梶原一騎・原作/川崎のぼる・画『男の条件』

最近『バクマン』で言及されたりして、再刊が待たれていた伝説の作品『男の条件』が復刻されました。恥ずかしながら、初めて読みました。そして読んだ後、これまで読んでいなかったことを恥じました!

漫画家を描いた漫画としては1961年に『漫画家残酷物語』、1970年に『まんが道』が始まっていますが、本作は1968~1969年、少年ジャンプで連載されました。なお、同じ梶原一騎&川崎のぼるコンビで1966~1971年、少年マガジンで『巨人の星』を連載しています。ちなみに梶原一騎&ちばてつやの『あしたのジョー』は1967~1973年。真の天才というものは存在するのですね。

『バクマン』が”少年ジャンプでアンケート1位をとって声優アイドルと結婚してウハウハ”という話だったのに対し、本作の主人公・旗一太郎は土方になったりヤクザにやっかいになったり零細インディーズ出版社から漫画を出したり、あまり光が当たらないまま終わります。

主人公が星飛雄馬、ライバルが花形満そっくりで、ちょい役の無銭飲食親父が星一徹そっくりですが、主人公とライバルの関係がジョジョ第1部のジョナサンとディオそのまんまな気がします。

ところで小野新二先生は『青春少年マガジン』では「へっへっへ」とか言っていましたが、やはり〆切前日に原作の原稿が届いたり、銀座のバーに呼び出されて殴られたりしたのでしょうか。

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yamazaki666

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