恋愛小説を聴きたくて

たまたまページに行き当たりました。6年前に書いた、思いの入っていないアマゾン・レビュー。「CD発売日にロバート・パーマーが死んだ」とちょっとばかり水を差さずにいられないのが、僕が成功できない理由のひとつでしょうか。

GENOCIDE: DESTROY AND HELL

f:id:yamazaki666:20091207022557j:image

GENOCIDEニッポンのデビュー30周年記念CD+DVD。アマゾンだと定価3,500円→2, 843円、ディスクユニオンだと定価だけど予約特典DVD付き。僕は迷わずディスクユニオンで予約しました。12月16日発売なので15日夕方以降に取りに来いとのこと。わーいヽ(´ー`)ノ

収録されているCD『BLACK SANCTUARY』は先日ボーナスCD付きのShadow Kingdom Records盤2CDが出たばかりなのですが、今回の160分収録DVDだけでも3,500円の価値はあるかなと思い。

ETERNAL ELYSIUMとかBARONESSのインタビュー記事

ユーロロックプレスVol.43にETERNAL ELYSIUMインタビュー3ページが載っています。あとディスクユニオン店頭とか全国ライヴハウスに置いてあるフリーペーパーFOLLOW-UPにBARONESSインタビュー2ページが載っています。読もう!

JARBOE / VAMPILLIA / MERZBOW / kito mizukumi rouber / 黒色すみれ / apsu @渋谷O-NEST

“いいにおいのするJAPAN TOUR 2009″。

Jarboeは凛とした殺気を伴う畸形の天女でしたが、5本指が分かれた靴下をはいていました。最後に「生でMERZBOWを見れて嬉しかったわん♪」。

Jarboeのバック・バンドはニューヨークのデュオINSWARM。ラストはJarboeとINSWARMとVAMPILLIAが入り乱れたユニットALCHEMIC HEARTとしてやりました。

しかしJarboeのライヴとALCHEMIC HEARTの間にINSWARM単体として何曲かやりましたが、時間を考えると蛇足だった気がします。終電を気にして帰った人もいたみたいだし。僕は23区内在住なのであまり気にしませんでしたが、5時間半以上立ちっぱはさすがに疲れました。

VAMPILLIAは11人編成の辺境シアトルカル・プログレッシヴ・ロック・バンドにFANTOMASを混ぜたというか。11人の内訳は:小原道由♂vo/サブカルオバQメイク♂vo/RPGゴスロリ娘♀vo&vln/腋見せ♀vln/ハウスマヌカン♀vln/腋見せ♀b/けっこう演奏のカナメの♀key/いしかわじゅん♂g/黒覆面♂g/あまり印象に残っていない♂ds/まったく記憶に残っていない♂サンプラー  というものでした。 記憶に残っていないのはステージの後ろの方にいたせいで、プレイが良くないとかいう意味ではないです。

話題はズレますが、『18th Annual YOKOHAMA HOT ROD Custom Show』で来日しているZZ TOPのビリー・ギボンズとの取材アポ取りでライヴ前に電話して「今、ライヴ会場にいるんですよ」と言ったら「誰の?」と訊くので、「昔SWANSというバンドにいたJarboeという女性シンガーです」と答えました。しかし、さすがにSWANSといっても知る由もなく、「知らないなあ、日本のバンド?どんな音?」といった感じ。天下のビリー・ギボンズに対して「SWANSはアメリカのポスト・パンク/オルタナティヴ・バンドで…」と説明しているというシュールな状況。

残念ながら新大久保アースダムでのTHE DEAD PAN SPEAKERS『ELECTRIC SUNSHINE』レコ発ライヴには行けませんでした…。

ピィタ・ブワッカチン

またの名をピィタ・ブワッカルァン。

THE DEREK TRUCKS BAND『ALREADY FREE』日本盤CDライナーノーツより引用。

この原稿の中のカタカナ表記がぼくにしても変わっているとお感じになる方がいると思います。これには訳があります。日本で長年まかり通っている多くの間違った英語発音は昔から気になるものですが、その事態をマス・メディアが助長していることが最も気がかりです。先日英語発音についての本を出版したばかりですが、そのこともあって今回は普段よりも表記にこだわりました。それでも中途半端なのですが、これ以上やったら余計に読みにくくなる恐れがあるので、妥協しました…

その「表記にこだわりました」という結果がどんなものかと思ったら、”ベイシスト”とか”ディザイン”とか”サムシング・トゥ・メイク・ユー・ハピ”とか。わぁすごいですねー。

さらにこの人、『ブルース&ソウル・レコーズ』誌No.90でもわざわざ「本誌通例表記とは異なります」と但し書きを付けさせて、”サ二・ボイ・ウィリアムスン”とか”ブラインド・ウィリ・ジョンスン”とか表記させています。肩書きは”ブロードキャスター/英語教育革命家”だそうです。

この人の”英語教育革命”というのは、自分の生まれ育った地域の発音だけを絶対的なものとして教育することなのでしょうか。Sonnyをソニー、Happyをハッピーと言ったら革命的に間違いなんでしょうね。

僕は直接会話したことがないので、そもそもこの人が本当に英語を話せるのかすらも知りません。だいたい、この人が英語圏のメディアで英語の記事を書いているのを見たことがありませんし。まあ「ロンドンで育った英語のできる人」なんて、イギリスには掃いて捨てるほどいるので当然ですが。

ピート・フレイムとかが日本語を話せなくて、本当に良かったですね。素直にC-3POの中にでも入ってればいいのに。

DIR EN GREY: 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇

DIR EN GREYのニューEPが出ましたが、タイトル曲がなんと公然陰部露出をほのめかした曲。開口一番「Expose Yourself!」というメッセージから始まります。これが決して「自分の内面を露わにしろ!」とか主張しているのではないことは、最後に言い放たれる「Show me your lewd self」という一言からも明らかです。

PINK FLOYD「Arnold Layne」以来の変質者を題材としたメインストリーム・シングルかも知れません。

ところで「Expose Yourself」といえば、やはりG.G.アリンの名曲「Expose Yourself To Kids」を思い出しますね!シングル・コレクションCDのタイトルも『EXPOSE YOURSELF』です。

f:id:yamazaki666:20091205143403j:image

なお2曲目「残」で、歌詞カード中で塗りつぶされている箇所があるのですが、CDで聴いても何と言っているか判りません。正解は何なのでしょうか?マンコ?

ちなみにKoRn風で良い曲でしたよ。初回限定盤にはDVDも付いています。今やっている仕事が終わったら見ます。

海外通販

  • UNEARTHLY TRANCE: NUIT demo CDR(写真上左)
  • UNEARTHLY TRANCE: HADIT demo CDR(写真上右)
  • GRAVETEMPLE: LE VAMPIRE DE PARIS CD
  • STEPHEN O’MALLEY: PETITE GEANTE cassette
  • BURIAL HEX: CULT CASSETTES CDR

たぶんこれでUNEARTHLY TRANCEはコンプリートだと思います。やったぜ♪ 近々時間を見てレビューもするつもりです。たぶん!

UNEARTHLY TRANCEは既にALDEBARANとのスプリット7″をリリース済(注文中)、ENDLESS BLOCKADEとのスプリット12″も出る予定です。

UNEARTHLY TRANCEの別働隊ABANDONERは今いちリリース状況が掴めていないです。ANGEL OF DECAYとのコラボレーションCDR『GHOSTSPEAK』というのがあること、最近になって知りました。

2009-12-04

スイスのモントルーは毎年夏、1ヶ月ぐらいジャズフェスティバルをやっていますが、それ以外の季節もなんかいろいろやっていて、12月にはモントルーお笑いフェスティバルLe Festival Du Rireをやっているそうです【本当】

JAMELAO: NOVENTA ANOS DO SAMBA

机の横に積み上がっているCDの山の中からジャメラォン『90歳のサンバ』が発掘されて、おっ、このCDはまだ聴いていなかったわいとCDプレイヤーに入れてみたら、洒落者伊達爺ィサンバのコブシがグッと来てとても良かったです。アルバムが出たのが2006年6月なので、3年半ずっと机の横に埋もれていたことに。ひえー。で、気に入ったので、もっと最近の作品はないのかと思って調べてみたら、2008年6月14日に95歳で亡くなっていました。

2009-12-02

It goes on. It goes on, Judah.

————

『2012』はぜひ映画館で見なければ、と考えているのです。『デイ・アフター・トゥモロー』と『ワイルド・ワイルド・ウェスト』は飛行機で見たら超つまんなかったです。もし大きなスクリーンだったらきっと面白かったのではないかと。

————

今晩徹夜仕事したら少し余裕が出来るからブログ更新まくり!と思っていたら、年内にあと11作品ぶんライナーノーツを書きなさいと天からの声が。

————

インタビューmp3データベースを更新しました。

2009-11-30

頭が朦朧。目が覚めたらヘルメットをかぶった男が3人。

———

アマゾンは1,500円を超えると送料がタダになるので、CD10枚を買うときもCD2枚×5オーダーとかにしています(輸入盤2枚を買うと10%オフだし)。それで1日にアマゾンから5梱包が来たりするのですが、今日初めて複数オーダーぶんが1梱包で送られてきました。おー

2009-11-28

仕事も中途半端、睡眠も中途半端、健康も中途半端。仕事の合間に仮眠を入れているのでペースに乗り切れず、時間がなくて診療のアポすっ飛ばし。どれかひとつをまずクリアーすればいいんだ! …というわけで、まず仕事をやっています。目鼻がついたらガツンと寝ます。そうしたら弾丸もはね返すぐらい健康になるでしょう。

幸いなことに頭の中はピュアに仕事と音楽のことだけなので、思い悩んだり鬱になっている隙はありません。

ただし、もちろんボリュームのあるおっぱいのことなども頭の中にあります。

でも眠いので、最初にガツンと寝といた方がよかったかなあと。

たぶんブログは週明けぐらいに復活です。ドゥーム・メタル新譜何枚かについて書きたいことがあります。

2009-11-25

GRAVETEMPLEの2008年7月9日、パリ公演を収めた350枚限定ライヴCD『LE VAMPIRE DE PARIS』がAurora Borealisサイトで売られています。

————–

復活CAVE INのEP『PLANETS OF OLD』、アナログ・オンリーだと思っていたら日本盤CDも出るではないですか。しかもCDはフル・ライヴ収録のDVD付きだし。ちなみにEPの4曲はここで全曲聴けます。

————–

今日届いたもの:

  • SLOTH / SERVANTS OF SATAN: split 12″  154枚限定
  • SEWER PUPPET: Frustrations LP  Kirk FisherがBUZZOV.EN結成前にいたバンドのデモのLP化。355枚限定
  • KEELHAUL: You Waited Five Years For This? 7″
  • KODIAK / NADJA: split LP アナログは限定500枚、そのうち180枚がclear vinyl with black and blue splatter。CDは非限定のはず

2009-11-24

プロモーション来日中のザック・ワイルドに取材しました。ベスト盤『SKULLAGE』のこととかヘルイェーとかガッデムとかいろいろと。

ザックに取材するのは初めてですが、以前オジー・オズボーンにインタビューしている最中に突然後ろから首を絞められ、何だと思ったらザックだったことがあります。「ハーハッハッハッ!」と高笑いしながら去っていきました。

————–

Borisの『JAPANESE HEAVY ROCK HITS Vol.3』がディスクユニオンに入荷していました。これで3枚すべて出そろったわけです。もう『Vol.1』は売り切れらしいので、まだ買っていなかった人は”クーポン3枚を集めて『Vol.4』をもらおう!”キャンペーンに間に合いません。でも3枚だけでも聴く価値はあると思います。

【追記】…かと思ったら3枚全部再入荷したようです。12月5日、ディスクユニオン店頭に普通に並んでいます。

Bruno

サシャ・バロン・コーエンの『アリG』『ボラット』に続く外国人なりきり下ネタ映画『ブルーノ』を見ました。

【ネタバレ】エルトン・ジョン、スティング、ボノ、スラッシュが登場。

KAIPA【書きかけ】

今日はテープ起こしでない原稿を書いていたので、BGMでずっと音楽を流していました。

スウェーデンのシンフォニック・ロック・バンド、KAIPAの最初の3作が紙ジャケ&SHM-CD仕様で再発されました。しかも今回は3作ともボーナス・ディスク付き。さらに前身バンドSAN MICHAEL’Sのデビュー作『SAN MICHAEL’S』とセカンド『NATTAG』(1972年当時お蔵入り)も紙ジャケ&SHM仕様で初CD化。一気に聴きました。SAN MICHAEL’Sから徐々に増していくシンフォな調べに胸が高鳴ります。

初期KAIPAの作品といえば5枚組CDボックス『THE DECCA YEARS 1975-1978』で最初の3作をフルで聴けたわけですが、

この時期の最高傑作はやはり1976年の『INGET NYTT UNDER SOLEN』ではありますまいか

【つづく】

…と思ったけど、ここで終わります。(^д^)ハハハ

Boris: Japanese Heavy Rock Hits

CDや7″や10″や12″やカラー・レコードやピクチャー・ディスク、卒業アルバムばりの大判ボックスなど、ありとあらゆるフォーマットでのリリースを行ってきたBorisゆえ、音源配信という”フォーマットを伴わないフォーマット”で作品をリリースするというのは、さほど驚くべきことではないのでしょう。

でも、ブツにこだわるファンのためにか、米Southern Lordから3種類の7″シングルも出ました。レーベル直販ぶんは紫盤で、毎月1枚ずつリリースされる3作をセットで買うと4枚目の片面シングルが付いてきます。僕はちょうど告知があった9月中旬にタイに行っていて、速攻で売り切れたため、思い切り買い逃しました。でもディスクユニオンで3枚それぞれに付けられたクーポンを集めて送ると、4枚目の片面シングルがもらえます。紫盤でなく黒盤ですが、まあ良いです。今のところ『Vol.2』まで購入しました。

ちなみにアマゾンでも『Vol.1』『Vol.2』『Vol.3』が売られていますが、たぶん黒盤で、全部買っても『Vol.4』はもらえません。

Borisのように振り幅が大きい音楽性を持つバンドの作品を無条件に全部好きなどということはあり得ないわけで、この『JAPANESE HEAVY ROCK HITS』シリーズの6曲で聴かれる、『SMILE』以上に情感あふれる歌謡曲メロディは僕は必ずしも大好きではないです。でも今やステージ・フェイヴァリットの「虹の始まるところ」などをお好きな方ならオッケー以上ではないでしょうか。また、好きではないからといって一度聴いてそのままポイ捨てさせないのが彼らの曲者なところ。たとえば『Vol.2』収録の「H.M.A. – Heavy Metal Addict」はいわゆるヘヴィ・メタルとは一線を画す曲ですが、ハードに刻むギター・リフと速弾きソロと観客参加を促すビッグなコーラスという、ヘヴィ・メタルをヘヴィ・メタルたらしめる要素がほぼ全て入っているのに、何故ヘヴィ・メタルではないのだろう?と考えさせます。アーティスト側がどれだけ意図しているかはよく判りませんが、既存ジャンルのフェアとファウルを分けるラインをクロスオーヴァーするのと同時に、フェアとファウルを分けるラインとは一体どこに引かれているのだろうか?という疑問を投げかけてくるのでした。

12月に入ってから日本入荷されるであろう『Vol.3』は音だけ先に聴いたのですが、ワタコたんがつぶやきヴォイスを聴かせるA面「16時47分52…」と、ヘヴィ・ドローンにタケシたんの「ああ~あ」と切なげな歌声が乗るB面「きこえない」を収録。

『Vol.1』はタケシたん、『Vol.2』はアツオたん、『Vol.3』はワタコたんのジャケ。MOTORHEADやTHIN LIZZYはジャケだけ3種類ずつあって中身が同じというシングルを出していましたが、Borisはちゃんと異なった6曲を聴かせてくれます。

『Vol.2』のアツオたんは「Statement」よりさらにエスカレートしたヘアスタイルで魅了してくれます。

なおBorisは以下のスケジュールでライヴを行う予定です。ぜひ行きましょう:

  • 12/5(土)大阪鰻谷Sunsui w/ Jarboe, VAMPILLIA
  • 12/12(土)代官山UNIT 『BL∀CK ORIGINAL 00-09』

詳細はここここまで。