SONS OF OTIS

SONS OF OTIS
official site
画像をクリックするとamazon.co.jpの該当アルバム・コーナーに飛びます。

OTIS (pre-SONS OF OTIS)
PAID TO SUFFER
(1994 / 自主制作盤 OT1)
heavy rock / sludge / space

カナダ出身のストーナー・スペース・ドゥーム・バンド4人組の6曲入りデビュー作。（極めて一部で）カルト的な人気を誇るバンドの自主制作盤ということで、プレミアが付けられている幻のアルバムだ。
サウンドはスラッジ色が強くスローでヘヴィだが、スペーシーな雰囲気もあり、BLACK SABBATHにさらにディストーションをかけたヘヴィ・リフ、普通に歌っても逆回転に聞こえるケンのヴォーカルが強烈なオリジナリティを感じさせる。
本作収録の「Nothing」「Windows」は後の作品でもリメイクされる秀曲。
大器の片鱗を窺わせるテンションの高い1枚だ。

(00/02/09)
★★★★★　★★★

SPACEJUMBOFUDGE
(1996 / Hypnotic HYPSD1043)
heavy rock / sludge / space

バンド名を改名、3人組編成となって作られた初のフルレンス作。
前作『PAID TO SUFFER』以上にヘヴィに、そしてスペーシーになり、もしMONSTER MAGNETが『SPINE OF GOD』路線を貫いていたら本作のようなアルバムを作っていたかも...？と思わせる。
前作に収録されていた「Nothing」「Windows」が再収録されている。
10分半におよぶスペース・アンビエント・トラック「Big Muff」はどこまでも飛べる。
2000年内に『Man's Ruin』レーベルから再発されたが、ジャケットが変えられ、「Super Typhoon」「Nothing」「Windows」は削除された（同レーベルから発表済の『TEMPLEBALL』に収録されているため）。

(00/02/09)
★★★★★　★★★★

TEMPLEBALL
(1999 / Man's Ruin MR159)
heavy rock / sludge / space

'99年10月リリースの3作目（ミニ作含む）。
低音を強調して酩酊感が増した極上トリップ・アルバム。甘い香りの煙がただようスラッジ・ドゥーム・サウンドからは汁がしたたってくる。
これまでの作品にあった速いテンポの曲を排除してドロドロ・ストーナーに専念したのが功を奏しており、独特の"揺れ"にいったん没入するともはや中毒患者となってしまう恐るべき作品だ。
MOUNTAINのカヴァー「Mississippi Queen」も見事にぶち壊されている。
前作に収録されていた「Super Typhoon」「Nothing」「Windows」を再録。
本作のテイクはずっとラリっており、特に「Windows」での濃厚なジャムはお薦めだ。
普通に歌っても逆回転に聞こえるヴォーカルも健在で、随所でファズをかけてさらにエグさを増している。
2000年9月にはELECTRIC WIZARDとの欧州ツアーも行われた。どんな凄まじいものになったことやら...。

(00/02/09)
★★★★★　★★★★

SPACEJUMBOFUDGE (reissue)
(2000 / Man's Ruin MR198)
heavy rock / sludge / space

1996年リリースの『SPACEJUMBOFUDGE』の新装再発盤。
前作『TEMPLEBALL』に「Super Typhoon」「Nothing」「Windows」の再録音ヴァージョンが収録されてしまったため、それらは削除。
オリジナルが全10曲仕様だったのに対し、こちらは全7曲となってしまった。
音楽的には文句はないものの、曲が減ったことでパワーダウンは否めない。当時のアウトテイクでも入れてくれればよかったのに。

(07/03/17)
★★★★★　★★

SONGS FOR WORSHIP
(2001 / The Music Cartel TMC51CD)
heavy rock / sludge / space