ポルノの女王 にっぽんSEX旅行

1973年。DVDで見ました。クリスチナ・リンドバーグがスウェーデンから日本にやってきて、空港で偶然出逢った荒木一郎(爆弾作りが趣味のニート)にレイプされます。でもスウェーデン人なのでストックホルム症候群で感情移入します。さらにヒッピー達にレイプされます。タイトルとはイメージが異なり、ほろ苦い青春ポルノで、ラストはアメリカン・ニューシネマ的でもあります。

2009-06-15

テッド・タナベレフリーが昨日亡くなりました。もう何年前になるでしょうか、ユニバーサルプロレスで初めて見て以来、インディー系団体を見に行くとしょっちゅう見かけていた記憶があります。インパクトのあるヴィジュアルとアクションが印象的ですが、決して選手たちの光を消してしまうことがなく、常に一歩退いた裁きぶりの名バイプレイヤーでした。お疲れさまでした。どうもありがとうございました。

三沢光晴(1962-2009)

これを書いているのは6月18日(木)です。三沢選手の死を知ったのは13日の深夜。現実感のないまま仮眠して、胸に空いた穴に冷たい風が吹き込んできて目が覚めました。

自分は元々からっぽの紙袋で、学んだことや経験でそれを少しずつ満たしてきましたが、三沢選手は袋の中に少なくないスリルや興奮、楽しみや喜びを放り込んでくれたプロレスラーでした。その三沢選手がいなくなってしまうのはとても寂しいし残念です。でも、その死を悼み、悲しむよりも、その人生を祝い、感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

三沢選手のファイトはテレビや会場で何度となく見てきましたが、直接お話を出来たのは1回だけ、上野のおかまバーで行われた超世代軍の飲み会でのことでした。僕が一瞬だけ務めていた会社の先輩OLさんが全日本プロレスのファンで、後楽園ホールのボックスシートを購入したりして何度も連れていかれて、その延長線上で何だか連れていかれたのですが、緊張していたし何を話したかもあまり覚えていません。「渡邊さん(=仮面シュータースーパーライダー)に稽古をつけてもらったことがあります」と僕が言ったら、渡邊氏と高校レスリング部の同学年だった三沢選手は「ぶっちゃけ彼は練習だと強いんだけどねー」と語っていました。

デビューしたかしていないかの泉田選手がトイレットペーパーをふんどしにして登場、三沢選手がそれに水をかけていたのを覚えています。

何を書いても安っぽくセンチになってしまいそうなので、このへんで。

ルーブル美術館展が最終日なので、とにかく朝起きて上野に向かいました。「150分待ち」というプラカードを見て、そんな待てないよと、国立科学博物館の『大恐竜展 知られざる南半球の支配者』へ。不勉強なせいか、知らない恐竜ばかりでした。

昼ごはんはかに道楽で食べましたが、店員に「三沢選手、残念ですね」と声をかけられました。昼ごはん中ずっと三沢選手の話をしていたせいか、それともWWEのTシャツを着ていたせいか。

それから改めてルーブル展へ。日本テレビが主催・後援金の一部でもノアに割いてくれたら…と悲しかったですが、内容はとても充実していました。

2009-06-13

ECW #154のデイヴ・フィンレーvsD.H.スミスを見ていたら、「ブリッジの世界記録保持者はカール・ゴッチの47分」とマット・ストライカーが言っていました。その話は初耳だったので検索してみたところ、ゴッチの弟子を名乗るマット・フューリーなる人物(日本語サイトも)の発言がソースらしいです。ゴッチの弟子で外人というとソルコフ兄弟以外あまり記憶になく、フューリーは名前すら知らなかったのですが、日本ではサイエントロジー系自己啓発で知られているようです。

なおゴッチによると「フューリーが2年間私の元で学んだというのは嘘。5ヶ月間いただけ。彼はレスリングの汚点であり、私の名前を使うなと強く戒めた」とのことです。

ジャンパー

映画『ジャンパー』をDVDで見ました。ヘイデン・クリステンセンとサミュエル・L・ジャクソンが再共演。面白くなくはないです。マーク・ハミルでいえば『風の惑星』あたりに相当するでしょうか。ヘイデン君のママがダイアン・レインでした。地下鉄銀座駅の階段を上がると渋谷交差点に出ます。

Launch Pad vol.2 Boris / LITE / cro-magnon / nenem @恵比寿Liquid Room

リキッドの仇をリキッドで。良かったです。

Missing Pieces / となりのサターン / 虹が始まるとき / ” ”

RAVEN @渋谷O-EAST

いったいどこから湧いてきたのかというRAVEN LUNATICな人たちが真ん中分けロングヘアーでパッチ大量縫い付けGジャンに身を包み大集合。アンコールでマーティ・フリードマンが飛び入り。

プリークエル

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最近プリークエルが流行っていますね。こないだの少年チャンピオンの『ドカベン』プリークエルはさすがにトホホでしたが。

しかし歴史ものというのは全部”現実・史実”のプリークエルなわけで、我々はオチを知りながら見たり読んだりします。忠臣蔵は討ち入りのプリークエル、織田信長ものがたりは本能寺のプリークエルです。

そんなプリークエル感をここ最近もっとも感じたのが『愛…しりそめし頃に…』でした。不定期連載でいつ雑誌に載っているか判らないので僕は単行本派で、第9巻が出たので読んでみたのですが、テラさんが結婚。披露宴にトキワ荘グループの面々が集結、森安なおやもちょっとだけ出てきます。宴が終わった後、彼らは新宿に飲みに出るのですが、これまでお世話になったテラさんにどんなお返しが出来るだろう?という話題に対し、石森氏はこう語ります。

「ぼくらがテラさんを喜ばすようないい作品を描くこと!これしかないんじゃないかと思うよ!」

確かにその後、彼らは幾多の名作を発表することになります。しかし現実では、それがテラさんをさらに追い込むことになり、1990年、かつてのトキワ荘グループが自宅にいきなり押しかけて行われた宴会の翌日、かつての花嫁は満賀氏に「夫はもう二度と会わないと言っています」と宣告することになるのです。その2年後、テラさんは亡くなります。そして森安なおやは持ち込み漫画がボツにされて亡くなります。赤塚氏も8月2日に1周忌を迎えます。今残っているのは、シャイな満賀氏とまったくイメージが異なる藤子A氏と、杉並アニメーションミュージアム館長の小池さんこと鈴木伸一氏だけです。人生は無情です。

ところで”現代の『まんが道』”とも”現代の『サル漫』”とも呼ばれる少年ジャンプの『バクマン』。先日はガールフレンドが枕営業を強いられそうになり(少年誌なので”写真集撮影”とオブラートにくるんでいましたが、もちろんセックスの暗喩に決まっています)、今週号では担当編集に対する不信感が募ってきます。これからサイコ-とユージン(だっけ?)は〆切地獄で発狂したり、下描きのまま掲載したり、専属契約に縛られて仕事を干されたりすることになるのでしょうか。さらに嫁さんが自称バンドマンのニコ厨とデキてしまい、週刊連載が忙しくて裁判をやる暇がないため、娘の親権を得る代わりに財産分与に応じたりすることになるのでしょうか。ドキドキしながら楽しみにしています。ピャウ

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現在ECWの解説者であるマット・ストライカーが自分の勃起チンコをブツ撮りした写真がネット流出。この人はかつてニューヨークのクイーンズにあるBenjamin N. Cardozoハイスクールの教師でしたが、「家族の病気」と偽って日本のZERO-ONEでプロレスしていたのがバレて解雇されたことでも有名です。Benjamin N. Cardozoハイスクールはロン・ジェレミーの母校でもあるそうで、なにかとチンコに縁がある人ですね。

NADJA / 5/5/2000: TUMPISA

2008年4月に出たスプリットLP&CD(どちらも同じ内容)。

NADJAの「Spahn」は最初ドラム・マシンが地響きを鳴らすので、メタル色が濃いのかと思いきや、徐々にギターともシンセともつかぬ轟音が大きくなっていってすべてを覆い尽くし、19分のラストに至る頃には飽和状態になるという、これぞNADJAの醍醐味。素晴らしいです。

サンディエゴの5/5/2000もアンビエントでエレクトロニックなサウンドで身を包んでくれます。

全部で500枚限定ですが、そのうち何枚かは布袋入りの特別仕様でした。持っていないです。欲しいです。

ブロブ 宇宙からの不明物体

劇場公開当時に見なくて、存在すら忘れていた映画ですが、WOWOWでやったので見ました。最近の映画だと思っていたら、1988年制作だからもう21年前なのですね!CGじゃなくてコマ撮りもやっていました。『マックイーンの絶対の危機』(1958)のリメイク。『遊星からの物体X』が『遊星よりの』でやったように、50年代SFホラーをうじゅるうじゅるでリメイクしたものです。もちろん『遊星から』と較べると全然ダメだけど、予想したよりまあ面白かったです。エンディングテーマが北欧ALIENの「Brave My Love」でした。日本盤DVDは出ていませんがビデオは出ています。

復活

6月25日発売のブルース&ソウル・レコーズ8月号と6月27日発売のTONE8月号の原稿が遅くなり、関係者の皆様にご迷惑おかけしたことをお詫びいたします。でもどちらも中身は面白いはずです!たぶん!

スター・トレックとわたくし

『スター・トレック』と僕の出逢いは幼少時、親の仕事で初めてベルギーに引っ越してからでした。なんか学校の同級生がトレーディング・カードを持っていて、見せてくれたのですが、耳のとんがったおかっぱ頭のおっさんがパジャマみたいなのを着込んでいる姿を見て、幼稚園の頃から仮面ライダーとウルトラマンのことしか頭になかった日本人のガキとしては、こりゃかっこ悪いという感想しか持ちませんでした。USSエンタープライズはかっこいいと思いましたが。

ちなみに『超人ハルク』コミックも見せてもらったのですが、おかっぱ頭で上半身裸の筋肉ムキムキ男がBLAM!とか鉄骨をぶっ壊すのも超ダメでした。

それで、当時ベルギーでは『スター・トレック』はテレビ放映していなかったので、初めて動くのを見るのはアムステルダムに引っ越してから、劇場版『スター・トレック』となります。この頃は『スター・ウォーズ』を既に見ていたし、けっこうワクワクしながら見に行ったのですが、全然宇宙バトルとかがないし、出てくるのは爺さんばっかりだし、ヒロインはハゲだし、なんか釈然としない思いを抱えながら帰途についた記憶があります。本屋で『Famous Monsters Of Filmland』は欠かさず立ち読みしていましたが、『スターログ』は読んでいませんでした。

でも、それから数年後に見た『スター・トレック カーンの逆襲』は良かったです。

それから日本に帰国して、スポックが死んだり生き返ったりいろいろあったわけですが、テレビで『新スター・トレック』が始まったわけです。でも主人公が『砂の惑星』とか『スペースバンパイア』のハゲじじい!こりゃ見ない。

旧シリーズのビデオも1本借りて見ましたが、カーク船長がどっかのおばさんと不倫する話だったような。忘れました。

そんなわけで『スター・トレック』とはどうも相性が悪かったわけですが、でも日本では『ネメシスS.T.X.』なんてタイトルで劇場公開したり、たぶん僕と似たような認識の人がけっこういたのではないかと思います。

しかし『最新版スター・トレック ビギンズ』という本を読んで、実に楽しそうに旧シリーズについて書かれているので、これを機会に最初から『スター・トレック』を見てみようと思ったのでした。30余年にして、ようやくスタート地点に着いたわけです。ピャウ

微妙な2枚

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  • ELECTRIC WIZARD: THE PROCESSEAN (12″ / Rise Above RISE12/111)
  • NADJA: CLINGING TO THE EDGE OF THE SKY (12″ / Vendetta+Adagio830 XMESSERX03)

両方とも500枚限定アナログ・オンリー12″。両方とも片面のみ収録。

ELECTRIC WIZARDの方は2008年12月13日、ロンドンのULUで行われたRise Above Recordsの20周年記念ライヴでのみ販売されたもの。でも実際にはバンドがかなりの数を抱え込んで、ebayで売りさばいています。「The Processean」はキーボードの調べに乗せてドンドコドンドコいうリズムが延々と続く、魔導師の行進曲。ボーナス・トラックとかならいいけど、これだけ単独だとかなり割高に感じます。ヘヴィなギターも入っていないし、ELECTRIC WIZARDコンプリートを目指す人のみ押さえれば良いです。ライヴ当日のポスター付き。

NADJAの方はポスト・ロックの静かなパートのみが延々と続く、NADJAらしからぬ曲。エイダン・ベイカーのソロともまた異なっています。別にヘヴィでラウドじゃなきゃいけないと言うつもりはありませんが、これ1曲のみのために代金+送料を払うのはちょっとキツイです。いずれ『NUMBNESS』みたいなコンピレーションに収録されるといいですね。なおプリオーダー盤100枚はシルバー、通常盤400枚は黒盤です。

2009-06-06

スティーヴン・オマリー&アッティラ・チハーの『6°F Skyquake』限定500枚CDを買いそびれた人、バンクス・ヴァイオレットの作品集『Banks Violette』に180グラムLPが付いているそうです。

【追記】CDはもうどこにもないかと思ったら、Inoxia Recordsに在庫がありました。急げ!

2009-06-05

デヴィッド・キャラダインが4日、バンコクで首吊り+睾丸吊り死体となって発見されたそうです。

【後で読む】autoerotic asphyxiation (AeA) / Hypoxyphiliaアメリカだけで年間500~1,000人が。

舞踏病で狂死したウディ・ガスリーを演じる『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』

2009-06-04

“クイーン・オブ・ザ・ブルース”ココ・テイラーが3日、逝去。一昨年のブルース・カーニバルでは堂々トリを務め、殺しても死ななそうな圧倒的ライヴ・パフォーマンスで吹っ飛ばしてくれたのに。享年80歳。

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非常階段30枚組CDボックス、やっぱ手が出ないですわ…