ジャケットが封蝋されていました。仕方ないので封を切りました。COUNT RAVENの「Wolfmoon」はアップテンポ曲。GRIFTEGARDの「Wedded To Grief」は苦悶しながらメロディをきっちり歌うヴォーカルが良いスロー・ドゥーム。どちらも新曲オールドスクール・ドゥーム・メタルで、なかなか良いです。保存用にもう1枚買うほどではありませんが。

HEAVEN & HELL『NEON NIGHTS – LIVE AT WACKEN 2009』国内盤DVD+SHM-CD2枚組ダブルパック限定盤（ネット販売オンリー）の特設販売サイト。

内容は超最高です。2007年の『LIVE FROM RADIO CITY MUSIC HALL』とか、2009年に『Rockpalast』で放映されたボン公演はどちらも好きですが、こちらは野外フェスのスペクタクルが凄いです。

1万字ライナーノーツ、歌詞対訳、英文ブックレットの翻訳をやらせていただきました。

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ビル・スティアーがANGEL WITCH加入って。