2008-10-20

元ウェストロード・ブルース・バンドの塩次伸二さんが昨日亡くなったそうです。

—————————-

AIRBOURNEのジョエル&ライアンのオキーフ兄弟に取材しました。

特にジョエルはラウドパークのステージやアルバム『RUNNIN’ WILD』そのまんまのハイテンションぶりで、とにかく火を噴きそうなトークでしゃべり通し。それに食らいついていくのにこちらもテンションが上がりまくりで、あれだけ速く英語でしゃべったのは久しぶりでした。取材が終わったらドドッと疲れが出ました。でも英語がちょっとうまくなった気がします。

WWEのMr.ケネディのテーマ曲を手がけている彼らゆえ、当然プロレスネタも振りました。

山「ジャケットの脱獄がTHIN LIZZY『JAILBREAK』っぽいですね」

ジョ「ジャケットの建物はメルボルン刑務所なんだよ」

山「ボゴ・ロード刑務所というのはメルボルンでしたっけ?」

ジョ「いや、それはシドニー。ていうか何でそんなの知ってるんだ?」

山「WWEにいたネイサン・ジョーンズのあだ名がThe Colossus of Boggo Roadでしたし」

ジョ「そんなレスラーいたっけ?」

山「俳優に転向して、『トロイ』の最初でブラピに殺されてますよ」

ジョ「ストーン・コールドの『The Condemned』って見た?面白い?」

もちろんちゃんと音楽の話もしました。オージー・パブ・ロックの成り立ちについていろいろ教えてもらって、がぜん興味が湧いてきたので、もっと掘り下げていきたいです。

PRIDE-1で北尾と戦ったことのあるネイサン・ジョーンズですが、9月8日の早朝バンコクでジョギング中、セメントトラックに当て逃げされて左腕を怪我したそうです。

LOUD PARK 08 @さいたまスーパーアリーナ

MÖTLEY CRÜE / BUCKCHERRY / BULLET FOR MY VALENTINE / MACHINE HEAD / DUFF McKAGAN’S LOADED / BLACK TIDE / ALL ENDS / BLACK STONE CHERRY

昨日の高テンションから一夜明け、打って変わって前半が超ユルかったです。昨日より各バンド長めの演奏時間で、1番手のBLACK STONE CHERRYはその恩恵にこうむって観客にインパクトを残すことが出来ましたが、2番手のALL ENDSでいきなり裏目に。メタル版t.A.T.u.みたいな姉ちゃん二人を擁するバンドで、始まって1分半で飽きました。残り38分半はちょっとキツかったです。3番手のBLACK TIDEも持ち時間長すぎで残念。

ダフ・マッケイガンは知らない曲を連発、おなじみ「Attitude」では盛り上がっていましたが、「So Fine」とか「Dust N’Bones」とか、嬉しいんだか嬉しくないんだか中途半端なレア曲を披露。「It’s So Easy」は会場がドッと沸いたものの、ダフの声でこの曲を聴きたいかというとまあ特にそんなこともないような。あ、でも昔、東京ドームで見たときよりヴォーカルは格段にうまくなっていました。最後は「I Wanna Be Your Dog」。演奏が良くないわけではないので、ほわーと盛り上がりました。

しかし後半戦突入、MACHINE HEADで神が降臨。『THE BLACKENING』に伴うツアーで去年のLOUD PARKから似たようなセットリストで3月の単独ツアー、そして今回へとなだれ込んだわけですが、首が痛い原因の大半は彼らによるものです。

BULLET FOR MY VALENTINEも若くて才能のあるバンドの演奏に若いキッズが盛り上がりまくるという、本来ロックのあるべき姿といっていいライヴ・パフォーマンスが美しくも感動的でした。

BUCKCHERRYはセミとしては大物感がないですが、ライヴ自体はかっこいいロックンロールをエキサイティングな演奏で聴かせる、とても良いものでした。

今回のLOUD PARK二日目を「LOUD PARK meets CRUEFEST」と冠イベント扱いするほどのものかはともかく、MOTLEY CRUEは有名曲が多いし、祭りのトリとしては最適でしたよ。

今年で3年目ですが、現在進行形のヘヴィ・ロック界トップ・バンドからこういう時でないと見れないバンドまで総出演、しかも複数ステージ同時進行ではないので全バンドを見れてしまうという素晴らしいイベントなので、ぜひ来年もやって欲しいです。

LOUD PARK 08 @さいたまスーパーアリーナ

SLIPKNOT / DOWN / AVENGED SEVENFOLD / CARCASS / SONATA ARCTICA / DRAGONFORCE / MESHUGGAH / OBITUARY / APOCALYPTICA / AIRBOURNE / SECRET&WHISPER / HEAD PHONES PRESIDENT

去年のFASTWAYとかTESLAみたいな”老人枠”はないんですね。ぃゃMOTLEY CRUEがそうなのかも。

SECRET & WHISPERというバンド名が既にゲイですが、聖子ちゃんカットのヴォーカルの人が精子を洩らしたときの表情でハイトーンをかまし、スキップしながらおしゃれダンスを踊っていました。

その後AIRBOURNEからはまったく気を抜けず、最後まで会場全体が凄い盛り上がりでした。SONATA ARCTICAの最後、「もう1曲聴きたいか?」というMCに対しCARCASS側の観客から「えーーっ-_-#」という不満の声が上がったのも面白かったです。

————————-

NADJA、『THAUMOGENESIS/THAUMORADIANCE』で12月5日、運命の日本デビュー。日本盤のみ陶酔のボーナス・リミックス収録!セルドン・ハントによる新アートワーク!という豪華仕様予定とのこと。2009年、来日公演はあるか?あれ!

GUNS N’ROSES『CHINESE DEMOCRACY』、11月23日に本当に発売決定らしいです。ここも。流出デモを聴く限り、死ぬまで出す出す言っていたほうが良かった気もしますが、あんまりネガティヴになることなく本編を待ちたいです。試聴会とかもうやってるかも知れないけど僕のところにはとりあえずお呼びはかかっていません。

THE MICK FLEETWOOD BLUES BAND feat. RICK VITO: BLUE AGAIN!

ミック・フリートウッドが初期FLEETWOOD MACの曲を中心としたブルースを演奏するアルバム『BLUE AGAIN!』が出ました。

実に複雑な気分にさせられるアルバムです。もしこのアルバムをピーター・グリーンとジョン・マクヴィーと作ってくれたら…と思いながらも、それが実現していたらもっとガッカリしていた可能性が高いし。

ところでイギリスでは去年『THE PETER GREEN STORY / MAN OF THE WORLD: THE INCREDIBLE STORY OF THE MAN WHO FORMED FLEETWOOD MAC』というDVDが出ました。1970年までの話でほとんど終わってしまい、70年代後半の復活以降のネタは最小限。SPLINTER GROUPについては言及すらされていません。コージー・パウエルとニール・マーレイがいたのに。正直もうちょい頑張って欲しかったところです。リージョン0のPAL仕様。

以下の人たちの談話が収録されています:

John McVie / Jeremy Spencer / Mick Fleetwood / Carlos Santana / Noel Gallagher / John Mayall / Mick Green / Len Green / Keith Altham(ジャーナリスト) / Clifford Davis / Mike Vernon / Sandra Elsen(元ガールフレンド) / Martin Celmins(ジャーナリスト)

そういや『ミック・フリートウッド・ストーリー』というDVDも日本で出ています。

最近パティ・ボイドが自伝を出しましたが、妹のジェニー・ボイドも1993年に『素顔のミュージシャン』という本を出しています。ジェニーもモデルでしたがミック・フリートウッドと結婚、しかしFLEETWOOD MACのシンガーだったデイヴ・ウォーカーとデキてしまい離婚。その後KING CRIMSONにいたことのあるイアン・ウォレスと結婚、心理学者になったそうです。

若き日のジェニーたん。

f:id:yamazaki666:20081017220402j:image

THE OFFSPRING / TOTALFAT @新木場スタジオコースト

東京5回大阪3回名古屋2回仙台1回のジャパン・ツアーの東京3日目。去年のサマソニ同様MCは少なめでとにかく曲をたくさん演る構成で、すごく幸せになれました。最近のライヴではフィナーレが定位置となった感のある「Want You Bad」はパンクの勢い/狂おしいほどにキャッチーなコーラス/微妙なヒネリの効いたタイトルと歌詞など、ポップ・ミュージック史上理想のラヴソングのひとつだと思います。最新アルバム『RISE AND FALL, RAGE AND GRACE』は最初CDで聴いたときは、曲は良いものの生真面目さが前面に出すぎかな?と思ったのですが、ステージではどの曲もパワーアップしていて、とにかく100点満点のショーでした。

そういえば以前デクスターに「The Kids Aren’t Alright」ってジャーマン・メタルからの影響はありますか?と訊いたら、「全然ない」と言われました。

思い出小路1983~1984

昔むかし中野坂上に住んでいたことがあります。親の仕事で外国を回ってきて日本に帰ってきて、家を親戚に貸していたのでしばらく社宅住まいでした。で、ふと思い立って、24年ぶりに中野坂上~中野を散策してきました。今住んでいるところから地下鉄で4駅なのですが。

丸ノ内線中野坂上駅といえば営団地下鉄でかなり早い時期に自動改札が導入された駅(その逆に日比谷線入谷駅はかなり後までチョキンとハサミを入れるハード紙の切符だった)で、サリンを撒かれたこともあります。今では周囲は一変。道路拡張のため、駅近くにあったレコード屋『レノン』は跡形もありません。同じ通りにあった『えるえるレコード』は新中野に移転、今では通販オンリーのようです。

雑誌の立ち読みをしたり大予言とかクロキュラとかアイスを買い食いしていた酒屋は潰れていて、社宅の近くにあったヒロタの営業所もなくなっていました。

大久保通りに出て、中野方面に歩いていきました。ちょっと歩いたところにあった本屋では『ビリー』を立ち読み出来たのですが、もはやどこにあったかすらも判りません。でもさいとうたかをの『さいとうプロダクション』ビルは健在でした。

当時、中野駅に向かう途中にあった中野公会堂で『アギ鬼神の怒り』を見ました。『スターログ』か『宇宙船』で告知していたんだっけか。そのちょっと後だか、何か特撮物の上映会をやっていて、『アギ』の時よりなんだかただならぬヤバげな客層が集まっていました。後で知ったのですが、『地球防衛少女イコちゃん』だったようで、生まれて初めてのキモヲタ集団との遭遇でした。今では中野公会堂でなく、中野ZEROという名前だそうです。ここの図書館には誰かが寄付したプログレLPがいっぱいありました。

中野駅方面に向かうと、24年前のまま『オールディーズ2』がありました。ビジュアル系全盛期に盛り上がった店の筈なのですが、品揃えが1984年と同じでした。さすがに売れるわけもなく、LPが10枚1,000円、ビデオは1本100円。『FMWバトルクリエーション/闘争』(大仁田・後藤vs松永・ブレネマンの有刺鉄線タッグマッチ)ビデオを買いましたが、店員のおやじがやる気なさげにヤフオクがどうのと電話していました。『オールディーズ1』はなくなっていました。

中野まつりというのをやっていて、御神輿を担いでいました。

ディスクユニオン中野店には初めて行きました。3,000円以上買うと10%引きでした。さらに近くの特設会場でガレージセールをやっていました。最後にRAREとレコミンツを回って終わり。結局は中古レコード屋巡りになりましたが、24年前もそうでした。

そういえばピースアイレコードはまだあるのでしょうか。2000年前後まではたまに行っていたのですが、階段を上がるのがたるくて足が遠のいてしまいました。

生まれて初めて中野サンプラザに行ったのは1984年1月、ALCATRAZZ初来日公演の昼の部だったでしょうか。

ずっとゲイリー・ムーア『VICTIMS OF THE FUTURE』を鼻歌で歌いながら歩いていたのですが、全曲ほとんど歌詞もギター・ソロも覚えていました。

で、帰宅して仕事しました。

2008-10-11

INOXIA RECORDSより購入。

  • GRAVETEMPLE: BIENT/RUIN DEMO 2008
  • KTL: IV PARIS DEMOS

どちらもデモといいながら、完パケ同様の仕上がり。GRAVETEMPLEは大地が震えアッティラが呻き耳から血が噴き出し全員死にます。

ところでINOXIAショップサイトでMan’s Ruinの今やレアなCDがけっこうリストアップされているので(HIGH ON FIREとかMELVINSとかFU MANCHUとか)要チェック。サイト自体あまり更新されていないし、在庫がまだあるのか気になりますが。

ゲイリー・グリッター紙ジャケ化

11月12日にエアメール・レコーディングスからゲイリー・グリッターさんのアルバム5枚が紙ジャケ発売されるそうです。思えばアルバム単位で聴いたことって一度もないです。ぜひこれを機会に来日公演を!日本でケータリング付きで招聘できるプロモーターさん、いませんでしょうか。

f:id:yamazaki666:20081015073829g:image

SLIPKNOT / MACHINE HEAD @新木場スタジオコースト

ラウドパークで一番おいしい2バンドが出てしまうライヴ。

SLIPKNOTはこれまで不動のラストだった「Surfacing」をいきなり1曲目に。ふと弁慶高校戦での明訓高校のオーダー変更を思い出したりしたのですが、だからといって敗北に至ることはなく、超盛り上がりまくりました。新作からは「Psychosocial」「Dead Memories」のみ。もう「Wait And Bleed」「Eyeless」はやらなくなっちゃったんですね。代わりに「Prosthetics」をやりました。

2008-10-09

手術しました。

THUNDERの新作『BANG!』が11月に出ます。ここ最近2作ぐらいのブリティッシュおっさんの心地よいユルユルさに対して、ずいぶんとタイトな第一印象を受けたのですが、もうちょいちゃんと聴きこんでみます。THUNDERには勝手に恩を抱いているのです。仕事中なのでつづきはまた後ほど。

—————————-

PELICANがローマでコロシアム観光をしている間に機材を盗まれ、今後のバンド活動が危ぶまれているそうです。励ましのおたよりはpelicanrobbed@gmail.comまで。同じメアドのPaypalアカウントで、寄付も出来ます。僕もちょっとだけカンパしました。以前CURSEDも同様の被害に遭ってバンド解散してしまいましたが、PELICANはこんなことで前進を止めるにはもったいなさ過ぎるバンドだし、頑張ってもらいたいです。

—————————-

結局RADIOHEAD行けないじゃん。ガックシ

2008-10-08

ボブ・ディランがDJを務めるラジオ番組『Theme Time Radio Hour』のシーズン3が始まりました。みんなで毎週聴きましょう。

————————————-

若ノ鵬の本名はガグロエフ・ソスラン・アレクサンドルビッチだそうですが、ソスラン・アンディエフ(若ノ鵬と同じく北オセチア出身らしい)は1989年に重傷を負った後どうなったのでしょうか?また、『Znay Nashikh!』という映画に出演しているのはアンディエフ本人でしょうか?

2008-10-06

朝、高円寺でしっこ採取。

10月22日に新作『BAD FOR YOU BABY』が発売となるゲイリー・ムーアに電話インタビューしました。とてもごきげんで、55分しゃべりっぱなしでした。

息子のジャック・ムーアが在籍しているSHOTGUN EDDIEのサイト。ギター・プレイがお父さんにちょっと似ています。

FLOWER TRAVELLIN’ BAND / JOHNNY LOUIS & CHAR @日比谷野外音楽堂

FTBのライヴ・オープニングMCとして内田裕也が『ジャップ・ロック・サンプラー』を手にして登場!

アンコールではフジロックで演らなかった「Hiroshima」も披露。

あとリーフハウンド小林氏の生存を確認しました。

Make Up / What Will You Say / We Are Here / Woman / dYE-jobe / Sleeping Giant / Over & Over / Don’t Touch My Dreadlocks / Love Is… / Slowly But Surely / Satori Part 2 // Hiroshima / Will It

ASCEND: PLE FIRE WITHIN日本盤

SUNN O)))のグレッグ・アンダーソンと元ICEBURN~EAGLE TWINのジェントリー・デンズリーによるプロジェクト、ASCENDのアルバム『AMPLE FIRE WITHIN』日本盤、発売延期になっていましたが、9月26日に無事発売になったようです。めでたしめでたし。

巨象が嘶き、獅子の牙が神を支配し、彗星が木星に衝突する、空前のスケールのドゥーム・ジャズ・ドローン。発売が遅れた理由である日本盤ボーナス・トラック「Desert Cry」(マッコイ・タイナーのカヴァー)も9分近くの黒虚空のファンタジア。ライナーノーツには(たぶん)日本語では初めてとなる二人のバイオグラフィ。山崎が書きました。元手がかかっています (´;ω;`)。

当初は同時発売となるはずだったSUNN O)))+STRIBORGの合体拷問激痛ユニットPENTEMPLEの『O))) PRESENTS… PENTEMPLE』も凄いので、あわせて聴いて地獄に堕ちましょう。

OLI BROWN: OPEN ROAD

懐かし話を。ブリティッシュ・ブルースを好きな僕にとって、1995年4月は夢のような1ヶ月でした。

7日、FLEETWOOD MACの新宿厚生年金会館でのライヴを見に行ったら、アンコールでジェレミー・スペンサーが飛び入り!阪神大震災被災者慰問で来日していたそうですが、70年代初めに新興宗教『チルドレン・オブ・ゴッド』(チャイルドセックスで有名)に拉致されてバンドを脱退した彼が再びFLEETWOOD MACのステージに立っているのを観るのは感動でした。

それからロンドンに遊びに行ったのですが、26日にはStation TavernでGORDON SMITH BLUES BAND。Blue Horizonから『LONG OVERDUE』(今では全曲このCDで聴けます)を出した、あのゴードン・スミスですよ!ライヴの後、ビールをおごって「あなたを観に日本から来ました」と大嘘を。

で、27日にはShepherd’s Bush Empireでゲイリー・ムーアの『BLUES FOR GREENY』発売記念スペシャル・ライヴ。アンコールでは何と当時リタイア状態だったピーター・グリーンがステージに上がって挨拶を!当時は復活なんて絶対あり得ないと思っていただけに、生でその姿を見ることが出来て涙が出ました。

さらに28日にはHalf Moon PutneyでCHICKEN SHACKを見ました。同年8月に録音されたライヴ盤『STAN THE MAN LIVE』と似た選曲で、かつてのライバルFLEETWOOD MACの「Oh Well」を演ったときは戦慄が走りました。

イギリスにブルース・ブームが訪れたのは60年代後半でしたが、1995年当時なおブルース・パブなどで英国ブルースが息づいているのを肌で感じました。

それから13年。ブリティッシュ・ブルースの芳醇な香りはどこかに霧散してしまったようです。60年代のブームを体験した世代が減ってきたこと、新世代のヒーローがいないことなどが原因でしょうが、近年イギリスを訪れてもどこか寂しい思いをしてきました。2006年4月以来行っていませんが。

しかし、”ブリティッシュ・ブルース最後の遺伝子”と言っていい新人が登場したのです。その名はオリー・ブラウン。1980年、ノーフォーク生まれの18歳です。アルバム『OPEN ROAD』でデビューを果たした彼はイマドキのギター・スリンガーらしくスティーヴィ・レイ・ヴォーン系のプレイを聴かせながらも、随所でブリティッシュなテイストを披露。ピーター・グリーンっぽい箇所もあります。ソングライターとしてもなかなかのもので、レッドベリーの「Black Betty」やTHE TEMPTATIONSの「Can’t Get Next To You」などカヴァーの消化具合も良いです。

ジョン・メイオールやウォルター・トラウトも絶賛、しかも写真を見る限りけっこうなイケメンで、ジャニーズJrさんも「苦しうない。でも10年ぐらいしたら汚ッサンになりそうだわん」と語っています。フォトショップを使わずにあれだから、アイドル人気も望めそうです。

20世紀の英国ブルースをぶち壊して新しいムーヴメントを創るにはオーソドックス過ぎる感もあるものの、20世紀の伝統に新しい息吹を吹き込むブライテスト・ホープとして期待したいです。

2008-10-02

アマゾンで「松永光弘」で検索したら、松永 安光・徳田 光弘の共著『地域づくりの新潮流―スローシティ/アグリツーリズモ/ネットワーク (単行本)』という本がひっかかりました。…「徳田」光弘(´Д`) 松永は嫌がるだろうな

さて仕事仕事仕事

英国Empire誌選出The 500 Greatest Movies Of All Time

これ。AFIとも映画秘宝とも異なる、なんだか不思議なランキングですね。イギリス人が大好きな『ウィッカーマン』は485位。あとピーター・ジャクソン版『キング・コング』は450位。『ゴーストハンターズ』430位。『バッドテイスト』416位。『ゾンビ』415位。『アンダルシアの犬』354位。『トランスフォーマー』309位。はぁ?『遊星からの物体X』289位。1933年版『キング・コング』242位。『アウトロー』219位。『悪魔のいけにえ』199位。『赤い影』167位。『プリンセス・ブライド・ストーリー』122位。『狼男アメリカン』107位。『我が命尽きるとも』106位!『炎628』60位。『アンドレイ・ルブリョフ』36位。

上位に入っていても見ていない作品がけっこうあるので、チェキしようと思います。しかし『ショーン・オブ・ザ・デッド』(231位)が本家『ゾンビ』より上というのもよくわからんですが。