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TAILDRAGGER
ANYWHERE NOWHERE
(1997 / Paradigm Shift 番号なし)
rock / blues / country

ケンタッキー出身ブルース・ベースのロック・バンドのデビュー・フルレンス作。
本作以前にはカセットオンリーのデモを出している。
カントリー色を取り入れるなどいかにもライヴで盛り上がりそうな酒場バンドで、ZZ TOPの規模を小さくしたような印象を受けるが、あまりハードではなく、さほど楽曲・演奏にインパクトもない。
ストーナーで括られているものの、あまりピンと来ない1枚。それなりに悪くはないのだが。

(00/02/18)
★★★★★ ★


TAILDRAGGER
LIVE
(1999 / Paradigm Shift 番号なし)
rock / blues / country

『ANYWHERE NOWHERE』に続くライヴアルバム。
スタジオ盤と較べるとずっとパワフルでラフな演奏を楽しめる。
ウィリー・ディクソンの「Evil」(CACTUS、MONSTER MAGNETもカヴァー)、THE ROLLING STONESの「Silver Train」、ZZ TOPの「Bar B Q」などをプレイしており、酔客の盛り上がりが伝わってくる。
ただ、スタジオ盤同様これといった決定打がないのが残念。

(00/02/18)
★★★★★ ★★


TANGERINE DREAM
ELECTRONIC MEDITATION
(1970 / Castle Music CMACD554)
krautrock

ジャーマン・ロックの金字塔。
TANGERINE DREAMのデビュー・アルバムはタイトルこそ『ELECTRONIC MEDITATION』だが、エドガー・フローゼ、クラウス・シュルツェ、コンラッド・シュニッツラーの3人の肉体的なバトル/せめぎ合いはelectronicとは言い難い。また、全編電子音がフィーチュアされているものの、ギターやドラムスの刺激的なフレーズが次々と飛び出すため、meditation(瞑想)というのも看板に偽りあり。
ただ、タイトルうんぬんは関係なく、本作は歴史的名盤と呼ぶに相応しい凄まじい内容を誇っている。ロックのビートや曲構成から解き放たれた演奏はアンビエント的でもありながらも緊張感に漲っており、アレンジされた部分と即興プレイが渾然一体となった自由奔放さはパンクですらある。
あまりのテンションの高さゆえにこの3人のラインアップは短命に終わり、本作のみでオリジナルTANGERINE DREAMは崩壊。フローゼがグループの名義を受け継ぎ、活動を続けている。
『Virgin』移籍後の70年代後半からニューエイジっぽいアプローチを取るようになったTANGERINE DREAMだが、このデビュー作は聴く者の心臓を突き刺すようなスリルいっぱいの傑作だ。
本作以降彼らは約100枚のアルバムを発表、現在も活動を続けている。

(00/03/29)
★★★★★ ★★★★★


TERRA FIRMA

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NEBULA / THAT'S ALL FOLKS!
Vulcan Bomber / Skydiver b/w Aquasphere

→NEBULAの項を参照のこと。



13
Hollow b/w Bound
(1993 / Kichigai U-35605M-A/B)
sludge / doom

EYEHATEGODとのスプリット7"二種類、GRIEFとのスプリット7"、CELTIC FROSTトリビュートなどに参加してきた女性スラッジ・バンド唯一の単独7"。
"女EYEHATEGOD""女GRIEF"と呼ばれるのはダテではなく、ズシンと来る重低音リフ、毒を吐き出すヴォーカルと、わずか2曲ながらインパクトを残すシングルだ。
ただ、呪詛度・病気度はさほど高くなく、21世紀スラッジ・ドゥームと較べるとすんなり耳に入ってくる。
なお、ヴォーカリストのアリシアは当時EYEHATEGODのマイク・ウィリアムスのガールフレンドだった。
ギタリストのリズ・バッキンガムは13解散後SOUR VEINを経て、ELECTRIC WIZARDに加入した。

(05/02/13)
★★★★★ ★★★


35007 (LOOSE)

→LOOSE (35007)の項を参照のこと。


THRONES

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THUMLOCK
LUNAR MOUNTAIN SUNRISE
(1999 / Highbeam Music 番号なし)
epic psychedelic groove rock

オーストラリアのWoolongong(?)出身バンドの2作目。
スケールの大きなサイケ・グルーヴ・ロックには思わず圧倒される。エピック・ドゥーム・メタルのようなクサさは無く、原始的な躍動感が良い。
そのスケール感だけで引っ張っているため、曲そのものにもう少しフックが欲しかったような気もするが、ズシッと存在感をアピールしている。

(00/06/01)
★★★★★ ★★


TROUBLE

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COLD MOURNING / TWISTED TOWER DIRE
Looking Through A Smoking Glass b/w Mourner In The Nethermists

→COLD MOURNINGの項を参照のこと。


ROB TYNER BAND
DO IT!
(1992 / NKVD 03CD)
old school hard rock

元MC5のシンガー、ロブ・タイナーがバンドの解散後の'75年、自ら率いるROB TYNER BANDで録音したライヴ。「Kick Out The Jams」「Back In The USA」「Looking At You」、リトル・リチャードの「Tutti Frutti」などMC5でお馴染みのレパートリーで、THE ROLLING STONESの「19th Nervous Breakdown」も披露。MC5時代の爆発的なエネルギーは見る影もなく、どうしても押さえておかねばならない作品でもないが、それなりに楽しく聴ける。
ブックレットの各メンバーの活動を押さえたディスコグラフィーも重宝する。
ロブは'91年に46歳の若さで死亡。

(99/06/04)
★★★★★ ★★