鉄のラインバレル

コードギアス以降アニメというものをまったく見ていなくて、見ようにも次に何を見ていいのか判らなかったので、maruさんがコメント欄に書かれていた『鉄のラインバレル』を見てみることにしました。有り難うございます>maruさん

パシリのいじめられっ子の主人公・早瀬浩一が類型的な不良にカレーパンを買いに行かされたら頭上から巨大ロボット・ラインバレルが落ちてきて、気絶してふと気づいたら全裸のお姉さんがいました。で、お姉さんにおっぱいタッチするとラインバレルが登場します。主人公は図に乗って正義の味方ぶりますが、お姉さんに「あなた最低です」と中傷されます。どうやら制作側はこの「あなた最低です」を流行らせたかったようですが、外界には届きませんでした。少なくとも僕のところには届いていません。ラインバレルには服を着ていても乗れるようですが、なぜお姉さんは全裸だったのか。登場人物の目の下に殿馬みたいなクルクルがあるのに違和感をおぼえます。イマドキのアニメでは普通なのでしょうか。あとロボットがCGだと不思議と萎えます。CGだろうが手描きだろうがアニメーションには変わりない筈なのに何故でしょうね。

第2話:浩一が図に乗る。

第3話:浩一が最低と言われる。

第4話:親友が犠牲になって死ぬ。

第5話:『ヒカルの碁』の塔矢アキラみたいな顔をした関西弁の双子が出てくる。

クリエイティヴプロデューサー(←何?)の谷口悟朗と主題歌のALI PROJECTがコードギアスと同じです。

これから先も見ていきたいと考えていますが、ちょっとめんどくさくなってきたことも事実であり、挫折しても責めないで優しく慰めて下さい。

…と思ったら、こういうのが。ひえーっ(´Д`)

JOURNEY @東京国際フォーラムホールA

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漫棚通信によると、コミックビームの名物編集長・奥村勝彦は『ネオ格闘王伝説Jr WARS』の担当編集者だったそうです。ぃゃ名物編集長といっても普段読んでないけど。

しかし最近はボブ・オートンJrの息子とテッド・デビアスの息子とダスティ・ローデスの息子が軍団を結成するなど、『Jr WARS』の世界が現実になりつつありますね。

TIM EXILE: LISTENING TREE

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ティム・エグザイルの新作がえらくポップになっています。エレクトロニックなダンス・ミュージックから決して逸脱することはないのですが、メロディとリズムの歪みとズレが妙にニューロな昂ぶりをかもし出していて、踊っているうちにメンヘルになりそうです。4月に来日するそうです。

GNAW: THIS FACE

アラン・ドゥービン(元KHANATE)、ジェイミー・サイクス(元BURNING WITCH)、カーター・ソーントン(ZASHIKI WARASHI、ENOS SLAUGHTER)、ジュン・ミズマチ(元IKE-YARD)、ブライアン・ベアトリスによる新バンドがデビュー・アルバムを発表。これは凄い。

ドゥービンの地獄からの喚き呻き嘶くヴォーカルとひきこもりニートの遺書みたいな歌詞は健在。「お前以外はみんな彼女いるんだよ」とか。地べたを這いずり回るギター・ノイズとエレクトロニック・ノイズがねっとり絡みつき、不快を極めたカタルシスが嘔吐を催します。ロックっぽいリズムの「Talking Mirrors」、飽和ノイズの「Shard」など曲スタイルがけっこう多彩で、それでいて音楽性の焦点が陰湿なヘイトに絞れているため、雑多に感じさせません。

ジュン・ミズマチはニューヨーク在住の日本人ミュージシャンですが、『パーフェクト・ストーム』捏造を訴え続ける冒険野郎・ヨットマンの冨澤誠氏と一緒に鬼太鼓座のライヴを見て、「これだあ、、、これは凄い、、音楽だ、、俺はトミさん決めました音楽屋になります」と言ってミュージシャンになったそうです。冨澤氏のサイトには”凶の偶然21″として、「アメリカ人作家が『パーフェクト・ストーム』で捏造行為を行ったら9.11テロ事件が起こった」という驚愕の事実が記されています。

GNAWのアルバムを聴きながらこのサイトを読んでいると、相乗効果で精神的にかなり来るものがあります。内蔵にもどんよりとしたものが溜まります。おすすめ。

【メモ】押さえねばならないレコード/CD

SLOTH: XV

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おなじみSLOTHの結成15周年LPが出ました。

送料とかの関係もあって、3枚入手したのですが、昨日の午後に届いたのを見たら、ジャケットが手作りで全部異なっていました。これを100枚も作ったのか。

左から#16、#21、#41。

ちなみに#1~#10はSLOTHの総帥Domの友人でBEAUTY PAGEANTを率いているDerek Erdmanが担当したそうです。Derekはサイトで「SLOTHは日本で神格化されている」と書いていますが、それはちょっとどうかな。

中身は15周年だからといってはしゃぐことなく、反復アンビエント・ドゥームっぽい2曲と、嫁さんが歌う童謡みたいなの1曲。真面目なのか不真面目なのか、音楽を安直に二分化することの不毛さを感じさせる作品です。

SLOTHのDomから直接レコードを買うと、いつもオハイオ州でチェーン展開しているピザ屋Zeppe’sのピザボックスに入って送られてきます。まとめて箱だけ入手しているのでしょうか。

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そんな感じで海外通販をしていたら、クレジットカード会社から電話があって、何者かが今朝未明から僕のカード番号を使ってアップルストアを含む複数箇所で不正利用しようとした痕跡があるのでカードをいったん潰して再発行すると言われました。げー。

2009-03-06

みなさん、Borisの2枚組ブートレグLP『SMILE, LIVE IN PRAGUE』はもう押さえましたでしょうか。

2008年5月9日、チェコのプラハPalace Akroplisで録音された425枚限定アナログ・オンリーのブートレグ。僕も注文しましたが、まだ現物は手にしていません。

届くまで2月28日アトランタScion Rock Festを聴きながら待ちます。演奏音質どちらも良いです。

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PETER PAN SPEEDROCKとBATMOBILEのスプリットCD、アマゾンだと長らく「一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。」が続いていて、どうせ二度と入荷しないんだろうなあと思っていたら、突如「出荷しました」メールが来ました。いやまあ自分で購入クリックしたんだから、出荷したからといって驚くなよというのが正論なのですが。

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ケニー・ウーデンボガードはKenny Uytenbogaardtというスペルだそうです。

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ところでこの株式会社エス・ピー・ネットワーク福岡支社長 兼 広島営業所長の高森一誓さんという方は梶原一騎先生のご子息でしょうか。目のあたりが似ている気がします。

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手塚治虫&酒井七馬『完全復刻版・新寶島』豪華限定版、ちょっと欲しかったけど、高いし僕なんかより必要としている人がいるだろうし…と躊躇していたら、さっさと売り切れの様子。既に転売業者が跋扈しています。

2009-03-05

出演決定。

MELVINS @フジ・ロック・フェスティバル09

まだ何日目に出演するか知りません。たぶん単独公演はないと思いますが、それも知りません。

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写真家のアントン・ペリッチに電話ショート・インタビューをしました。ポール・モリセイとは今でも連絡をとりあっているそうです。

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目が乾いて、シャキッとしなければならないので、カフェイン爆弾を投下。

相変わらずよくわからないので中国の怒江流(ヌージャンリュー)とルワンダのミビリッチというのを買ってきました。

中国の雲南省の少数民族が作っている怒江流コーヒーと、ルワンダで1994年にフツ族がツチ族の村人2,000人を虐殺したミビリッチのコーヒーというと、フェアトレードとか大丈夫なんだろうかという考えが浮かぶのは偏見でしょうか。

Phil Lynott Live – The Irish Mail On Sunday

去年12月にアイルランドの新聞『The Irish Mail On Sunday』に付けられたオマケCD。

万が一のことがあるので一応押さえましたが、まあ予想通りTHE THREE MUSKETEERS『LIVE IN SWEDEN 1983』とGRAND SLAM『LIVE 1984』(今はこれで聴けるのでしょうか?)というZoom Club Records音源を混ぜただけでした。

新聞のオマケでタダで付いてくるならいいけど、わざわざ単体で海外から輸入する身にもなってくれよな!>< イーベイだと供給過多で1.99英ポンドとかで売られていますが、送料がかかるし。

あと最後にJESTERという知らないバンドの曲が5曲入っていますが、まだ聴いていません。後で聴きます。

そういえばZoom Clubってとても微妙な音源をたくさん出していましたが、いつの間に廃業したのでしょうか。

IN FLAMES / LAMB OF GOD / UNEARTH @赤坂ブリッツ

僕の頭の中では「LAMB OF GOD+αのライヴ」ということになっていました。でもUNEARTHもいきなり高テンションだったし、トリのIN FLAMESは1曲目は音が薄いと思ったけどすぐに慣れたので、文句なしに楽しむことが出来ました。

各バンドの開演が19:00、19:50,21:00 – 終演2200と、まるでストップウォッチで測ったかのごとき正確さ。誤差はせいぜい2分でした。こんなところにプロを見た!

『WRATH』は米ビルボード誌チャート初登場2位だそうです。

スウェディッシュ・ジョークの数々

  • 「みなさんこんばんは。DARK TRANQUILITYです。うそ。SOILWORKです。…ごめんなさい。本当はARCH ENEMYです」
  • 「今日は対バンしてくれたみんな、有り難う。DARK TRANQUILITY、SOILWORK、ARCH ENEMY…(中略)あとSTITCH。それからABBAにも感謝。ABBAは大ファンなんだ。『Final Countdown』とか大好きだよ!」
  • 「お前ら静かすぎ。これはヘヴィ・メタルなんだぜ。X JAPANのライヴなんかじゃない」

帰りにしろくまでジンギスカンを食べました。

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正式発表間近。遂に再来日決定!

3/5(木)0:00 公開厳守だそうですが、フライングしてバラす人がまたいるんでしょうか。

→ と思ったら、早速バレてますね。はぁ。

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パソコンを新しくしてATOK 2008を試用してきましたが、試用期間が過ぎたのでダウンロード購入しました。なにかとお金がかかって困ります。

sHEAVY: THE MACHINE THAT WON THE WAR

2007年のアルバム。いずれ買おうと思っていたら初回1,000枚DVD付き限定盤が市場から消え去りつつあるsHEAVY新作。急いで押さえました。アマゾンでは「一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します」とありますが、たぶん死ぬまで在庫切れなので、よそで探した方がいいと思います。海外通販では比較的まだ見つかるのではないでしょうか。こっちにも書いたけど、6曲目「Rings Of Saturn」はブチッと音飛びするのが仕様だそうです。7″「Dallas Tarr」でも音飛びしていたし、音飛びの星の下に生まれたのでしょうか。サウンドはオジーSABBATH路線ですが、オジーSABBATHはこんなに元気ではないです。ファースト・アルバム以来となる自主レーベルDallas Tarrからのリリース。コンスタントに良い作品を出しているので、これからも頑張って欲しいです。

DVDにはライヴ本編以外にオマケで2007年2月27日、TV番組『Out Of The Fog』に出演したときの「Rings Of Saturn」「Kill Queens Go Disco」スタジオ・ライヴ(なんか本編より音声が小さい)、それからいろんな画像のスライドショーが収録されています。

脱退したドラマー、レン・スクワイヤーズがやっているGELATINOUS RESIN。sHEAVYと全然違う…。

2009-03-03

NO MUSIC NO LIFE = この曲が終わったらお前は死ぬ。

NO WOMAN NO CRY = 女さえいなければ、泣かずに済む。

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メモ。NIRVANAライヴ日程。

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NUCLEUSのイアン・カーが2月25日に亡くなったそうです。70年代に癌、その後も鬱病やアルツハイマーを患い、最初の奥さんも出産時に亡くなるなど、苦闘の人生を送りながらも、ブリティッシュ・ジャズ界で活躍した人でした。

モーホ好きな殿方へ

1月19日にも書いたスパニッシュ・スラッジ・ドゥームの雄MOHOが限定12″を出しました。タイトルはありませんが、便宜上『EL SEGADOR EP』と呼んでおきます。

新曲「El Segador」とアルバム『CHOTACABRA』からの「Gargantor」、それからCELTIC FROSTのカヴァー「Into The Crypt Of Rays」という全3曲入りで、そのうち2曲はFuck The Sun Recordsのマイスペで聴けますが、すごく良いです。大音量で聴くと重低音剛球ドゥームに腰骨が砕け散ります。

けっこうな豪華仕様で、ロゴくり抜きジャケットに重量盤ゴールドビニールアナログ12″の限定500枚。

ところでこのMOHOって2005年にイギリスでCHURCH OF MISERYと対バンしたことがあるんですね。

…しかしさっそく1枚余ってしまったわけですが、どなたか里親になっていただけませんでしょうか。例によって儲けはないです。新品でxxxx円ぐらい+送料で引き取って可愛がって下さる方、mail@yamazaki666.comまでご連絡お願いします。

FIVE FINGER DEATH PUNCH: THE WAY OF THE FIST

ド低脳体育会系メタルの新星、本国アメリカでは2007年7月にリリースされたデビュー・アルバム。

去年夏にSLIPKNOTがトリの全米Mayhem Tourに参加しましたが、日本盤が2月18日に出たのでようやく聴きました。SHM-CD仕様でビデオ3曲入り。

頭蓋骨の中まで筋肉で出来ているかっちょいい演奏に加え、歌詞が秀逸です。

「かかってこいマザーファッカー!ワン・ツー・ファックユー!」

「嘘!流血!絶叫!が俺を引き裂く!憎しみ!殴打!終わりだ!大惨事!」

「殴れ!燃やせ!壊せ!殺せ!ファックエムオール!」

多く見積もって偏差値は30ぐらいです。ただ、ド低脳体育会系メタルではDROWNING POOLとかSALIVAよりも日本人にしっくり来そうなサウンドかも。アルバム後半でちょっと息切れするあたりも体育会系。

なお「The Way Of The Fist」ミュージック・ビデオでは、かつて佐々木健介も出場したことのあるグラディエーター・チャレンジの映像も使われています。健介は出てきませんが。

ちなみにアルバム完成後、去年アリス・クーパーと一緒に来ていたギタリストのジェイソン・フックが加入したそうです。

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無断リンク。エレクチオン

力、力〒工・・・

AWAの帝王バーン・ガニアがアルツハイマーで治療中の老人ホームでルームメイトの97歳の老人を殴って、そのまま死なせてしまったそうです。

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2月18日にスヌークス・イーグリンが亡くなったことを知りました。レパートリーが1,000曲を超えるとかライヴ後、目が見えないのに自分で車を運転して帰ったとか、現代を生きながらさまざまな伝説を残したブルースマンでした。

大女ローパー

シンディ・ローパーといえばリッチー・コッツェンのガンダム・トリビュートCD『哀戦士Z×R』に不参加。事情を知らずにCDを買った人は突然シンディ・ローパーが謝っている紙っぺらが入っていて困惑したと思いますが、「ガンダムを知れば知るほど、その奥の深さ、複雑さが分かってしまったんです。本当にもっともっと時間が必要でした。でもこの次に出るガンダムのCDにはぜひと思います」という実に大人なメッセージにも関わらず、未だに第2弾は出ていません。

一方リッチー・コッツェンはブックレットでは「このアルバムを、愛する者のために宇宙で戦死した彼らに捧げたい」と記しながら、インタビューでは「え?誰がそんなこと言ってるの?俺?マジ?はーはっは」と、なんだか大人げない無関心ぶりを見せていました。Mr.BIG再結成に声がかからないのも、その大人げなさによるものかも知れません。

で、シンディ・ローパーはガンダムのことなど完全に忘れているかと思いますが、では何をやっているかというと、資生堂マキアージュのCMソングとして「ハイスクールはダンステリア」をクラブ・ミックスでセルフ・カヴァーしているのでした。10年ぐらい前にも「ヘイ・ナウ~♪」とか新パートを交えながらセルフ・カヴァーしていました。アラフォー女性ファンやクライアントのニーズをふまえた大人の対応は、さすが生き馬の目を抜くアメリカのショービジネスで常に第一線を歩んできただけあります。

最新リミックス・アルバム『シンディ・ローパー・フロア・リミキシーズ』おまけDVDには「ハイスクールはダンステリア」クラブ・ミックスのビデオ・クリップが収録されていますが、さすがに55歳なので白塗りメイクが強烈で、ミック・マーズみたいです。彼女の後ろをAsian XXXなダンサーが踊っています。

ライナーノーツを書いているのは宇川直宏氏ですが、自称メディア・レイピストのわりに実にわざとらしく彼女のことを褒めちぎっていて、仕事の幅が広いのも納得の大人っぷりです。

ところでいつの間にか邦題が「ハイスクールはダンステリア」ではなくて「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」となっていました。いつからかは知りません。 

でもやっぱりシンディ・ローパーは大人の女=大女だよね!わたし残酷ですわよ! ←流行らなかった

しゅびどぅわ

「Revolution」10分ヴァージョンって、ビーヲタが作ったのではないのですか。

かつて天龍源一郎と阿修羅原のタッグ「レボリューション」のジャンパーの背中に「We all want to change the world」と書いてありました。