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MAMMOTH VOLUME
MAMMOTH VOLUME
(1999 / The Music Cartel TMC22CD)
70s-style heavy rock / prog

スウェーデンのストーナー・バンドといえばKYUSSクローンが多い中、MAMMOTH VOLUMEは全然違う。古き良き70年代ロックを90年代ストーナーを通過した耳で再構築するとこうなる、という見本だ。BLACK SABBATHやLED ZEPPELINに加え、「Family Tree」「Super Runner」ではYESに通じる仰々しいプログレ色までも取り入れてしまっているのが面白い(ギタリスト:ダニエルのメールアドレスはyessongsだったりする)。
楽曲も多彩で最後まで楽しめる、70年代にありそうでなかったクールなアルバム。一歩間違うとオシャレと勘違いされるかも?
サウンドの多様性を見せるためにジャズ・ムード・インスト「Matthew」までも演ってしまうのは蛇足だが、全体的にはかなり良い内容だ。ベルボトムどアップジャケもナイス。
評価は極めて9ッ星に近い8ッ星。

(99/07/25)
★★★★★ ★★★



MAMMOTH VOLUME
DEMO CD
(1999 / 自主制作 番号なし)
70s-style heavy rock / prog

私家版のCD-R。
あまりに内容が良かったためリミックス&リマスターが施され、2002年夏に『The Music Cartel』から公式リリースされた。
曲目・ジャケットはまったく同じ。
coming soon。

(02/--/--)
★★★★★ ★★★



MAMMOTH VOLUME
NOARA DANCE
(2000 / The Music Cartel TMC35CD)
70s-style heavy rock / prog

『MAMMOTH VOLUME』に続く7曲入りミニアルバム。
全31分と短めだが、内容は素晴らしい。前作で70年代ロック、ヘヴィ・メタル、プログレッシヴ・ロックなど多彩なスタイルを披露した彼らだが、今回はそれぞれの曲の中に様々なスタイルが見事に溶け込んでおり、独自のMAMMOTH VOLUMEサウンドを確立している。
「As Say The Pilgrims, So Say!」はオルガンが荘厳に鳴り響く、MAMMOTH VOLUME版「Stairway To Heaven」と言えるスケールの大きな名曲。この曲だけだったら文句なし10ッ★だ。
その後に続くラスト、REMを思わせるアコースティック・ナンバー「Bride Of Flawless」が心を癒してくれる。
アップテンポ・ナンバー「Seeds In Rocky Places」も聴きもの。
70年代と2000年のヘヴィ・ロック・サウンドが見事融合、味わい深い秀作だ。

(00/05/23)
★★★★★ ★★★★



MAMMOTH VOLUME
A SINGLE BOOK OF SONGS BY...
(2001 / The Music Cartel TMC49CD)
70s-style heavy rock / prog

coming soon。

(02/--/--)
★★★★★ ★★★★


MASTERS OF REALITY

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MELVINS

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THE MEN OF PORN (PORN)

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THE MIGS / MONK WITH GUN
MONK WITH GUN vs THE MIGS
(2000 / Ickuss ICK001)
surf psychedelic with theremin

A面はロサンゼルスのサーフ・ガレージ・パンク・バンドTHE MIGSの「Sake Bindings」。B面にはTHE MIGSのバーナード・イン、JANE'S ADDICTIONのスティーヴン・パーキンス、GARBAGEのダニエル・シュルマンらのサイド・プロジェクトによるLED ZEPPELINのカヴァー「Immigrant Song」を収録したスプリット7"。
両曲ともTHE MIGSのケヴィン・リーによるテルミンがフィーチュアされたスペーシーな雰囲気のあるインスト・ナンバー。
どちらもこれだ!というインパクトは感じられず、THE MIGSは既にアルバムをリリースしているそうだが、この曲を聴く限りではあまり食指をそそらない。
MONK WITH GUNによるZEPカヴァーは面白いといえば面白いが遊びの域を出ておらず、錚々たるメンバーのわりには小じんまりとした感じ。
まあ輸入盤店で200〜300円であったら押さえてもいいかも。

(01/04/01)
★★★★★ ★


MILLIGRAM

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MISDEMEANOR
E.P.
(1997 / Psychout PSYCH004)
swedish desert

"スウェーデンの女KYUSS"の4曲入りデビュー7"。スウェーデンのKYUSSフォロワー・バンドはDOZER、DEMON CLEANER、LOWRIDER、SPARZANZAなど数多いが、その中でも完成度が高いひとつだろう。"女だてらに"ではなく、女だからこそ出せるサウンドはデザート版GIRLSCHOOLと言えるものだ。
7"に4曲も詰め込んだせいか曲がコンパクトに過ぎ、あっという間に終わってしまうし、ヴォーカルにもっとドスが欲しい気もするが、それなりに楽しめる。
当時(今は?)サラ(g)のボーイフレンドだったTHE HELLACOPTERSのニッケが主宰する『Psychout』レーベルからのリリース。ニッケはパーカッションを担当、アートワークも手がけている。
海外から取り寄せるほどの内容ではないものの、見かけたら押さえておく価値はあるだろう。

(99/07/18)
★★★★★ ★★


MISDEMEANOR
FIVE WHEEL DRIVE
(1999 / Meteorcity MCY-006)
swedish desert

"スウェーデンの女KYUSS"が遂に本場カリフォルニア砂漠に進出。デザートの聖地『Rancho De La Luna』スタジオでのレコーディング、ブラント・ビョーク(FU MANCHU)によるプロデュース、ゲストにジョン・ガルシア(元KYUSS、現UNIDA)、さらにジャケ写真を撮ったのがトニー・トーネイ(FATSO JETSON)と、デザート・ロッカー勢揃いのバックアップでレコーディングされたのがこの4曲入りEP。
前作の7"と較べると音質がかなりグレードアップ、サウンドの迫力が増している。もう少しオリジナリティが欲しいところだし、曲構成が淡泊に過ぎるという欠点はあるものの、迫力があり、聴き応えあり。
都内だと4曲入りに関わらずフルアルバムの価格で売られており、ちょっと高いなあという気も...。

(99/07/18)
★★★★★ ★★★


MISDEMEANOR
You're Nothing (And You Know It) b/w Y.S.B.T.
(1999 / Freak Scene FREAK8)
swedish desert

カリフォルニア砂漠で制作された『FIVE WHEEL DRIVE』で気持ちの整理がついたのか、この7"ではいよいよ"女KYUSS"の名前は返上。デザート・ロックからの影響を消化、発展させ、オリジナリティを出している。
「You Are Nothing (And You Know It)」は彼女たちの代表曲となるであろう秀曲だ。これまで欠点に思えた曲の淡泊さもパンキッシュなアプローチを取ることによって長所に転じている。
ジャケットはフランク・コジックが担当、1,000枚限定のクリーム色盤。『Freak Scene』直販分はポスター付きだったらしい。

(99/08/27)
★★★★★ ★★★



MOLEHILL
COMFORT MEASURED IN RAZOR LINES...
(2000 / Rage Of Achilles ILIAD001)
torture sludgecore

アラバマ州バーミンガム出身のスラッジ・バンドによるデビュー作。
EYEHATEGODやGRIEF直系のサウンド。歌詞も含めけっこう類型的なため、あまり入門編には適さない気がするが、この手の音楽が好きでたまらない人なら納得のいく内容では。
どこか底意地が悪そうなのが音楽面においてプラスとなっているものの、業の深さが感じられないのが残念。こればっかりは努力でどうなるものでもなし。
楽曲・演奏共にこれといった不満はないため、主だったバンドの作品をコンプリートしたマニアが掘り下げるのだったらオッケーだろう。また中古で安く見かけた場合も押さえておく価値はある。

(02/06/11)
★★★★★ ★★



MOLEHILL
THOUSAND MILE REGRET
(2001 / Satan's Pimp/Boredom Noise PMP034/BN02)
torture sludgecore

続く第2弾リリースはアナログオンリーの12"。
AB面同じ内容で、「Tenth (The Complete And Utter Letdown)」「Broken Down In The Year Of The Dog」の2曲が収録されている。
両曲とも長めで展開に富んでおり、ズルズルと引きずるスラッジ感からアップテンポに転じたりもして飽きさせない。
インサートの「努力は失敗への第一歩」というネガティヴな姿勢はちょっとアレだが、こちらも中古で安かったらぜひ。

(02/06/11)
★★★★★ ★★



MONARCH
MONARCH
(2004 / Throne/Solitude Records 666)
torture sludgecore

フランス南部バスク地方、バイヨンヌ出身のスラッジ・バンドによる二枚組デビュー・アルバム。
85分にわたり重低音トーチュア・スラッジに苦悶することが出来る。
GRIEFやNOOTHGRUSHを思わせる陰惨なサウンドと女性ヴォーカリスト、エミリーのヴォーカルの融合が居心地悪くて良い。
普通の女の子を拷問しているような嗜虐感があるサウンドだが、さすがに長すぎの気も。
最後にノイジーなサウンドに転化するのは良いが、苦痛が快感に変わることなく、後半になると疲れてくる。
既にこのスタイルのバンドは多いのだから、世界レベルに飛躍するには、誰にも真似できない自己キャラを確立して欲しい。
今後"化ける"可能性は十分にあるので、今からチェックしておいても損はないだろう。
本作CDは1,000枚限定。
今後フランスのELYSIUM、スペインのMOHOとスプリットをリリース予定。

(05/04/09)
★★★★★ ★★★


MONDO GENERATOR
COCAINE RODEO
(2000 / Southern Lord SUNN7)
desert punk

KYUSSのベーシストであり(『WRETCH』『BLUES FOR THE RED SUN』でプレイ)、THE DWARVESにも参加していたニック・オリヴェリ率いるバンドが'97年に録音したデモ音源を発掘したアルバム。
既にJACK SAINTSとのスプリット7"(限定100枚らしい。未入手)で「Uncle Tommy」「Unless I Can Kill」は日の目を見ており、ハードコア色の濃いバンドだと思われていたが、本作を聴けば実際にはさらに幅の広い音楽性を持っていたことが分かる。もちろん「I Want You To Die」などのファストコア曲はあるが、KYUSSをパンキッシュにしたようなヘヴィ・ナンバー「13th Floor」(後にQUEENS OF THE STONE AGEが「Tension Head」として再演)、ジャムっぽい「Simple Exploding Man」、お遊び風カントリー「Cocaine Rodeo」など、多彩なサウンドを聴ける。
ジョシュ・ホーム、ブラント・ビョークとKYUSSのメンバーが参加しているのも興味深い。
ただ、単にKYUSS人脈というだけでなく、1枚のアルバムとして楽しめる好作品だ。マニアの間ではデモが出回っていたものの、高音質で公式CD化した『Southern Lord』(GOATSNAKE/SUNN 0)))のグレッグ・アンダースン率いるレーベル)は偉い!
シークレット・トラックとして「Tension Head」別テイクが収録されている。
ニックは'99年にQUEENS OF THE STONE AGEに加入。
ホワイト・ビニールのアナログ盤もリリースされた。

(00/08/02)
★★★★★ ★★★


MONK WITH GUN / THE MIGS
MONK WITH GUN VS THE MIGS

→THE MIGSの項を参照のこと。


MONSTER MAGNET

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MOOD
VOLUME 1
(1996 / Hammer HMRCD008)
metal / doom

coming soon。

(01/--/--)


MOOD
SLOW DOWN
(1997 / Vida DDRCDS-003)
metal / doom

ハンガリー出身のドゥーム5人組による2ndアルバム。予想外に、というかかなり良好なアルバム。スラッジ度・ドロドロ度は控え目のヘヴィ・ドゥーム・ロックで、90sヘヴィ・ロック的アプローチや小気味いいアップテンポ・ナンバーもあり。これだ!という決め手が不足しているために海外からわざわざ入手するまでの内容ではないが、英米のドゥーム・メタルに肉薄する内容のため、国内で見かけたらぜひ。
500枚限定らしく、しかもハンガリー産CDということで日本では入手困難だが、本作からの「The Engine Is Burning」は4組スプリット7"『FOURTEEN INCHES OF FURY』で聴くことが出来る。

(99/04/28)
★★★★★ ★★


MOOD
WOMBOCOSMIC
(1999 / Hammer HMRCD004)
metal / doom

3rdアルバム。THE OBSESSEDやTROUBLEをさらに純正メタル寄りにしたあっさり味のドゥーム・メタル・サウンドは前作同様だが、楽曲のレベルは向上している。
TROUBLEの「'Scuse Me」も快調なテンポで聴かせる好カヴァーだ。
初回限定盤にはハンガリー出身の若手16バンドの楽曲を収めた『POWER HUNGARY 1999』がオマケとして付けられた。

(99/11/30)
★★★★★ ★★


HALF MAN / MOTHERCAKE
Vol.1

→HALF MANの項を参照のこと。


MOURN
MOURN
(1995 / Rise Above RISE10CD)
melodic doom

女性ヴォーカリストをフィーチュアした英国の5人組メロディック・ドゥーム・バンドのデビュー作。根底にあるのはドゥームだが、ポップな要素やゴシックな要素も取り入れ、キャロライン・ウィルソンの声質をうまく生かしている。
これだ!という際立った要素が感じられないため強力プッシュは出来ないが、安心して聴けるB級安定株ドゥーム。
本作リリース後バンドは解散、マーク・クローニン(ds)はHANGNAILに加入。ウィリアム・パーマーは『Rise Above』レーベルのスタッフとして働く一方でSLOTHを結成、デビュー。

(99/09/28)
★★★★★ ★★


THE MUSHROOM RIVER BAND
THE MUSHROOM RIVER BAND
(1997 /自主制作 番号なし)
desert

SPIRITUAL BEGGARSのシンガー、スパイスが参加するサイド・プロジェクトの5曲入りデモ・カセット。まだ結成間もない時期にレコーディングされたもので、翌年のCD-R『ROCKETCRASH』と較べるとアレンジが冗長(特にラストの「Boogie Ride」)、音質も決して良くない。バンド自身も本作はまだ未完成だと語っている(スパイス自身は「そんな物見たくもない!」と嫌悪感を露わにしている)。とはいえ、CD-R未収録の曲もけっこう良い出来ばえなので、機会があればぜひ。

(99/02/26)
★★★★★ ★


THE MUSHROOM RIVER BAND
ROCKETCRASH
(1998 /自主制作 番号なし)
desert

SPIRITUAL BEGGARSのシンガー、スパイスによるサイド・プロジェクトの4曲入りCD-R(店頭販売はされていない)。彼のヴォーカルはやはり素晴らしい。SPIRITUAL BEGGARSと共通するストーナー/デザート・サウンドを追求しながらもずっとラフでジャム的要素が強く、悪く言えば演りっぱなし。ただ、整合感を求められるスタイルの音楽ではないし、デモ音源をCD化したもののためそこまで求めるのは酷というもの。スパイスのヴォーカルとヘヴィなグルーヴだけでも楽しめる。デモカセットと較べると音質・演奏・アレンジすべての面で向上しているのが分かる。
なおデモカセット『THE MUSHROOM RIVER BAND』と共通しているのは「B.M.」のみで、別テイク。
SPIRITUAL BEGGARSのドラマー、ルドヴィグ・ウィットがパーカッションでゲスト参加。
'99年秋にアナログ盤10"として公式リリースされた(Tea Pot Records TPR001)。こちらは店頭でも売られている

(00/02/18)
★★★★★ ★★


THE MUSHROOM RIVER BAND
MUSIC FOR THE WORLD BEYOND
(2000 /Meteorcity MCY-013)
desert

初のフルレンス・アルバム。
1曲目「To The World Beyond」、続く「Mud Crusher」からドライヴ感炸裂のアップテンポ・ナンバーのテンションの高さに度胆を抜かれる。
それら2曲をはじめ、いかにも"ストーナー・ロック"したサウンドはブームに便乗した後出しジャンケンっぽくもあるし(ORANGE GOBLIN『THE BIG BLACK』からもそんな印象を受けた)、「Addicted」などはあまりにMONSTER MAGNETし過ぎているような気もするが、そのカッコ良さには不満があろう筈もなし。パーカッション乱打の「More Beer (Pelekas Part I)」、SPIRITUAL BEGGARSを思わせる「29'2 1/2(Into Thin Air)」など聴き所も多く、最後まで飽きない。
「SPIRITUAL BEGGARSの〜」という先入観なしでも十分に楽しめる。
2001年に日本盤がビクターから発売された。

(00/12/18)
★★★★★ ★★★


THE MYSTIC KREWE OF CLEARLIGHT

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