UNEARTHLY TRANCE / SUMA SPLIT 10”: PSYCHOLOGICAL OPERATIONS

ツアーエディション69枚限定ナンバー入り白盤10″。うちのは9番です。なお通常盤はGrimmgrinner Recordsで買えます。アルバム『ELECTROCUTION』ではけっこうRelapseテイストを感じさせていた彼らですが、この10″収録の「Mohawk」はそれを脱した鉛の拳のような破壊力の巨大なドゥーム・サウンド。初期とも異なっていて、新たな次元に突入しています。SUMAの曲も良いです。

HAWKWIND REISSUES 2009

2009年1月からAtomhengeレーベルによるHAWKWIND再発シリーズがスタートします。いずれもリマスターで、ボーナス・トラックとか付くかはまだ判りません。第1弾は

  • Astounding Sounds, azing Music
  • Hawklords 25 Years On
  • Live Chronicles
  • Electric Tepee

これを機会に全作聴いてみましょう。残りの人生HAWKWINDしか聴けない身体になるかも知れませんが。

しかしいろいろ出過ぎでおこづかいが全然足りないです。

CANDLEMASS: Lucifer Rising EP

CANDLEMASSの最新EPのタイトル曲「Lucifer Rising」がNWOBHMのスピード感とドゥーム・メタルの重厚感を兼ね備えたアップテンポ・ナンバーでかっこ良すぎます。彼らの新しい代表曲が生まれた感じです。しかもこの”EP”、新曲2曲と「Demon’s Gate」リメイク、昨年アテネでのライヴ9曲を加えた全12曲・72分という内容。それでもEP価格をキープしていて超お買い得です。SOLITUDE AETURNUSのシンガーでもあるロバート・ロウの歌唱もとても良いです。

株式会社ウッドベルが改名

株式会社ウッドベルが11月1日付で株式会社ペコカンパニィーに改名。代表取締役が鈴木さんなのでウッドベルなのでした。「人生を楽しく、人々に優しく、そしてハッピーに!People & Ecology」が新コンセプトだそうです。

テイチク系列で『長州力ファイナル・ブルース・ロード』とか『佐々木健介TAKE THE DREAM』とか、狂ったCDを何枚も出していましたが、蝶野正洋がヒールターンのときにROYAL HUNTと組ませたのはホームランでした。

アンドレ・アンダーセンにインタビューしたら「俺がとある酒場で飲んでいたら、ちょうどドイツ遠征中のマサ・チョーノが入ってきたんだ。その瞬間から親友になった。それから何年の月日を経て、彼のテーマを手がけることが出来てハッピーだぜ!」と言っていました。この大嘘つきめ、と思いながら「あなたもずいぶん背が高いですが、アンドレ・ザ・ジャイアントというレスラーを知っていますか?」「いや、知らないねえ」などと大人のトークを続けました。

新日タイアップ路線の仕掛け人だったKさん(ノーランズ逆カバー路線の黒幕の一人でもある)がいなくなっちゃったので、もうプロレステーマとかメタルはやらないんですね。残念。

そしてKさんはBit Organizationを旗揚げ、YOUTHQUAKE『SIX FEET UNDER IS NOT DEEP ENOUGH』をリリースしました。

ULI JON ROTH @中野サンプラザ

“スペシャル・ゲスト:マーティ・フリードマン”と書いてあったので前座がつくのかと思ったら、マーティはアンコールでゲスト参加ということでした。そのせいで、というわけではありませんが、1曲目「The Sails Of Charon」の最初の数分を見逃してしまいました。

「明日が10歳の誕生日」という娘さんがステージに上がりました。ウリはジミヘンに心酔するあまり、ジミの彼女だったモニカ・ダンネマンとくっついて兄弟になりましたが、そのモニカが自動車に排気ガスを引き込んで自殺したのが1996年4月。それから1年後にどこぞの女性に子種を仕込んだことになります。あるいは養女なのでしょうか。ローランド・ボックは日本に来るとき”養子”を帯同していたといいますが。 ←あのリズって人との間に生まれた子なんですか?

「Fire Wind」があまりにかっこ良かったので帰宅して『FIRE WIND』を引っ張り出して聴いたら、ヴォーカルのショボさに落涙。味があるとかでは済まされないです。でも曲とギターはやっぱり良いです。

20世紀少年

明日の取材に備えて映画『20世紀少年』を見に行きました。既に公開されてからずいぶんと日が経っていて大半の劇場でレイトショー扱い。月・火とライヴを見るので、都内で唯一15:40からやっているニュー八王子シネマまでわざわざ行きました。やさしそうなモギリのお姉さんが「この映画館の裏手でも撮影したんですよー」と教えてくれました。

見終わったらダッシュで中央線に。

2008-11-12

SUNN O)))の『DOMKIRKE』とEARTHの『THE BEES MADE HONEY IN THE LION’S SKULL』アナログ盤が日本のアマゾンに入荷したようです。カラー盤ではないと思うけど、バカ高い送料を払わずに済みます。EARTHアナログ盤はSouthern Lordで売られている”バイブル”ヴァージョンとは別ジャケなのでしょうか…? → バイブル・ヴァージョン黒盤でした。今よだれを垂らしながらジャケを愛でています。絶対買い。キャー。

ぴゃほほ

スティーヴン・オマリーのソロ12″『KEEP AN EYE OUT』、アマゾンで予約受け付けていますね。アマゾンはたまに入荷しなかったりするので油断ならないですが、以前オマリー&アッティラ・チハーの『6 DEGREE F SKYQUAKE』の500枚限定CDを十数枚ばっちり確保するなど、案外あなどれません。

ちばてつや『トモガキ』後編

やっぱり石森氏がブサイクで赤塚氏がイケメンに描かれていました。

自分をちば先生と並べて語るのが不遜であることは重々承知していますが、前編にあった「〆切を過ぎているのにネームをいじる」という気持ち、なんだか判ります。

Theme Time Radio Hour 304 Beginnings Middles And Ends

ニック・ロウの「Half A Boy And Half A Man」を100兆年ぶりに聴いてかっこよかったのでCDを買おうと思ったら廃盤でした。まあいずれ中古で安く見つけたら押さえます。ディランは「キーボードがオーギー・マイヤーズそっくり」と言っています。

あとスキーター・デイヴィスの「The End Of The World」が良かった、とか書くと、基本中の基本を押さえていないのがバレバレですね。うちに『サンキュー、ボーイズ』サントラCDがあったのでラッキィ。

2008-11-06

Volcom Ent Vinyl Clubがさりげなく熱いですよ。WITCHとかEARTHLESSとかTURBONEGROとかのカラー7″を500枚限定で出しています。

マイケル・クライトンが4日に亡くなったそうです。

『コーマ』で死体安置所に死体が衣装棚みたいに縦に吊してあったのですが、外国ではあれが普通なのでしょうか?

TORCHE / COLISEUM JAPAN TOUR 2008

いよいよ金曜日から始まります。

TORCHE『MEANDERTHAL』の申し分なくヘヴィで次の展開を予測させないプログレッシヴなリスニング・アドヴェンチャー体験(年間ベスト10級)は、それなりに聴きこんだ今もなお毎回背筋がゾワゾワしますが、それがステージでいかにリクリエイトされるか?一体どうなってしまうのか、不安衝動に駆られます。

しかし問題なのは、その前のCOLISEUMで力尽きてしまわないか。『NO SALVATION』はRelapse節バイオレンス全開でありながら、ロックンロールの睾丸がぶら下がったサウンドが腰と脳髄を貫きます。

各公演の日本勢も充実しまくり。やるべき価値のあることはやりすぎる価値がある、約4時間(たぶん)の苛酷すぎる黙示録ライヴゆえ、会場外に救急車を待機させておいた方がいいかも知れません。

終電のこととか翌日のこととか人生のこととか、すべてをかなぐり捨てて参加しましょう。

  • 11/7 (金) 東京新大久保Earthdom  w/ SLIGHT SLAPPERS, STUPID BABIES GO MAD
  • 11/8 (土) 大阪十三Fandango  w/ SWARRRM, MORTALIZED
  • 11/9 (日) 名古屋池下Club Upset  w/ ETERNAL ELYSIUM, BLACK GANION
  • 11/10 (月) 神奈川横浜FAD  w/ DEAD PAN SPEAKERS
  • 11/11 (火) 東京渋谷O-Nest  w/ MELT BANANA, ELEKTRO HUMANGEL

前売り 4,000yen / 当日券 4,500yen (ドリンク別)。東京・横浜は19:00開演、大阪・名古屋は18:00開演。

詳細はRelapse JapanDaymare Recordingsまで。

そういえばTORCHEとCOLISEUMどっちが先に出演するか知らないですが、とにかく参加するので関係ないです。

2008-11-04

10月に新作『HOLY COW』を発表したビリー・シーンに取材しました。世界一のロック・ベーシストとも評される彼ですが、真摯に、それでいてユーモアを交えながら語ってくれるサービス精神とウィットに富んだ談話には毎回敬服します。今回も『バトルフィールド・アース』や『サウスパーク』、アイザック・ヘイズ、XENUなどについて語ってくれました。

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その後、GUNS N’ROSESの新作『CHINESE DEMOCRACY』試聴会に行きました。

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とのことですが、本当にアルバムの音源が存在して、本当に11月22日に発売されることは確実のようです。

なお、今年6月に流出した音源と完成ヴァージョンは同じっぽいです(たぶん。ちゃんと比較したわけではないので)。

2008-11-03

手塚治虫『キングコング』、ヤフオク落札価格50,300円。ひえー。まったく手が出ません。

巷は連休だそうですが、そんなのとは関係なくクリス・デュアーテの新作『VANTAGE POINT』日本盤のライナーノーツを執筆。しかし一時期「またSRVクローンかよっ!」とウザいぐらいいっぱいいたSRV系ギター・スリンガー勢、めっきり勢いがなくなっちゃいましたね。エリック・サーディナスも今年出た『ERIC SARDINAS & BIG MOTOR』は日本盤が出なかったし。でもデュアーテさんの新作は気合いが入っていて、体温が2度ほど上がります。

ところでクリス・デュアーテと毎年1月に日本縦断ツアーをやっているBLUESTONE COMPANYの新作『SUPERNATURAL DELIGHT』、とても良いですよ。インスト主体のハード・ブルース・ロック・バンドで、時にKARMA TO BURNを思い出したりもしないでもないです。僕はどうも和製ブルースにありがちな「俺はバーボン片手にブルーズを聴くのさベイベー」みたいな雰囲気に溶けこめない、というか超イヤなのですが、そういうノリがなくて良いです。来年1月も共演ツアーをやるそうなので、ぜひ見に行くつもりです。

2008-11-02

OASISの「The Shock Of Lightning」が映画『K-20』の主題歌になるそうですが、K-20って何それ?と思ったら、怪人二十面相のことなのだそうで。わかんねーよ。でも30年以上前にも少年探偵団をBD7と略していたので、乱歩ファンは変な略称に慣れるしかないのでしょうか。

そういえば今日は阿佐ヶ谷一番街は今日”大人の縁日”だそうで、いろんな出店が出ていましたが、ペルシャ料理店『ジャーメ・ジャム』の前に団次郎そっくりのペルシャ人のおっさんがいました。

Sleep Performing HOLY MOUNTAIN / SELECTIONS FROM DOPESMOKER AND MORE.