朝『スーパーモーニング』でやっていた韓国の”扇風機おばさん”ハン・ミオクさん、とても気の毒に思いました。NFLのウィリアム・ペリーも”冷蔵庫おじさん”と呼ばれましたが、かなり事情が異なりますね。全快を祈っています!
ノアぷ~
『ノアだけはガラガラPart51』スレから勝手に引用 ↓
621 名前: お前名無しだろ  Mail: sage 投稿日: 09/04/12(日) 03:10:49 ID: hqqS2ECj [ 0 ]
ジャージでいきなり小橋登場。
豪腕を握り、「 みなさん!!」
「のあぷ~始まります」
たこ焼き屋のCM開け
2008.816 ROH シカゴ
オブライトX潮崎
2009-04-11
JEFF BUCKLEY: GRACE AROUND THE WORLD
6月3日に日本盤が発売となるジェフ・バックリーのDVD『GRACE AROUND THE WORLD』試写会に行ってきました。
日本盤DVDは本編『GRACE AROUND THE WORLD』とドキュメンタリー『AMAZING GRACE』をカップリングした2枚組。
アメリカ盤は、
- 本編だけ
- 本編DVD+本編CD 2枚組
- 本編DVD+本編CD+『AMAZING GRACE』 3枚組デラックス・エディション
という3仕様が出ます。
本編はタイトル通り世界各地で行われたTV映像(スタジオ・ライヴ中心、一部ライヴ会場もの)を集めたもの。1994年11月~1995年3月までの映像で、デビュー・アルバムを出したばかりでこんなにTV出演をしていたというだけでも改めて驚かされます。TVスタジオ・ライヴという性質上、『LIVE IN CHICAGO』と較べるとこぢんまりしていますが、そのぶんパーソナルな表情が出ていて良いです。
『AMAZING GRACE』は2004年に制作、2007年にDVDが出ると発表されましたが、いつの間にか話が立ち消えになっていたもの。友人だったクリス・コーネルがジェフの妥協のないアーティスト性などについて語っていて、彼が『SCREAM』を出した今になって見てみるとちょっと可笑しいです。セバスチャン・バックも雄弁にしゃべりまくり、ライヴで「Eternal Life」をやる映像も収録しています。61分と短いけど単体で劇場公開を前提として作られた作品なので、ようやくDVD化されたのは喜ばしい限りです。
押さえるとしたら日本盤2枚組かアメリカ盤3枚組のどちらか、値段の安い方でしょうか。リージョンとかどうなるか判りませんが。
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試写会の後に有楽町。ポールさんとジョンさんと焼鳥屋に行きました。その後ガード下のアンディさんの居酒屋に行きました。
THE ATOMIC BITCHWAX: TAB4
元COREのフィン・ライアンが加入して2枚目のフルレンス。かっこいいです。
ヴォーカル・ハーモニーが気分爽快なアップテンポ・ナンバー「Daisy Chain」「Don’t Do It」「Run」、シングル向きの「Sometime Wednesday」など、ありったけのド迫力と歌えるフックが炸裂。
スピード感とかは別として、THE ATOMIC BITCHWAXってこんな良い歌メロを書くバンドだっけ?と、気づかなかった自分自身に顔面パンチを食らわして、顔を洗って、これから過去の作品を聴き返してみます。
PINK FLOYDの「Interstellar Overdrive」はもうひとヒネリ欲しかった気もするけど、不満というほどでもありません。
MeteorCity盤のジャケは『2001年宇宙の旅』へのオマージュ。
TeePee盤はジャケと曲順を変え、リマスターしています。でも音質は区別が付きません。音自体は同じなので、どっちでも良いから押さえて聴きましょう。
オマケ的な「Pawn Shop」を序曲とするかエピローグとするかでアルバム全体の印象がかなり異なります。どっちが良いとは一概に言えませんが、僕はどちらかといえばMeteorCity盤の曲順が好きです。
左:MeteorCity盤CD(初回1,000枚限定) / 中:『2001年宇宙の旅』DVD(ジャケ元ネタ) / 右:TeePee盤CD(再発)
SUNN O))): MONOLITHS & DIMENSIONS
4月6日にひきつづき、SUNN O)))のニュー・アルバム『MONOLITHS & DIMENSIONS』を聴いてきました。まだまだ圧倒されるばかりで、冷静になど聴けないですが、ディテールが耳に届くようになりました。
追加感想も6日のほうに追記していきます。
特冊新鮮組DX 5月号
2006年2月からセミレギュラーで記事を書かせていただいている『特冊新鮮組DX』(竹書房刊)。最新5月号では「実録!サブリミナル事件File」を書いていて、増刊号では以前書いた「世界のSEX教団File」を再録しています。先月4月号では「特集KKKの系譜」を書きました。
音楽一辺倒でなくいろんな記事を書くことによって書き手として鍛えられるし、他の記事を読んで世間の動向を知ることが出来るので、とても勉強になります。特にグラビアアイドルや女子アナに関する知識はすべてこの雑誌で仕入れています。表紙の秋山莉奈という人、オシリーナと呼ばれるほどお尻が売りなのだそうですが、こんなに食い込ませてうんちが付いたりしないのか心配です。グラビア撮影後、ADが持ってかえったりするのでしょうか。というか撮影のときの若手はADとは呼ばないのかな。
橋富政彦さんというライターの人が毎号「世界の消えた秘宝伝説」とか「もうひとつのシンドラーのリスト」とかの記事を書いていて、いくつかの雑誌で同様の記事を書いていればそれだけでけっこう固い収入を得ているのではないかと推測しますが、ネットで検索してもサイゾーでの仕事がちょっと出てくるだけで、どういう人だかまったく判りません。傭兵ライターに徹しているのか、それとも誰かのペンネームなのか。とにかくこの職人ぶりはリスペクトです。今年の編集部新年会にいらしていたらしいけど僕が欠席だったので(ジェフ・ベックのライヴを見に行っていた)、お会い出来ませんでした。
DEEP PURPLE / YNGWIE MALMSTEEN @東京国際フォーラム
2009-04-07
自分の音楽体験を赤裸々に書こうと思ったけど、まとめる時間とかがないのでやっぱり中止。まあみんな興味もないでしょうし、別にいいですよね。ピャウ
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深夜、大久保のアジアスーパーストアー→日光食品でお買い物。
Pete Seeger: American Masters – The Power Of Song
ピート・シーガーのドキュメンタリーDVD『AMERICAN MASTERS – THE POWER OF SONG』を見ました。
2007年制作。88歳のシーガー自身が語り、薪割りまでこなします。
他にインタビューを受けているのはボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、ジョーン・バエズ、メアリー・トラヴァース、ピーター・ヤロウ、ボニー・レイット、アーロ・ガスリー、トニー・パクストン、ナタリー・メインズ(DIXIE CHICKS)。嫁・兄・息子・娘・孫も語っています。あとジョニー・キャッシュ、ビル・クリントン、ジョージ・パタキも。
すっごい田舎者なのかと思っていたら、マンハッタン生まれでハーヴァード大学で奨学金までもらっていたそうです。
赤狩りのせいで17年間テレビに出られなかったとか、ニューポート・フォーク・フェスの話とかも興味深かったです。
『The People’s Song Book』でシーガーやウディ・ガスリーと共に掲載されているフォーク歌手ハリー・ウッド(Hally Wood)、名前すら知りませんでした。恥。
SUNN O))): MONOLITHS & DIMENSIONS
来日公演を目前にして新作が到着。SUNN O)))史上最も作曲され、最も編曲されたアルバム。
不動のグレッグ・アンダーソン&スティーヴン・オマリーに加え、アッティラ・チハーとオーレン・アンバーチが基本メンバ-。それにゲスト陣が加わります。
『ORACLE』やASCENDをふまえた上で、新次元に突入。轟音ギター・ドローンはそのままに、いくつもの衝撃が襲います。出来るだけ情報はシャットアウトして向かい合うべきです。よって、内容に関してはあまり書かないことが正しいと信じます。もちろん最大限の効果を得るには最大限の音量で聴くべきです。
ただ、轟音うんぬんを超えて、21世紀において最も重要な音楽作品に近いアルバムのひとつであることを身体で感じました。
EARTH、CELTIC FROST、ENTOMBEDと並んでイアンク・ドゥミトレスクとジェラール・グリゼーをインスピレーション源として挙げているのが面白いです。
1曲目「Agharta」のスピーカーを揺るがす低音イントロに思わず身構えます。握りしめた拳が血色を失い、白くなっていくのが判ります。
「Agharta」は英語詞なのですが、アッティラの語りが現世から切り離された隔絶感を生み出します。Tunnel(トンネル)を”テューネル”と発音したり。
2曲目「Big Church [megszentségteleníthetetlenségeskedéseitekért]」イントロを聴いたとき、まさか!?と、全身の体毛が逆立ちました。
全4曲54分、「Alice」の最後の1音の残滓が静かにスッと消えたとき、自分の魂も抜け落ちるのを感じます。
今月の来日公演を成功させて、新作に伴うジャパン・ツアーも実現させて欲しいです。
5月29日発売。
ジャケット・アートワークはリチャード・セラの「Out-Of-Round X」(1999)。ちなみに
もっとネットを探せばあるかも知れません。ノラウマvsピストルのおまわりのバトルを思い出しました。
ノアぷ~はじまるよッ
『ノアだけはガラガラPart50』スレから勝手に引用↓
489 名前: お前名無しだろ  Mail: sage 投稿日: 09/04/05(日) 07:52:09 ID: lFNdfFzI [ 0 ]
おまえら、おはよう
っていうかだれもノアぷ~見てなかったんだな
かくいう俺もだが
今、起きて録画したのを再生した5分間のまとめ
いきなり三沢さんが色紙に筆で何か書きつける
それが「ノアぷ~」で三沢さんが笑いながら
「ノアぷ~はじまるよッ」とタイトルコール!!
「つ~いに始まってしまいましたノアぷ~」のナレーションとともに
今日の番組内容を説明、CMタイムに
一社だけスポンサーがついたみたい
大阪新名所!!道頓堀のど真ん中!!ノアの選手も食べにくるたこ焼屋
「クレオール」だそうですが、大阪に住んでる俺なのに、そんなたこ焼屋は
知らない
ど真ん中でたこ焼屋というキーワードになにやらドキドキだわ
499 名前: お前名無しだろ  Mail: sage 投稿日: 09/04/05(日) 08:42:23 ID: lFNdfFzI [ 0 ]
今オワタ
小橋の「京都大会きてください」とシャクティのようなアピール
グローバルタッグリーグの日程紹介の後に三沢さんの書いた色紙が
どアップになり「ぷ~」という気の抜けた効果音が流れておしまい
今までの番組全てがドッキリで「視聴した貴方は騙されますた」と
思わせるようなオチですた
金が無い中で必死につくったんだなぁというのは感じる
つべにうpする技術は無いので、信じるか信じないかは各自に任せる
まぁそういうこっちゃ
Punkspring’09 @幕張メッセ
SUM41 / NOFX / THE HIVES / BAD RELIGION / THE DAMNED / ザ・クロマニヨンズ / LESS THAN JAKE / 細美武士ほか / 9MM PARABELLUM BULLET / RISE AGAINST / MINDLESS SELF INDULGENCE / MADINA LAKE / MARKY RAMONE’S BLITZKRIEG
最初のknotlampは見逃しました。
NOFXの最後、ミュージカル『アヴェニューQ』の「Everyone’s A Little Bit Racist」に合わせてメンバー全員で延々と踊っていました。
THE DAMNEDはデイヴ・ヴァ二アンが”家族の事情”により来日せず。代わりにキャプテン・センシブルが全曲歌いました。
9MM PARABELLUM BULLETは「Punishment」という曲が「たまたま偶然DRAGONFORCEにちょっとだけ似ているかも知れないけど彼らのことをよく知っていればパクリだなんて言えるわけがない」ですが、他の曲はDRAGONFORCEとは似ていなくて、「間違っても腐れアニソン崩れなどと呼ぶことは出来ない独創的なスタイル」でした。しかもその「Punishment」はやらなかったです。
会場に着いたらMARKY RAMONE’S BLITZKRIEGが「Blitzkrieg Bop」をやりました。
SPRINGROOVE’09 @幕張メッセ
T-Boz & Chilli fromTLC / AKON / John Legend / Craig David / 加藤ミリヤ / PUSHIM / T-PAIN / JUJU / 清水翔太
BoAは見逃しました。
2009-04-04
午前中お医者さんに行きました。
2009-04-03
コーヒーを飲んだら眠れないという人、羨ましいです。僕はいくらでも寝られます。
THE BLACK CROWES『WARPAINT LIVE IN LA AT THE WILTERN』良いですね。『WARPAINT』全曲演奏ライヴ+カヴァー曲+あんまりやらない曲の2枚組。詳細は後ほど、と言っておいて結局フォローしないことはよくありますが、よくあることなのでご容赦下さい。
ジェフ・バックリーのドキュメンタリー『AMAZING GRACE』は2007年に出るとかいってそれっきりになっていましたが、6月に『GRACE AROUND THE WORLD』という2枚組DVDが出て、その中に収録されるそうです。『GRACE AROUND THE WORLD』本編が108分で、それと別で『AMAZING GRACE』が61分。
あとLOCRIAN『DRENCHED LAND』が悪意の籠もったドローン・ノイズ・ドゥームでとても良いです。Small Dosesレーベルには少なからず注目しています。METEK VERSUS NORDBECK『5』も攻撃的なアンビエント・ドローンで、クライマックスの轟音飽和に向けてまっしぐら。
THE FUMES / DOES @下北沢Club251
インタビューを終えて下北沢に。トップバッターのELECTRIC EEL SHOCKは見れませんでした。
THE FUMESは汗臭おっさんハード・ブルース・デュオ。THE WHITE STRIPESをヒゲ面で外見も音も汚くして、でも卑しくはない感じ。かっこいいです。
明日の夜にも渋谷タワレコでミニライヴをやるらしいので、行ける人は行きましょう。
2009-04-02
HEAVEN & HELLの『THE DEVIL YOU KNOW』、何度も聴いています。聴けば聴くほどズシンと重くのしかかってきます。午前3時からロニー・ジェイムズ・ディオに電話取材しました。それから仕事してちょっとお昼寝して仕事して、午後6時からトニー・アイオミに電話取材しました。
いよいよ今月。SUNN O))) Shoshin / Grimmrobes Japan 2009来日公演を見に行くべき10の理由
1)音が大きい。
2)
3)
4)
5)
6)
7)
8)
9)
10)初心ツアー会場限定のライヴ音源カセットテープを発売する。(『Leave It All Behind』には間に合わないっぽい)
- 4/21 (火) 東京新大久保Earthdom open 18:00 start 19:00 w/ COFFINS
- 4/22 (水) 東京新大久保Earthdom open 18:00 start 19:00 w/ JIM O’ROURKE
- 4/23 (木) 大阪鰻谷Sunsui open 18:00 start 19:00 w/ BLACK GANION
- 4/24 (金) 大阪鰻谷Sunsui open 18:00 start 19:00 w/ RUNZELSTIRN & GURGELSTOCK (RUDOLF EB.ER)
2009-03-31
送別会 @居酒屋カンちゃん。 店に入ったらいきなり谷津嘉章がいました。そして藤原敏男が来ました。二人の直接対決は特にありませんでした。
昭和のプロレスラーはやはり威厳がありますね。しかし送られるモモンガさんにそれは通じず、天下のキラー・カーンに対して平気でタメ口で「カレー?あーいらないいらない」と言っていました。ちょっとびびりました。
去年秋に出るという噂だったMASTERS OF REALITYの新作『PINE / CROSS DOVER』、今年の8月29日に発売決定だそうですね。早く聴きたいです。
DRAGONFORCE / ALL THAT REMAINS @ZEPP東京
もう何度目か数えるのも面倒臭い来日。えーと7回目?最初はお笑いおもしろメタル扱いだったのが、猪突猛進なまでにグイグイ突っ込む勢いはそのまま、いつしか大きくなっていました。
2001年3月、All About Japan向けに書いたやつ。ウェブ媒体で、めでたく円満解雇になりました。当時はまだDRAGONHEARTを名乗っていました。「謎の東洋人ギタリスト、ハーマン”シュレッド”リー」…。
●究極の恥ずかしメタル? ~
ドラゴンハート
昨年12月、ロブ・ハルフォードのロンドン公演。同月下旬のジャパン・ツアーに先駆けてロブのステージを体験できるということで、たまたまロンドンにいた僕は会場の『アストリア2』まで足を運ぶことにした。
この日サポート・アクトとして予定されていたオーヴァーキルがどういう理由でか中止。その代役として急遽抜擢されたのが無名バンド、ドラゴンハートだった。
その名前すら聞いたことがなく、ただの若手バンドであろうという以外何も予備知識がなかった僕は思い切りひっくり返ることになる。何と彼らは超伝統様式美炸裂のメロディック・スピード・シンフォニック・パワー・メタル・バンドだったのだ!ヘヴィなリフ、メロディアスに歌い上げるヴォーカル、ドラマチックな曲展開、謎の東洋人ギタリストの天高く舞い上がる速弾き。そのクサさ・大仰さ・メタオタ臭に満ちたサウンドはラプソディ、ラビリンス、ソナタ・アークティカといった一連の”恥ずかし系”メタル・バンドを超えてしまったといっていい。
さらに凄かったのが彼らのステージ・パフォーマンスである。曲を紹介するときにも「次の曲はディサイプルズ・オブ・バビロ~~ン!」と途中から裏声で絶叫ハイトーンを聞かせ、観客がまったく曲を知らないのにも関わらず「オーオオォ~~オ」とこれまた勇者の雄叫びのようなメロディを歌わせようとする。もう笑っちゃうクサさなのだが、この時はあまりのドラマチックなステージに圧倒されてへたへたと地べたに平伏すしかなかった。
帰国後インターネット上で彼らの公式サイトを探しあてると、その全貌が見えてきた。ドラゴンハートはロンドン出身の5人組。現在は5曲入りデモテープが発表されており、その全曲を公式サイトで聴くことが出来る。テンやマグナムなどのメロディアスAORロック・バンドこそ地道に活動しているものの、現在のイギリスはこの手のメロディック・スピード・メタル不毛の地。僕自身も彼らがイタリーかフィンランド出身ではないかと考えていた。それが大英帝国、しかも帝都ロンドン!イギリスで誕生したヘヴィ・メタルがヨーロッパに渡って極端に大仰なメロディック・スピード・メタルとなり、生まれ故郷に還ってきたのがドラゴンハートだと言えるだろう。なお前述の謎の東洋人ギタリスト、ハーマン”シュレッド”リーは香港出身。親の仕事で少年時代にイギリスに移住してきたのだとか。
さらに大きな驚きだったのは、彼らがなんと10月にライヴ・デビューを果たしたばかりのド新人バンドだということ。それなのに(良くも悪くも)あれだけのインパクトを持つ音楽性を確立しているのは賞賛に値する。
この記事を読んだ人はとにかく彼らの公式サイトを訪れ、「Valley Of The Damned」「Black Winter Night」に耳を傾けて欲しい。恥ずかし系メロスピ・ファンならもう涙が止まらないだろう。そして否メタル派のパンク/ハードコア・キッズならもう大爆笑が止まらないだろう。とにかくあらゆる意味でスゴイのだ。
目をつぶると、ドラゴンハートが初来日公演を果たす姿が見えてくる。そのとき黒Tシャツとケミカルウォッシュのジーンズに身を包んだメタルキッズ(もちろん全員童貞)が拳を突き上げ、会場にはじゃんがらラーメンの匂いが立ち込めるだろう。そんな日が来るのは決して遠い将来ではあるまい。恐るべしドラゴンハート!
続いて2004年2月、amazon.co.jp向けに書いたやつ。ウェブ媒体で、めでたく円満解雇になりました。商品紹介でおちょくってどうするんだという気もします。
イギリスのメロディック・スピード・メタル・バンドによる2003年のデビュー作である。疾走感あふれる超音速サウンド、ドラマチックかつアグレッシヴな曲展開、歌わずにいられない勇壮なコーラス、香港出身のヘルマン・リによる超絶テクニカル・ギターと、思わず落涙ガッツポーズのメタル絵巻。 2004年1月の初来日公演ではいろいろな意味でメタル・キッズの度胆を抜いた彼らの鋼鉄英雄伝の序章がこのアルバムだ。大英帝国出身でありながら、ほのかな秋葉原臭も漂わせる勇者“ドラゴンフォース”。ありがとう、そして伝説へ…。(山崎智之)
BRIAN WALSBY: MANCHILD 4
アンダーグラウンド・コミック作家ブライアン・ウォルズビーの新作。
前作『MANCHILD 3』に続いて、オマケでMELVINSのCDが付いています。今回はBerkeley 1989 / Boston 2008のライヴ。どちらもちゃんとサウンドボード音源で、全15曲50分収録しています。
コミック本編もMELVINSが何度も登場。ギャグが身もフタもなくて面白いです。
スキャナーズ
久しぶりに『スキャナーズ』を見たら、主人公がバンでレコード屋に突っ込むシーンで、ルイス・フューレイ『THE SKY IS FALLING』ジャケが。このアルバムは同じレコード屋の別のシーンでもう一度出てきます。あとVILLAGE PEOPLE、ATLANTA RHYTHM SECTION、ハーマン・ブロードのポスター、RSOのブリンプが飾られていて、時代を感じさせます。映画の公開が1981年1月だそうなので、撮影されたのは1978年終わり~79年なのでしょうか。
そういえば『スキャナーズ2』『3』見ていないです。いつか見てみます。
2009-03-29
好き好きロバート・ロウ
HEAVEN & HELL『THE DEVIL YOU KNOW』、試聴会で聴いただけなので、まだ1回しか聴いていないのです。もっと何度も聴きたいです。で、威厳すら感じさせる盤石のメタル・サウンドに圧倒されながらも、特に前半ミッド~スローな曲で固めているため、単純なファースト・インパクト的にはCANDLEMASS『DEATH MAGIC DOOM』の方がガツンと来るのです。1曲目「If I Ever Die」から顔面横殴りで、インパクトの連続です。ロバート・ロウの暑苦しい熱唱はロニー・ジェイムズ・ディオからの影響ありありなのですが、鬼気迫る凄まじい伸びのあるヴォーカルで揺さぶります。最近のCANDLEMASSはちょっと危険なぐらいに良いです。
ロバート・ロウといえばSOLITUDE AETURNUSのシンガーでもありますが、ジョン・ペレスを除いた現&元メンバーによるプロジェクトCONCEPT OF GODが2007年に出した『VISIONS』も良いですよ。メンバーが重複するドゥーム・メタルなので、本家SOLITUDE AETURNUSと大同小異な音楽性。大仰さを少し抑えた感じでしょうか。RAINBOWの「Man On The Silver Mountain」をカヴァーしていますが、『ADAGIO』収録の「Heaven And Hell」同様、ディオ様からの影響を昇華させていて素晴らしいです。ロバート・ロウのヴォーカルはもっとみんなに聴かれるべきです。
しかしヴォーカルが良ければそれでいいのかというとそういう訳ではなく、CANDLEMASSのレイフ・エドリングのソロ・アルバム『SONGS OF TORMENT, SONGS OF JOY』はおせじにも巧いとは言い難い不安定な歌唱が気持ち悪くて気持ち良いです。
ドゥームに抱かれて、なんだか幸せです。