The Rory Gallagher Story(メモ)

イギリス時間の4月16日(土)21:30~、『BBC2』ラジオの1時間枠でロリー・ギャラガー10周忌特番『The Rory Gallagher Story』が放送されました。

ナレーションはゲイリー・ムーア。

短い番組でしたが、きちんとロリーの生涯のツボを突いていて、よく出来ていました。

インタビューも生前のロリーと何らかの関わりがある人で、無関係のスターが出てくることもなかったです。

ロリーがザ・スミスに与えた影響をジョニー・マーが具体的に挙げているのは目からウロコでした。

(1999年に彼にインタビューしたことがあり、その際にもロリーへの傾倒について熱く語っていましたが、具体的にリフの類似を挙げたのはビックリでした)

注文をつけるならば、もっと熱いロッカーとしてのロリーについても触れて欲しかったです。

ゲイリーはトチることもなくナレーションをこなしていましたが、それよりも自分とロリーの交流について話しているほうが生き生きしていました。

ストリーミングで聴いて、ダウンロード出来なかったので、以下のとおり内容をメモっておきます。

細かいところが間違っているかも知れませんが、ご容赦のほどを。

●オープニングは「クレイドル・ロック」

●出生と少年時代。ロイ・ロジャースなどアメリカのミュージシャンから影響を受ける

●アメリカのラジオ用に収録された、未発表インタビュー(70年代?)

●「ゴーイング・トゥ・マイ・ホームタウン」断片

●ロリーの初期のバンドTHE IMPACTの未発表ライヴ音源!

●ゲイリーがロリーとの出逢いについて語る。14、15歳のとき

 対バンのときは弦が切れたときお互いのギターを貸しあった

●「ホワッツ・ゴーイング・オン」断片

●ブライアン・メイのコメント

 ロリーみたいな音を出したかった。ダラスのレンジマスター・トレブルブースターとVoxのAC30を使っていると教えてもらったが、全然似なかった

●ロリーのテイストでの活躍。第1期テイストにも言及

●ワイト島でのライヴMC断片

●テイスト解散、ソロに

●『ロンドン・マディ・ウォーターズ・セッションズ』にゲスト参加

●ジョージー・フェイムが「ロリーは緊張していた」と証言

●ソロ・バンド結成、相棒ベーシスト、ジェリー・マカヴォイとの出逢い

●ジェリー・マカヴォイは自伝『Riding Shotgun』を刊行予定

●名盤『ライヴ・イン・ヨーロッパ』発表

●「メッシン・ウィズ・ザ・キッド」の断片

●アイルランド民謡への傾倒

●ロニー・ドリューとの出逢い

●マーティン・カーシーとの出逢い、いろんなチューニングに魅了される

●ジョニー・マーもロリー信者

 13、14歳のときに『ポリドール』のサンプラーを買って、初めてロリーを聴いた

 普段は大人しいのに、アンプにプラグ・インすると火に包まれるのに驚いた

 『デュース』を買って、レコードにあわせてコピーした

●ザ・スミスの「ホワット・ディファレンス・ダズ・イット・メイク?」のリフは「シークレット・エージェント」からの影響

 「ハンサム・デヴィル」のリフは「シャドウ・プレイ」からの影響

●ブライアン・メイも「タイ・ユア・マザー・ダウン」のリフは「モーニング・サン」からの影響とカミングアウト

●ボロボロのストラト秘話。コークのCrowley’s Music Centreで入手した

 店主の談話

 ステージで汗かきまくりだったので塗装が剥げた

●ジャック・ブルースの談話

 ブルースとケルト音楽を融合させたエモーショナルな音楽を評価

 スコッティッシュのジャックとアイリッシュのロリーは共有するものがあった

●「アイ・ワンダー・フー」の断片

●「バーリイ&ザ・グレープ・ラグ」の断片

●自らの『Capo Records』設立

●健康を害する

 処方薬のせいで、ただでも引っ込み思案だったのに更にひきこもりに

●ドナル・ギャラガー談話(それまでも何度か談話している)。医者への不信感

●ゲイリー談話。

 BBMの頃、ロンドンのコンラッド・ホテルでロリーに久々に会った。ロリーはそのホテルに在住していた。

 一緒に飲んで、サンドイッチを食べた。部屋でギターを見せてもらって、一緒に弾いた

 BBMで凄いメンバーと一緒にバンドを組んでいるゲイリーが羨ましい!と言った

 あといろいろ個人的なことも話に出たけど、この場では話すつもりはない

 最後に「大好きだよ」と言って抱き合って、別々の道を行った

 その後は一度電話で話しただけだった

●マーティン・カーシーも電話で、ロリーの体調が悪いと聞いていた

●ロリーの1995年オランダ・ツアーが体調のせいで途中でキャンセルになった

●肝臓移植手術をすることになった

●ロリー死亡、葬式

●エンディングは「ミリオン・マイルズ・アウェイ」

ロリー・ギャラガーの音楽に初めて触れる人には、やはりライヴ名盤3タイトルにボーナス・ライヴを加えた熱すぎる4枚組ボックス『LET’S GO TO WORK』がお薦めです。

死ぬほどかっこいいです。

MOTORHEAD『ACE OF SPADES』

3月7日の日記に、「子供の頃、イギリス英語に憧れたのはトミー・ヴァンスのおかげ」と書きました。

それから20年以上、彼の声を聞くことはずっとなかったのですが、彼の談話が入っているDVDが発売されました。

『クラシック・アルバム』シリーズのモーターヘッド『エース・オブ・スペイズ』編です。

聴かないと死んでしまうロック史上燦然と輝く超名盤のメイキングDVDですが、当時の関係者としてヴァンスがインタビューされているのです。

…あれえっ、こんな酒焼けしたおっさん声だったっけかなあ。

当時からこういう声だったのか、それとも20年の年月を経て変わってしまったのかは判りませんが、自分の中にイメージとしてあったヴァンスの声とまったく違っていたので驚きました。

もちろん声のとおりや発音はプロだし、ちょっとかすれた喉もかっこいいのですが、なんだか不思議な気分でした。

ちなみにこのDVD、最高です。

レミー、フィルシー・テイラー、ファスト・エディ・クラークを筆頭にいろんな人がインタビューされていますが、ミック・ファレンとデイヴ・ブロックの談話が入っていてオオオッ!となりました。

ライヴ映像もたくさん入っています。

黄金のトリオによるヴァーチャル再結成ライヴ(レミーとフィルシーがアメリカ、エディがイギリスにいるのを合成している)も感動!

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

で、なんでデンタル・ダムの話が出たかというと、デンタル・ダム愛用者のポーことプイ・ファン・リーが『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』に素顔で出ているらしいからなのでした。

もちろん見ていません。

飛行機で1作目は見ましたが、カーチェイスとか爆発とかがないし、怪獣とか女原始人とか殺人ロボットとかゴリラも出てきませんでした。

30過ぎの負け犬OLさんが「これってあたしみたい~♪」と共感をおぼえる映画なんだそうですが、ヒュー・グラントと青年医師にダブル求愛されたり転職したら突然テレビに出れたりするのは、全然あたしみたいではないと思います。

デンタル・ダム

2001年ぐらいの『Metrosexuality』というイギリスのテレビ番組で、テレタビーズのポーの中の人(プイ・ファン・リー)がレズ・プレイのときで使ってるので初めて知りました。

マン舐めとかアナル舐めをするときに、病気の感染予防のために使うシート(濡らしてぺたっと貼る)ですが、みんなこういうのって使ってるのでしょうか?

僕は一回も使ったことがないし、実物を見たことすらありませんが、不特定多数の相手とセックスする人なら必要なのでしょうね。

使っている方、使用感や味など教えて下さい。

Shut Your Mouth and Know Your Role

メガデスのところでジャブローニという語句を使いましたが、ご存じない方がいらっしゃったので、ここで簡単に説明を。

Jabroniはプロレス界のスラングで、”三下”とか”どサンピン”を意味する言葉です。

負け役を意味するJobber(=Jobをする人)をイタリア語風に呼んでみたもののようです。

たまに英語ではハゲBaldの人のことをBaldiniと呼んだり、なんだかイタリア風に呼ぶことがあるようです。

で、JabroniはWWEのザ・ロックの大活躍で広まった言葉で、「黙れどサンピン!」というようなとき「Shut your mouth, Jabroni!」と言います。

ただ、ネットで検索するとザ・ロック関連のサイトが多く出てきますが、実際にはもっと昔からあったようで(いつからかは不明)、”ストーン・コールド”スティーヴ・オースティンも使っていたのを記憶しています。

ところで映画『フェア・ゲーム』で刑事役のウィリアム・ボールドウィンが仲間の刑事たちに向かって「なあ、ジャブローニども」と言っていたような気がするのですが、記憶違いでしょうか。

この映画はシンディ・クロフォードが乳首透けタンクトップで疾走して背後でダイナマイトが爆発するというシーンしか覚えていないのです。

ブックオフで105円で買ったビデオが我が家にあるのですが、面倒臭くて見返す気になりません。

いつか仕事で必要になったら見返してみるかも知れません。

Teletubbies Say Eh-Oh!

えおー!

キッズステーションで『テレタビーズ』放映が再開されました。

今回は時間帯が08:30~と、朝起きてちょうど良い時間です。

だがしかし!これまで

イントロ「テレタビーズの時間だよ!」→CM→主題歌→本編

だったのが、

イントロ「テレタビーズの時間だよ!」→主題歌→CM→本編

になってしまいました!

主題歌の後にボイストランペットの「テレタビーズはどこ?」という決めゼリフから本編になだれ込むのが良いのに、CMが入ると流れが壊されてしまいます!

まあ放映を続けてくれるだけでも幸せではあるのですが、ちょっと気になりました。

ばばーい!

MEGADETH BLACKMAIL THE UNIVERSE WORLD TOUR 2005

メガデスのライヴを見に、川崎クラブチッタに行ってきました。

ステージ背後に神殿みたいなのが描かれていて、「UNEQUAL INJUSTICE FOR ALL」と書いてありました。

デイヴ・ムステイン本人がどう言おうと、少なくない数の観客がメタリカの『AND JUSTICE FOR ALL』を思い出すでしょうし、何だかイタイと思いました。

掲示板に「マーティ最高!」「ジュニア最高!」とか書かれてマジギレしたり、映画『Some Kind Of Monster』で半泣きになって「お前らにクビにされたせいで、今でも路上でガキどもから”メタリカRULES!”とかバカにされるんだ!お前らが20年前にアルコール・リハビリしろって言ってくれたら、こんなことにはならなかったんだ!」とラーズ・ウルリッヒに文句を言ったり、最近のムステインはどうもイタ過ぎる気がします。

まあ以前から『ラスト・アクション・ヒーロー』とか『スーパーマリオ』みたいなスチャラカ映画サントラに曲提供したり、ちょっぴりイタイ人ではあったのですが。

でも、ライヴはすごく良かったです。

『ザ・システム・ハズ・フェイルド』からの曲もCDよりずっと迫力があったし、数々のメガデス・クラシックスは当然最高でした。

難を言うならばムステイン以外のメンバーがジャブローニ揃いで、バック・バンドの域を出なかったことでしょうか。

ギターの奴(名前忘れた)は手堅くソロも弾いていましたが、「ハンガー18」「シー・ウルフ」みたいに白熱のソロ応酬が求められる曲ではジャブローニぶりを発揮していました。

そういえば1990年代の一瞬、メガデスが”メタル・ゴッド”の座に一番近かった時期がありました。

ジューダス・プリーストが休業中、ブラック・サバスのシンガーがトニー・マーティン、アイアン・メイデンのシンガーがブレイズ・ベイリー、メタリカが『LOAD』(僕は好きだけど王道メタルからは距離があった)という頃、『クリプティック・ライティングス』前後の彼らは「メタルは死んだ」と言われるなか孤軍奮闘、輝いていたと思います。

フェアウェル・ツアーと銘打たれたステージを見ながら、もう二度と戻らないそんな時代のことをふと思い出しました。

Blackmail The Universe

Set The World Afire

Skin O’ My Teeth

The Scorpion

Wake Up Dead

In My Darkest Hou

She-Wolf

Something I’m Not

Angry Again

A Tout Le Monde

Die Dead Enough

Trust

Of Mice and Men

Kick The Chair

Hangar 18

Return To Hangar

Back In The Day

Sweating Bullets

Tornado of Souls

Symphony Of Destruction

Peace Sells (inc. Paranoid)

Holy Wars

ORANGE SUNSHINE『HOME ERECTUS』

オレンジ・サンシャインのファースト・アルバム『サイケデリック』日本盤が出ました。

『リーフハウンド・レコード』あいかわらず良い仕事をしています。

ブルー・チアー系のモンスター・サイケ・ロックで、巨人に延髄をつままれて引っ張り上げられるような浮遊感、鼻血が出る直前の鼻の奥がツーンとくる平衡感覚の揺らぎ、すべてが凄いです。

聴くと頭がバカになります。

受験生や妊産婦は聴かないほうがいいかも知れません。

『LOVE=ACID SPACE=HELL』も最高なので、まだの方はぜひ。

そういや、このバンドのGuy Tavaresがこんなことを言っていました。

「オランダが自由な国だって?違う、その正反対だ。確かにオランダではマリファナも売春も同性結婚も空き家の占拠も合法だ。でもそれは、すべて政府がギチギチに管理している。日本ではどれも非合法だから、国民が勝手に出来るだろ?だから日本の方が自由だよ」

「動物を食べるのは仕方ないと思う。でも狭い場所に牛や鶏を詰め込んで、工場みたいな流れ作業で殺していくのは彼らの尊厳を踏みにじっている。俺はそれには耐えられない。だからベジタリアンなんだ」

ヒッピーとヘッズとオランダ人発想のハイブリッドな考えの人で、面白かったです。

http://www.leafhound.com/

http://www.motorwolf.nl/

SYSTEM OF A DOWN『MESMERIZE / HYPNOTIZE』

システム・オブ・ア・ダウンの新作から8曲を聴きに行ってきました。

いわゆる試聴会というやつです。

2枚のアルバムを5月と秋に時間差リリースするというもので、

「Cigaro」「B.Y.O.B.」「Question」「Revenga」「Attack」「Kill Rock And Roll」「Hypnotize」「Lonely Day」という8曲を聴きました。

「B.Y.O.B.」が『MESMERIZE』に入るということは決まっていますが、どの曲がどっちのアルバムに入るかまだ判りません。

聴いた印象は、とにかく凄いッ!!!!

こんな凄い曲がアルバム2枚ぶん続いたら死ぬかも。

アイアン・メイデンがアルメニア人になって最初の3枚の一番凄いところを集めたアルバムを作ったら、こうなるかも知れません。

完パケを聴くまで予断を許しませんが、2005年ベスト・アルバム候補いやさ21世紀(2001~2005年ね)ベスト・アルバム候補となる可能性大です。

とりいそぎ、ここで2曲を聴けます。

「Cigaro」

http://www.sonymusic.com/clips/selection/fu/090648/090648_01_01_full_ref.mov

「B.Y.O.B.」

http://www.systemofadown.com/mediaplayer/byob/

CHARLOTTE HATHERLEY『GREY WILL FADE』

アッシュの紅一点シャーロット・ハザレイ姐のソロ・アルバム『グレイ・ウィル・フェイド』はイギリスではとっくに出ていましたが、日本盤の権利がなんだかゴタゴタしていました。

でも無事5月11日にソニー・ミュージックから出るようです。

ちなみに左側は東芝EMIのサンプル・カセット(TOCP-66375)、

右側はソニー・ミュージックのサンプル・カセット(SICP-775/776)。

サウンドの基本線こそアッシュっぽいものの、女の子っぽさを覗かせたりして、とても良いです。

ストーナー・ロックおぼえがき

stonerrock.comの通販部門All That’s Heavyで注文していたCDとレコードが到着しました。

オマケでCDオープナーが付いてきました。

CDのビニール封を開ける文房具で、けっこう楽しくて、うちにある未開封CDをたくさん開けてみました。

それにしてもAll That’s Heavyとは7年ぐらいの付き合いになります。

ちょうどMeteorCityがレーベルを立ち上げて、第一弾『WELCOME TO METEORCITY』を出した頃ですね。

それからシングルズ・クラブが打ち止めになったり、通販部門がstonerrock.comに譲渡されたり、いろいろ変化がありましたが、健在なのは喜ばしいことです。

これからも頑張って欲しいです。

役に立つかも知れないウェブサイトのおぼえがき。

http://www.vicdumonte.com 元KYUSSのクリス・コックレル。

http://www.tonytornay.com FATSO JETSONのトニー・トーネイ。着実に写真家キャリアを積んでます。

http://www.omvibratory.com OMサイト。

http://www.noquarter.net No Quarter Recordsサイト。

http://www.alonerecs.com Alone Recordsサイト。

http://www.gorilla-world.co.uk GORILLAサイト。

http://www.geocities.com/velcrolewis0000/home.html VELCRO LEWISサイト。

Fleetwood Mac『Mr. Wonderful』

(Blue Horizon 7-63205)

ピーター・グリーン、ミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィーのサイン入りイギリス盤オリジナルLP、しかもマトリックスA-1/B-1です。

この3人のサインが1枚のLPにあるということの重要性は、ファンの方ならお判りかと思います。

ちょい自慢してみたかったのです。

しかし不思議なことがあります。

この盤はB面マトリックスが「7-63205 B-1」と活字で印字されているのですが、もう1枚持っている『ミスター・ワンダフル』イギリス盤LPではマトリックスが手書きで彫られているのでした。

我が家のレコードプレイヤーでは比較しても音質の違いは判りませんでしたが、同一マトリックスなのにスタンパーが何種類もあるという例はよくあるのでしょうか?

これは別マザーを元に作られた2種類のスタンパーの、それぞれのオリジナル・プレス盤と考えれば良いのでしょうか?

なにぶんマトリックスがどうとかいう概念については初心者中の初心者なので、首を傾げるばかりなのです。

ご存じの方、ぜひぜひご教示ください。

Otis Spann

『ブルー・ホライズン』つながりでもう1枚。

オーティス・スパンの『The Biggest Thing Since Colossus』は初期フリートウッド・マックが全面参加(ドラムスのみS.P.リアリー)したアルバムですが、アメリカ盤LPのみジャケットが異なるのでした。

イギリス盤、そして数年前に出た日本盤CDはクワガタジャケットですが、アメリカ盤LP(Blue Horizon BH4802)のみスパンの写真なのです。

1997年だかに、ニューヨークの中古レコード店Bleeker Bob’sで買いました。

たぶんレア盤なので自慢したかったのですが、誰に見せても「ふぅーん」と興味なさげに言われるだけで、誰も羨ましがってくれないので寂しかったです。

ジャケットはともかく、ピーター・グリーンのギター・プレイが背筋がぞっとするぐらい凄い(ギタリスト:ピーター・グリーンとしてはたぶん最高傑作!)ので、ぜひ聴いてみて下さい。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000007UGB/stonersunshin-22

このアルバムからは「Walkin’」がシングル・カットされましたが、B面がアルバムとは別テイクの「Temperature Is Rising (98.8 Degrees F)」。

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(写真はオランダ盤)

B面曲はやはりボックス・セット『The Blue Horizon Story』で聴くことが出来ます。

ちなみに『ブルー・ホライズン』関連のデータは『Blue Horizon Records 1965-1972 / A Discography By Leslie Fancourt』(Retrack Books)をネタ本にしています。

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1992年に出た本で、タイプ打ちの自主制作本みたいですが、今でも十分に使用価値のある内容です。

Champion Jack Dupree

チャンピオン・ジャック・デュプリー『When You Feel The Feeling You Was Feeling』を中古盤屋で入手しました。

一時期イギリス在住だったデュプリーが『ブルー・ホライズン』レーベルに残した2枚のアルバムの片割れです。

(もう1枚は『Scoobydoobydoo』)

フリー結成前のポール・コゾフとサイモン・カーク、あとチキン・シャックのスタン・ウェッブが参加。

ずいぶん前から欲しかったのですが、マニアの多い『ブルー・ホライズン』からのリリース、しかも未CD化ということもあり、超絶プレミアが付いていて、まったく手が出なかったのでした。

しかし何故か1,200円でゲット!

オリジナル英国盤ではなくアメリカ盤(Blue Horizon BH7702)、盤質Bということもあるでしょうが、1,200円は下手するとひとケタ間違いという可能性すらある破格値です。

(たぶん。CD化とかされてないですよね?)

聴きました。とても素晴らしい内容で、泣きました。

コゾフも後のフリーを思わせる泣きのギターを弾きまくり。

ここのところ全然掘り出し物に出逢うことがなかったのですが、久々の大ヒットでした。イエーッ。

ところで、このレコーディング・セッションからはアルバム未収録の2曲がシングル・リリースされています。

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「I Haven’t Done No One No Harm b/w How I Doing It」(Blue Horizon 57-3140)

B面曲(スタン・ウェッブを大々的にフィーチュア)はボックス・セット『The Blue Horizon Story』で聴くことが出来ます。

トミー・ヴァンス死去

3月6日、イギリスのDJトミー・ヴァンスが心不全で亡くなりました。享年64歳。

先日「ジョン・ピールの功績は知識として知っているが、実際にラジオ番組を聴いたことがないからピンとこない」というようなことを書きました。

それに対し、僕がイギリスに住んでいた頃にラジオでトミー・ヴァンスの声はしょっちゅう耳にしていました。

BBCラジオの全英トップ40のパーソナリティであり、『フライデイ・ロック・ショー』のホストだった彼は、少年時代の僕にとって理想的な英語発音の持ち主でした。

「This week’s brand new entry… Thin Lizzy.」と淡々と、それでいて力強く曲を紹介するトークが今でも記憶に残っています。

僕の中で

イギリス英語>>>>>>>>>>>>>アメリカ英語

という前提があるのも、ピーター・カッシング、アレック・ギネス、ロジャー・ムーア、そしてトミー・ヴァンスからのスリコミだと思います。

Tourのことを「トー」と発音するのは、明らかにヴァンスからの影響ですね。

彼のトークはもう20年以上耳にしていないし、亡くなったからといって「ガーン!」「ショックだった」などと煽りたてるつもりもありません。

でも、少年時代の僕に「あんな風に英語がしゃべれたらいいな」と思わせた人物として、この場で感謝を表しておきたいと思います。

北国の帝王

体調がすぐれず精神的にも疲れが取れないため、ビデオで『北国の帝王』を見ることにしました。

無賃乗車に命を賭ける男vs鬼車掌の行き詰まる戦いを描いた物語です。

舞台は1933年、大恐慌下のアメリカ。

リー・マーヴィン演じるAナンバー1は無賃乗車のプロフェッショナルであるホームレス。

アーネスト・ボーグナイン演じるシャックは、無賃乗車を試みる者はハンマーでぶん殴って線路でまっぷたつという情け容赦ない鬼車掌。

そんな二人が列車上で鎖や材木でお互いをぶっ叩き、斧を腕にぶちこむ汗臭いバトルを繰り広げます。

1933年といえば『キングコング』の年ですが、法の目の届かないオレゴン州ではキップを買う買わないでこんな命懸けの男の戦いがあったのでしょうか。

なお、無賃乗車を男のドラマにまで高めたこの映画が作られたのは1973年。

ちょうど『庖丁人味平』連載開始と同じ年です。

趣味・生業をバトルにまで昇華させた日米作品が同時多発的に作られたのは、そういう時代の趨勢だったのでしょうか。

まあ『釘師サブやん』はその2年前なのですが。

というわけで元気が出たので、無賃乗車して車掌を殴ろうと思います。

残念ながらビデオは絶版、未DVD化。

中古をこまめに探しましょう。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005GPWL/stonersunshin-22

俺は無能なダメダメ人間なので早く死んだほうが世のためかもしれない

風邪で弱気になっているせいか、他人のほうが自分よりはるかに優れているように思えて仕方ありません。

  • 昨年ジョン・ピールが亡くなりました。

彼が自分の番組に数多くの新人アーティストを出演させ、その中から少なくない数のスターが巣立っていったことは知識として知っています。

ケン・ガーナーの『In Session Tonight』も読みました。

ただ、ピールがDJをつとめる番組、そして生声を聴いたことがないので、その功績にピンと来ないのです。

ジェフ・ベックのTAKRLブートレグに入っていたMCが彼のものだったかな?というぐらいで(違ったかも)。

でも昨年彼が亡くなって、あちこちのサイト(日本語)で「ガーン!」「ショックだった」などと書いてあるのを見ました。

そういう人たちは、きっと僕なんかの知らない手段でピールのラジオ番組をチェックしていたのでしょう。

まさか一連の『ピール・セッション』CDでしか彼を知らない人が、そんなショックを受けるわけがありませんからね。

  • 先日ハンター・S・トンプソンが亡くなりました。

彼がゴンゾ・ジャーナリズムの先駆者であり、アメリカのジャーナリズムに多大な影響を与えたらしいことは知識として知っています。

でも、トンプソンの文章って一度も読んだことがないのです。

『ラスベガスをやっつけろ』ですら読んでいないので、いろんな雑誌記事など当然読んでいません。

それにゴンゾ・ジャーナリズムの先駆者といっても、他にどんな人がいるのかも知りません。

でも今年彼が亡くなって、あちこちのサイト(日本語)で「ガーン!」「ショックだった」などと書いてあるのを見ました。

そういう人たちは、きっと英文の彼の雑誌記事などをチェックしていたのでしょう。

まさか現在唯一邦訳が出ている『ラスベガス’71』でしか彼を知らない人が、そんなショックを受けるわけがありませんからね。

それにしても映画版『ラスベガスをやっつけろ』を見ると、この人いったいいつ原稿を書いてるんだろう、という気がします。

あんな状況下で第三者が楽しめる記事を書けてしまうというのは凄いことだし、現在でも多くのファンがいる理由なのかも知れませんが、僕のような小者はちょっと風邪をひいただけで原稿を書けなくなるので、とうてい敵いません。

  • 先日、古雑誌でアパートの床が抜けるという事件がありました。

僕も資料を必要とする仕事だし、古雑誌や古本はそれなりにありますが、幸い床が抜けるほどではありません。

住んでいるマンションも手狭ではありますが、なんとか寝る場所は確保されています。

でも、あちこちのサイト(日本語)で「他人事ではない」などと書いてあるのを見ました。

きっと皆さん、よっぽど膨大な量の資料をお持ちなんでしょうね。羨ましいです。

  • 今年の初め『ビニール・ジャンキーズ』についての感想をブログに書いたせいで、キーワード検索でやってくる方が増えてきました。

とても面白い本だったので、僕も感想など書いてあるサイトをあちこち訪れてみました。

あちこちのサイト(日本語)で「他人事ではない」などと書いてあるのを見ました。

きっと皆さん、毎日すごい数のレコードを買っているんでしょうね。羨ましいです。

僕も生活に悪影響を及ぼすぐらいの金額をレコードやCDに費やしていますが、まだまだ欲しいものは山ほどあるし、ましてやオリジナル盤やマトリックスA1/B1なんてまったく無縁の世界です。

みんなお金持ちでいいなあ。僕は貧乏です。

最後に『In Session Tonight』のおまけCDがどっかに埋もれて見つからないんだよクソッ。

おこづかいは大事に使おう

WETの7″シングル「Eating Out Is Fun b/w Magic Forehead Vision」(Rise RR073)をゲットしました。

ご存じフランク・コジックがMan’s Ruin設立前にテキサスでやっていたレーベルRise Recordsからの第3弾リリースですね。

(第1弾はJESUS CHRIST SUPERFLY、第2弾はMONOMEN)

サウンドはワイルドでガレージィなギャルパンで、ルナチックスっぽい印象も受けます。

当時ライヴを見て、そのおみやげとしてシングルを買うなら良いのでしょうが、今更海外通販して買うほどのものではありませんでした。

けっこう楽しめるのは事実なのですが。

ギター兼ヴォーカルのLaurie Es(本名Sternberger)はWETを経てKRAVEを結成、現在ではデザイナーとして頑張っているようです。

http://www.armadillicious.com/

SOUR VEINのアートワークも彼女なんですね。

おこづかいは大事に使おう

Ebayで落札したLOTUS EATERSのLPが届きました。

オレンジ盤100枚+黒盤200枚のうち、黒盤のほうです。

中身は良かったけど、やはり高かったよ。

(^д^)ハハハ

実写版『ドカベン』

実写映画版『ドカベン』を見ました@阿佐ヶ谷ラピュタ

あちこちで語られ尽くしている作品ゆえ詳細は割愛します。てきとうにググってみて下さい。

賢明なる読者諸君ならご存じのとおり、この映画は新生・明訓高校野球部が始動して、さあ試合だ!と思ったら

「かくして新生・明訓高校野球部は始動したのだった   完」

と終わって観客を唖然とさせます。

そんな虚無感ただようエンディングも秀逸だったのですが、あの路線で続編・続々編も作っていただきたかったところです。

はたして里中、不知火、雲竜、犬飼兄弟などのライバルたちは実写だとどうなっていたか?

もしサーガ化したら犬神の腕が伸びるカラクリも実写化して欲しかったです。

吉良高校の南海権左は当然ながら釈尊会の小野会長。

そしてマッハ文朱演じる夏子はんが借金のカタにどっかの男の子を妊娠!

ドラマの途中で突然終わるこの映画ゆえに、登場キャラの設定もかなりずさんです。

新監督・徳川家康を演じるのが原作者の水島新司だったのはいいとして、ガリベンの大河内君は何故ただの酔っ払いの男ドブスを連れてきたのか?

川谷拓三演じる殿馬はどう見ても30過ぎのおっさんなのに、なぜ高校生のふりをしているのか?

そんな疑問は明かされることはありません。

谷口ジロー版の『餓狼伝』で、空手界の猛者のはずの姫川が”セックルしながら電話しているだけの人”となっているのに通じるものがあります。

なお一緒に行った人が

「山田は賀間くんと”怪我が治ったらまた勝負しよう!”とさわやかに握手して、妹の洋服までもらったのに、その数日後に野球部に加入するのは薄情」

と言っていましたが、山田は先輩に対する陰湿なあてこすりが多かったり、あまり善人ではないので、そんな裏切り行為など屁でもないでしょう。

それに賀間は後に甲府学院で野球に転向、山田と再び対決するので問題なしです!

ところで全48巻中、最大の強敵・土佐丸高校との対決に山田・岩鬼・里中・殿馬の少年時代のエピソードが交錯、感動のクライマックスを迎える31巻が最高傑作だと思いますが如何なものでしょうか。