BAD WIZARD

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FREE AND EASY
(2001 / TeePee TP-035)
wild riff rock

ニューヨーク出身のワイルド・リフ・ロック4人組によるデビュー作(但し2人はジョージア州生まれ)。
何のヒネリもないバンド名だが、サウンドも直球ど真ん中。AC/DCやMC5直系のタフでラフな直情系ロックンロールだ。
ビールを飲んで大暴れ、といった印象のホワイト・トラッシュ・ロックは潔くすら感じる。
この手の天然ロッカーは新品で買うよりも中古盤屋での一期一会を楽しみたいところだが、CD代を払っても十分オツリがくるイカス内容。

(01/11/09)
★★★★★ ★★★



SOPHISTICATED MOUTH
(2002 / TeePee TP-045)
wild riff rock

シンガーのカーティス・ブラウンとギタリストのエディ・リンチ以外のメンバーを一新、セカンド・ギタリストとして女性のティナ・ゴリンを加えた2ndアルバム。
とは言っても音楽性にはほとんど変化がなく、直情型ロックンロール路線まっしぐら。
素直にカッコイイなぁ、と溜息が出る。
URIAH HEEPのカヴァー「Love Machine」でのキーボードを加えたサウンドも聴きモノ。
CDとLPはジャケットのデザインは同じだが、色が異なる。

(03/08/10)
★★★★★ ★★★



STEAL YOUR BALLS!
(2002 / Outlaw Recordings OLR017)
wild riff rock

アナログオンリーのスタジオ・ライヴ盤。
『Terre T's Cherry Blossom Clinic』でのライヴで、収録曲はいずれもスタジオ作品2枚からのものだが、はるかにラフでタフな演奏。
メンバーは『SOPHISTICATED MOUTH』と同じ5人編成。
これ1枚あればBAD WIZARDの魅力がすべて判ってしまうナイス過ぎるアルバム!
だが、惜しむらくはわずか214枚の限定プレス。
見かけたら奪いとってでもゲットするべし。
(ちなみに我が家にあるのは#130。)
アートワークはおなじみアリク・ローパー。

(03/08/10)
★★★★★ ★★★★



#1 TONITE!
(2004 / Stingray 番号なし<LP>, Howler HWL003<CD>)
wild riff rock

2年ぶりとなるスタジオ3作目。
リズム・セクションが交替したが、音楽性はやっぱり変化なし!
「酒場のケンカ、泥酔、ウェットTシャツ・コンテストのBGMに最適!」という売り文句そのままの、肉体派ロックンロール。
過去の作品と比較して新しい発見や変化は何ひとつないが、それでこそBAD WIZARD!あとはもうちょいキャラさえ立てば完璧かも。
なお、アナログ盤とCDはジャケ違い(銀がLP、黒がCD)。
3曲目はLPが「Turn It Up / Turn It On」でCDが「Get Up And Move」とあるが、なんと同じ曲。
まったく同内容なので、どちらかを押さえれば良い。
どちらでも最高にシビレる極上ロックンロールが保証されている。
(ひょっとしたら若干のテイク違いはあるのかも知れないが、ざっと聴く限りでは気付かない程度。
大体、微細な違いが気になるバンドでもないし)

(04/10/20)
★★★★★ ★★★



SKY HIGH
(2006 / Howler HWL009)
wild riff rock

またもや2年ぶりとなる4作目。
カーティス、エディ、ティナの三人は不動で、今回もリズム・セクションがジョン・シャーマン(ドラムス)とカート・ミッドマン(ベース)に交替。
音楽性にも若干変化があり、疾走感や熱さで突っ走るよりも、ダイナミックに攻める1970年代風リフを主体としたハード・ロックをプレイしている。
ティナのコーラスを随所に用いるなど、アレンジに気を配っている節もあり。
前につんのめっていくアホさは失われたものの、IQの低さは相変わらずなので安心だ。
ラスト「Pass It On」は彼らとしては異色のナンバーで、乱れ打ちパーカッションと執拗に繰り返すコーラスが一種トランス効果を持っている。
今回も新品で押さえても十分オツリが来るイカス一枚。

(06/04/18)
★★★★★ ★★★