Ozzfest Japan 2013二日目 @幕張メッセ

BLACK SABBATH / TOOL / DIR EN GREY / STONE SOUR / 人間椅子 / STEEL PANTHER / AA= / MUCC / ANTHEM

TOOLの「Hooker With A Penis」とSTEEL PANTHERの「Asian Hooker」という2大hookerソングを1日にして聴けました。嬉しい! ところでジョン・リー・フッカーのhookerは本名だそうです。ルー・テーズは関節技を出来るレスラーという意味でhookerを使っていましたね。 あと思い出深いのは『エアポート80』でジョージ・ケネディが女性と熱い夜を過ごした翌日、実はアラン・ドロンが手配したプロだと知って、「she was a hooker?」と訊くシーンです。

TOOL来日はフジロック2001年・サマソニ2006年・単独2007年2月に続く4回目だったでしょうか。てきとうに記憶で書いているので確信なし。 2006年3月に『10,000 DAYS』プロモーション来日(ライヴはなし)というのもありました。

【追記】あと2002年4月にも単独公演がありました。 oh!suckaさん有り難うございます。

Ozzfest Japan 2013初日 @幕張メッセ

SLIPKNOT / SLASH / マキシマム・ザ・ホルモン / ももいろクローバーZ / DEFTONES / MAN WITH A MISSION / GALNERYUS / NAMBA69 / FEAR, AND LOATHING IN LAS VEGAS / THE TREATMENT / CROSSFAITH

2013-05-10

記事を書きました。 ヤマハサイト:『Ozzfest Japan 2013』2013年5月11日(土)・12日(日) 直前展望

ももいろクローバーZについては、去年6月に8曲を聴いて、特に興味を持たないまま現在に至っています。特に興味を持たないグループがフェスティバルの貴重な1枠を占めるのは、決して嬉しいことではないです。あと、去年の紅白歌合戦で細川たかしと共演して、脚を拡げているのを見て、はしたないと思いました。

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Kindleの電子書籍をMacでも読めると知って、Anders Tengnerのイングヴェイ伝記本『As Above, So Below』の英語版を買ってみました。面白ネタがたくさん載っていそうです。

2013-05-09

ところで『恐竜百万年』は人間が言語を持つ以前の時代設定なので、登場人物が全員ウガウガ言っているわけですが、古代亀アーケロンが出てくるシーンで、ラクエル・ウェルチ(だか原始人の一人)が「アーケロン!」と叫びます。言語がなかったのにラテン語の学名を叫ぶとは。 『恐竜百万年』は恐竜が出てくるしラクエル・ウェルチも出てくるし火山が爆発するし、最も完全無欠に近い大傑作映画のひとつなので、絶対に見ましょう。

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BLACK SABBATHの新作『13』試聴会に行ったら、「God Is Dead?」「End Of The Beginning」の2曲のみでした。 「5月27日まで曲の感想とかもネットリークしないように!」とのことなので、家に帰ってyoutubeで聴き直しました。

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2013-05-08

レイ・ハリーハウゼンが亡くなったそうです。

4歳のときに、親と兄に連れられて『シンドバッド黄金の航海』を見ました。カーリー女神は一生忘れられないインパクトでした。同時上映が『ありし日のブルース・リー』だったような気がしますが、全然覚えていません。 その後、ヨーロッパに移り住んだのですが、毎週末ドイツの深夜テレビでSF映画を放映していて、一連のダイナメーション物を見て育ったので、人格形成に役立ったと思います(当時『猿人ジョー・ヤング』を見逃して、15年ぐらい後にようやく見れました)。 ブリュッセルで『スター・ウォーズ』を見た2週間後ぐらいに『シンドバッド虎の目大冒険』を見ましたが、思えばチューバッカとミナトンは同じ人だったのですね。

そういえばおとといの日記で自分の西部劇経験について記しましたが、『恐竜グワンジ』はかなり早い段階で(ドイツのテレビで)見ました。あれを西部劇と呼ぶかはともかく。

『レイダース失われたアーク』と『タイタンの戦い』が同じ時期に公開されて、どちらを見るかすごく悩んだのも懐かしいです。どうも有り難うございました。

ところでRCサクセション『THE KING OF LIVE』ジャケットもハリーハウゼンねたです。

WHITESNAKE @中野サンプラザ

とても楽しいライヴでした。

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ティム・クリステンセンがポール・マッカートニーの70歳バースデーに『RAM』全曲+αをカヴァーする『PURE McCARTNEY』は、とにかく本人たちが楽しんでいる様子が伝わってきて、聴いている側も楽しくなってきます。『RAM』全曲をプレイした後は、ポールやWINGSのおなじみのヒット曲もプレイします。

“リンダ役”の女性ヴォーカルをトレイシー・ボーナムがやっていて、かつてはピンで「One Of Us」とかヒットを飛ばしていたのに…と思ったのですが、よく考えれば「One Of Us」はジョーン・オズボーンでした。ごめんなさい。 そうすると僕の頭の中でイメージしていたトレイシー・ボーナムは誰なのでしょうか。

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QUEENS OF THE STONE AGEの新作『…LIKE CLOCKWORK』からの「I Appear Missing」ビデオが素晴らしいです。日本盤CDは5月29日発売です。Josh Hommeがちゃんとジョシュ・ホーミ表記になっています。 QOTSAといえば2005年フジロック・2008年サマソニ・2011年フジロックと、やたらと来日中止が多いバンドですが、今回こそは来て欲しいですね。

西部劇について語るクールな俺

生まれて初めて西部劇=ウェスタンというものに触れたのは『天才バカボン』『8時だよ!全員集合』のパロディだったでしょうか。あるいは銭湯で見かけた『ウェストワールド』ポスター、それとも友人の家にあった『荒野の少年イサム』単行本だったかも知れません。さらに初めて映画館で見た西部劇が『ホワイトバッファロー』と、王道よりも前にパロディや邪道と巡り会ってしまったのは、決して幸福なことではなかったでしょう。

『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』と監督が同じという理由で『シルバラード』を見て、それから十代半ば~後半にレンタルビデオが普及したことで(あるいはWOWOWに加入したことで)、『駅馬車』『真昼の決闘』『OK牧場の決闘』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『荒野の七人』『ワイルドバンチ』など名作と呼ばれる作品を見て、いずれも素晴らしいと思ったのですが、それは作品が素晴らしかったのであって、西部劇というジャンルそのものに対する執着は今でもありません。だいたい初めてフランコ・ネロの映画を見たのが『哀しみのトリスターナ』というのも、ピュアな西部劇ファンからすると夜明けと共に射殺されてもおかしくありません。

それからもテレビやビデオ、DVDで西部劇は少しずつ見て、このブログを始めてからも『野獣暁に死す』『ゴーストタウンの決斗』『荒野の大活劇』『群盗荒野を裂く』『情無用のジャンゴ』『南から来た用心棒』『西部悪人伝』『ガンマン大連合』『豹/ジャガー』『ハチェット無頼』など、ちろちろと見ているのですが、まだまだ基本的な名作でも押さえていないものがたくさんあります。

シネアルバム『THE WESTERN 西部劇大全集:『荒野の決闘』から『新・明日に向って撃て!』』や季刊映画宝庫『さらば西部劇』をひもとくと、すごく面白そうなまだ見ぬウェスタンがおいでおいでと手招きしています。ウェスタンのDVDはマニア仕様で吹き替えとか入っているかわりに高いのが困り物ですが、これから少しずつ見ていきたいと思います。ピャウ

CHURCH OF MISERY / THE DEAD PAN SPEAKERS @東高円寺二万電圧

激殺ライヴを満喫しました。

エド・ゲインのコスプレ?らしき人が見に来ていました。 あとドゥーム系ライヴでよく1980年代のフレディ・マーキュリーに似た人を見かけるのですが、やはりフレディを意識しているのでしょうか。次回は矢印つきのタンクトップを着て欲しいです。

2013-05-03

SLAYERのジェフ・ハンネマンが亡くなったそうです…

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発売から1ヶ月半、ようやくboris『目をそらした瞬間 The Thing That Solomon Overlooked Chronicle』CD4枚組を一気聴きすることが出来ました。 最初の3部作はアナログ盤で出た当時から何度も聴いているし、今回のCD化に際して新たに録音された『Extra』も聴いたのですが、これは一気聴きしなければならない!と感じて、機会を狙っていました。しかし邪魔されずに150分ぶっ続けで音楽を聴くチャンスがなかなかなく、1ヶ月半かかってしまったのでした。

小文字borisというとズズーンと1曲20分ぐらいというイメージがあったため、『praparat』はやや違和感をおぼえたのですが、『目をそらした瞬間』を一気聴きすると、最初の3枚を聴き終わる頃には脳が弛緩しきっていて、『Extra』と『praparat』の曲が短い理由が見えてきます。曲の長さ短さで物事を測るなど無意味なのであります。「ケモノピーク」が小文字boris名義なのも、「そうか、そうだったのか」と納得します。さらに”なぜ音楽は音楽なのか”がわかります。壁に手を当てると、隣の部屋に行けます。人間は空を飛べることに気付きます。渋滞している道路に飛び出しても、車に轢かれません。 …渋滞していたら車は動いていないので、轢かれませんね。いずれにせよ、音楽の良さは長さ短さで決まるものではないという事実を再認識させられます。

この勢いで『vein』CD2枚組も聴こうと思います。

フランシス・ベーコン展 @国立近代美術館

フランシス・ベーコン展に行きました。しばしば画家の回顧展は初期の作品やスケッチなどで水増しすることがありますが、ベーコン展はサイズのでかい油絵メインで、3枚続きの作品もいくつも展示していました。そのせいで展示作品数は少なかったですが、ボリュームがありました。”習作”も大きなサイズのキャンバスに描いた油絵なので、迫力があります。 東京では5月26日までやっていて、その後は愛知県豊田市美術館を回るそうです。

岡田則夫『SPレコード蒐集奇談』

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飲み会で上司のハゲ頭にポコチン/睾丸を乗せる、いわゆる”ちょんまげ”のことを英語でteabaggingと呼ぶそうですが、黒人居住区を1軒1軒「いらないレコードありませんか」と回ることをcanvassingと呼ぶそうです。キャンバシングの歓びについては『ビニール・ジャンキーズ』とか、CD『THE STUFF THAT DREAMS ARE MADE OF』『THE RETURN OF THE STUFF THAT DREAMS ARE MADE OF』ブックレットに書いてあって面白いです。黒人居住区にいきなり白人が来てドアをピンポン鳴らすので、「何の用だっ」と猟銃を突きつけられたりするそうです。

さすがに日本ではそんな危険な目に遭うことはないようですが、日本中の骨董市や古道具屋を回ってSPレコードを探し求めてきたのが岡田則夫さんで、彼のレコード探訪の軌跡を綴ったレコードコレクターズ誌の名物連載をまとめた『SPレコード蒐集奇談』が昨年12月に単行本化されました。一気に読むのがもったいなくて、ここまで時間がかかってしまいました。

1986年から続いている連載から40編をピックアップしたそうで、現物を手にするまでは「40編ぽっちかよ全部入れろよ」とか思っていましたが、実際には分量もたっぷりで、しかも密度が濃い!おそらく岡田さんと僕ではターゲットとするレコードは1枚も重複しないと思いますが、日本全国を行脚してレコードを狩る情熱と執念と愛には、時にドキドキ、時にニヤニヤしてしまいます。コレクターでありながらギスギスしたところのない岡田さんの人柄も窺えて、とても楽しく読むことが出来ました。SPレコードとかにまったく興味がなくても、レコード漁りをしたことがある人だったら、きっと楽しめると思います。おすすめ。