2008-09-14

KHLYSTのDVDと朝生愛のDVDが発売されましたね。それぞれ500枚、600枚の限定盤なので、先のことは考えずに押さえておいたほうがいいと思います。女性ヴォーカルでどうしてここまで違うのか。

RINGS HOLLAND

以前アムステルダムのLeidsepleinにあるコーヒーショップBulldogに行ったらディック・フライとハンス・ナイマンがいました。

で、UB40からハンス・ナイマン似のおっさんアリ・キャンベルが脱退したというニュースを半年遅れで知って自分の情報弱者ぶりを改めて噛みしめていますが、その後任として最近のツアーで歌っているのがマキシ・プリーストなのだそうです。LAメタルもUKレゲエも人員のリサイクルが目覚ましいですね。

そのアリ・キャンベルの1995年のソロ・アルバム『BIG LOVE』がアマゾンで1円で売られていて涙がちょちょぎれました。セカンド・アルバム『RUNNING FREE』なんて日本盤出てないし。

そういや『BIG LOVE』日本盤は山崎智之が歌詞対訳をやっていたのでした。けっこう良いアルバムでしたよ。

KTL / GALLHAMMER @新大久保アースダム

今30代後半ぐらいの人だったらかなりの割合の人が一時「筒井康隆期」を経ているのではないかと思いますが、このブログをご覧になっている方もそうだったと勝手に推測して説明なし&ネタバレ上等で。「にぎやかな未来」で一番値段が高いのは無音のレコードでした。でもそれだと頭の中で鳴り響くTVCMソングを排除できないと思うのです。それより隙間のない轟音で脳を埋め尽くした方が、雑念を消し去ることが出来ます。よって現代最も価値があるレコードはKTLとかではありますまいか。さらにiPodとかパソコンのスピーカーでちまちまと音楽を聴くのが主流となりつつある昨今、耳だけでなくお腹にズズーンと響くKTLのライヴは、音楽リスナーにとって最も贅沢な経験でしょう。至福の50分でした。

会場で売るはずだった『KTL 4: PARIS DEMOS』は間に合わず、予約を受け付けていました。

GALLHAMMERも楽しかったですよ。もっともっと音をでかくして爆殺して欲しかったです。

大久保駅からすぐ近くの大久保一代目ホルモン家(旧「元ちゃん」。2週間ぐらい前に名前が変わったらしい。店員が旧店舗のTシャツを着ていた)で飲み放題食べ放題が3,980円ポッキリで、致死量まで肉を食べました。日本語が今ひとつ通じていなかったので(ライヴ後で僕の耳がやられていたせいもあるけど)ケジャンとか実は別料金なのではないかと身構えていましたが、本当にトータル3.980円でした。しかも24時間営業。世界の山ちゃんは割引ハガキはたくさん送ってくれるけどアースダム帰りだと閉店時間間際であまり落ち着けないこともあるので、強い味方になりそうです。

2008-09-12

今日は新大久保アースダムでKTLです。みんなで行きましょう。

僕はZZ TOP『LIVE FROM TEXAS』DVDとAMERICA『LIVE IN CENTRAL PARK 1979』DVDのライナーノーツ原稿をそれまでに書かねばなりません。よってKILLING JOKEはパスしました。昨日今日の2部構成で両方行かねば完全形にならないというのでもういいやーと諦めていたのですが、フジロックでのライヴが良かっただけに残念です。

ところでZZ TOPのDVDは超かっこいいです。メンバー達の変な動きの振り付けをポーラ・アブドゥルがやっていたことを初めて知りました。

なおZZ TOPが最後に日本でプレイしたのはフジロック99。その後ビリー・ギボンズが2002年12月1日の第11回YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOWに愛車KopperhedとZZ Funk One、それから2005年12月4日の第14回にCadZZillaを持参して来日していますね。ライヴでも来て欲しいです。

2008-09-11

あぶさんがロッテ監督になる説。

2004年にWARRANTからジェイニー・レインが脱退したときは元BLACK’N’BLUEのジェイミー・セント・ジェイムズが加入しましたが、今年初めにジェイニーが復帰。でも今月脱退して、後任は元LYNCH MOBのロバート・メイソンだそうです!シーンを救うのはWARRANTだと言えよう!言えない!

2008-09-10

初めてiTunes Storeで音を買ってみました。スコット・リーダーの「Weaver’s Dawn」(PINK FLOYD「Sheep」っぽいような曲)と「As We Become」(歌もの)。2曲で300円。そういや無料クーポンがあった!と思って探してみたら、サマソニ07のスケジュール表に付いてたやつで、有効期限が去年11月でした。2006年に出た『TUNNELVISION BRILLIANCE』は派手ではないけど聴かせる佳作でしたが、今回もやや地味めながら良いです。

いちおう念のために書いておきますが、スコット・リーダーはKYUSSやTHE OBSESSEDやUNIDAでプレイしてきて、METALLICAやTOOLのメンバー候補になったこともある伝説のベーシストです。

GARY MOORE: BAD FOR YOU BABY

ゲイリー・ムーアの新作『BAD FOR YOU BABY』が10月22日に出ます。

BLOOD SWEAT & TEARSのカヴァー「I Love You More Than You’ll Ever Know」、「Need Your Love So Bad」をさらにR&B化した「Trouble Ain’t Far Behind」など、10分台の泣きまくり曲が2曲も入っていて素晴らしいです。

GLASVEGAS: GLASVEGAS

「NME表紙に大抜擢!」「アラン・マギー大絶賛!」というのは今や「ジョン・カロドナーがA&R!」というのと同じぐらい屁の役にも立たない売り文句です。少なくとも自分にとっては。でもGLASVEGASのデビュー・アルバム『GLASVEGAS』はずいぶんと良かったですよ。JESUS & MARY CHAINにフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドをかぶせたようなビッグでドリーミーなUKロックでした。

ところでこのアルバムは9月8日イギリス発売の筈なのに、GracenoteのCDDBが既に認識してくれたのはちょっと驚き。Gracenoteが米ソニー傘下だから、ソニー社員がいち早く入力したのでしょうか?それともフラゲあるいはアドバンスCDを手に入れた人が手入力したのでしょうか?

ATAVIST / NADJA II: POINTS AT INFINITY

ATAVISTとNADJAのコラボレーション・アルバム第二弾が出ました。

第一弾『12012291920/1414101』ではNADJAのエレクトロニック・ドローン・ドゥームとATAVISTの地べたを這うスラッジ・ドゥームがお互いの個性を浸食しあい高めあう音楽性が見事でしたが、今回は第一弾にあったアート色がやや後退、血管が脈打つオーガニックな部分が増していて、2曲構成の後半「Closed Curve」では陰惨ヴォーカルもフィーチュアされています。

大音量で聴くと鼻腔の奥がツーンとしてくる低音ドゥーム・サウンドは健在。不幸になれます。

2008-09-04

『スピードレーサー』で後半似たようなレースが2回続くのは、映画館で観客がみんなLSDをキメていて、2度繰り返さないと理解できないからだと思います。テレタビーズの「もういっかーい」と同じ。

NADJA: THE BUNGLED & THE BOTCHED

知らないうちに『THE BUNGLED & THE BOTCHED』というのが出ていました。500枚限定で、Consouling Soundsプリオーダー盤にはボーナスCDRが付いていたという噂も。しばらく動きがなかったので油断してました (´Д`)ハァ

2008-08-31

8月30日、キラー・コワルスキーが亡くなったそうです。

生でそのファイトを見ることは出来ませんでしたが、その妖気ただようたたずまいは20世紀プロレスラーの凄みを感じさせるものでした。コワルスキー道場はトリプルHやチャイナを育てたことでも知られており、藤波辰爾が訪れて変なデクノボウレスラーと対戦したのがTV放映されたのが記憶に残っています。

コワルスキーといえば1952年、ユーコン・エリックへの耳そぎニードロップが有名ですね。血だまりの中、耳がぴくぴく動いていて、それを見たコワルスキーは肉を見るたびに吐き気を催して、菜食主義者になったとのことです。耳を失ったエリックは精神異常をきたし、後に拳銃自殺したのだとか。

SOULFLY備忘録

これまで見たSOULFLY。『CONQUER』オマケライヴDVDを見ていて、SOULFLYのライヴっていつどこで見たっけ?と思ってまとめてみました。

  • 1998.03.04 プロモ来日時に六本木プリンスでインタビュー
  • 1998.05.30 Eindhoven Holland, Dynamo Open Air
  • 1999.02.07 渋谷クラブクアトロ
  • 2000.07.26 Saratoga Performing Arts Center, Saratoga Springs, Ozzfest
  • 2000.12.07 Astoria, London
  • 2002.12.14 幕張メッセ Beast Feast

ASVA: WHAT YOU DON’T KNOW IS FRONTIER

元BURNING WITCHのG. Stuart DahlquistとB.R.A.D.、元FAITH NO MORE / Mr. BUNGLEのTrey Spruanceのプログレッシヴ・アート・ドゥーム・バンドASVAが2年ぶりの新作『WHAT YOU DON’T KNOW IS FRONTIER』を出しました。本当は5月ぐらいに出たのですが、ようやく入手して聴いています。

最初はドローンっぽい曲から始まるのですが、Holly Johnstonの女声ヴォーカルを入れた曲や、なんとアップテンポ・ナンバーまであったりして、今まで最も多彩な音作りになっています。Enterruptionから出たLPのような地獄ドローン・ノイズ・ドゥーム曲はありませんが、良いアルバムですよ。

こちらもよろしく。まだ何も書いていませんが。

2008-08-29

『IN THE MIDST OF BEAUTY』に伴うツアーで来日中のマイケル・シェンカーとゲイリー・バーデンにインタビューしました。

やっぱり2人が並んで目の前にいるのを見ると、ドキドキしますよ。

マイケルは上機嫌で「中野サンプラザといえば、2度もあなたのライヴ中に”アクシデント”があった場所ですが、ステージに立って嫌な思い出が蘇りませんか?」とか訊いてもニコニコしていました。

2008-08-28

9月12日(金)新大久保アースダムで行われるKTL来日公演で、会場限定盤『KTL 4: PARIS DEMOS』が売られるそうです。来年リリースの『KTL 4』に先駆けてのデモで、限定150枚!

トリプルHとレミーの対談。

2008-08-27

AC/DCの新作『BLACK ICE』から3曲「Rock’n’Roll Train」「Anything Goes」「War Machine」を試聴しました。いつもと同じです。ということは超最高ということです。

MOTORHEADの新作『MOTORIZER』を聴きました。いつもと同じです。もちろん超最高に決まっています。

METALLICAの新作『DEATH MAGNETIC』を聴きました。僕は『LOAD』も『RELOAD』も『ST. ANGER』も大好きで、特に『ST. ANGER』のバロウズばりにメタルの刺激的で刹那的な部分をカットアップしたような作風が凄いと思っていたのですが、やっぱりウケが良くなかったようで、今回は『BLACK ALBUM』と『MASTER OF PUPPETS』を混ぜたような路線です。「Am I Evil」とか「One」後半そっくりのギター・ソロとか「Fade To Black」「Wherver I May Roam」みたいなリフも入っています。というか、どの曲の焼き直しか当てさせるクイズのようですらあります。しかし人気アルバムの音楽性を混ぜたからといって、それらのアルバムと同じぐらい良い出来になるとは限らないのが難しいところです。サマソニでやったオーエーと歌う曲は入っていません。

SLIPKNOTの新作『ALL HOPE IS GONE』を聴きました。彼らに求めるのは空っぽの頭を振りまくってモッシュしてダイブして放屁して脱糞するブルータル厨メタルなので、腰を据えたヘヴィ・ロック曲が中盤続くのはやや肩すかしにも感じました。もっと厨で良かったのに。しかし最高品質であることは確かです。