VOYAGE TO THE PREHISTORIC PLANET

『50 Movie Pack – Sci Fi Classics』から『Voyage To The Prehistoric Planet』を見ました。

けっこう噂が先行している映画ですが、初見だったんですよ。

ロジャー・コーマンがソ連のSF映画『火を噴く惑星』にいろんなシーンを付け加えて2本の映画にしたうちの1本…というといかにもインチキダメダメ映画っぽいですが、実はかなり良い映画です。

金星に不時着したロケット乗組員たちを救助するべく地球人クルーが奮闘する話で、迫りくる巨大食人植物や恐竜、溶岩が流れ出てピンチ!というドキドキシーンもあり。

未来カーやロボット・ジョンも登場、地球人たちが去ってから金星人が姿を現すファンタジックなエンディングも乙なものでした。

ぜひ見ましょう!

とか言って、僕は肝心の『火を噴く惑星』は未見なのですが。

AL KOOPER @東京国際フォーラムCホール

最後、

「今日は女友達が来てくれてる筈なんだ。彼女はどこにいるかなー?いないと寂しいなー。よし、呼んでみよう。みんなも手伝ってくれるよね?せーの、……ジョリー!」

という超お約束に思わず涙しました。

BATTLE OF THE WORLDS

『50 Movie Pack – Sci Fi Classics』は実はSFじゃない映画の方が多い気がするのですが、その中では立派にSFの範疇に入る『Battle Of The Worlds』を見ました。

地球の近くに謎の惑星が接近して、そこから空飛ぶ円盤が攻撃してきて、地球のロケットと戦うという1961年のイタリア映画です。

『透明人間』のクロード・レインズが天才博士を演じていて、円盤に音波を浴びせると爆破するという作戦を考えます。

で、最後に敵の惑星に侵入して吹っ飛ばしますが、博士は変なシリンダーみたいなのに魅せられて残留、一緒に爆発します。

非常に安いながらロケットvs円盤の宇宙戦シーンがあったりしますが、まあそんなに面白いものでもないです。

怪獣とかモンスターがいつ出てくるかと思っていたら最後まで出なかったので、画面撮りはありません。

プレイヤー11月号

現在発売中のプレイヤー誌11月号は、僕にとってとても思い入れのある号なのです。

なんといっても8ページにおよぶTHIN LIZZYスペシャル!

8月にダブリンで行われたフィル・ライノットへのトリビュート・コンサートのライヴ・レポートに加え、元メンバー達へのインタビューを収録。

フィルのお母さんフィロミナさん、ゲイリー・ムーア、ブライアン・ロバートソン、エリック・ベル、スノーウィ・ホワイト、ミッジ・ユーロがフィルについて語っています。

さらにフィルの銅像やお墓、家などの写真、ライノット家の紋章などもふんだんにフィーチュア。

今後日本の雑誌でTHIN LIZZYについてこれだけページを割く特集が組まれるとは考えがたいので、ぜひ押さえていただきたいところです。

あと90歳を迎えたレス・ポールを取材しています。

毎日指先を使っていると血液の循環が良いのでしょうか、90歳という高齢を感じさせないトークをかましてくれました。

さらに再結成GANG OF FOURにもインタビューしています。

2005-10-05

夕方、ゲイリー・ムーアに電話インタビューして、8月のダブリンでのライヴ感想とか、来年3月に出るニュー・アルバムの話とかを聞きました。

それから渋谷クアトロでVISION DIVINE、SKYLARK、DIVINE FIREのライヴを見ました。

THE WILD WOMEN OF WONGO

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さらに『50 Movie Pack – Sci Fi Classics』から、『The Wild Women Of Wongo』です。

原始時代、とある島には美女がいっぱいいるウォンゴ村と、美男がいっぱいいるグーナ村がありました。

ちなみにグーナ村の女はピンヘッドすれすれだったり顔がえらく長かったりのブス揃いという設定です。

ひょんなことからウォンゴ村とグーナ村は交流を持つようになり、美男美女が接近し始めますが、第三勢力の猿男たちがウォンゴ村の女たちを拉致しようと乱入してきました。

さっき見たばかりなのに既に忘れかけていますが、最後は猿男たちを倒して、美男美女たちが繁栄を求めて進んでいくような感じだったと思います。

ウォンゴ村の女たちが「我々はドラゴン・ゴッドに仕える」と言っているので、怪獣が出るのかと思ったら、ただのワニでした。

彼女たちが水着姿でドラゴン・ゴッドに捧げる踊りが最大のスペクタクルとなっています。

なお、猿男というのはただの黒髪で体毛の濃い男に顔面ペインティングしただけでした。

控えめに言っても大変つまらない映画でした。

BLOOD TIDE

『50 Movie Pack – Sci Fi Classics』から、『Blood Tide』です。

日本でも『エーゲ海の伝説』というタイトルで出ましたが、出したのがミミビデオといえば、内容はご想像がつくでしょう。

ダース・ヴェイダーの声のジェームズ・アール・ジョーンズとか『アラビアのロレンス』のホセ・ファーラーとか、ちゃんとした俳優が出ているにも関わらず、非常につまらない映画です。

舞台はギリシャの島です。妹がそこに行ったっきり戻ってこないので兄夫婦が探しにきます。

妹はあっさり見つかりますが、なんだか地元の宗教にハマっていて、プレゼントとして渡された香水を頭にダーッとかけたりします。

で、この島には守護神がいて、人身御供を出さねばなりません。

その守護神というのはトカゲ系の怪獣ですが、頭と手しか作っていなかったらしく、出番は非常に少ないです。

まあストーリーはどうでもいいけど、最後にジェームズ・アール・ジョーンズが怪獣と一緒に自爆しておわり。

言葉の通じない異文化には恐怖を高める効果があるので、この映画でも島の子供たちが少女を取り囲んで人身御供の儀式をやるシーンなどは不気味なものがありますが、まあ別に見なくてもいいと思います。

JOANNE LATHAM

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WITCHFINDER GENERALのレコード・ジャケットで墓場で殺されているヌードモデルの人がJoanne Lathamさんですが、公式ウェブサイトはここです。

あれから約25年、現在の姿も晒してしまうのが女のサガでしょうか。

HORRORS OF SPIDER ISLAND

引き続き『50 Movie Pack – Sci Fi Classics』から、『Horrors Of Spider Island』です。

1960年の西ドイツの恐怖映画で、Something Weirdから単体DVDでも出ていますね。

女ダンサー達が興行のためにシンガポールに向かう途中、飛行機が墜落して謎の島に漂着します。

そしたらマネージャーのゲイリーがクモに噛まれ、クモ人間になってしまいます。

それで女たちを襲います。

最後にゲイリーは人間に戻ることもなく、流砂に落ちて死んでしまいますが、この映画の見所はそれよりも女ダンサー達のお色気シーンです。

島で「疲れた」と雑魚寝したり、水浴びしたり、パンツ丸出しで取っ組み合いをしたり、島に助けが来ると「パーティーだわ!」と言って踊り狂ったりします。

ちなみに乳首は見えません。でも、このDVDはアメリカ公開版で、オリジナルのドイツ版にはフルヌードがあるという説もあります。

僕は見たことがありませんが、『十五少女漂流記』ってこういう話なんでしょうか?

しかし、こういう映画を律儀に買って見ているふこをさんには本当に頭が下がります。

2005-10-03

DVDプレイヤーが壊れたので、楽天でリージョンフリープレイヤーを買いました。

AVOXというメーカーの安いやつで、今日届いたのですが、おもちゃみたいでチャチいです。

でもMPEGとかJPEGも見れるのは嬉しいです。

HERCULES AGAINST THE MOON MEN

さーて続いて『Hercules Against The Moon Men』を見るぞ!

と思って、試しにぐぐってみたら、田亀源五郎先生のブログがヒットしました。さすがだなあ。

2004年10月16日のエントリーで、「珍作だけど責め場はなかなか良い」だそうです。

ちなみに責め場はこれです。

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で、見てみたらこれがかなり面白かったです。

舞台は古代ギリシャだかなんだかのサマール。

月世界人がやってきて、定期的に人身御供を要求します。

地元の人々は月世界人を倒すために、ヘラクレスを呼んできます。

(原語のイタリア語ではヘラクレスではなくマチステという人だそうですが、英語吹き替えではヘラクレスです)

ヘラクレスを呼んできた宰相(だかなんだか)のクラウディスは奸計にはまって、洞窟の中でトゲトゲの山に刺さって死にます。

ヘラクレスは水責めにあったり、キバゴリラと戦って、クラウディスの娘アガーと恋に落ちます。

セックスシーンはありません。

またもや人身御供が行われそうなので、ヘラクレスは助けに行きますが、囚われの身になってしまいます。

そこにいたのはサマールの女王。

実は彼女は世界最強の女王になることとひきかえに、月世界人と結託していたのです。

しかしヘラクレスは「あなたは美しい」とか言って、彼女の気を惹きます。

アガー+どうでもいいジャブローニも囚われの身になりますが、ちょっとしたスキを突いてヘラクレスに救われます。

ヘラクレスはトゲトゲ処刑されそうになりますが、馬鹿力で処刑マシーンをぶっ壊します。

そしたら月世界人はサマールの女王の血を使って、月世界の女王を蘇らせようとします。

月が地球に近づいてきて、天変地異が起きます。

(ありものの津波とか雷のシーンあり)

ヘラクレスは世界を救うべく、サマールの女王を助けようとして、岩石人間の軍団と戦います。

そうして月世界人を高いところから蹴り落として、月世界の女王像をガラガラガラと倒します。

そしたら月世界の女王は一瞬にしてミイラとなり、世界は救われたのでした。

最後、ヘラクレスは「サマールに残ってくれ」と請われながら、「私を必要とする人々が世界各地にいるだろう」と言って、アガーと共に去っていきます。おわり。

モンスターも出てくるし筋肉バトルもあるし、チネチッタで撮影したから古代ギリシャのセットもあるし、見せ場の連続なので最後まで飽きませんでした。

ちなみに月世界人はこれです。

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キャプするのがたるいので携帯で画面撮りしました。

THE GALAXY INVADER

で、最初に見たのが『The Galaxy Invader』

宇宙人とアメリカ田舎のクズ白人たちが戦う!という一発ネタ映画ですが、一応真面目に作ったみたいです。

着ぐるみの宇宙人が地球に来て、それを目撃したクズ白人(Tシャツの胸のところが破けている)が「こいつを生け捕りにして売ったら儲かるぞ!」と酒場の連中に持ちかけ、大勢で捕獲する話。

で、大学教授と生徒が「科学の歴史に残る大発見だ!」と言って、宇宙人を逃がしてしまいます。

くだらなくて笑えるとかではなくて、ピュアにつまらない映画なので、途中から面倒臭くなってきます。

最後にクズ白人が宇宙人を撃ち殺してしまって、良い白人が「何をするだァーっ」と言って取っ組み合いになって、クズ白人の嫁さんのばばぁがクズ白人の頭をライフルの尻でぶん殴ります。

ライフルの尻で殴るシーンが何度も何度もリピートされます。

そして哀愁のピアノのテーマが流れて、安いシンセの曲が流れて、終わり。

やれやれだぜ。

1985年に作られたビデオスルーの作品で、監督は『Cinemagic』誌の編集長だったそうです。

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50 Movie Pack – Sci Fi Classics

『50 Movie Pack – Sci Fi Classics』を購入しました。

12枚のDVDに50本の映画が入って29.95ドルというやつです。

『ロボットモンスター』とか『金星怪人ゾンターの襲撃』とかが入っているので、まあだいたい中身は想像がつきますね。

アマゾンものとかヘラクレスものも入っていますが、どこがSFなのかは見てみなくては判りません。

まあ50本全部見る前に飽きるか仕事が忙しくなるかで、途中でギブアップすると思います。

2005-10-02

インドフェスティバル『ナマステ・インディア』に行きました。

インドだからか妙に精神性が絡んでいて、「三点倒立のすべて」とかいうイベントがあったり、「地球人は人間じゃないんだよ!」と熱弁をふるっている男がいました。

COLOSSEUM II: STRANGE NEW FLESH EXPANDED EDITION

ジョン・ハイズマン、ゲイリー・ムーア、ドン・エイリー、ニール・マーレイ、マイク・スターズという編成で結成されたコラシアムIIの1976年のファースト・アルバム『STRANGE NEW FLESH』の二枚組拡大盤が出ました。

なんとボーナスが13曲で、すべてがこれまで未発売だったレア音源!凄い!

未発表曲「Siren Song」「The Awakening」のスタジオ・ヴァージョンとBBCライヴ・ヴァージョンが両方入っている!凄い!

アルバム制作前のデモが入っていて、マイク・スターズが歌う「Castles」や「Walking In The Park」も入っている!凄い!(後者はグレアム・ボンドが書いた曲で、第一期COLOSSEUMをプレイしていて、COLOSSEUM IIも初期ライヴでは演っていた)

あとライナーノーツも知らなかった事実が満載です。

当初バンド名がGHOSTSだったなんて知りませんでした。

(以前ゲイリー・ムーアに訊いたら、「最初はバンド名なんてなかった」と言っていましたが)

何故かグレアム・ベルやマーク・クラークのことが一言も出てこないのは不思議ですが、ブロンズ・レコーズとの契約への課程も書いてあって興味深いことこの上なしです。

ハッキリ言って今年のブリティッシュ・ロック再発盤大賞ですよ。

TEMPESTの『UNDER THE BLOSSOM – THE ANTHOLOGY』も強烈でしたが、あちらのBBC音源はさんざんブートレグ化されてきたので、衝撃はこちらの方が上。

ただ、これだけ凄いレア・トラックの山を聴かされても、ファンというのは贅沢なもので、初期ライヴで演奏されていたジャック・ブルースの「The Morning Story」のスタジオ・テイクとかは存在しないのかな?とか願ってしまうのでした。