2016-02-28

今日の日本経済新聞はひとつのコラムがアガサ・クリスティーとかのネタで、別のコラムがアシモフの『黒後家蜘蛛の会』ネタという、いったい何の新聞なんだよと問いたくなる探偵小説ネタ満載でした。
『黒後家蜘蛛の会』シリーズ、非探偵小説家のアシモフならではの探偵小説リスペクトが全エピソードに溢れていて良いですね。

クリスティーといえば、うちの実家に谷川俊太郎訳の『マザーグースのうた』があって、Ten Little Niggersは“十人のニグロ”と訳されていました。
最近ではニグロという表現は好ましくないそうですね。
なお、この『マザーグースのうた』は巻末に英語のオリジナル・ヴァージョンが載っていて役に立つのですが、ずばりTen Little Niggersと書いてありました。
オリジナルの表現をきちんと残しているのは正しい姿勢なのでしょうが、子供に聞かせ読む本としては若干躊躇を伴うかも知れないです。
There was a lady all skin and bonesのやせ細って死んでいく女性のイラストがかなり怖いものだったし、子供に買い与えるならばある程度分別がつくようになってからの方が良いかと感じました。
なおクリスティの『Ten Little Niggers』は現在、同じ詩の最後の一節である『And Then There Were None』というタイトルに変更されていますが、そのフレーズを最新アルバムのタイトルに使ったのがCHURCH OF MISERYの『AND THEN THERE WERE NONE…』です。

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yamazaki666

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