2011-05-11

ハワード・スターンのラジオ番組にデイル・クローヴァーが出演。しつこく「NIRVANAに入れば良かったと後悔してるでしょ?」と訊かれながら、「MELVINS is the better band」とキッパリ言うデイルに惚れました。スターンはMELVINSを聴いたことがないと言っていますが、「Civilized Worm」を聴いて「FOO FIGHTERSの『My Hero』に似てるよね」と、妙に鋭い発言も。

MELVINSのライヴ・アルバム『SUGAR DADDY LIVE』が6月8日に出ます。日本盤がたくさん売れると再来日に向けてはずみがかかる筈なので、チケット先行投資と思って日本盤を買いましょう。僕も何枚か買います。2008年と、ちょっと前のライヴですが、中身は最高です。「Boris」とか「Eye Flys」もやっています。

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気圧で潰されています。ぐぅ

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そういえば昨日やる筈だったジョー・ボナマッサ来日公演は延期となりましたが、もしやっていたらゲイリー・ムーアのカヴァー「Midnight Blues」を弾いていたんでしょうね。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』を見ました。バンクシー初監督作品。(たぶん)うそんこドキュメンタリー。バンクシーが大したことないのは、BLUR『THINK TANK』なんかのジャケットをやっていることからも明らかなのですが、この映画でアンドレ・ザ・ジャイアントのことを”70年代のカルト・レスラー”呼ばわりしているあたりからも、ダメダメさが伝わってきます。93,173人という空前の観客を集めたレッスルマニアIIIのヘッドライナーのどこがカルトなんだよと。自分で作った映画の中で自分を紅はこべとかロビン・フッドとなぞらえているあたりもイヤ。それ以前に彼の”作品”も芸風も、特に面白くないです。映画自体はちゃんとまとまっていますが、最近のスヌープ・ドッグに通じる居心地の悪さを感じました。OASISのギャラガー兄弟がちょっとだけ出てきますが、こんな映画に出るからバンドが解散するんだろと思いました。

2011-05-08

“ネイティヴ”という単語を聞くたびに”土人”が頭に浮かんでしまいます。「翻訳文をネイティヴチェックしてもらう」とか言われると、土人にチェックさせるのかと思ってしまうのです。

初めてnativeという単語を知ったのが、native of Skull Islandという表現だからかも知れません。

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アイルランドのロッカー達から「ショーバンドはうんこ」と言われてきたショーバンド(揃いのスーツを着てダンスホールでトップ40などのヒット曲をカヴァー演奏するバンド)の数々ですが、本国ではちゃんと評価されているようで、去年切手が発売されました。THE MIAMI SHOWBAND、THE DRIFTERS SHOWBAND、THE ROYAL SHOWBAND、THE FRESHMENが切手化されています。

ロリー・ギャラガーもTASTE結成前、THE FONTANA SHOWBANDで活動していました。

CELESTE / HEAVEN IN HER ARMS / COHOL / PAZAHORA / PASTA FASTA / ASTHENIA @新宿Nine Spices

CELESTE / HEAVEN IN HER ARMSツアーの土日どちらに行くか悩んで、噂のCOHOLを見たかったので土曜の方に行きました。シンガポールのPAZAHORAも急遽参戦で、とても美味しいラインアップでした。新宿Nine Spicesにも初めて行きました。

COHOLはブラック・メタル風のブラスト・ビート、憂いを込めた圧殺ドゥームの、緩急をつけた音楽性がツボでした。ただし、青春臭いステージMCはあまり好きではありません。とはいえ、音的には好みなので、物販でCD『空洞』を購入しました。

2011-05-06

団鬼六が亡くなったそうです。

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明日かあさって、CELESTEの来日公演に行きたいのです。行かせて下さい。

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HEAVY METAL KIDSの新シンガーとして、フィリップ・ルイスが加入だそうで。

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Bad Album CoversWorst Album Covers。両方にエントリーしているKenはさすがだ。

2011-05-04

そういえば2月に引っ越してから新聞を取っていません。どこも勧誘に来ないからと、朝日新聞と読売新聞とCNNとBBCとアルジャジーラとIAEAと東京スポーツと日刊スポーツとWeekly World NewsとThe Sunのサイトを見るだけでお腹いっぱいだからというのが理由ですが、やはり新聞を取らないと知的水準が低いと見なされるでしょうか。マドンナも『マドンナ in BODY』で、新聞を取らないという理由でえらく馬鹿にされていました。

どこも勧誘に来ないから、と書きましたが、変なおっさんが勧誘に来たら余計無視します。

まあ気が向いたらまた取り始めるかも知れません。

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インタビューmp3データベースを更新しました。現在602本。

2011-05-03

ニッキー・シックスに電話取材しました。SIXX:A.M.としての新作『THIS IS GONNA HURT』が5月4日に出ます。

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スーザン・テデスキ&デレク・トラックスに電話取材しました。TEDESCHI TRUCKS BANDとしてのアルバム『REVELATOR』が6月8日に出ます。2人のご自宅に電話して、最初にスーザンと話して、「じゃ次、デレクお願いします」というと、彼に受話器が渡されて、「もしもし、デレクです」みたいな感じで和気藹々と進行しました。姉さん女房で、いい夫婦な感じが伝わってきました。

最近ライナーノーツを書かせていただいたもの

  • Whitesnake: Live At Donington 1990 DVD/CD  スティーヴ・ヴァイ&エイドリアン・ヴァンデンバーグ参加の秘蔵発掘ライヴ映像作品。音源は定番ブートレグでしたが、ダグ・アルドリッチがリミックスして音質向上。映像は完璧ではありませんが、『SLIP OF THE TONGUE』20周年記念盤のオマケについていたやつよりはるかに良いです。
  • Melvins: Sugar Daddy Live CD  2008年のライヴ。3月の来日公演を見れた人も見れなかった人も。
  • Melvins: Houdini CD  名盤。リマスターSHM-CD。タワレコ限定。
  • Kyuss: Blues For The Red Sun CD  名盤。リマスターSHM-CD。タワレコ限定。
  • Kyuss: Welcome To Sky Valley CD  名盤。リマスターSHM-CD。タワレコ限定。
  • Mr. Bungle: Mr. Bungle CD  名盤。リマスターSHM-CD。タワレコ限定。
  • Alice Cooper: Love It To Death CD  ブレイク作。リマスターSHM-CD。タワレコ限定。
  • Alice Cooper: Killer CD  ブレイク第2弾。リマスターSHM-CD。タワレコ限定。
  • Johnny Winter: Johnny Winter CD  100万ドルのブルース・ギター伝説が始まったメジャー第1弾。紙ジャケ。
  • Rory Gallagher: Irish Tour ’74 DVD  デジタル・リマスタリングで画質・音質アップ。アイルランドのTVライヴ・来日時の8mmフィルム映像も追加。
  • Rory Gallagher: Notes From San Francisco 2CD  発掘レア・トラック&ライヴ。
  • Ben Waters: Boogie 4 Stu CD  極上の英国ブギウギ・ピアノ。THE ROLLING STONES全員参加(ビル・ワイマン含む)。日本盤解説+本人による解説+インタビューで合計1万8千字。
  • Jimmy McIntosh: From New Orleans To London CD  みんなが知らなかったギター・ヒーロー。ジェフ・ベックが3曲でソロ。ロニー・ウッド、THE NEVILLE BROTHERSゲスト参加。
  • Various Artists: Sin-Atra CD  邦題『鋼のマイ・ウェイ』。シナトラへのメタル・トリビュート。グレン・ヒューズ、リッパー・オーウェンス、ジョーイ・ベラドナ他が絶唱。
  • Primal Scream: Screamadelica Live DVD  アルバム全曲演奏+代表曲のライヴ映像作品。サマソニ&ソニマニでもアルバム全曲演奏予定。
  • Primal Scream: Classic Albums – Screamadelica DVD  『SCREAMADELICA』メイキング。字幕があってすごく助かります。
  • Twisted Sister: Live At Reading 1982 DVD  ビン・卵・ウンコが飛び交う中繰り広げられる伝説のライヴ。レミー&”ファスト”エディ・クラーク&ピート・ウェイ飛び入り。40分のインタビュー・ドキュメンタリーも面白いです。
  • Duff McKagan’s Loaded: The Taking CD  ダフ・マッケイガン。日本盤は最新インタビュー付き。
  • Gugun Power Trio: Far East Blues Experience CD  インドネシアのSRV。弾きまくり。
  • Blindside Blues Band: The Blues Is Evil CD  ブルースは邪悪。ハウリン・ウルフにリスペクトを捧げたブルース・ロック・アルバム。
  • Rory Block: Shake’Em On Down CD  老境を迎えて鬼気迫るアコースティック・ブルース。フレッド・マクダウェルへのトリビュート。

2011-05-02

明日、新大久保アースダムでやるBLACK GANION、STUPID BABIES GO MAD、BAREBONES、AKBK+FACIALMESS、FROM HELLのライヴに行く予定です。みんなで行きましょう。

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不倫相手にチンコを舐めさせたのがバレたので照れ隠しにアルカイダの訓練キャンプにトマホークをぶち込んだら、報復でワールドトレードセンターに旅客機を突っ込まれて、とりあえず関係ないイラクの政権をぶっ潰して、10年かけて裁判なしでオサマ・ビンラディン殺害という、勝利者のいない虚しい戦いでした。

Guitar Magazine Festival @東京ドームシティホール

Char / 渡辺香津美JAZZ回帰トリオ / 松原正樹×野呂一生 / ダージリン / 渡辺香津美&小沼ようすけジャズ・ギター・デュオ / 高中正義

ギター・マガジン・フェスティバルに行ってきました。ギター・マガジン創刊30周年を記念するイベントで、出演者のコンセプトは”創刊当時から活躍している日本人ギタリスト”というものでしょうか。1974年生まれの小沼ようすけがパンフレットで”若手No.1″と書かれていることからも窺えるとおり、完全ジジフェスです。変に若僧を出して時代におもねろうとしないあたり、潔いのかも知れません。

観客層も創刊時から読んでいそうな人が集結して、空席がほとんどゼロの盛況でした。各ギタリストともそんな観客のニーズに応えたライヴを披露しました。

高中正義は後半「Jumping Take Off」→「Ready To Fly」→「Blue Lagoon」と涙ちょちょ切れそうな流れで、『虹伝説』の「You Can Never Come To This Place」→「黒船」というフィナーレでとどめを刺しました。天龍のテーマはやりませんでした。

渡辺香津美&小沼ようすけの1曲目はスーパー・ギター・トリオの「Mediterranean Sundance」でしたが、それに「おおーっ」と色めき立つ観客がけっこう多かったです。

松原正樹×野呂一生のラスト、どこかで聴いた曲だと思ったら、小橋建太の旧テーマ曲でした。2人のギター・バトルをフィーチュアした豪華ヴァージョンでした。

渡辺香津美JAZZ回帰トリオも中盤で、『TO CHI KA』からの「マンハッタン・フル・ダンス」を演っていました。

Charは最近ロック・クラシックスのカヴァー・アルバム6連発を終えたところで、こんなセットリストでした。

Third Stone From The Sun / Purple Haze / Manic Depression / Sunshine Of Your Love / Badge / Presence Of The Lord / Caravan / Zig Zag Zone / Angel / Help / Ticket To Ride / Superstitious – Black Cat Moan – からまわり

でいいのかな?

午後3時にチアリーダーが登場して始まって、終演が9時半。長丁場でしたが、楽しかったです。こんなに楽しめてしまうのは、自分がもうジジィの域に踏み込んでいるからかも知れません。ジジィでもいいんだもん。

しかし30周年記念イベントの時点での最新号がゲイリー・ムーア追悼号というのはとても悲しいです。