【杉並区変質者情報】今日の刃物を持ってふらふら

<安全情報> 07/10/15(18:49発信)

 本日、午後5時15分頃、善福寺1丁目付近において、不審な男(年齢60~70歳位、グレーの服)が、刃物を持って、ふらふら歩いているとの情報がありました。現在荻窪警察署で警戒中です。不審者を見かけたら、すぐ110番通報してください。<杉並区危機管理対策課>

MOSS new 7”

以前BORISの7″「A Bao A Qu」を出した英Superfi RecordsがいずれMOSSの7″を出すのだそうですよ。

DISCLOSEとのスプリットの予定だったけどKAWAKAMI氏逝去のため単独作になるのだとか。

MOSS will be doing a 7″ with us. It’s had a tortuous history to say the least. Originally a split with Irish band Serpents, who split up, it was then going to be with Japanese d-beat legends Disclose, but sadly the singer passed away recently. The plan is to have Moss on both sides now. More news soon!

リリースは来年?

JULIAN COPE: Japrocksampler読了

ジュリアン・コープの日本ロック本『JAPROCKSAMPLER』を読み終わりました。

過去何回かにわたって記してきたとおり、あちこちで間違いはあるものの、とてもためになる一冊でした。

まだ聴いたことのないアーティストも多々あったし、これから1枚ずつ聴いて、掘り下げていきたいと思います。

Bad Acid Tab5

イギリスが誇るドゥーム・ファンジンBad Acidの第5号が届きました。

40バンドぐらいのインタビューが載っていて、正直半分以上知りませんが、これまで多数の名バンドを発掘してきたBad Acidゆえ油断なりません。

知っているバンドもMOSS、LITMUS、ジェイムズ・プロトキン、JACULA、NORTHWINDS、CHARGERなどの談話が超小さなフォントで掲載されています。

ドイツのTERRAPLANEというバンドの名前が気になったのですが、ウェブサイトを見たら解散していました。

Tab5が64ページの紙雑誌、Tab6が4時間におよぶDVD、Tab7が100バンド収録の音源集という三部作なので、全部揃えておきたいものです。

日本で購入するにはLeaf Hound通販ショップが一番確実だと思います。

JULIAN COPE: Japrocksampler続き

ジュリアン・コープの日本ロック本『JAPROCKSAMPLER』を読み進めています。

J・A・シーザーの万有引力、同じページ(p217)でBanryu InryokuとBaryru Inryoku、しかも索引ではBanryu Inryokとなっていますよ。

ツトム・ヤマシタがYamashta表記なのはYamashitaだとYama-shitterと間違えられるから、というのは本当なのでしょうか(p230)。

J・A・シーザーのAは尊敬するアーネスト・ボーグナインから取ったのだそうです(本当はErnestだからEだけど間違った)。『ガタカ』でボーグナインの役名がシーザーだったので、きっと嬉しかったと思います。

THE LOUVIN BROTHERSお仕事メモ

The Louvin Brothers: Knoxville Girl 3:49

アルバム題: Tragic Songs Of Life

CD番号: 輸入盤 Gusto GTCD-0105

1950年代にゴスペル系カントリーで人気を獲得したチャーリーとアイラの兄弟デュオ

歌詞の内容:

ノックスヴィルの郊外でガールフレンドを棒でめった打ちして殺害

髪の毛をずるずる引きずって河に投げ込んだ

家に帰ると母親に返り血について「どうしたの?」と言われるが、「鼻血が出た」と言い訳

逮捕され、保釈してもらえず刑務所に

ニック・ケイヴもカヴァー

アイラはデュオ解消後、奥さんと酔っ払って口論になって撃たれ重傷、後に自動車事故で死亡

MOSS: CTHONIC RITES triple LP

f:id:yamazaki666:20071010213714j:image

『CTHONIC RITES』にボーナス・ライヴ盤『LIVE BURIAL』を加えた3枚組アナログ盤がAurora Borealisから独占発売開始されました。限定375セット。

いやー延期に延期で、超待ってたんですよこのLP。イギリスは郵便局ストライキで発送が遅れるとのことですが、我が家ではCDよりアナログ盤のほうが迫力のある音圧を喰らうことが出来るので、とにかく楽しみです。

なお『LIVE BURIAL』は来年ピクチャーLPで単品としても発売されるそうです。

ELECTRIC WIZARD: WITCHCULT TODAY 2007.11.14

黒ミサ!魔術!咒!呪詛!儀式性交!

これぞ宿命の”THE” DOOM METAL。

ニュー・アルバム『今日の魔女信仰』、来日直前の11月14日発売です。

凄いです。

詳細は後ほど。

Theme Time Radio Hour

ボブ・ディランがDJの衛星ラジオ番組、2ndシーズンの第1回となる9月19日放送分を聴きました。お題は「Hello」。

どこまでがディランでどこまでが放送作家か判りませんが、いろいろ勉強になります。今日はアベラールとエロイーズの故事についても話題に出ました。

許されない恋ゆえにアベラールはポコチンを切断されてエロイーズは修道院にぶち込まれて、遠距離恋愛で文通していたそうですが、

アベラール「タマタマωとられちったよーーテライタス(。>0<。)」

とか書いていたのでしょうか。

JENNIFER BATTEN @東京ダンス&アクターズ専門学校

マイケル・ジャクソンやジェフ・ベックのバンドのギタリストとして活躍、6年ぶりの新作『WHATEVER』を9月に発表したばかりの”タッピングの女帝”、ジェニファー・バトゥンのショーケース・ライヴを見に行きました。

彼女には7月21日に取材して、プレイヤー誌先月号に記事が掲載されていますが、6年間のインターバルの間にいろんなダンス・ミュージックを聴いていて、中でもアダム・フリーランドpresents『TECTONICS』がお気に入りだったそうです。

アマゾンだと妙なプレミアが付いているけど、タイミング的に今一番イケてないタイプの音楽なので、ブックオフの315円コーナーで見つかるんじゃないかと思います。

僕はヤフオクで”茶目っ気たっぷりテクノ6枚セット”と銘打たれてた中古盤を送料込2,500円で落札して購入しました。内訳は:

  • Adam Freeland: Tectonics
  • OM Records (various): Tektonics
  • various: Underwater Episode 2 Mixed By Darren Emerson & Mutiny
  • various: From The Bunker – A Rotters Golf Club Remix Compiled And Mixed By Andrew Weatherall
  • Dj Scissorkicks: Bruised Beats
  • Carlos Jean: Back To The Earth

まだ全然聴いてないや。

アダム・フリーランドはTHE DOORSの「Hello I Love You」のダンス・リミックスをやった人です。

JULIAN COPE: Japrocksampler続き

ジュリアン・コープの日本ロック本『JAPROCKSAMPLER』を読み進めています。第5章「Come Together 1969」はニュー・ロックの誕生についての入魂の章で、ノリノリで書いているのが窺えます。

しかし「はっぴいえんどやGAROのような堅物なMORのキャロル・キングもどきのソフト・バラード・ロック」(p144)と一言で片付けたり、”日本語ロック論争”などには関心がないっぽいですね。英語圏の人なので無理はないのですが。

その一方でウォッカ・コリンズのことも「超マヌケなポップ・シーンを率いた」(p159)と手厳しいです。Man’s RuinからCD再発されたりもしたので外人ウケが良いのかとも持っていたのになぁ。THE LEADも一度だけ言及されるけど、アラン・メリルは名前すら出てきません。

THEME TIME RADIO HOUR

ボブ・ディランがDJのラジオ番組『Theme Time Radio Hour』、バクゼンとやっていることは知っていてもエピソード数が多すぎて敬遠していたのですが、ジャニーズJrたんに熱烈オススメされて10月3日放送分を聴いてみたら超面白かったです。

ディランのしゃべりも巧いし、「風に吹かれて」をリコーダーで吹くサービスぶりも楽しいです。選曲も良く、ロニー・ジョンソンの「Tomorrow Night」にグッと来ました。過去放送分も聴かねば!

さらに9月26日放送分「Young and Old」も聴きました。「次はニール・ヤングの一番売れたアルバム『HARVEST』からの曲だ。…一番売れたのは『TRANS』だと思ってた…」という小ネタギャグも披露。

ローラ・リーの「Separation Line」に萌え。

お仕事情報を

スタジオボイス11月号の特集「NEW MUSIC CONTEXTオールジャンル・ディスクガイド250」でQUEENS OF THE STONE AGE / MELVINS / BORIS / NEUROSIS / PELICAN / NADJA / MOSS / SYSTEM OF A DOWN / DILLINGER ESCAPE PLAN / THE WHITE STRIPES / ゆらゆら帝国のアルバム紹介、あと2000年代において最も重要なアーティストとしてのボブ・ディランについて書きました。

しかしワルシャワ店長ともあろう方がSUNN O)))のことを「現代のブラック・メタル・ブームを作り出した伝道師」なんて書いてしまうのはまずいのではないでしょうか。

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あと特冊新鮮組DX11月号では「現代に蘇る悪魔!ヘヴィ・メタル伝説!!」特集の構成・文をやっています。

f:id:yamazaki666:20071007180430j:imageコンビニグラビア雑誌にMANOWARやSUNN O)))、HELLYEAH、DRAGONFORCE、BURNING IN HELL、AxCxなどが登場!アイドルグラビアでこいてた人が間違ってロブ・ハルフォードの顔写真で出しちゃったりします。

さりげなくLOUD PARK非売品Tシャツプレゼントもあります。読者層でメタルファンの占める割合は決して高くなさそうなのに5枚プレゼントという太っ腹ぶりなので、かなり狙い目です。

JULIAN COPE: Japrocksampler続き

ジュリアン・コープの日本ロック本『JAPROCKSAMPLER』を読み進めていますが、村八分を「ほとんどが平坦なクズ」と一言で斬ってしまうのはどんなものかなぁと(p118)。

よど号ハイジャック事件について「9人のテロリスト達がパイプ爆弾とサムライ・ソードを手に『We Are Ashitano Jeo!』と絶叫しながらコクピットに乱入した」(p123)というのもちょっと違う気がします。

ジャケット図版でモップスの『サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン』になぜかオックス『メモリアル・アルバム』帯が付いているのも外国人ゆえのミス。

あと細かいことだけどDoshishi University(p113)とかShigero Narumo(p119)とか。

SUNN O)))日本盤CD)))シリーズ第二弾O)))

10月31日、『THE GRIMMROBE DEMOS』『FLIGHT OF THE BEHEMOTH』拡大盤が遂に登場!

(残念ながら『00 VOID』のみNURSE WITH WOUNDのリミックス作業が遅れて12月~来年1月?に延期)

各々の作品に関してはここでレビューめいたものを書いていますが(考え方も変わってきたし近々全面書き直すかも)、今回の仕様は凄すぎます。特にボーナス・ディスクの音源(どちらも史上初リリース)が死!

THE GRIMMROBE DEMOS』はボーナス・ディスクとして1999年5月、LAのGabahクラブでの初期ライヴ音源を収録。今年5月の来日公演と較べてエンタテイニングな要素がまったくなく、潔いというか濁りがないというか、言い訳無用の轟音の塊が25分間続きます。モノラルなのだそうですが、そんなの気付きません。神なき宗教的体験を味わえます。

さらにブックレットにはセルドン・ハントが書いた極悪散文詩『Ode To Grimmrobe』全訳も掲載されます。「永遠の暗空へと麻痺にいざなわれ、歓びとハーピィの軟膏に磨かれた素肌、聖ならざるコルク抜きで骨と肉体を繋ぐ鎹、地中に住み、闇夜の影で巣を作る巨大鷲、液状に溶けた髪の房が硝子の山脈を傳う」以下、延々とこんな感じで続きます。これは僕がキーボードをゲロまみれにしながら訳しました。読みながら聴くとやっぱり吐くと思います。

FLIGHT OF THE BEHEMOTH』のボーナス・ディスクは今年5月15日、東京・新大久保アースダムでのSUNN O))) vs MERZBOWのライヴ!7人編成SUNN O)))によるステージで、アッティラ・チハーが悶え吼え、ギターが唸り、ノイズが叫び、血が飛び散り、うんこが漏れ、生命が途絶えます。

両作ともスティーヴン・オマリーが凝りすぎなぐらい凝ったアートワークの紙ジャケ仕様。なんかもう凄いという表現が陳腐なぐらい凄いです。

どちらも日本オンリー。限定盤とはうたっていないけれどそんなにたくさんプレスしているとは思えないし、一度売り切れたら二度と手に入らない可能性もあるので、絶対に予約しておくべきだと思います。売り文句じゃなくて本気で。既にアメリカやヨーロッパの目を血走らせた連中が狙っています。

日本におけるSUNN O)))元年となった2007年のHELL-O)))-WEENの日、人類は絶滅することでありましょう。やったぁ

GARY MOORE: THE DEFINITIVE MONTREUX COLLECTION / THIN LIZZY: LIVE AND DANGEROUS

ぃゃもぅ盆と正月が同時に来たとはこのことで、ゲイリー・ムーアの『モントルー・ライヴ・アンソロジー』とTHIN LIZZYの『ライヴ・アンド・デンジャラス』という二大DVDが11月21日に日本同時発売されます!うおおおおぉっ!

『モントルー・ライヴ・アンソロジー』の方は1990年・1995年・1997年・1999年・2001年、モントルー・ジャズ・フェスティバル出演時のライヴ映像をトータル258分にわたって収録、曲の重複を避けているため完全版ではありませんが、お腹いっぱいゲイリーのギターを堪能できます。まだハード・ロック時代のクセが抜け切れていない1990年や『DARK DAYS IN PARADISE』でモダン路線を突っ走っていた時期の1997年、やっぱり俺はブルースだ!と開き直った2001年など異なった表情を窺わせながらも、感情のありったけを込めたギターは一貫していて、顔面をくしゃくしゃにして弾きまくり泣きまくる濃厚すぎるプレイは本当に素晴らしいです。

一方『ライヴ・アンド・デンジャラス』は黄金期LIZZYのライヴを見ることの出来る作品で、ビデオ/LDとして入手可能でしたが、今回は大幅に画質アップ。しかも1983年の『SIGHT AND SOUND IN CONCERT』(一瞬DVD化されたが廃盤に)や英『TOP OF THE POPS』出演時の映像など、ボーナスも充実。

どちらも超必聴必見盤ですよ。最高最高最高と100回ぐらい叫んでも足りない極上の内容です。

猪木道/闘魂ロード

近所のエーワンブックスに『猪木道/闘魂ロード』中古ビデオがあったのでサルベージ。

1995年4月29日、平壌メーデースタジアムで行われた『平和のための平壌国際スポーツ文化祭典』の模様を収めたビデオで、アントニオ猪木vsリック・フレアーの試合も入っています。

モハメド・アリがふざけてマサ斉藤に襲いかかるおちゃめなシーンも入っていたりして、あっという間に60分間が過ぎてしまいます。

このビデオ、DVDには猪木参院選ドキュメントも入っているんですね。買い直そうかな。