2009-08-05

デレク・トラックスに電話取材しました。

取材前にいろいろな雑誌やウェブねたをひっくり返して予習したのですが、ギターマガジン3月号の巻頭特集がとても良かったです。インタビュー質問&記事構成は編集部の人がやったのだと思いますが、あんたデレク・トラックス好きすぎ!という内容でした。

最新アルバム『ALREADY FREE』がすごく良いので、それも納得。9月のTHE DOOBIE BROTHE4RSとのジャパン・ツアーも楽しみです。

STEEL PANTHER @原宿アストロホール

開演前にセットリストをもらって、この曲数だと1時間弱かな?と思ったのですが、とにかく曲間の漫才が多く、アンコールも「Kickstart My Heart」「Sweet Child Of Mine」「You Really Got Me」と3曲もやったので、1時間40分ぐらいでした。楽しかったです。演奏も観客をノセるのも最高にうまいので、ラウドパークでのライヴにも大期待。

そういえば「Death To All But Metal」で死ね!と言われている人たちのほとんどがユニバーサル系なのは、大人の事情もあるのでしょうか?

(マドンナとブリトニーはユニバーサル所属ではありませんが、パブリック・ドメインなのでいくら馬鹿にしても良いです)

Transubstans Records便

スウェーデンTransubstans Recordsの最近作4枚が到着しました。このレーベル、古臭ハード・ロックや古臭プログレを出しまくっていて、言い訳無用なまでに徹底したレトロマンセーアナクロ感が心地よいです。

  • GARGAMEL: DESCENDING  ノルウェー産の重量感あるプログレ。2作目。
  • VILLEBRAD: ULTRARAPID  スウェーデン産の歌もの系プログレ/ニューウェイヴ/エレクトロのクロスオーバー。2作目。
  • GOSTA BERLINGS SAGA: DETTA HAR HANT  スウェーデン産の緊張感ただようプログレ。一聴した限り、4枚の中でこれが一番良かった気がします。
  • PONAMERO SUNDOWN: STONERIZED  アルバムタイトルといいバンのジャケといい、もはや懐かしくすらある嬉し恥ずかしストーナー・ロックンロール。身体になじむグルーヴが快感で曲も演奏もちゃんとしていて、全編とても楽しめるのですが、悪く言えば思い切り類型的で別にこのバンドでなくても良かったりもします。

こないだ出たABRAMIS BRAMAの最新作『SMAKAR SONDAG』も古臭ハード・ロック魂が炸裂、中身・ジャケット共にかっこよくて、なんとも幸せな気分になりました。

Helloサムシング!

ダイアモンド☆ユカイ vs STEEL PANTHERの対談の司会をやりました。日本語と英語が行ったり来たりで頭がこんがらがりましたが、みんな音楽が大好きな人ばかりで、トークも面白く、翻訳しようがないギャグも含め、すごく楽しかったです。 こちら

『成りさがり ダイアモンド☆ユカイ激論集』も読みました。ロックな話から下世話ネタまで網羅したハイスパート本で、ドドッと読んでしまいました。

“ユカイ”という芸名はサブラベルズの高橋喜一が命名したもので、”愉快”な人だからだそうです。”不幸”な人だから”ふこを”さんというのと同じですね。

「ユカイさんが出演している『バフィ/ザ・バンパイア・キラー』の主題歌を歌っているのがロブ・ハルフォードで、ウケが良かったのでJUDAS PRIESTを脱退して、それで結成したバンドのギタリストがSatchelでした」と言ったら、「どうも他人じゃないと思ってたんだよ」と笑っていました。

ちなみに『バフィ』劇場版を監督した人の旦那さんが日本で配給(だっけ?)していた『サウスパーク』でもユカイさんは声優をやっていますね。

プロレスリング・ノア DEPARTURE 2009~bound for the future~ @ ディファ有明

恥ずかしながらディファ有明は今日が初めてでした!後楽園ホールとも異なった距離の近さがあり、すぐ近くで試合前の森嶋や北斗晶が見ていたりして、嬉しかったです。

あとランス・ケイドとトレバー・マードックが普通に客席で見ていました。

2009-07-29

もうちょいで復帰しますね。今書いてるのと次の原稿とあと仕事メール何通か書き終わったら(ノω・、)

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HARVEY MILKは先日『HARVEY MILK』(またの名を『BOB WESTON SESSIONS』)がツアー限定300枚アナログ・オンリーで出てファンを色めき立たせたばかりですが、いずれ”通常盤”も出るそうです。

それに加えて、8月には『LIVE AT SUPERSONIC JULY 12 2008』が限定1,000枚アナログ・オンリーで出ますね。

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後で読むもの。PitchfolkのSUNN O)))インタビュー

FUJI ROCK FESTIVAL 09二日目

THE HIGHER / JET(前半)/ MELVINS / BEN HARPER & RELENTLESS 7(途中から)

f:id:yamazaki666:20090725161540j:image

(写真はサウンドチェック中のもの)

Pigs Of The Roman Empire / The Talking Horse / The Bloated Pope / Dog Island / Dies Iraea / Billy Fish / Anaconda / Zodiac / The Kicking Machine / Civilized Worm / Blood Witch / Hooch / The Bit

詳細は後ほど。

VENOM: METAL CITY

昨日、新宿ロフトプラスワンで中原昌也さんがVENOM『METAL CITY』というDVDを持ってきていました。その内容が凄まじく微妙な時期のNeat Recordsのコンピレーション。

VENOM: Gates Of Hell / WARFARE: Burning Up / SARACEN: We Have Arrived /AVENGER: Under The Hammer / WARFARE: Metal Anarchy / VENOM: Witching Hour / SARACEN: Love On Sight / AVENGER: Revenge Attack! / SARACEN: Cheatin’/ AVENGER: Run For Your Life / WARFARE: Rape / VENOM: Nightmare

表ジャケに単独で書かれているVENOMが3曲しか入っていないことなど気にならないほどの内容です。SARACEN「We Have Arrived」ビデオがあらゆる意味で完璧で、僕も何の躊躇もなく購入することにしました。

同じSARACENの「Cheatin’」も、何故このDVDを見なければならないのかという原点に立ち帰り思索することが出来ます。

しかし中原さんは上映もしないこのDVDを何のために持ってきたのでしょうか。

告知を忘れていた件

7月23日(木)といえばIMPELLITERI来日公演とか『GIジョー』試写会とか妙に中途半端なイベントがありますが、そのへんは土足で蹴飛ばして歌舞伎町に密航しましょう。いや、蹴飛ばしてはいけません(大人ならではの気配りフォロー)。19:00スタート!

東雲会VOL.21 飛び出す!東雲会 センター・オブ・ジ・アースで皆殺し大作戦!

またもや2年ぶりに東雲会がドギツク帰ってきた!

我が目を疑うバカ映像の数々!耳を疑ういいかげんなトーク!

豪華ゲストも次々登場! 抱腹絶倒!阿鼻叫喚!

もはや人類に希望などない! サバイバルもしませんよーだ! バーカ!

【出演】

ホスト:

バカヨシキ所長(高橋ヨシキ)

ゲスト:

中原昌也(ミュージシャン)

てらさわホーク(映画秘宝)

高橋ターヤン(映画秘宝)

山崎智之(音楽ライター)

その他、豪華ゲストどしどし登場予定!

OPEN18:00/START19:00 ¥1000円(飲食別) 当日のみ

http://www.infernoprison.com/OFF/off.html

【追記】久しぶりにロフトプラスワンに行ったら、メニューから蒸し鶏ライスがなくなっていました。

KK NULL: EXTROPY

KK NULLの最新作『EXTROPY』を聴きました。うわー。

John Wieseとのコラボ作『MONDO PARADOXA』やNeurot Recordingsからの『OXYGEN FLASH』などを経ての新作という、相変わらずの多作ぶり。本作はソロとしては35作目のアルバムとなるそうですが、エレクトロニクスとノイズとフィールド・レコーディング音響が一丸となってビャーと押し寄せ、大音量で聴いていると何かが超高速で頭の中をひっかき回していきます。良いとか良くないというレベルではなく、圧倒されるまま。全8曲40分、それぞれの楽曲に表情があるものの、一気聴きすることで殺傷力を増します。

ところでセルドン・ハントのジャケット・アート初体験はKK NULLの作品だそうですが(『INORGANIC ORGASM』かな?)、本作のジャケットも手がけています。

全世界限定500枚ということなので、ぜひお早めに。8月13日発売です。

2009-07-19

ETERNAL ELYSIUM新作『WITHIN THE TRIAD』(8月21日発売)とOM新作『GOD IS GOOD』(9月11日発売)が到着しました。素晴らしいです。どちらも従来の音楽性から崩すべきところを崩し、固めるべきところを固めており、ETERNAL ELYSIUMは顔面を横殴りするダイレクトなドゥーム・サウンド、OMはカルト度を深めながら、大きな変化よりも深化を遂げています。

かつてオーティス・ラッシュの「All Your Love」やBLACK SABBATHの「Black Sabbath」は後半突如アップテンポになりましたが、ETERNAL ELYSIUMの「Agent Of Doom」はそれを現代のドゥーム・バンドがやったらどうなるか…?という問いに対する解答ではないでしょうか。あと,上で”ダイレクトな”と書いてはみたものの、何箇所か聴き手を試しているような引っ掛けがあるような気がするのですが、もう何度か聴き込んでみます。そういうのがなくても何度でも聴き込みます。

CATHEDRAL: THE ETHEREAL MIRROR limited edition remastered CD & DVD

先日『FOREST OF EQUIBRIUM』リマスター盤CD&DVDについて書いたばかりですが、早くも2枚目のアルバム『THE ETHEREAL MIRROR』の新装再発盤が出ました。デジパック仕様で、リマスター盤CDとドキュメンタリー『Ethereal Reflections』DVDを表裏に収めたデュアル・ディスクに『STATIK MAJIK』EP(UK仕様)の紙ジャケCD、ポスター式折り込みインサートが付いています。

既に何百回も聴いたことがあるアルバムなので、やっぱり目玉は38分のドキュメンタリー『Ethereal Reflections』です。たぶん前作のドキュメンタリーと同じときに撮ったもので、同じ酒場でリー、ギャズ、グリフ、アダムが飲んでいます。リーは少し赤い顔をしています。

僕はずっと『THE ETHEREAL MIRROR』がCATHEDRALの最高傑作だと思ってきたので、リーが「作っていて楽しくないアルバム」「妥協の産物」「もっと遅い曲をやりたかったのに」と不満たらたらなのが意外かつちょっと悲しかったです。「結果的に良いアルバムになった」とは言っていますが。

当時メジャーのColumbiaと配給契約したことも不満だったようで、「アメリカのツアー中、地元ラジオ局がライヴ後のミート&グリートを企画していて何だそりゃと思った。別にそんなことしないでも俺たちは会場の周りを普通に歩いてるのに」「『Midnight Mountain』ビデオはおちょくった内容にして、わざとレコード会社に無駄な金を遣わせた」とか言っています。

「『Midnight Mountain』のシングルをシェイプド・ピクチャー・ディスクにして、リミックスをブーツィ・コリンズにやってもらおうとしたら、ギャラが5,000ドルだと言われた。その時点でレコード会社もさすがに俺たちがネタで無駄遣いしていることに気づいた」そうです。

ドキュメンタリーの終盤は、そんなレコード会社との不毛な戦いや終わりなきツアーによる疲弊、グリフやアダムの脱退話に言及、しんみりした雰囲気になります。

なお『THE ETHEREAL MIRROR』は当初『RIDE THROUGH THE DECAY』というタイトルになる予定だったのだとか。

今回もデイヴ・パチェットの談話が収録されています。裏ジャケットにメンバーのイラストがありますが、当初グリフも描いたものの、アルバム録音前に脱退してしまったため黒い死神に差し替えたそうです。

今回も酒場トーク中心ながら、ニューヨークCBGBやロンドンタワレコ、大阪、「Midnight Mountain」ビデオ撮影シーンなど、貴重映像も断片的に収録されています。あと「Ride」「Midnight Mountain」ビデオも収録。

前作同様、コストパフォーマンスは高いです。

新幹線大爆破

DVDで『新幹線大爆破』を見ました。

前回見たのはもう30年以上前、ベルギーだったので、あれはフランス編集版だったのでしょうか?日本語で話していましたが。

ほとんど内容を忘れているので、手に汗握って見ました。これは面白い!千葉真一が戦わないのをマイナスに感じないほどの面白さ。

ガキの頃は一瞬出てくるゲスト俳優陣が判らなかったのですが、改めて見ると、あんな人やこんな人が出てきて画面から目を離せません。先日見た『堕靡泥の星 美少女狩り』の神納達也こと土門峻が新幹線内でラジカセを聴いていて驚きました。おにいちゃま!